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(月~金)18:00~24:00
再放送=(翌週火~土)0:00~6:00
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一週30時間、月間約100枚!!演奏史譚の山崎浩太郎がおすすめするクラシック新譜をご紹介。月曜は日本人演奏家、水曜はヒストリカル録音、木曜は歌もの中心にお送りします。また、2018年1月からは、毎月第1&2水曜は「タワーレコード・オリジナル企画盤」と題して、レコード会社各社の埋もれた名盤をタワーレコードがオリジナル企画盤として復刻したディスクを紹介します。

<8月放送分のおススメ>
 朝比奈隆が大フィルなど5つのオーケストラと1978年から1989年に録音した、第0番を含む10曲のブルックナーの交響曲全集をシングルレイヤーSACDの音で、3回に分けてご紹介(7月30日・8月6日・13日)。フランスのハープ奏者エマニュエル・セイソンの「バラード・イン・レッド」は、ポーの小説『赤き死の仮面』に霊感を得たカプレとレオーネの作品を中心に、ヴォーチェ四重奏団と共演した幻想性に満ちた1枚(18日)。ハルモニア・ムンディのドビュッシー没後100年記念の新録音シリーズから、メルニコフが1885年頃のエラールをひく前奏曲集第2巻と、エラス=カサド指揮フィルハーモニア管の管弦楽曲集(22日)。

7月30日:イギリスの王立音楽院に学んだ三浦友理枝がひくショパンのバラード&スケルツォ全曲2枚組。生誕110年の指揮者朝比奈隆が1978年から89年にかけて大阪フィルなど5つのオーケストラと完成したビクター版のブルックナーの交響曲全集シングルレイヤー3枚組から、第0番から3番までの4曲を1枚で。
7月31日:1927年生まれの名指揮者ギーレン。ドイツの放送オーケストラとの録音をあつめた「ミヒャエル・ギーレン・エディション」の第7集8枚組は、20世紀前半の各国の音楽の特集。そのなかからヤナーチェク、ラッグルズとアイヴズ、ドビュッシー、ブゾーニとレーガーほか4枚。
8月1日:第1水曜日は「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。イェルク・デームスのモーツァルトとハイドンのピアノ協奏曲集。アンセルメが最晩年にニュー・フィルハーモニア管と録音したストラヴィンスキーの「火の鳥」をSACDの音で。クナッパーツブッシュがウエストミンスターに録音したベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」全曲。
8月2日:オパス・アルテがCD化した近年のバイロイト音楽祭のライヴ録音シリーズから、ヴァイグレ指揮でハヴラタ(バス)やフォークト(テノール)が歌う「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全曲。
8月3日:ケラスがミナーシ指揮アンサンブル・レゾナンツと共演したC.P.E.バッハのチェロ協奏曲集。「ミヒャエル・ギーレン・エディション第7集」から、シュレーカーにヒンデミット、R.シュトラウスとプッチーニ、ラヴェル、スクリャービンなど4枚。

8月6日:話題のTVアニメ「ピアノの森」で使われた、反田恭平や牛牛など新鋭ピアニストによる演奏を集めた「ピアノの森 PIANO BEST COLLECTION I」。朝比奈隆のブルックナー交響曲全集シングルレイヤー3枚組から、第4番から6番までの3曲と、宇野功芳を聞き手とする「朝比奈隆ブルックナーを語る」。
8月7日:ウィーン・フィルの首席などによるアンサンブル、フィルハーモニック・ファイヴが映画音楽をアレンジした「ミッション・ポッシブル」。ヴァイオリンのデゴとルスティオーニ指揮バーミンガム市交響楽団による、パガニーニとヴォルフ=フェラーリのヴァイオリン協奏曲。スペインの新鋭チェンバロ奏者、ディエゴ・アレスのゴルトベルク変奏曲。
8月8日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。トン・コープマン初期のアルバム「ハープシコードの世界」。マリナー指揮アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズによる80年代の「シューベルト:交響曲全集」から、第1~6番と第10番の補完版。
8月9日:アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノが17世紀の作品を集めたアルバム「1700」。マーラーが愛したことで知られるビゼーの歌劇「ジャミレ」。ボロヴィチ指揮ポズナン・フィルのポーランドでの2013年録音の原語版と、オルロフ指揮モスクワ放響の1937年ロシア語版との聴き比べ。
8月10日:日本にもファンの多いジャン=マルク・ルイサダの新録音「シューマン・アルバム」。2001年、21世紀生まれの新鋭ロザコヴィッチによるバッハのヴァイオリン協奏曲集。マリナー指揮アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズによるシューベルトの交響曲全集から、復元された第7番と「未完成」4楽章版と「グレート」。ハープ・デュオのデュオ・ビリティスによるドビュッシー作品集。

8月13日:朝比奈隆のブルックナー交響曲全集シングルレイヤー3枚組から、東京カテドラルなどでの第7番から9番までの3曲ほか。
8月14日:エミール・ギレリスのコンセルトヘボウでの未発表リサイタルをあつめた「ザ・ロスト・レコーディングズ」から、1976年のベートーