TOKYO FM コミュニケーションズグループ

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2009年10月

WORLD LIVE SELECTION

(土)22:00~24:00 【出演:山崎浩太郎 音源提供:オーストリア放送協会】
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<若手人気演奏家とオーケストラ共演!>
10月3日/モーツァルト週間2009①
    アイヴァー・ボルトン指揮モーツァルテウム管&マーティン・ヘルムヘン(P)
10月10日/モーツァルト週間2009②
    ハインツ・ホリガー指揮カメラータ・ザルツブルク、クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
10月17日/ヤコフ・クライツベルク指揮 ウィーン交響楽団 ヒラリー・ハーン(Vn)
10月24日/ヤニック・ネゼ=セガン指揮 ウィーン交響楽団
       ピョートル・アンデルシェフスキ(P)





 10月のライヴは大変魅力的な若手演奏家とオーケストラの共演がそろいました。3日と10日は今年のザルツブルク「モーツァルト週間」から。

 まず3日に登場するマーティン・ヘルムヘンは、ミュージックバードではトッパンホールでのリサイタルをご紹介したことがありますが、1982年ベルリン生まれ。クララ・ハスキル・コンクールにおいて、弱冠19歳でグランプリを獲得、ソリストとして、室内楽のメンバーとして引っ張りだこの存在です。ピリオド、モダンも自在なアイヴァー・ボルトンが首席指揮者を務めるザルツブルク・モーツァルテウム管との共演でモーツァルトのピアノ協奏曲第15番を。その他、交響曲第39番などモーツァルト中心のプログラムです。
 
 10日は若手の台頭著しいドイツ・リート界でも今もっとも注目を集めているクリスティアン・ゲルハーヘルが、ハインツ・ホリガー指揮カメラータ・ザルツブルクと共演します。モーツァルトのアリアのほかホリガー夫人のハーピスト、ウルズラも加わってシャーンドル・ヴェレシュの「エレジー」を演奏。モーツァルトに始まり、ハイドンの「ロンドン」で終わるプログラムですが、自身作曲家でもあるホリガーならでは流れを作っています。

 17日と24日はウィーン交響楽団の演奏会。17日は今最も人気の高いヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンが登場します。79年アメリカ生まれのハーンはイザイの最後の弟子として知られるブロツキーに師事、10代から世界の一流オーケストラと共演を重ねてきました。CDのリリースも多く、バッハのヴァイオリン・オブリガートに焦点を当てたユニークなアルバムをリリースしたばかり。ここでは、シベリウスのヴァイオリン協奏曲でその真価を発揮します。指揮はウィーン交響楽団の首席客演指揮者、ヤコフ・クライツベルク。他にショスタコーヴィチの交響曲第6番など。

 そして24日はポーランドとハンガリー人の両親をもつピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキが登場。ストイックなまでに内省的な音楽で熱い共感を呼んでいる彼が、ルーツを同じくし、得意とするバルトークのピアノ協奏曲第3番を披露。指揮は1975年カナダ生まれのヤニック・ネゼ=セガン。2008年はザルツブルグ音楽祭デビュー。ゲルギエフの後任としてロッテルダム・フィルの音楽監督、ロンドン・フィルの首席客演指揮者に就任と、まさに今世界中が注目する34歳。ラヴェルの「マ・メール・ロワ」、ドビュッシーの「海」もお楽しみに。

ウィークエンド・スペシャル

(日)18:00~24:00 (土)12:00~18:00  ■メッセージはこちらまで!

10月4日(再放送=10日)/ゲルネ、プティボン、カレーラス、白井光子、ボストリッジ
             ~今秋来日の歌手特集




今月は来日間近いアーティストを中心に特集します。4日は来日する歌い手の特集。ドイツものを歌って最高のバリトンの筆頭にあげられるマティス・ゲルネはエッシェンバッハと共演した最新アルバム「シューベルト:美しい水車小屋の娘」、フレンチ・ソプラノの妖精、パトリシア・プティボンはハイドンやモーツァルトのアリアを、そのほか三大テノールの一人、ホセ・カレーラス、リート界の至宝というべきメゾ・ソプラノの白井光子とピアニスト、ハルトムート・ヘルによる「リート・デュオ」、イギリスが世界に誇るテノール、イアン・ボストリッジもそれぞれ来日演奏会のプログラムをディスクでお届けします。

