2008年7月
特別番組・指揮者の品格~朝比奈隆生誕100年記念
7月19日・20日・21日・26日・27日 出演:東条碩夫 ★詳しくはこちら!
貴重音源で送る朝比奈隆特集、堂々36時間!!

7月19日(土)12:00~18:00/「ラインの黄金」ほか
7月20日(日)18:00~24:00/「ワルキューレ」ほか
7月21日(月)12:00~24:00/ベルリン放送響との「アルプス交響曲」、FM大阪&東京のアーカイヴズ番組ほか
7月26日(土)12:00~18:00/「ジークフリート」、「田園」&「運命」ライヴ未CD化ほか
7月27日(日)18:00~24:00/「神々の黄昏」ほか
20世紀後半におけるわが国指揮界の大御所的存在、朝比奈隆の、今年は生誕100年に当ります。彼の誕生月にちなんで、合計36時間の「朝比奈隆特集」です。
★詳しくはこちら!
ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」をもう一度!
7月5日・6日・12日・13日・19日・20日・26日・27日 ★詳しくはこちら!




◆シューベルト<24時間>ベスト・コレクション
「ウィークエンド・スペシャル」
7月 5日(土)12:00~18:00/LFJ2008出演者集
7月 6日(日)18:00~24:00/LFJ2008出演者集
7月12日(土)12:00~18:00/トランスクリプション特集
7月13日(日)18:00~24:00/極めつけシューベルト名盤
今年で4回目を迎えたクラシック最大級の音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」、期間限定でクラシック音楽のテーマ・パークが都心に出現!1コンサート45分、低料金、朝から晩まで同時にいろんなホールで同時多発、という熱狂の日々が東京国際フォーラムを中心に丸の内地区で開催され、100万人を超す人出でにぎわいました。今年のテーマは「シューベルトとウィーン」。お馴染みの「野ばら」や「未完成」からミサ曲や連弾など普段なかなかライヴでは聴けない曲まで、多彩にシューベルトの魅力が繰り広げられました。
THE CLASSICでは、ゴールデンウィークに「ラ・フォル・ジュルネ」で聴いたシューベルトの名曲を、2週連続、合計24時間にわたり大特集!ミシェル・コルボ、バーバラ・ヘンドリックス、白井光子、ミシェル・ダルベルト、フランク・ブラレイ、トリオ・ショーソンなど、「ラ・フォル・ジュルネ2008」出演アーティストの演奏を中心に、歌曲、室内楽、ピアノ曲、交響曲を網羅して、約20タイトルのディスクをON AIR。敬虔な祈りに満ちた「ミサ曲第3番」からトリニダードのスティールパンによる音色が楽しい「アヴェ・マリア」まで、ミュージックバードでシューベルトを堪能しよう!★詳しくはこちら!
◆ラフォルジュルネ2007/民族のハーモニー復習編
「スペシャル・セレクション」
7月12日(土)・13日(日)・19日(土)・20日(日)
26日(土)・27日(日)6:00~12:00
昨年2007年の「ラ・フォル・ジュルネ」のテーマは「民族のハーモニー」でした。その1年前、「来年のテーマは国民楽派」と聞いて、首を傾げた方もあるようですが、ふたを開けてみればなんのその。フランス、スペイン、東ヨーロッパ諸国やロシアなど、さまざまな国のクラシック音楽が、そのルーツというべき民族音楽との色濃い関係の中に繰り広げられ、さながら「各国料理のバイキング」「音楽で世界旅行」な状態が出現し、大いに盛り上がりました。
「スペシャル・セレクション」では、こちらの復習編もまとめて再放送、これであなたも「ラ・フォル・ジュルネ」通に!ちなみに、5年目となる来年2009年のテーマは「バッハとヨーロッパ」です。
★詳しくはこちら!
ウィーン・フィル・ライヴ・シリーズ
(5月~11月 毎月1回)土曜22:00~24:00 ★詳しくはこちら!
超ビッグなライヴ企画!!!変貌するウィーン・フィルを聴く!
