2009年7月
【緊急特集①】日本人初、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールを制覇!優勝者、辻井伸行の凱旋演奏を聴く!!
6月20日(土)10:19~12:00、7月5日(日)9:25~12:00



アメリカ・テキサス州で行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、日本人の20歳の盲目のピアニスト、辻井伸行さんが優勝を果たしました。中国人ピアニストと並んでの第1位です。1962年から開かれているこのコンクールでの日本人の優勝は初めてです。
辻井さんは1988年東京生まれ、生まれつき全く目が見えませんが、幼いころから音楽をはじめ、1995年、全日本盲学生音楽コンクール器楽部門ピアノの部第1位受賞。98年には本名徹次指揮大阪センチュリー交響楽団と共演し、鮮烈なデビューを飾りました。以後、内外で、コンチェルトやリサイタルを行っています。2005年には第15回ショパン国際ピアノ・コンクールにて「批評家賞」を受賞。2007年には、エイベックスからクラシックと自作のピアノ曲を収めた2枚組のアルバム「debut」でCDデビュー、2008年には今回のコンクールでも弾いたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を佐渡裕指揮ベルリン・ドイツ交響楽団との共演でリリースしています。
ミュージックバードではこの快挙を祝して緊急特集をお送りします。
■6月20日(土)10:19~12:00/CD特集
(※ガイド誌掲載の内容と変更してお送りします。)
■7月5日(日)9:25~12:00
CD特集に加え、帰国直後の6月11日にTOKYO FMホールで師匠である横山幸雄さんとの2台ピアノで披露したラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第1楽章のライヴ録音ご紹介します。
【緊急特集②】ベルリン・フィルのコンサートマスターに内定した 樫本大進を聴く!
6月21日(日)8:00~12:00 再放送=8月30日(日)18:00~22:00
3枚のディスクと、日本音楽財団提供のライヴ音源も!!

ドイツ在住のヴァイオリニスト、樫本大進さん(30歳)が世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルのコンサートマスターに内定したことが分かりました。同団のコンサートマスターは、一定の試用期間を経たのち、楽団員の3分の2以上の承認を得られれば、正式に就任します。これが決まれば、今年2月に退団した安永徹さんに続いて日本人では二人目です。
樫本大進さんは、ロンドン生まれ。3歳からヴァイオリンを始め、7歳でジュリアード音楽院プレカレッジに入学して田中直子に師事、11歳からはリューベック音楽院でザハール・ブロンに師事しました。96年のロン・ティボー国際コンクールでは史上最年少で優勝。ドイツを拠点にヨーロッパやアジアでソリストとして活躍しています。
THE CLASSICでは緊急特集として、樫本さんの3枚のCDすべてと、樫本さんに1998年6月~2006年5月までの8年間、ストラディヴァリウスの無償貸与を行っていた日本音楽財団の御厚意により、演奏会でのライヴ録音もご紹介します。
ブラームス以外の演奏はすべて日本音楽財団が無償貸与した1722年製ストラディヴァリウス「ジュピター」を使用しています。
(※ガイド誌掲載の内容と変更してお送りします。ご了承下さい。)
WORLD LIVE SELECTION
(土)22:00~24:00 【出演:山崎浩太郎 音源提供:オーストリア放送協会】 ■メッセージはこちらまで!