10月11日(再放送=17日)/来日間近!
パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ交響楽団

11日は「新時代の巨匠」との呼び声高いパーヴォ・ヤルヴィがシンシナティ交響楽団を率いて10月末から来日しますので、公演プロである「ラフマニノフ:交響曲第2番」や「新世界より」を中心に。

10月18日(再放送=24日)/ヤマカズのベートーヴェン復活!
18日は「ヤマカズ」こと伝説の指揮者の山田一雄が最晩年の1989年から91年にかけて札幌交響楽団を指揮したベートーヴェンの交響曲全集。一度はインディーズからリリースされましたが、ながらく廃盤となっており、ファンが復活を待ち望んでいました。「炎の巨匠」の白鳥の歌というべき演奏です。

10月25日(再放送=31日)/ワクワク!ミンコフスキ~マルク・ミンコフスキ指揮ルーヴル宮音楽隊来日
25日は11月に来日するバロック・古典演奏の風雲児マルク・ミンコフスキ指揮ルーブル宮音楽隊によるモーツァルト、ラモー、ベルリオーズ、オッフェンバックのワクワクする演奏を。(18:00~22:00)

トッパンホール・トライアングル

【出演:西巻正史、田中美登里 録音:東京藝術大学 音楽音響創造亀川チーム】



クオリティの高いコンサートと優れた音響で評判のトッパンホール、東京藝術大学音楽環境創造科とミュージックバードが協力し、トッパンホール主催公演の中から若手アーティストを中心にセレクトして収録し、オンエアする産学協同プロジェクトが「トッパンホール・トライアングル」です。

このプロジェクトは、トッパンホール企画制作部長の西巻正史氏が芸大で、アートマネージメントについて講義を行っている中で、学生に現場での実践の機会を作ろうと考えたことをきっかけに始まったもので、学生たちは元NHKチーフ・エンジニアの亀川徹准教授の指導を受けて収録に当り、ミュージックバードはこれをレギュラー番組として放送します。現場の人材を育成するとともに、若手アーティストにはより広い認知の機会を、リスナーには上質なライヴの感動をお届けしようという欲張りなプロジェクトです。

◆エスポワール シリーズ7
 ~篠崎和子(ハープ)Vol.1-ソナタ

10月25日(日)22:00~24:00 
再放送=10月31日(土)、11月6日(金)16:00~18:00

 トッパンホールでは若手演奏家と共同で3回のコンサートを企画制作する<エスポワール シリーズ>を続けていますが、その7人目のアーティストに選ばれたのがハープの篠崎和子。日本のハープ界を牽引してきた篠崎史子を母に持つハープ界のサラブレッドで、近年その才能を一気に花開かせています。ハープの演奏会ではよくアレンジものも取り上げられますが、彼女がこだわったのはハープのオリジナル曲ばかりで3回のプログラムを組むこと。特に第1回はスカルラッティ以外はすべてハープのために作られたソナタを並べています。タイユフェールやヒンデミットのソナタの華麗な技巧と音楽性を堪能して下さい。アーティストの挑戦と時間を共有することによって、聴き手も飛翔できるようなシリーズです。

宮本文昭のNEXTAGE

(日)16:00~18:00 再放送=(月)0:00~2:00  ■メッセージはこちらまで!

10月 4日/セレナーデ
10月11日/矢部達哉を迎えて
10月18日/吹きたかった!未練のオーボエ曲
10月25日/眞鍋圭子の語るカラヤン



 世界的なオーボエ奏者でありながら、その絶頂期に演奏者としての活動にピリオドを打った宮本文昭のラジオ・パーソナリティ番組。今年11月3日で還暦を迎える宮本文昭は、この日に軽井沢大賀ホールでオーケストラMAP'Sを指揮します。プログラムはドヴォルジャークやチャイコフスキーのセレナードなど。

 10月4日の放送では弦楽セレナードの魅力を語り尽くします。
 11日は長年の音楽仲間であり、オーケストラMAP'Sのコンサート・マスターであるヴァイオリンの矢部達哉を迎えて。
 18日は演奏家を辞めた後も未練の残るオーボエ曲について語ります。
 また25日は長年カラヤンの通訳兼秘書を務めた音楽ジャーナリストの眞鍋圭子を迎え、20世紀の大指揮者カラヤンの素顔について伺います。

ニューディスク・ナビ

(月~金)18:00~24:00  再放送=(翌週火~土)0:00~6:00 ■メッセージはこちらまで!