7月5日/ジョルジュ・プレートル指揮マーラーの「巨人」ほか
8月/ニコラウス・アーノンクール指揮ブラームス/ドイツ・レクイエム
9月/サイモン・ラトル指揮ニールセン/交響曲第4番「不滅」ほか
10月/ワレリー・ゲルギエフ指揮チャイコフスキー/交響曲第5番ほか
11月/ズービン・メータ指揮バルトーク/管弦楽のための協奏曲ほか

世界最高峰の人気と実力を誇るオーケストラ、ウィーン・フィル。今秋は「ウィーン・フィル ウィークインジャパン」も再開され、2年ぶりに来日公演が行われます。9月のリッカルド・ムーティ指揮によるウィーン・フィルの公演に加えて、10~11月にはウィーン・フィルがオケ・ピットに入るウィーン国立歌劇場の日本公演も予定されています。(指揮はリッカルド・ムーティ、小澤征爾、フリードリッヒ・ハイダー)
いやがうえにもウィーン・フィルに注目の集まる今年、ミュージックバードでは5月から毎月ウィーン・フィルのライヴを放送します!!
7月5日は今年のニュー・イヤー・コンサートに83歳で初登場し、シルバー・パワーを見せつけたジョルジュ・プレートルの演奏会をお送りします。プレートルとウィーン・フィルの関係は1960年代にまでさかのぼり、また1986~91年までウィーン交響楽団の首席指揮者でもあったので、ウィーンには馴染みの存在でもあります。フランス・レジオン・ドヌール勲章とオーストリア学術・文化名誉十字勲章という、フランス国内外両方で最高勲章を受けた、数少ないフランス人アーティストの一人です。また、ウィーンでのアーティストにとっての最高名誉である、ウィーン楽友協会の名誉会員でもあります。昨年11月の定期演奏会からビゼーの交響曲第1番とマーラーの「巨人」をお送りします。
★詳しくはこちら!
WORLD LIVE SELECTION
毎週土曜22:00~24:00
ムジークフェラインでウィーン実力派を聴く
7月12日/ブッフビンダー指揮(&P)ウィーン・ヴィルトゥオーゼン
7月19日/ルイージ指揮ウィーン交響楽団の「ライン」ほか
7月26日/ウェルザー=メスト指揮クリーヴランド管の「復活」


7月12日からの3回はウィーンつながりで、「ウィーン・ムジークフェラインでウィーン実力派を聴く」と題してオーケストラ・コンサートを3本。まず12日はウィーンを中心に圧倒的な人気と実力を誇るピアニスト、ルドルフ・ブッフビンダーが登場、ウィーン・フィルの首席奏者を中心に編成されたスーパー・アンサンブル「ウィーン・ヴィルトゥオーゼン」と組んで、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンというウィーン古典派3人のピアノ協奏曲を弾き振りします。
19日はファビオ・ルイージが登場。昨年からザクセン州立歌劇場およびシュターツカペレ・ドレスデンの監督・指揮者に就任したルイージは、オーストリアのグラーツで研鑽を積み、1987年にウィーンの国立歌劇場で指揮者デビュー、それ以来ウィーンとは密接な関係を保っています。95年から2000年まではウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者をつとめました。ここでお聴きいただくのは、2005年から首席指揮者をつとめるウィーン交響楽団を指揮した演奏会、シューマンの「ライン」をメインに、リゲティの「ロンターノ」、そしてR.シュトラウスの「4つの最後の歌」ではミュンヘンやウィーンの歌劇場で引っ張りだこのソプラノ、アドリアンヌ・ピエチョンカが歌うのも楽しみです。
そして26日は小澤征爾の後を受け2010年からウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任するフランツ・ウェルザー=メストが登場します。チューリッヒ歌劇場で磨いた手腕がウィーンでどのように発揮されるか興味はつきませんが、ここでは2002年から音楽監督をつとめるクリーヴランド管弦楽団の昨年のウィーン公演から、マーラーの「復活」をお届けします。