<ウィーンの三大オーケストラを聴く!>
7月4日/ドゥ・ビリー指揮ウィーン放送響&ドゥ・メストレ(ハープ)
7月11日/ルイージ指揮ウィーン交響楽団&グリモー(ピアノ)
7月18日/プリンツ指揮ウィーン交響楽団/メンデルスゾーン「エリア」




今月のライヴはウィーンの三大オーケストラ、ウィーン・フィル、ウィーン交響楽団、ウィーン放送交響楽団の揃い踏み。
まず4日はウィーン放送交響楽団が登場、指揮は世界で熱い注目を集めるベルトラン・ドゥ・ビリー。ウィーン放送響は、数々の現代作曲家作品を作曲家本人の指揮により初演、また、ロストロポ-ヴィチ、サヴァリッシュなど名高い指揮者が定期的に共演してきました。2002年ドゥ・ビリーが首席指揮者に就任してからはますます活動の幅を広げ、海外でも高く評価されています。プログラムはウィーン・フィルのソロ・ハープ奏者をつとめるグザヴィエ・ドゥ・メストレをソリストに迎えて、ハイドンのピアノ協奏曲(ハープ版)、ベートーヴェンの「田園」ほか。
11日と18日はウィーンを代表するコンサート・オーケストラ、ウィーン交響楽団。ムジークフェラインとコンツェルトハウスで月4回の定期演奏会を含めて年間170回あまりのコンサートを行っています。フルトヴェングラーをはじめ、カラヤン、小澤、アバド、ジュリーニ、プレートルなど多くの有名指揮者が指揮台に立ち、2005年からはファビオ・ルイージが首席指揮者・音楽監督の地位につきました。ルイージはドレスデン国立歌劇場の音楽総監督としての手腕で、株価急上昇中。11日はそのルイージの指揮、ソリストにエレーヌ・グリモーを迎えてのブラームス/ピアノ協奏曲第1番とフランクの交響曲二短調、また18日は今年生誕200年のメンデルスゾーンの傑作オラトリオ「エリア」をヨハネス・プリンツが指揮します。(21:30スタート)
<ウィーン・フィル・ライヴ・シリーズ>
7月25日/メータ指揮ウィーン・フィル ブルックナー交響曲第9番
シリーズ第4回目は世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィル、指揮はこの秋のウィーン・フィル来日公演を指揮するズービン・メータです。来日公演のポピュラーなプログラムとは違い、シェーンベルクの「浄夜」とブルックナーの交響曲第9番という濃いプログラム。今年2月のムジークフェラインにおける定期演奏会でのライヴ録音です。
ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」が村上春樹の「1Q84」に!!
7月20日(月)12:00~15:00

5月末に発売、たちまち大ベストセラーになっている村上春樹の「1Q84」の冒頭にヤナーチェクの「シンフォニエッタ」のことが出てくるのをご存じでしょうか。主人公がタクシーの中でFM放送から流れてくるのを聴く、という設定ですが、クラシック・ファンでも、みんなが知っている曲とは言い難い作品です。そこで、ヤナーチェクの緊急特集です。
「1Q84」に出てくるジョージ・セル盤の「シンフォニエッタ」をはじめ、弦楽四重奏曲「クロイツェル・ソナタ」「内緒の手紙」、ピアノ作品「霧の中で」など、代表曲を集めてお届けします。
トッパンホール・トライアングル
【出演:西巻正史、田中美登里 録音:東京藝術大学 音楽音響創造亀川チーム】


クオリティの高いコンサートと優れた音響で評判のトッパンホール、東京藝術大学音楽環境創造科とミュージックバードが協力し、トッパンホール主催公演の中から若手アーティストを中心にセレクトして収録し、オンエアする産学協同プロジェクトが「トッパンホール・トライアングル」です。
このプロジェクトは、トッパンホール企画制作部長の西巻正史氏が芸大で、アートマネージメントについて講義を行っている中で、学生に現場での実践の機会を作ろうと考えたことをきっかけに始まったもので、学生たちは元NHKチーフ・エンジニアの亀川徹准教授の指導を受けて収録に当り、ミュージックバードはこれをレギュラー番組として放送します。現場の人材を育成するとともに、若手アーティストにはより広い認知の機会を、リスナーには上質なライヴの感動をお届けしようという欲張りなプロジェクトです。
◆<おとなの直球勝負8>
須川展也サクソフォン リサイタル-憧れのパリ
7月26日(日)22:00~24:00
再放送=8月1日(土)16:00~18:00
今回は日本のクラシック・サクソフォン界のパイオニア、須川展也の登場です。レパートリーを拡大すべく名曲のアレンジや新作の委嘱に積極的に努めてきた彼が真っ向から勝負するプログラムは、フランス音楽を代表する二人の作曲家、ドビュッシーとラヴェルを取り上げました。またピアソラとガーシュウィンというパリと深くかかわった作曲家の作品も組み合わせています。須川自身の生き方とも重ね合わせた「パリへの憧れ」が聴けることでしょう。共演は95年のショパン・コンクール第5位のピアニスト、宮谷理香。
ウィークエンド・スペシャル
(日)18:00~24:00 (土)12:00~18:00 ■メッセージはこちらまで!