●10月第1週
9月28日:まず石田泰尚(ヴァイオリン)によるブラームス・リサイタル。続いてスクロヴァチェフスキ(指揮)読売日本交響楽団によるブラームスの交響曲第3番ほか。松本和将(ピアノ)による「ピアノのための後期ロマン派名曲集」の上巻と下巻をあわせて。おしまいは古澤巌(ヴァイオリン)のアルバム「Dandyism Vintage」から。
9月29日:ワシリー・ペトレンコ(指揮)カダケス管弦楽団アンサンブルによる「ピーターと狼」。語りはカタルーニャ語という珍しい盤。次はトーマス・ファイ(指揮)ハイデルベルク交響楽団によるメンデルスゾーンの「宗教改革」交響曲と、弦楽のための交響曲集。クリストフ・コワン(指揮)アンサンブル・バロック・ド・リモージュによるフランス・バロック作曲家ドラランドのバレエ音楽「カルデーニオの祭」。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団メンバーがワーグナーの小品やパロディを弾いた「コントラ・ワーグナー」。インデアミューレ(オーボエ)のアルバム「迦楼羅」。
9月30日:ヒストリカル特集で、シューリヒト(指揮)のフランスでのライヴから、フランス国立放送管弦楽団とのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番(独奏フェラス)と「英雄」、ハイドン:交響曲第104番とシューマン:交響曲第2番、コンセール・コロンヌ管弦楽団とのブルックナー:交響曲第7番。トスカニーニ(指揮)NBC交響楽団によるガーシュウィン作品集。
10月1日:オランダの放送局録音のセットから、まず新進音楽家たちによるシューマン、プーランク、ショスタコーヴィチなどの独奏曲と室内楽。古楽アンサンブルのムジカ・アド・レーヌムによるクープランとテレマン。続いて、1954年パリ・ライヴのフェルディナント・ライトナー(指揮)の「パルジファル」。
10月2日:マルティン・フレスト(クラリネット)とカントロフ(指揮)タピオラ・シンフォニエッタによるウェーバーの協奏曲集。バレンボイム(指揮)ウィーン・フィルによる「シェーンブルン宮殿コンサート 2009」。カラヤン(指揮)ベルリン・フィルによる1972年のロンドン・ライヴで、「春の祭典」「田園」交響曲、「英雄の生涯」など。リコーダー・アンサンブルのアムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテットによる演奏会。

●第2週
10月5日:まず松本蘭(ヴァイオリン)の「蘭ing」。ラザレフ(指揮)日本フィルによるブラームスの交響曲第1番。続いて、中村紘子(ピアノ)がデビュー50周年を記念して新録音したボックス「Hiroko Nakamura at 2009」から、ベートーヴェンの「悲愴」「熱情」、ショパンのワルツ集など3枚。古楽アンサンブルのアントネッロによるペルー音楽作品集「エル・コンゴ」。
10月6日:昨日に引き続いて中村紘子(ピアノ)のボックス「Hiroko Nakamura at 2009」から、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、シューベルト、バッハなど5枚。上松美香(アルパ)による「青春の輝き~上松美香 plays カーペンターズ」。
10月7日:ヒストリカル特集で、バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(ピアノ)によるショパンのポロネーズ集。グランドスラムによる初期ステレオ盤板起しで、マルティノン(指揮)ウィーン・フィルの「悲愴」。クレツキ(指揮)イスラエル・フィルによるシューマンの交響曲全集。オーパス蔵による復刻で、ヒュッシュ(バリトン)の歌う「冬の旅」。
10月8日:ウィーン・フィルのフルート奏者ディーター・フルーリーなどによるハイドンの三重奏曲集。ヴェデルニコフ(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団によるチャイコフスキーの「くるみ割人形」。フェドセーエフ(指揮)モスクワ放送交響楽団によるチャイコフスキーの歌劇「イオランタ」ほか。マシャエキ=ベア(フルート)などによるメンデルスゾーンの三重奏曲集。
10月9日:ヒューイット(ピアノ)の弾くヘンデルとハイドンの作品集。アダム・フィッシャー(指揮)デンマーク国立室内管弦楽団によるモーツァルトの交響曲集。パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンによるベートーヴェンの「第九」。アシュケナージ(指揮)シドニー交響楽団によるエルガーの交響曲第2番。シモーネ・ヤング(指揮)ハンブルク・フィルによるブルックナーの交響曲第8番の第1稿。