ルイージ49歳、ウェルザー=メスト46歳、目の離せない二人の演奏にご期待ください。
ニューディスク・ナビ
(月~金)18:00~24:00 再放送=(翌週火~土)0:00~6:00
★ディスク紹介はこちら




●第1週
6月30日:初めにタリス・スコラーズによるジョスカン・デ・プレのミサ曲。鈴木秀美指揮のオーケストラ・リベラ・クラシカによるモーツァルトの「ジュピター」ほか。ホッホランドのフォルテピアノによるモーツァルトのソナタ集。高関健指揮の群馬交響楽団によるマーラーの「夜の歌」。映画「ラフマニノフ~ある愛の調べ」のサントラ盤。レ・フレールの「Happy Life」
7月1日:カナダのターフェルムジーク・バロック・オーケストラの演奏でヴィヴァルディの「調和の霊感」より。フォークトのピアノでシューベルトの21番のソナタ。コロベイニコフのピアノでスクリャービンのソナタほか。コリン・デイヴィス指揮のロンドン交響楽団ほかによるベルリオーズの歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」全曲。
7月2日:まず、今年亡くなったテノールのディ・ステーファノの歌うアリア集。カラヤンとベルリン・フィル、フィルハーモニア管弦楽団によるシベリウス録音を集めたEMIの4枚組。
7月3日:ヘンドリックス(ソプラノ)によるシューベルトの歌曲集。ネトレプコとビリャソンの主役コンビによる「ラ・ボエーム」全曲。ディ・ステーファノによるイタリア民謡集を2枚。イタリア四重奏団による歴史的ライヴ録音で、ハイドンとベートーヴェンなどの弦楽四重奏曲。
7月4日:ミンコフスキ指揮のルーヴル宮音楽隊によるビゼーの「カルメン」組曲など。ダン・タイ・ソンのフォルテピアノ、フランス・ブリュッヘン指揮の18世紀オーケストラによるショパンの協奏曲集。小川典子(ピアノ)によるドビュッシーの練習曲ほか。フィンランドのバス・バリトン、ウーシタロによるワーグナーのアリア集。フルニエ(チェロ)の歴史的ライヴ録音で、ドヴォルジャークとシューマンの協奏曲。
●第2週
7月7日:高橋悠治(ピアノ)によるモンポウの「沈黙の音楽」。栗本尊子(メゾ・ソプラノ)によるライヴ・リサイタル。再び高橋悠治のピアノでブゾーニのソナティナ集。飯森範親(指揮)山形交響楽団によるブラームスのドイツ・レクイエム。澤畑恵美(ソプラノ)によるアルバム「にほんのうた」。ズーラシアンブラスによるアルバム「やじおのパツラ」。
7月8日:ストルツマンのクラリネットほかによるアルバム「ゴールドベルグ・ヴァリエーションズ」。ロト指揮のレ・シエクルによるビゼーとシャブリエの管弦楽曲集。ドゥ・メストレによるアルバム「クラシック・ハープ編曲集」。再びロト指揮のレ・シエクルによるプーランクほかの管弦楽曲集。アンメット(ヴァイオリン)ほかによるテレマンの協奏曲集。
7月9日:小松一彦(指揮)大阪市音楽団による「中国の不思議な役人」ほか。ハイティンク指揮のコヴェントガーデン王立歌劇場によるワーグナーの歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全曲。
7月10日:ヒストリカル特集で、ケンプ(ピアノ)とシューリヒト(指揮)、ミュンヒンガー(指揮)の共演によるベートーヴェンの協奏曲集。クレンペラー指揮によるベートーヴェン、ブラームスの交響曲。カサドシュ(ピアノ)とシェルヘン(指揮)によるラヴェルの左手のための協奏曲ほか。クーベリック指揮フィルハーモニアによる「運命」交響曲など。