7月5日・12日・19日(再放送=7月11日・18日・25日)
/ラ・フォル・ジュルネ2009復習篇「バッハのおさらい」①~③




東京のゴールデン・ウィークの風物詩となった感のあるクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」、5回目となる今年は「バッハとヨーロッパ」をテーマに、チェンバロやチェロのソロから「マタイ受難曲」のような大規模な作品までが、内外の名プレーヤーたちの演奏で繰り広げられました。その出演アーティストを中心にお送りする復習編は、名匠ミシェル・コルボの指揮による「ロ短調ミサ」、ロシアの新鋭タチアナ・ヴァシリエヴァによる無伴奏チェロ組曲などで音楽祭を再現します。
7月26日・8月2日(再放送=8月1日・8日)
/頑張れ!日本のオーケストラ特集①②
ローム ミュージック ファンデーションのオーケストラCD発行助成 【出演:東条碩夫】
現在日本には30にのぼるプロ・オーケストラが存在し、年間3500回以上の公演を行っています。厳しい経済環境の中、自主制作レーベルを立ち上げるなど、それぞれに工夫しながら生き残りを模索しています。しかし、私たちが普段、他地域のオーケストラの演奏に触れる機会はなかなかありません。
この特集では、ロームミュージックファンデーションが2007年から行っている日本のプロ・オーケストラを対象としたCD発行への助成により制作されたCD8点を2週にわたって紹介します。1回目の26日(再放送8月1日)は秋山和慶指揮広島交響楽団による「シェエラザード」、秋山和慶指揮九州交響楽団による「ダフニスとクロエ」、飯森範親指揮山形交響楽団によるブラームス「ドイツ・レクイエム」ほか。2回目の8月2日(再放送8日)は山下一史指揮仙台フィルと伝田正秀(vn)によるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、大町陽一郎指揮九州交響楽団による「シュトラウス・ファミリー名曲集」、沼尻竜典指揮日本フィルによるブラームス:交響曲第1番、尾高忠明指揮札幌交響楽団によるグリーグとシベリウス、飯森範親指揮山形交響楽団によるブルックナー:交響曲第5番ほか。ご案内はコンサートのために東奔西走し、「弾丸トラベラー」の異名をとる音楽評論家の東条碩夫。
THE CLASSIC SPECIAL 羽ばたけ!明日のスターたち 第11回江藤俊哉ヴァイオリンコンクール受賞者演奏会
7月20日(月・海の日)15:00~18:00

千住真理子や諏訪内晶子など、優れた弟子を世に送り出してきたヴァイオリンの江藤俊哉の音楽理念のもと、豊かな才能を秘めた若き音楽家を数多く発見・発掘し、世界への飛翔の場を提供することにより、音楽文化の普及と向上を目指そうというヴァイオリンコンクールが東京の小平市で行われています。
昨年で11回目を迎え、今年5月24日にその受賞者発表演奏会がルネこだいらで行われました。12歳~16歳を対象としたジュニア・アーティスト部門と、17歳~26歳を対象とするヤング・アーティスト部門の受賞者、計6名が、手塚幸紀指揮江藤俊哉ヴァイオリンコンクール・スペシャルオーケストラ2009をバックに、受賞後1年の成果を披露しました。特別番組としてこの日のライヴ録音を、受賞者のインタビューも交えてご紹介します。明日のスターたちの今に耳を傾けてください。
曲は、ヤング・アーティスト部門第1位の尾池亜美によるベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲二長調ほか。
宮本文昭のNEXTAGE
(日)16:00~18:00 再放送=(月)0:00~2:00 ■メッセージはこちらまで!
7月5日/鳥山雄司を迎えて
7月12日/山下洋輔を迎えて
7月19日/イッセー尾形を迎えて
7月26日/シューマンを語る



世界的なオーボエ奏者でありながら、その絶頂期に演奏者としての活動にピリオドを打った宮本文昭のラジオ・パーソナリティ番組。指揮に講演にと新たな活動の場を広げつつある宮本文昭が一人語りもインタビューも、ますます磨きをかけてお送りしています。
7月5日のゲストはTV「世界遺産」のテーマ曲で知られるアレンジャー、ギタリストの鳥山雄司。宮本のオーボエ奏者としての最後を飾った「ジ・エイム・アンド・エンド」の作曲者でもある鳥山が、アコースティックギター一本勝負にこだわった新作などについて語ります。
12日はトリオの結成から今年で40年になるジャズ・ピアニストの山下洋輔を迎えます。ピアノ協奏曲を作曲しオーケストラとの共演の機会も増えた山下のクラシック観とは。
そして19日は日本における一人芝居の第一人者、イッセー尾形がゲスト。ユニークな一人芝居の世界を確立するにいたった経緯や、戦前のベルリンに花開いたキャバレー文化を現代によみがえらせるマックス・ラーベ(自身が招聘し公演を行う)についても語ります。
オーディオ・ファイル~ザ・ベスト・ディスク
(日)12:00~16:00 再放送=翌週(土)18:00~22:00 ■メッセージはこちらまで!
