2008年9月
9月は『ラトル月間』!!
サイモン・ラトル指揮ウィーン・フィル&ベルリン・フィル・ライヴ&CD特集30時間!!

リヴァプール生まれの風雲児、サイモン・ラトルがベルリン・フィルの芸術監督に就任したのは2002年9月、すでに満6年。ベルリン・フィル125年の伝統を尊重しつつ、新時代を拓くラトル色の革新に果敢にチャレンジしてきたラトルは、ベルリン・フィルの新たな黄金時代を築きつつあります。ミュージックバードでは、11月のベルリン・フィルを率いた3度目の来日に先駆け、ラトルをライヴ音源とCDで大特集。9月を「ラトル月間」とします。
「WORLD LIVE SELECTION」(土)22:00~24:00
9月20日/ウィーン・フィル・ライヴ・シリーズ~ラトルのニールセン「不滅」
9月27日/ラトル指揮ベルリン・フィルのブラ1~ザルツブルク・イースター音楽祭2008
「伝統と革新~サイモン・ラトル&ベルリン・フィル 6年間の軌跡・完全版」
9月7日(日)・14日(日)・15日(月)・21日(日)・28日(日)18:00~24:00
★「伝統と革新」詳しくはコチラ!
WORLD LIVE SELECTION
毎週土曜22:00~24:00
9月 6日/ベンヤミン・シュミット(Vn)クレメンス・ハーゲン(Vc)デヤン・ラツィック(P)
の「大公トリオ」&ショスタコーヴィチの交響曲第15番!
9月13日/田村響(P)のモーツァルト協奏曲
9月27日/ラトル指揮ベルリン・フィルのブラ1~ザルツブルク・イースター音楽祭2008



9月6日はクライスラーの再来といわれ、9月にジャズ・トリオで来日する若手ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットが参加した演奏会。昨年末ウィーン、ムジークフェライン、ブラームスで行ったもので、チェロのクレメンス・ハーゲン、ピアノのデヤン・ラツィックとともにベートーヴェンの「大公トリオ」を演奏するほか、ピアノ・トリオ+3人の打楽器奏者のために編曲されたショスタコーヴィチの交響曲第15番(ヴィクトル・デレヴィアンコ編)を演奏するのも聞き逃せません。(ちなみにこの曲は来年1月にコーリャ・ブラッハーらによってトッパンホールで日本初演が予定されています。)
そして、13日は昨年のロン・ティボー・コンクールで優勝したピアノの田村響が登場。今年2月ザルツブルク・モーツァルテウム大ホールで行われた演奏会から、モーツァルトのピアノ協奏曲第14番をお送りします。オーケストラはデニス・ラッセル・デイヴィス指揮モーツァルテウム大学交響楽団。
27日は、『ラトル月間』ということで、ラトルの指揮するベルリン・フィルが登場!今年のザルツブルク・イースター音楽祭から、ハインリヒ・シフを独奏に迎えてのドヴォルジャーク/チェロ協奏曲と来日演目であるブラームスの交響曲第1番(3月18日ザルツブルク祝祭大劇場)ほか。ウィーン・フィルによる近現代プロ、ベルリン・フィルによるロマン派プロ、まさにラトルによる「伝統と革新」の両輪を聴くにはこれ!というプログラムです。
ウィーン・フィル・ライヴ・シリーズ
(5月~11月 毎月1回)土曜22:00~24:00 ★詳しくはこちら!
超ビッグなライヴ企画!!!変貌するウィーン・フィルを聴く!
