2007年6月
EURO LIVE SELECTION
(水~日)22:00~24:00
本家ナントの「熱狂の日」音楽祭ライヴが、ナント17本!!!
ベレゾフスキー、ラドゥロヴィチ、ルノー・カプソンなど人気の若手から、ベテラン、フレイレやタラフ・ドゥ・ハイドゥークスまで熱狂のライヴを超高音質で再現!
毎週5回のヨーロッパ・コンサートをデリヴァリー




≪シュヴェツィンゲン音楽祭2006≫(5月30日~6月6日、13日)
5月30日(水)/ファビオ・ビオンディ(Vn)指揮エウローパ・ガランテ
5月31日(木)/ウェルガス・アンサンブル
6月 1日(金)/アンドルー・マンゼ(Vn)指揮イングリッシュ・コンサート
6月 2日(土)/エルヴェ・ニケ指揮コンセール・スピリチュエル
6月 3日(日)/ゲーベル(Vn)指揮ムジカ・アンティクヮ・ケルン
6月 6日(水)/アンドレアス・ショル(CT)
6月 7日(木)/フランクフルト・ヘッセン放送響(1)アンドリュー・リットン指揮「惑星」
6月 8日(金)/フランクフルト・ヘッセン放送響(2)ヒュー・ウルフ指揮「英雄」
6月 9日(土)/フランクフルト・ヘッセン放送響(3)エリアフ・インバル指揮チャイコフスキー4番
6月10日(日)/フランクフルト・ヘッセン放送響(4)パーヴォ・ヤルヴィ指揮ブル7
6月13日(水)/クリスティーネ・シェーファー(S)
≪ラ・フォル・ジュルネ・ド・ナント2007≫(6月14日~24日)※一晩に2コンサート
6月14日(木)/イレーネ・エチェヴェステ(Vn)イザベル・ファウスト(Vn)&プラハ・ガルネリ・ピアノ・トリオ~
6月15日(金)/プソフォス弦楽四重奏団&ダナ・シオカルリ(P)
6月16日(土)/コンチェルト・ケルン&ギイ(P)チャバ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア
6月17日(日)/ジョルジュ・サンド・トリオ&ダルベルト(P)ルノー・カプソン(Vn)エベーヌ弦楽四重奏団
6月20日(水)/ブリジット・エンゲラー(P)&ボリス・ベレゾフスキー(P)
6月21日(木)/サンクトペテルブルク・カペラ&P・ノイマン(指揮)ケルン室内合唱団
6月22日(金)/児玉桃(P)&マンフレッド弦楽四重奏団
6月23日(土)/ネルソン・フレイレ(P)ヴィト指揮ワルシャワ・フィル&ラドゥロヴィチ(Vn)
ニコリッチ指揮オーヴェルニュ室内管、タラフ・ドゥ・ハイドゥークス
6月24日(日)/ボリス・ベレゾフスキー(P)リス指揮ウラル・フィル
5月の30日から始まる5回は、ドイツで毎年春から初夏にかけて行なわれる、シュヴェツィンゲン音楽祭の昨年2006年の録音から、古楽のアンサンブルによる演奏会を集めてお送りします。まず30日(水)は、イタリアのヴァイオリニスト、ファビオ・ビオンディが指揮もかねるエウローパ・ガランテの演奏会。A・コレッリ、ヴィヴァルディなど後期バロックの大家の作品の中に、現代作曲家ペルトの1曲も聴けます。31日(木)は声楽のウェルガス・アンサンブルによる、ルネサンス末期の巨匠ラッススのマドリガルを中心にした演奏会。
月が変わって5月1日(金)は、イギリスのヴァイオリニスト、アンドルー・マンゼが指揮もするイングリッシュ・コンサートの演奏会。17世紀後半にザルツブルクで活躍し、自らもヴァイオリンの名手として知られたビーバーの作品を中心に取り上げています。
2日(土)は、フランスのエルヴェ・ニケが率いるコンセール・スピリチュエルの登場。十八番のシャルパンティエとカンプラの声楽曲を演奏します。3日(日)はドイツのラインハルト・ゲーベルが指揮とヴァイオリンをかねた、ムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏会。ヘンデルを中心にしたプログラムです。
6日(水)も同じくシュヴェツィンゲン音楽祭から、カウンター・テノールのアンドレアス・ショルによるリサイタル。チェンバロとフォルテ・ピアノを伴奏に、ヘンデル、ハイドン、モーツァルトの作品を歌います。
続く4日間はフランクフルトに本拠を置くヘッセン放送交響楽団の、昨年から今年にかけての演奏会の特集。7日(木)はアンドリュー・リットンの指揮で、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番とホルストの組曲《惑星》など。ブルッフでは女性ヴァイオリニストのジャニーヌ・ヤンセンが独奏するのが楽しみです。8日(金)はヒュー・ウルフが登場して、ストラヴィンスキーの3楽章の交響曲やベートーヴェンの《英雄》交響曲を指揮します。9日(土)はエリアフ・インバルの指揮で、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番(独奏はセルゲイ・ハチャトリアン)とチャイコフスキーの交響曲第4番など。10日(日)はパーヴォ・ヤルヴィが登場して、ブルックナーの交響曲第7番などを指揮します。