7月5日/ソニークラシカル・レーベルの最近の音色
7月12日/ピアノの音あれこれ
7月19日/オペラ・アリアの録音
7月26日/弦楽器の録音の魅力


季刊オーディオ専門誌「ステレオサウンド」協力による優秀録音特集番組。171号の連載「SS MUSIC REVIEW & ESSAY New Discs」に取り上げられたクラシックのディスクを7月~9月にかけてすべてご紹介します。選者はオーディオ評論家の菅野沖彦、柳沢功力、音楽評論家の東条碩夫、音楽ジャーナリストの宮下博の4氏。
7月5日は「ソニークラシカル・レーベルの最近の音色」と題してルイージ指揮シュターツカペレ・ドレスデンによるR.シュトラウス、フランク・ペーター・ツィンマーマンとヴィット指揮ワルシャワ・フィルなどによるシマノフスキとブリテンのヴァイオリン協奏曲ほか。12日は「ピアノの音あれこれ」と題して、マルティン・シュタットフェルトによるバッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻、河村尚子によるショパン作品集。19日は「オペラ・アリアの録音」と題してエリーナ・ガランチャのアルバム「ベルカント」、ヴェッセリーナ・カサロヴァのアルバム「情熱のオペラ・アリア集」。26日は「弦楽器の録音の魅力」と題して長岡京室内アンサンブルによるブリテン、エルガーなど、カルミナ四重奏団によるバルトーク:弦楽四重奏曲第1番、第2番をご紹介します。
解説は選者の一人である菅野沖彦氏。
ニューディスク・ナビ
(月~金)18:00~24:00 再放送=(翌週火~土)0:00~6:00 ■メッセージはこちらまで!
●7月第1週
6月29日:まずデュオおさのによるアルバム「ラプソディ・イン・ブルー」。続いて森悠子&長岡京室内アンサンブルによるブリテンのシンプル・シンフォニーそのほか。バレエ・ダンサーの熊川哲也が自ら監修したチャイコフスキーの「くるみ割り人形」全曲。山本万里子(ピアノ)によるシューマン:ダヴィッド同盟舞曲集ほか。藤村俊介(チェロ)とエリカ・シュトローブル(ギター)によるアルバム「ダンツァ エスパニョーラ」。
6月30日:ソニーのブルースペックCDによる再発盤をあつめて。五嶋みどり(ヴァイオリン)とアバド(指揮)ベルリン・フィルによるチャイコフスキーとショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲。エサ=ペッカ・サロネン(指揮)ロサンジェルス・フィルによるドビュッシーの管弦楽曲集。ケンペ(指揮)ミュンヘン・フィルによるシューベルトの「ザ・グレート」。ホロヴィッツ(ピアノ)のショパン作品集。おしまいにデイヴィッド・ギャレット(ヴァイオリン)のアルバム「ロック・プレリュード」。
7月1日:ヒストリカル特集で、まずアンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団によるボロディンの交響曲集。シューリヒト(指揮)ウィーン・フィルの「未完成」と「ハフナー」。クレンペラー(指揮)ケルン放送交響楽団によるベートーヴェンの「合唱」。フリッチャイ(指揮)RIAS交響楽団ほかによるロッシーニのスターバト・マーテル。マイケル・レビン(ヴァイオリン)のブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ほか。
7月2日:コンスタンティン・ヴォルフ(バス・バリトン)の歌う「ユーゴーの詩による歌曲集」。続いてマーク・エルダー(指揮)のグラインドボーン音楽祭のライヴでベートーヴェンの「フィデリオ」全曲。ブルースペックCDによる再発盤でグールド(ピアノ)の弾く.バッハ:インヴェンションとシンフォニア、ベートーヴェンの3大ソナタ、など。
7月3日:ユジャ・ワン(ピアノ)のショパン:葬送ソナタほか。ブリジット・エンゲラー(ピアノ)によるサン=サーンスのピアノ協奏曲集。レオン・フライシャー(ピアノ)とエッシェンバッハ(指揮)カーティス交響楽団によるヒンデミットの左手のためのピアノ協奏曲と「新世界より」。プレートル(指揮)ウィーン交響楽団によるブルックナーの交響曲第8番。エマーソン弦楽四重奏団によるヤナーチェクの弦楽四重奏曲集、など。
●第2週
7月6日:まず大井浩明(クラヴィコード)の弾くバッハ:フーガの技法。ラザレフ(指揮)日本フィルによる「新世界より」と「前奏曲」。松山冴花(ヴァイオリン)と津田裕也(ピアノ)のデュオ・アルバム。江崎昌子(ピアノ)によるブルグミュラーの練習曲集。須川展也(サクソフォン)と山下一史(指揮)東京佼成ウインドオーケストラによるアルバム「ヴィルトゥオーゾ・コンチェルト」。