●第3週
10月12日:まず吉本奈津子(ヴァイオリン)とジャン=ピエール・ヴァレーズ(指揮)オーケストラ・アンサンブル金沢によるサン=サーンス、グノーなど。辻井伸行(ピアノ)のクライヴァーン・コンクール・ライヴで「ハンマークラヴィーア」ほか。続いて辻井の2005年ショパン・コンクールでのライヴ。中山節子(ソプラノ)と井上直幸(ピアノ)の夫婦による「魂の歌」。ブラス・ヘキサゴンによる「ヘキサゴン・オリジナルズ」。岡本知高(ソプラニスタ)の歌う「道標」など。
10月13日:高橋礼恵(ピアノ)の「ベートーヴェン・ソナタの夕べ」。ブリュッヘン(指揮)18世紀オーケストラの再発シリーズから、ハイドンとシューベルトの交響曲をあわせて9曲。
10月14日:昨日に引き続き、ブリュッヘン(指揮)18世紀オーケストラの再発シリーズから、1984年から92年にかけて録音されたベートーヴェンの交響曲全集。
10月15日:まずディーター・フルーリー(フルート)ほかによるミヒャエル・ハイドンの室内楽曲集。アバド(指揮)モーツァルト管弦楽団によるペルゴレージのスターバト・マーテルほか。カミラ・ティリング(ソプラノ)の歌うR・シュトラウス歌曲集。ハンス・グラーフ(指揮)ヒューストン交響楽団によるツェムリンスキー:抒情交響曲とベルク:抒情組曲。カダケス管弦楽団によるアルベニスの管弦楽曲集。リリング(指揮)シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムほかによるメンデルスゾーンの4つの詩篇。
10月16日:ルーデンス・トゥルク(ヴァイオリン)とオリヴァー・シュニーダー(ピアノ)による「ホームランド」。内田光子の弾きぶりでクリーヴランド管弦楽団によるモーツァルトのピアノ協奏曲第23&24番。マリス・ヤンソンス(指揮)コンセルトヘボウ管弦楽団によるブルックナーの第3番と第4番の交響曲。アシュケナージ(指揮)シドニー交響楽団によるラフマニノフの交響曲第2番、ほか。