13日(水)は先週水曜と同じくシュヴェツィンゲン音楽祭から、ソプラノのクリスティーネ・シェーファーによるリサイタル。ブラームス、ドビュッシー、そしてジョージ・クラムの歌曲を歌います。
続く4日間とその次の第4週は、9回にわたって今年1月末から2月にかけて行なわれた、ラ・フォル・ジュルネ・ド・ナントでの演奏会を17本集めてお送りします。1回の演奏会が1時間弱と短いのが特徴の音楽祭ですので、一晩に2つの演奏会をまとめて放送いたします。まず14日(木)前半は、フアンホ・メナ指揮のビルバオ交響楽団の演奏で、シマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番(独奏イレーネ・エチェヴェステ)とマルティヌーのヴァイオリン協奏曲第2番(独奏イザベル・ファウスト)。後半はプラハ・ガルネリ・ピアノ・トリオによるドヴォルジャークのピアノ三重奏曲を2曲。
15日(金)はプソフォス弦楽四重奏団の出演で、前半はドヴォルジャークとグリーグの弦楽四重奏曲、後半はダナ・シオカルリのピアノを加えて、ドヴォルジャークのピアノ五重奏曲第2番。16日(土)は前半がエリック・ハル指揮のコンチェルト・ケルンの演奏で、ビゼーの交響曲とチャイコフスキーの弦楽のためのセレナード。後半がペーテル・チャバ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア野演奏で、ラヴェルのピアノ協奏曲(独奏フランソワ・フレデリック・ギイ)など。
17日(日)は前半がジョルジュ・サンド・トリオによるドビュッシーとブーランジェのピアノ三重奏。後半がミシェル・ダルベルト、ルノー・カプソン、エベーヌ弦楽四重奏団によるショーソンなど。
20日(水)は、前半がブリジット・エンゲラー、後半がボリス・ベレゾフスキーのピアノ・リサイタル。チャイコフスキー、ラフマニノフなどロシアの作品が弾かれます。21日(木)は合唱団によるミサ曲を二つ、前半がサンクトペテルブルク・カペラによるチャイコフスキー、後半がペーター・ノイマン指揮のケルン室内合唱団によるドヴォルジャーク。
22日(金)は前半が児玉桃のピアノ・リサイタルで、ムソルグスキーの「展覧会の絵」など。後半は、マンフレッド弦楽四重奏団などによるチャイコフスキーの室内楽。
23日(土)は前半がアントニー・ヴィト指揮のワルシャワ・フィルの演奏で、グリーグのピアノ協奏曲(独奏ネルソン・フレイレ)など。後半はロマの楽団タラフ・ドゥ・ハイドゥークスやヴァイオリンのネマニャ・ラドゥロヴィチなどが登場して、バルトークやラヴェルなどの作品を演奏します。
そして24日(日)は、ドミトリー・リス指揮のウラル・フィルの演奏会で、シベリウス、グリーグ、ムソルグスキー、ボロディンの名曲に、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(独奏ボリス・ベレゾフスキー)がトリを飾ります。(山崎浩太郎)【音源提供:EBU加盟各局】
新譜紹介
(月~金)18:00~22:00 再放送=次々週 24:00~
ゲルギエフ指揮の「白鳥の湖」ついに登場、チェリビダッケ東京ライヴ「ブラ4」も
ティーレマン、強烈な説得力の反時代的演奏でブラームスの「1番」
ラトル指揮ベルリン・フィルのブルックナー「ロマンティック」
ネトレプコ&ヴィリャゾンのオペラ二重唱集、バリリ四重奏団、コリンズのシベリウス



■今月の推薦盤
●交響曲部門:「欧州指揮界の新帝王」クリスティアン・ティーレマンがミュンヘン・フィルを指揮したブラームスの「交響曲第1番」とベートーヴェンの「エグモント」序曲を組み合わせたグラモフォン盤。ティーレマンと知らずに聴けば往年のドイツの巨匠の指揮かと思うでしょう。もしティーレマンが指揮しているのでなければ「反時代的演奏」として一笑されるかもしれません。重厚壮大、個性的な演奏です(6月5日放送)。
●アーカイヴ部門:50年代後半~60年代前半に一世を風靡したバリリ四重奏団のベートーヴェン「弦楽四重奏曲全集」が、オリジナル・マスターテープからリマスタリングされました。懐かしい名前に、若き日を思い出す方も多いでしょう。今なおその演奏の瑞々しい気品は失われていません。今回は中期と後期の作品をご紹介(5月29、30日放送)。
■魅力の注目盤