7月7日:生誕100年のボスコフスキー(指揮)ロンドン交響楽団によるブラームスとドヴォルジャークの舞曲集。ブルースペックCDによる再発盤で、ペライア(ピアノ)の弾くゴルトベルク変奏曲。ヒラリー・ハーンのバッハ:無伴奏ヴァイオリン曲集。アンナー・ビルスマ(チェロ)とジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)によるベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集、など。
7月8日:ヒストリカル特集で、レーヌ・ジャノーリによるモーツァルト:ピアノ・ソナタ選集。ワルター(指揮)コロンビア交響楽団による「田園」を、初期盤からの板起こし復刻で。フルトヴェングラー(指揮)ベルリン・フィルのベートーヴェンの第4番をレーザー・プレーヤーによる復刻で。トスカニーニ指揮NBC交響楽団による「椿姫」を、イギリスHMV盤からの復刻で。ジャック・ティボー(ヴァイオリン)のラロ:スペイン交響曲ほか。
7月9日:オリヴァー・シュニーダー(ピアノ)によるサン=サーンス:ピアノ協奏曲集。ダニエル・ベーレ(テノール)とシュニーダーによる歌曲集。ルネ・ヤーコプス(指揮)フライブルク・バロック・オーケストラほかによるモーツァルトの「イドメネオ」全曲。ボスコフスキー(指揮)ナショナル・フィルによるグリーグの管弦楽曲集。
7月10日:クリストフ・コワン(指揮)アンサンブル・バロック・ド・リモージュほかによるハイドンのリラ・オルガニザータのための協奏曲ほか。シュタイアー(フォルテピアノ)によるシューベルトのピアノ・ソナタ第18番と即興曲集。ゴーティエ・カピュソン(チェロ)とパーヴォ・ヤルヴィ(指揮)フランクフルト放送交響楽団によるドヴォルジャークとハーバートのチェロ協奏曲集。トゥルノフスキー(指揮)ブルノ・フィルによる「ドン・ファン」ほか。アルフレート・プリンツ(クラリネット)とウィーン室内合奏団によるモーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲。
●第3週
7月13日:まず三木裕子(ピアノ)のアルバム「三つの幻想曲」。大井浩明(フォルテピアノ)による「悲愴」ほか、ベートーヴェンのソナタ集。柴田南雄の後期作品を集めたアルバム「無限曠野/銀河街道」。トーマス・ガルシア(ヴァイオリン)と高橋麻里子(ピアノ)によるデュオ・リサイタル。12人のヴァイオリニストによるユーミン・コンチェルト「四季」。
7月14日:まずモード・グラットン(チェンバロ)によるW.F.バッハの作品集。ヒューゴ・レーヌ(フラウト・トラヴェルソ)とピエール・アンタイ(チェンバロ)などによるJ・S・バッハのフルート・ソナタ集。アンデルジェフスキ(ピアノ)のカーネギー・ホール・リサイタル。トーマス・インデアミューレによるアルビノーニ:オーボエ協奏曲全集。
7月15日:ヒストリカル特集で、まずブルースペックCDによる再発盤でホロヴィッツの「1966年カーネギー・ホール・コンサート」。続いてSHM-XRCDによる再発盤から、コンドラシン(指揮)RCAビクター管弦楽団によるチャイコフスキーとリムスキー=コルサコフの奇想曲。スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)とミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団によるベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番ほか。ギレリス(ピアノ)とライナー(指揮)シカゴ交響楽団によるブラームスのピアノ協奏曲第2番。モラルト(指揮)ウィーン国立歌劇場とヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)の歌うジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」(ドイツ語版)。
7月16日:カンブルラン(指揮)バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団による演奏を集めて。モーツァルトの交響曲集、ベルリオーズ:レクイエム、シューマン:楽園とペリ、そして20世紀の合唱曲集。