●第4週
10月19日:白石光隆の弾く「ピアノによるルロイ・アンダーソン」。中野翔太(ピアノ)のデビュー・アルバムで、シューマンの作品集。堀米ゆず子(ヴァイオリン)児玉桃(ピアノ)によるリサイタル。五十嵐尚子(ソプラノ)のアルバム「春の小川」。宮本笑里(ヴァイオリン)の弾く「いのちの星」。ジャンルを超えて人気曲を集めたコンピレーション盤「WISHⅡ」。
10月20日:没後50年のヴィラ=ロボスの作品から、ロベルト・ミンチュク(指揮)サン・パウロ交響楽団などによるブラジル風バッハ全曲、アンデシュ・ミオリンの弾くギター独奏曲全集。クリスティナ・オルティズ(ピアノ)とジョン・ネシリング(指揮)サン・パウロ交響楽団によるショーロ第11番。
10月21日:ウィーン・フィルがデッカとグラモフォンに録音した半世紀にわたるステレオ録音の中から聞きどころをあつめた6枚組「ウィーン・フィル ベスト101」から2枚半。クロブチャール(指揮)ウィーン国立歌劇場の1961年のライヴでユリナッチが主役を歌う「蝶々夫人」全曲。
10月22日:ベンダ(指揮)プラハ・シンフォニアによるシューベルトの「序曲全集 第2集」。ソル・ガベッタ(チェロ)とバーゼル室内管弦楽団による18世紀ウィーンのチェロ協奏曲集。ラ・ヴェネシアーナによるモンテヴェルディの「倫理的、宗教的な森」。
10月23日:スホーンデルヴルト(フォルテピアノ)の「プレイエル・ピアノで弾くショパン2」。ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)の「バッハ ヴァイオリン&ヴォイス」。エッシェンバッハ(指揮)シュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団の2005年東京ライヴでブラームスの交響曲第4番ほか。ワシリー・ペトレンコ(指揮)カダケス管弦楽団によるチャイコフスキー:組曲第4番『モーツァルティアーナ』など。xrcdによるリマスタリング再発で、オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団によるシベリウス:交響曲第2番。ホロヴィッツ(ピアノ)の1940年代のライヴで、ムソルグスキーの「展覧会の絵」とリストのロ短調ソナタ。

(出演:山崎浩太郎/コラムはこちら)

★この番組でご紹介するCDは石丸電気のジャズとクラシック専門店
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★ディスク紹介はこちら

オーディオ・ファイル~ザ・ベスト・ディスク

(日)12:00~16:00 再放送=翌週(土)18:00~22:00 ■メッセージはこちらまで!

10月 4日/マーラーの交響曲優秀録音
10月11日/ピアノ優秀録音の魅力
10月18日/楽器の音色
10月25日/ベルリン・フィルの音色



 季刊オーディオ専門誌「ステレオサウンド」協力による優秀録音特集番組。172号の連載「SS MUSIC REVIEW & ESSAY New Discs」に取り上げられたクラシックのディスクを10~12月にかけてすべてご紹介します。選者はオーディオ評論家の菅野沖彦、柳沢功力、音楽評論家の東条碩夫、諸石幸生、音楽ジャーナリストの宮下博の4氏。

 10月4日は「マーラーの交響曲優秀録音」と題してデイヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団による交響曲第7番ホ短調《夜の歌》ほか、11日は「ピアノ優秀録音の魅力」と題して中国人ピアニスト、ユジャ・ワンのデビュー盤ほか、18日は「楽器の音色」と題して、寺神戸亮(vn)とボヤン・ヴォデニチャロフ(fp)によるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集、そして25日は「ベルリン・フィルの音色」と題してサイモン・ラトルの指揮するブラームス交響曲全集をご紹介します。
 解説は選者の一人である菅野沖彦氏。

THE BANDWAGON

(日)1:00~2:00 

10月/世界のおまわりさん吹奏楽団


9月より引き続き、「世界のおまわりさんの吹奏楽団」の演奏をご紹介しているが、10月25日のオンエアで、このテーマの最後を飾るのはドイツのブランデンブルク警察音楽隊である。2006年のホール録音だが、演奏が始まった途端、特等席で聞く臨場感に圧倒される。50名編成だが、まるで管弦楽のようなサウンドの広がり、奏者の卓越した演奏に加え、録音の妙技が感じられる。「これが吹奏楽?」と思ってしまうほど流麗で秀逸。正直言って、吹奏楽ファンにも馴染みのない吹奏楽団だが、世界に冠たる吹奏楽団に勝るとも劣らない演奏である。収録曲の全てをご紹介したいところだが、今回はヴァグナーの「ニュルンベルクマイスタージンガー」と女流クラリネット奏者ニコレ・ケルンをゲストに迎えての、ウェーバーの「クラリネット小協奏曲 作品26」をお届けする。名作は吹奏楽にアレンジされても名作である。
(音楽ジャーナリスト 西田裕)

スペシャル・セレクション

(土)(日)6:00~12:00

10月3日・4日・10日・11日/ハイドン没後200年記念特集~知ってるようで知らない
10月17日・18日・24日・25日/野生のカリスマ、ゲルギエフ特集