●声楽曲:アンドレア・ロストが歌った「フィガロの結婚」と「ドン・ジョヴァンニ」のアリア集は、メドレー形式に近い構成で面白く聴かせます(6月12日)。超人気のネトレプコとヴィリャゾンはまるで夫妻のように気の合ったオペラ二重唱集をリリース(同)。鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンのバッハ・カンタータ・シリーズ最新盤は、新発見の美しいアリア集を含む見事な演奏と録音(15日)。初めてプロフィールから出たヴァント指揮のベートーヴェン「ミサ曲Op.86」とモーツァルトの「ヴェスペレK.321」 はヒューマンな名演で、後者では故・大橋国一も歌っています(21日)。
●室内楽:ズナイダー(vn)とブロンフマン(pf)のブラームスのソナタ全集が真摯な演奏(5日)。個性派クニャーゼフ(vc)とルガンスキー(pf)のショパンとラフマニノフのソナタは鬼気迫る豪演で、対照的に爽快なブラレイ(pf)とカプソン兄弟のシューベルト「ピアノ三重奏曲集」と併せてお聴き下さい(いずれも6日)。
●協奏曲:ロシアの若手マツーエフのチャイコフスキーとショスタコーヴィチは相変わらず猛烈豪快ですが、若いうちはそれもいいでしょう(7日)。一方ドイツの女性ヴァイオリニスト、カトリーン・ショルツは爽快な美しいブラームスとシベリウスを(13日)。
●ソロ:ロシア出身のフェルツマンの厳しいバッハ「イギリス組曲」全集(15日)。三浦友里枝の清新なショパン「練習曲Op.10」他と、小菅優の多彩な音色によるバッハからフ ァリャにいたる「幻想曲」集(いずれも18日)。ドイツの若手マルクス・ベッカーの堅固な「ハンマークラヴィーア」が掘出しものです(19日)。
●アーカイヴ:日本ではLP時代に「1番」と「2番」のみ出ていた英国の指揮者アンソニー・コリンズのシベリウス交響曲全集が、半世紀を経てついにリリースされました。思いがけなくダイナミックな演奏です(11、20日)。ライナー=シカゴ響のR・シュトラウス「ドン・キホーテ」は剛直な伝説的名演(4日)。ヨッフム指揮ロンドン・フィルのブラームス交響曲全集(5月31日、6月1日)も質実剛健さの中に温かい味。以上、音質はいずれもそれなりに優秀さを保っています。
●交響曲・管弦楽曲:ファン待望のゲルギエフによる「白鳥の湖」全曲がついに録音され、彼のチャイコフスキーの「3大バレエ曲」が揃いました。ドリゴ編によるマリインスキー劇場版なので、普通とは少し違う配列。シンフォニックな表現です(4日)。全集録音進行中のマカル(マーツァル)とチェコ・フィルの味のあるドヴォルジャークの交響曲も「2番」「6番」が出ました(13日)。ジンマンとチューリヒ・トーンハレ管のマーラー交響曲全集録音では、第2弾として「復活」が登場しました。やや冷静な演奏(5月28日)。
ブルックナーの交響曲では、女性指揮者シモーネ・ヤングがハンブルク・フィルを指揮して「第2番」の「1872年初稿=1990年キャラガン校訂版出版譜」を初めてレコーディング、作曲者初書きの面白さを再現しています(同)。一方、ドイツ・ロマン派のレパートリーへの回帰が話題のラトルが、ついに「第4番(ロマンティック)」を録音しました。こちらは「カラヤン時代は遠くなりにけり」と慨嘆する人も出てきそうなベルリン・フィルの演奏です(6月22日)。
アシュケナージの録音がいくつかまとまって出ています。N響とのライヴでショスタコーヴィチの交響曲第13番「バービ・ヤール」と第14番「死者の歌」が入魂の演奏。ピアニストとしてのベートーヴェンの「ディアベリの主題による変奏曲」の方は、これこそ本領発揮の見事な演奏です(4、11日)。また、日本のオーケストラでは、湯浅卓雄が大阪センチュリー響を指揮したシューマンの交響曲全集がリリースされており、陰影の濃い録音とあいまってなかなか聴きごたえがあります(14日)。
そして是非ともお聴きいただきたいのが、21年前の東京FM放送テープからCD化されたチェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルの東京ライヴ第3弾。ミュンヘン・フィルの楽員が「これこそわれわれの最高の演奏だった」と語るブラームスの「交響曲第4番」をはじめ、そのリハーサル風景およびR・シュトラウスの「死と変容」、ロッシーニの「どろぼうかささぎ」序曲などを収めた2枚組です。録音も優秀(22日)。
(試聴案内:東条碩夫)
スペシャル・セレクション
(月~金)12:00~18:00 (土)12:00~17:00
5月28日~6月2日/グレン・グールド特集
6月 4日~ 9日/エルガーとイギリスの音楽特集
6月11日~16日/花咲くヴァイオリニストたち