7月11日:ドゥ・メストレのハープによるドビュッシーの作品集。ヤンソンス(指揮)コンセルトへボウによるストラヴィンスキーの「火の鳥」と「春の祭典」。ムターのアルバム「バッハ・ミーツ・グバイドゥーリナ」。プレートル(指揮)ウィーン交響楽団によるマーラーの交響曲第5番。フルネ(指揮)東京都交響楽団による「合唱」交響曲など。
●第3週
7月14日:まず崎元讓(ハーモニカ)のアルバム「スペインの小さな田舎町」。神尾真由子(ヴァイオリン)のデビュー・アルバム「PRIMO」。小林研一郎(指揮)日本フィルの「千人の交響曲」。菅原潤(ピッコロ)のアルバム「ピッコロ・ジャンクション」。つの笛集団のアルバム「夢の架け橋」より。
7月15日:ジョヴァンニ・グリエルモほかのヴァイオリンと指揮によるラルテ・デッラルコの演奏で、タルティーニの協奏曲集。フルネ(指揮)東京都交響楽団の演奏でメシアン、ドビュッシーなどのフランス作品集と、ブラームスの交響曲第1番など。ピアノ・アンサンブルの演奏で、マイク・オールドフィールドの名曲「チューブラー・ベルズ」。
7月16日:マリア・カラスがヒロインを歌うベッリーニの歌劇『夢遊病の女』のライヴ録音。ジュリアード弦楽四重奏団によるシェーンベルクほか、新ウィーン楽派の3枚組など。
7月17日:まずイタリアの若手バス、パラッツィによるリサイタル。ウィーン国立フォルクスオーパーのライヴ録音で、「こうもり」と「ウィーン気質」の全曲。クリストフ・プレガルディエン(テノール)によるシューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」。
7月18日:伊藤恵(ピアノ)によるシューベルトのソナタ集。パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)によるベートーヴェン2曲とブルックナーの交響曲第7番。アシュケナージ(指揮)NHK交響楽団によるベートーヴェンの交響曲3曲。若き小澤征爾が指揮する東京混声合唱団のアルバム。
●第4週
(※21日は特別番組のため休止)
7月22日:村治奏一(ギター)のアルバム「Reverie /夢」。アンデルジェフスキのピアノと指揮によるドイツ・カンマーフィルとのベートーヴェンのバガテルとピアノ協奏曲第1番。インバル(指揮)東京都交響楽団によるマーラーの交響曲第6番「悲劇的」。大嶋義実(フルート)とコチアン四重奏団などによるモーツァルトのフルート四重奏曲全集と協奏曲。フランスのモディリアーニ四重奏団によるハイドンの弦楽四重奏曲集。
7月23日:ヒストリカル特集で、ベルマン(ピアノ)によるシューベルトのピアノ・ソナタ第21番。シュミット=イッセルシュテット(指揮)BBC交響楽団によるブラームスの交響曲第4番ほか。テンシュテット(指揮)ロンドン・フィルによるドイツ・レクイエム。カラヤン(指揮)ウィーン交響楽団ほかによる「合唱」交響曲とヴェルディのレクイエム。
7月24日:ウィーン国立フォルクスオーパーのライヴ録音で、「メリー・ウィドウ」と「チャールダッシュの女王」の全曲。クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)ほかによるフランツ・シュミットのオラトリオ『7つの封印の書』。
7月25日:パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)シンシナティ交響楽団によるプロコフィエフの交響曲第5番。ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)などによるメンデルスゾーンの協奏曲集。1988年、カラヤン(指揮)ベルリン・フィルの最後の来日公演から、ベートーヴェン、ムソルグスキー、モーツァルト、ブラームスの交響曲など。フェリシティ・ロット(ソプラノ)とシューマン四重奏団によるマーラーとワーグナーの歌曲集。高広幸子(フルート)によるフランクのソナタ。
(出演:山崎浩太郎/コラムはこちら)
★ディスク紹介はこちら