7月17日:マルチェロ・ロータ(指揮)チェコ・ナショナル交響楽団による「オペラ、オペレッタ管弦楽名曲集」。ラルス・フォークト(ピアノ)とボルトン(指揮)ザルツブルク・モーツァルテウム管によるモーツァルトのピアノ協奏曲集。パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)シンシナティ交響楽団によるムソルグスキーの「展覧会の絵」ほか。クレーメル(ヴァイオリン)とアルゲリッチ(ピアノ)によるベルリン・リサイタル。ボストリッジ(テノール)とパッパーノ(ピアノ)によるシューベルトの「白鳥の歌」。
●第4週
7月20日:レオン・フライシャー(ピアノと指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団によるモーツァルトのピアノ協奏曲集。HQCDによる再発盤で、インバル(指揮)フランクフルト放送交響楽団のショスタコーヴィチ:交響曲第5番。アルバム「アルゲリッチ&フレンズ ルガーノ・フェスティヴァル・ライヴ 2008」3枚組。
7月21日:前橋汀子(ヴァイオリン)の8年ぶりの録音で、フランクとブラームスのヴァイオリン・ソナタ。有田正広(指揮)東京バッハ・モーツァルト・オーケストラによる「ジュピター」そのほか。中鉢聡(テノール)の歌う「プリモ・バーチョ」。秋山和慶(指揮)東京交響楽団による三善晃:交響四部作。アルバム「冬木透 CONDUCTS ウルトラセブン」。12人のヴァイオリニストによるヴィヴァルディの「四季」。
7月22日:まず、秋山和慶(指揮)東京交響楽団による三善晃:交響四部作。スークとサージェント(指揮)BBC交響楽団によるドヴォルジャークとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。ボールト(指揮)によるヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番、ベルク:抒情組曲ほか。チェルカスキーの1970年のピアノ・リサイタル。シルヴェストリ(指揮)ボーンマス交響楽団によるチャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」とエルガー:エニグマ変奏曲ほか。
7月23日:ボー・スコウフス(バリトン)の歌う「シューベルト&シューマン: 管弦楽伴奏による歌曲集」。プラシド・ドミンゴ(指揮)アメリカ・ユース・オーケストラなどによるヴェルディのレクイエム。ゲオルギュー(ソプラノ)とパッパーノ(指揮)によるプッチーニの「蝶々夫人」全曲。上松美香(アルパ)のベスト盤。
7月24日:神尾真由子のパガニーニ:無伴奏ヴァイオリンのための24のカプリース。準・メルクル(指揮)フランス国立リヨン管弦楽団によるラヴェルの「ダフニスとクロエ」ほか。キーシン(ピアノ)とアシュケナージ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団によるプロコフィエフのピアノ協奏曲集。パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)シンシナティ交響楽団によるショスタコーヴィチ:交響曲第10番ほか。リボル・ペシェック(指揮)チェコ・ナショナル交響楽団によるマーラーの「巨人」。
(出演:山崎浩太郎/コラムはこちら)
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★ディスク紹介はこちら
THE BANDWAGON
(日)1:00~2:00
7月12日/情熱の国スペインのパソドブレ集

知る人ぞ知る「Sunday in Spain」というタイトルのLP。最近は「LPって何ですか?」と聞く世代もいるが、マドリッドの吹奏楽団が録音している「パソドブレ集」のA面は「エスパーニャ・カーニ」に始まり、「ペピータ・グレウス」「アンパリト・ロカ」などなど。パソドブレは闘牛の伴奏音楽とも言われ、テンポがあって力強い印象があるが、この演奏はそうではない。 「我々は世界一の吹奏楽団である。」と主張するかのような、誇りを感じさせる演奏だ。少し遅めで格調高く優美に歌い上げるメロディーと、千変万化のダイナミックスと万華鏡のような色彩の変化。聞く人の心を揺さぶる。遠くに聞こえるカスタネットの音は硬くきめ細かでいて冴え渡る。クラリネットのメロディーと同時進行するクラリネットのオブリガート。普通は溶け合ってしまって効果的とは言えないが、まるで男性と女性の対話のようでもある。 ダイナミックスがppになっても迸る情熱が感じられる。7月12日の放送でお楽しみ頂きたい。
(音楽ジャーナリスト 西田裕)