6月18日~23日/ロイヤル・コンセルトヘボウ管1960-1980


1週35時間にわたる超ビッグ・プログラム。4日からの週は、生誕150年を迎えたイギリスの作曲家エルガーと、彼に続くイギリスの作曲家たちの作品を特集します。サー・エドワード・エルガーは、1857年6月2日にイギリス中西部のブロードヒースで生まれました。当時イギリスの作曲界は不毛の地とされていましたが、エルガーの出現によって、17世紀のパーセル以来200年ぶりに優れた作曲家をもつことになりました。その作風はロマン派の中でも穏健なものですが、むしろその穏健さゆえに、多くのファンをもっています。「威風堂々」と「愛の挨拶」だけではないエルガーの魅力に触れてください。
18日からの週は、オランダを代表する名門オーケストラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるライヴ録音をお楽しみいただきます。1960年から80年までの時期の録音で、ラインスドルフ、コンドラシン、ハイティンクなど様々な指揮者の演奏をお送りします。5月28日からの「グレン・グールド特集」と11日からの「花咲くヴァイオリニストたち」もお楽しみに!
HANZOMON CLASSICS
(日)8:00~12:00、18:00~22:00
楽鳥堂へようこそ~開店3ヶ月謝恩フェスティヴァル/3人のブルックナー指揮者聴き比べ
6月10日(日)8:00~12:00/山尾敦史~楽鳥堂へようこそ「エルガー・フェスティヴァル」
18:00~22:00/片山杜秀~ヴァント、ヨッフム、ライトナー~
6月24日(日)8:00~12:00/片山杜秀~近代音楽レア物コレクション~
18:00~22:00/山尾敦史~楽鳥堂へようこそ「グリーグ・フェスティヴァル」


●山尾敦史の「生誕150年エルガー・フェスティヴァル」&「没後100年グリーグ・フェスティヴァル」
■今月の楽鳥堂店主山尾は「開店3ヶ月謝恩セール」として、いつものコーナーを取り払い、昨年のモーツァルト生誕250年の影でひっそりと記念年を迎えている作曲家特集を送る。10日8:00~(再:17日18:00~)は、1857年6月2日生まれのエルガーの生誕150年を祝う。マーク・エルダーの指揮ハレ管弦楽団の演奏、そして1930年代のエルガー自身の指揮による貴重な録音でたっぷりと。
■24日18:00~(再:7月1日8:00~)は、1907年9月4日に没したグリーグの没後100年特集。楽鳥堂としては6月15日生まれのグリーグの誕生月を記念年に祝う。オーレ・クリスティアン・ルート指揮とグリーグの故郷の管弦楽団ベルゲン・フィル、そして今年来日したばかりの「アン様」(レイフ・オヴェ・アンスネス)の演奏で送る。
●片山杜秀、近代音楽への誘い―広大無辺の音楽史、CD市場を掘り起こす
■10日18:00~(再:17日8:00~)は、世代の近い指揮者で日本のクラシック・ファンにもなじみ深い、ギュンター・ヴァント、オイゲン・ヨッフム、フェルディナンド・ライトナーの演奏を並べて送る。三者ともブルックナー指揮者として知られているが、新古典的、新即物主義的なヴァント、ドイツ・ロマン派的なヨッフム、多様な側面を兼ね備えているライトナーの音楽観を聴き比べてみたい。
■24日8:00~(再:7月1日18:00~)は、「近代音楽レア物コレクション」。CD時代になってレア音源は次々に掘り起こされている。まだまだ音楽史には眠っているものがあるのだ!この週はロシア・アヴァンギャルド作曲家ニコライ・ロスラヴェツの世界初録音「室内交響曲」、ブルガリアを代表する作曲家パンチョ・ウラディゲロフの管弦楽曲、近年再評価されている存命のイギリスの作曲家、リチャード・アーネルの初期の大作を送る。
宮本文昭のNEXTAGE
(日)16:00~18:00
加古隆を迎えて

世界的なオーボエ奏者でありながら、その絶頂期に演奏者としての活動にピリオドを打った宮本文昭のラジオ・パーソナリティ番組も3ヶ月目に突入。18歳でシベリア鉄道に乗ってヨーロッパに渡り、留学生活、そしてドイツでの長いオーケストラ経験や、国際的な活動、サイトウキネン・オーケストラなどを通じての小澤征爾との親交など、語るネタは尽きない。若い音楽家の育成にも情熱を燃やす宮本文昭が語り下ろす2時間。
6月10日&17日はこれまで「LIVE IMAGE」の仲間でもあった作曲家・ピアニストの加古隆(写真)をゲストに迎えて対談する。このほどアルバム「熊野古道」をリリースした加古とのトークは音楽のみならず精神世界にまで及びそうだ。また3日と24日は高校時代に影響を受けた音楽について語る「僕の青春クラシック」。60年代の名演がよみがえる!