9月20日/サイモン・ラトル指揮ニールセン:交響曲第4番「不滅」ほか
10月/ワレリー・ゲルギエフ指揮チャイコフスキー:交響曲第5番ほか
11月/ズービン・メータ指揮バルトーク:管弦楽のための協奏曲ほか

世界最高峰の人気と実力を誇るオーケストラ、ウィーン・フィル。今秋は「ウィーン・フィル ウィークインジャパン」も再開され、2年ぶりに来日公演が行われます。9月のリッカルド・ムーティ指揮によるウィーン・フィルの公演に加えて、10~11月にはウィーン・フィルがオケ・ピットに入るウィーン国立歌劇場の日本公演も予定されています。(指揮はリッカルド・ムーティ、小澤征爾、フリードリッヒ・ハイダー)
いやがうえにもウィーン・フィルに注目の集まる今年、ミュージックバードでは5月から毎月ウィーン・フィルのライヴを放送します!!
9月は『ラトル月間』ということで、20日はサイモン・ラトルが登場!昨年12月7日にウィーン・ムジークフェラインザールで行われたウィーン・フィルの定期演奏会から、フランツ・バルトロメイを独奏に迎えてのエルガー/チェロ協奏曲とラトルの十八番、ニールセンの交響曲第4番「不滅」ほか。
★詳しくはこちら!
ウィークエンド・スペシャル
9月6日(土)
9月6日(土)
12:00~わたしの歌遍歴 ゲスト:波多野睦美(メゾ・ソプラノ)
13:00~ワクワク・モーツァルト/モダン・フルートでピリオド奏法に挑戦!
ゲスト:大嶋義実(フルート奏者)
14:00~リンボウ先生のなつかしのメロディ/「せんくら2008」に行こう!
ゲスト:林望(作家)
15:00~リクエスト特集



9月6日の12時台はメゾ・ソプラノの波多野睦美(写真上)を迎えてお送りします。1990年、イギリス・ルネサンスのリュートソングでデビュー、その後イタリア、スペインのバロック歌曲から日本・イギリス・ドイツ・フランスの近現代の歌曲を重要なレパートリーとしてコンサートやCD録音を行っており、その陰影に富み琴線に触れる歌は唯一無二の存在感を持っています。20代から40代へ、一人の女性として人間として美しく成熟する波多野睦美の生き方と歌の遍歴をたどる1時間です。
13時台はフルーティストの大嶋義実(写真中)を迎えて。アンドレアス・シュタイアーの自由な表現に触発されたという大嶋は、モダン・フルートでモーツァルトのフルート四重奏集とフルート協奏曲のピリオド奏法に挑戦、そのディスクはフランスの音楽ル・モンド誌で高く評価されました。前打音の処理、フレージング、独特のヴィブラートなど様々な工夫によって心躍るモーツァルト像が出現します。
そして14時台は“リンボウ先生”こと作家の林望(写真下)を迎えて。新しい日本語の歌を作ることに情熱を注ぐリンボウ先生は、また自ら歌も歌います。(バリトンです!)10月の三連休に仙台で行われるクラシック・フェスティバル「せんくら2008」では、メゾ・ソプラノの田辺いづみとの共演で、洋邦のなつかしのメロディや民謡、そして自作の「あんこまパン」などを披露する事になっています。それらの歌をリンボウ先生の紹介で予習する1時間です。
15時からは皆様からいただいたリクエストにお答えします。
ニューディスク・ナビ
(月~金)18:00~24:00 再放送=(翌週火~土)0:00~6:00 ★ディスク紹介はこちら




●第1週
9月1日:初めに女性ギタリストのフィロメーナ・モレッティによるJ・S・バッハの作品集。続いて、シェレンベルガーのオーボエと指揮による、ロマン派のオーボエ協奏曲集。アシュケナージ(指揮)NHK交響楽団によるベートーヴェンの「英雄」ほか。藤田真頼(フルート)によるアルバム「タファネルとゴーベールの遺産」。原田とみ子(ソプラノ)による「アヴァマリア&子守唄を歌う」など。