●この番組でご紹介するCDは、石丸電気のクラシック専門店SOFT3及びショッピングサイト
「レフィーノ」でお求めいただけます。
オーディオ・ファイル~ザ・ベスト・ディスク
毎週日曜12:00~16:00 再放送=翌週土曜18:00~22:00
菅野沖彦による優秀録音盤ガイド


季刊オーディオ専門誌「ステレオサウンド」協力による優秀録音特集番組。オーディオ評論家の菅野沖彦、柳沢功力、音楽評論家の東条碩夫、音楽ジャーナリストの宮下博の4氏が選んだ優秀録音盤を、網羅的にご紹介します。
7月6日は「温故知新」と題してカラヤンの「カルメン」を、13日は「ピアノとの対話」と題して、マウリツィオ・ポリーニによるモーツァルトのピアノ協奏曲、田部京子がカルミナ弦楽四重奏団と組んだシューベルトの「ます」を、7月20日は「ソロ・ピアノの優秀録音」と題してマレイ・ペライアによるバッハのパルティータ、青柳いづみこのドビュッシー・アルバムを、7月27日は「日本人スタッフによるオーケストラ録音」と題して、ジャン・フルネ指揮都響のモーツァルト「ハフナー」ほか、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮オランダ放送フィルによる「春の祭典」をご紹介します。
選者の一人である菅野沖彦氏の解説でお送りします。
宮本文昭のNEXTAGE
毎週日曜16:00~18:00 再放送=翌々週月曜0:00~2:00
7月13日/野沢那智を迎えて

世界的なオーボエ奏者でありながら、その絶頂期に演奏者としての活動にピリオドを打った宮本文昭(写真左)のラジオ・パーソナリティ番組。指揮に講演にと新たな活動の場を広げつつある宮本文昭が一人語りもインタビューも、ますます磨きを掛けてお送りしています。
13日は声優の野沢那智さん(写真右)をゲストにお迎えします。アラン・ドロンの吹き替えや、懐かしいところではラジオの深夜放送での白石冬美との名コンビ「ナッチャコ・パック」でお馴染みの野沢さんは、俳優であり、自ら主宰する劇団「薔薇座」ではプロデュースと演出を担当、また、声優・ミュージカルタレント・俳優を目指す人材を育成するパフォーミング・アーツ・センターの代表を務めるなど多忙な日々を送っています。大のクラシック・ファンで、宮本さんの著書「疾風怒濤のクラシック案内」は3度も読んだとか。13日の対談では、ラジオならでは、声の表現者としてのお話をたっぷりと。
THE BANDWAGON
毎週日曜1:00~2:00
吹奏楽ファンの吹奏楽ファンのための吹奏楽ファンによる吹奏楽

6月から「世界吹奏楽紀行」と題して、世界各国の吹奏楽団の名演、熱演を放送しているが、7月13日は、ドイツの吹奏楽団の登場である。吹奏楽はそもそも民族的にも地域的にもそれぞれの土地柄を反映した音楽で出発しているので、同じ吹奏楽でもお国柄が感じられる楽しみがある。しかし数時間の内に隣国どころか遠く離れた国へも行く事が出来る時代、吹奏楽もグローヴァル化し、シンフォニックな吹奏楽においては、お国柄よりも技術や音楽性の粋を極める方向に進んでいる。普段は有名オーケストラで活動している管楽器や打楽器の演奏家の中にも、水準の高い吹奏楽に関心を持ち、積極的に吹奏楽活動を行っている人たちがいた。年に3回、イースターホリデー、サマーホリデー、クリスマスホリデーに集まってコンサート又はレコーディングをする。ドイツの鬼才、ヴァルター・ラツェック(写真)の指揮の下、60名の精鋭が集まって録音したアルバムからエルガーの「威風堂々第3番」やスパークの「トロンボーン協奏曲」を紹介する。ラツェックはたった一度来日したことがある。1995年1月17日は公演のため大阪に滞在中。「もう地震は嫌だ。」と語っていた。因みに、当番組のオープニング・テーマ(吹奏楽版)は彼の指揮によりこの吹奏楽団が世界初演をしている。(音楽ジャーナリスト 西田裕)