オーディオ・ファイル
(日)12:00~16:00 再放送=翌週(土)17:00~21:00
優秀録音盤を菅野沖彦が紹介


季刊オーディオ専門誌「ステレオサウンド」協力による優秀録音特集番組。オーディオ評論家の菅野沖彦、柳沢功力、音楽評論家の東条碩夫、平林直哉、舩木篤也、音楽ジャーナリストの宮下博の6氏のセレクションによる優秀録音盤を、網羅的にご紹介します。
6月は「ピリオド楽器VSプリペアード・ピアノ」(3日)で話題の古楽器アンサンブル“アントネッロ”やサヴァールのマラン・マレ、シモナッチの演奏するジョン・ケージをめぐって。10日と17日は「オーケストラの音色あれこれ」と題して、モダン・オーケストラ、古楽器オーケストラ入り乱れてお届けします。ミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーブルのオッフェンバック、C.デイヴィス指揮バイエルン放送響やド・ビリー指揮ウィーン放送響のベートーヴェン、ユリア・フィッシャーのチャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ほか。選者の一人である菅野沖彦氏の解説でお送りします。
リンボウ先生の歌の翼に
(土)21:00~22:00
リンボウ先生の「新海潮音」

“リンボウ先生”こと、作家の林望がパーソナリティをつとめ、クラシック音楽と文学の幸せな出会いをお聞かせする番組です。好評の朗読コーナー、6月2日はリンボウ先生が英語詩を翻訳した意欲作「新海潮音」を朗読、プーランクがアポリネールやアラゴンの詩に作曲した作品と併せて楽しみます。9日は短歌の名手であった明治天皇の御集から約30首を朗読。国土を愛し、国民を慈しむ帝王歌と、人情味溢れる詠歌は、近代日本の礎を築いた人間天皇の側面をのぞかせています。また16日と23日は明治時代の大ヒット作、村井弦斎の「食道楽」を朗読、今日のグルメ・コミックの先駆け、とも言うべき作品です。
THE BANDWAGON
(日)7:00~8:00
アメリカのオッフェンバック、J.P.スーザ

「マーチの王様」と言う称号を持つジョン・フィリップ・スーザだが、生涯の作品数五百数十曲の内マーチは130曲余り。つまりマーチ以外の作品の方が多いのである。アメリカの作曲家の中では最も多くのオペレッタを書いている。マーチのスタイルもシュトラウスのワルツの形式を取り入れた。そしてスーザは自らの吹奏楽団を率いアメリカ国内に留まらずヨーロッパ各地へのツアーを行い絶大なる人気を集めた。名声を揺るぎないものにした彼の作曲活動や演奏活動が、アメリカの商業音楽の発展の口火を切ったのであった。「バンドワゴン・トピックス」のコーナーでは、「スーザはマーチとは限らない!」をテーマに6月は4週続けて、スーザの歌曲、オペレッタ、ミュージカル、バレエ音楽、ワルツやポロネーズなどをご紹介する。また、3日には福岡県中間市ハーモニーホールにて、「出張バンドワゴン!」、スーザ研究家の高橋誠一郎氏を解説者に招き、西田裕客演指揮なかま市民吹奏楽団SOBの演奏で「スーザよ永遠なれ」のステージが展開される。後日当番組でもライヴ録音をご紹介する予定。
(音楽ジャーナリスト:西田裕)