9月2日:セルゲイ・シェプキン(ピアノ)によるバッハのパルティータ集。フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)とフィリップ・ジョルダン(指揮)フランス放送フィルによるベートーヴェンの「皇帝」と協奏曲第1番。ハンス・イェルク・マンメル(テノール)がギター伴奏で歌うシューベルトの「美しき水車小屋の娘」。ネトピル(指揮)プラハ交響楽団によるスークの交響曲。スティーヴ・ライヒの新作「ダニエル・ヴァリエーションズ」など。
9月3日:ヒストリカル特集で、オーパス蔵の復刻盤から、リパッティによるグリーグとシューマンの協奏曲、ターリヒ(指揮)チェコ・フィルによる「わが祖国」の2枚。ヴァント(指揮)ケルン放送響によるモーツァルトの「戴冠式ミサ」ほか。プレートル(指揮)ウィーン国立歌劇場によるR・シュトラウスの「カプリッチョ」全曲。
9月4日:ウィーン・フィルの首席フルート奏者ヴォルフガング・シュルツなどによるモーツァルトの四重奏曲集。プッチーニの生誕150年の記念盤で、名アリアなどを集めた2枚組「プッチーニ・ゴールド」と、ドミンゴ指揮による「蝶々夫人」全曲。
9月5日:インデアミューレ(オーボエ)による、ロマン派のオーボエ協奏曲集。ラトル(指揮)ベルリン・フィルによるストラヴィンスキーの交響曲集。ネーメ・ヤルヴィ(指揮)エーテボリ交響楽団によるチャイコフスキーの交響曲第4番と弦楽セレナードなど。オピッツ(ピアノ)によるシューベルトの「幻想」ソナタ。アラベラ・シュタインバッハーによるフランスのヴァイオリン・ソナタ集。
●第2週
9月8日:外山啓介(ピアノ)によるフランス近代作品を集めたアルバム「インプレッションズ」。佐藤美枝子(ソプラノ)のオペラ・アリア集。潮田益子(ヴァイオリン)、森正(指揮)日本フィルによるチャイコフスキーとバルトークの協奏曲集。徳永兼一郎(チェロ)と神谷郁代(ピアノ)による名曲集。東敦子(ソプラノ)のオペラ・アリア集。日本音楽集団によるアルバム「邦楽器アンサンブルの展望1」。
9月9日:ロジャー・ノリントン(指揮)ヨーロッパ室内管弦楽団などによるハイドンの「天地創造」。チェコのツェムリンスキー四重奏団によるシューベルトの初期弦楽四重奏曲集、第1番から12番までを収めた4枚組。
9月10日:マリア・ジョアオ・ピリス(ピアノ)によるモーツァルトのソナタ。パイヤール室内管弦楽団のライヴ盤「東京のパイヤール」。山田一雄(指揮)日本フィルによる「展覧会の絵」とハイドンの「時計」ほか。ベラ・シキ(ピアノ)のベートーヴェン・リサイタル。ランパル(フルート)とラスキーヌ(ハープ)によるアルバム「日本の旋律」。和波孝禧の弾くイザイの 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。
9月11日:ショルティ(指揮)ウィーン・フィルによるエルガーのエニグマ変奏曲ほか変奏曲集。ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)のオペラ・アリア集。ベチャーラ(テノール)のフランス・オペラのアリア集。ノリントン(指揮)によるハイドンのオラトリオ「四季」。
9月12日:ランパル(フルート)が1964年に初来日した際のモーツァルトの協奏曲。小澤征爾(指揮)サイトウ・キネン・オーケストラによる幻想交響曲。ケント・ナガノ(指揮)モントリオール交響楽団によるベートーヴェンの音楽を用いた「ザ・ジェネラル」と「運命」交響曲ほか。ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)とクライツベルク(指揮)バイエルン放送響によるショスタコーヴィチのチェロ協奏曲集。河村尚子(ピアノ)によるモーツァルト、シューベルト、プロコフィエフのソナタ集。
●第3週
(15日はラトル特集のためお休み。)
9月16日:ラルフ・ゴトーニ(指揮とピアノ)オーケストラ・アンサンブル金沢によるモーツァルトの作品ほか。藤原由紀乃(ピアノ)の弾くゴルトベルク変奏曲。アバドのメジャー・デビュー録音でウィーン・フィルを指揮したベートーヴェンの交響曲第7番と8番。シャイー(指揮)コンセルトヘボウによるベリオ作品集。カニサレス(ギター)のフラメンコ・アルバム「イマンとルナの夜」。
9月17日:トスカニーニとNBC交響楽団をメインに。XRCDのメンデルスゾーンとベートーヴェンの交響曲集の2枚。オーパス蔵の復刻でベートーヴェンの交響曲、ヴェルディのレクイエムと作品集の3枚など。
9月18日:クス弦楽四重奏団による、ルネッサンスと現代の四重奏曲集。イタリアでのライヴ録音で、「サロメ」のフランス語版全曲。シャイー(指揮)によるプッチーニの録音で、ベルリン放送交響楽団との管弦楽曲集と、珍しい曲を集めた「プッチーニ・ディスカヴァリーズ」。カルロ・コロンバーラ(バス)によるフランス歌曲集。
9月19日:ジンマン(指揮)チューリヒ・トーンハレ管によるマーラーの交響曲第五番。アルゲリッチが仲間と共演した録音を集めた「2台のピアノのための作品集」。カラヤン(指揮)シュターツカペレ・ドレスデンによるシューマンの4番ほか。イアン・ボストリッジ(テノール)の歌うヘンデルのアリア集。
●第4週
9月22日:小林研一郎(指揮) チェコ・フィルによるブラームスの交響曲第2番と4番。エリカ・ヘルツォーク(ピアノ)による珍しい作品を集めた2枚、欧米のジャポニズム作品集「日本の思い出」と各国の国歌を有名作曲家が編曲した「国歌ファンタジー」。ベルリン・フィル12人のチェリストたちのベスト盤。川井郁子 (ヴァイオリン)がチェコ・フィルをバックに演奏するアルバム「新世界」。
9月23日:イラン出身の若手ニ-マ・サルケチク(ピアノ)によるショパンの練習曲とバラードほか。ドイツのヴィタール・ユリアン・フレイ(チェンバロ)がバッハによる編曲を集めたアルバム「ザ・イタリアン・コネクション」。準・メルクル(指揮)NHK交響楽団によるシューマンの交響曲全集。カミッラ・ニールンド(ソプラノ)の歌う北欧の管弦楽伴奏歌曲集。
9月24日:ヒストリカル特集で、ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルによるブルックナーの交響曲第第7番ほか。1955年のベルリン国立歌劇場再開記念公演のライヴで、コンヴィチュニー指揮の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全曲など。
9月25日:プラシド・ドミンゴ(テノール)の新録音で、スペインの歌謡曲コプラを歌ったアルバム「スペインの情熱」。アドリアンネ・ピエチョンカ(ソプラノ)によるワーグナーとR・シュトラウスのアリア集。クレンペラー(指揮)の「さまよえるオランダ人」のライヴ全曲。長尾洋史(ピアノ)による「プレイズ・ラヴェル&ドビュッシー」。
9月26日:スホーンデルヴルト(フォルテピアノ)アンサンブル・クリストフォリによる、20人編成でのベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と第6番(ヴァイオリン協奏曲のピアノ協奏曲版)。アシュケナージ(指揮)NHK交響楽団によるベートーヴェンの交響曲第2番と第7番。ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)による、生誕100年のメシアン作品集。シュテンツ(指揮)アンサンブル・モデルン・オーケストラによるアルプス交響曲。おしまいにエフゲニー・キーシン(ピアノ)のベスト・アルバムから。
(出演:山崎浩太郎/コラムはこちら)
★ディスク紹介はこちら
●この番組でご紹介するCDは、石丸電気のクラシック専門店SOFT3及びショッピングサイト
「レフィーノ」でお求めいただけます。
オーディオ・ファイル~ザ・ベスト・ディスク
毎週日曜12:00~16:00 再放送=翌週土曜18:00~22:00
菅野沖彦による優秀録音盤ガイド


季刊オーディオ専門誌「ステレオサウンド」協力による優秀録音特集番組。オーディオ評論家の菅野沖彦、柳沢功力、音楽評論家の東条碩夫、音楽ジャーナリストの宮下博の4氏が選んだ優秀録音盤を、網羅的にご紹介します。
9月7日は「ピリオド楽器と声楽」と題してピーター・フィリップス指揮タリス・スコラーズによるジョスカン・デ・プレのミサ曲、ジモーネ・ケルメス(S)とアンドレーア・マルコン指揮ヴェニス・バロック・オーケストラによるヴィヴァルディのアリア集「世俗の愛」ほか、9月14日は「EMIの2人のプロデューサー、レッグとグロッツ」と題して、カラヤンが指揮したシベリウスの管弦楽曲を、9月21日は「シベリウスの優秀録音」と題して、カラヤン、サラステ、ラシライネンによるシベリウスの管弦楽曲、9月28日は「ウィーン音楽の優秀録音」と題してカルロス・クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団によるJ.シュトラウス2世/喜歌劇「こうもり」ほかをご紹介します。解説は選者の一人である菅野沖彦氏。
宮本文昭のNEXTAGE
(日)16:00~18:00 再放送=(月)0:00~2:00
9月 7日/オペラ徹底解剖「ばらの騎士」の巻
9月14日/父 相田みつをを語る ゲスト:相田一人(相田みつを美術館館長)
9月21日/生誕90年のバーンスタイン
9月28日/ドイツのクアハウス事情


世界的なオーボエ奏者でありながら、その絶頂期に演奏者としての活動にピリオドを打った宮本文昭のラジオ・パーソナリティ番組。指揮に講演にと新たな活動の場を広げつつある宮本文昭が一人語りもインタビューも、ますます磨きをかけてお送りしています。
7日はひとつのオペラにスポットを当て、その聴き所や魅力を宮本流に語る新機軸“オペラ徹底解剖”の第2弾、R.シュトラウスの「ばらの騎士」を取り上げます。
14日は生きることへの応援をシンプルな言葉と文字で表現して人気の高い相田みつをのご子息で相田みつを美術館館長の相田一人さん(写真下)をお迎えします。「父 相田みつを」の著書もある相田一人さんに相田みつをの創作の心を聞きます。
また21日は今年生誕90年の指揮者・作曲家のレナード・バーンスタイン、28日はドイツの温泉=クアハウス事情について語ります。
番組のご意見・ご感想は nextage@musicbird.co.jp までどうぞ!
THE BANDWAGON
(日)1:00~2:00
9月/吹奏楽とジャズ

9月14日から3週に渡り、アメリカ、イギリス、スイスの軍の吹奏楽団とビッグバンドの演奏をお届けする。広報活動の任務を背負った軍楽隊だが、国民に親しまれる音楽を提供しようと、その音楽形態は吹奏楽だけに留まらない。殊にアメリカの軍楽隊には、吹奏楽の他、ビッグバンドやオーケストラ、合唱団、室内楽、ロックバンドまで存在する。皮切りはアメリカ空軍コンサートバンドによる吹奏楽の醍醐味を感じさせるシンフォニックな佳品を、続いて世界的にも絶賛されている軍楽隊のビッグバンド、エア・メン・オブ・ノート(写真)の演奏を、オープニングからチェイサーまでライヴ・ステージ風にまとめてみた。そもそも空軍のビッグバンドは、徴兵されたグレン・ミラーが軍楽隊として編成したことに端を発するが、現在は世界各地の主要なキャンプには吹奏楽以外にもビッグバンドが配置されている。徴兵制度があった頃は、有数のジャズ・プレイヤーもこのバンドでプレイしており、今でもそのレヴェルの高い伝統は受け継がれているようだ。これらのバンドの活躍に感化されイギリスやスイスでも軍楽隊のビッグバンドが活躍している。制服を着たジャズメンたちの演奏に耳を傾けて頂きたい。(音楽ジャーナリスト 西田裕)

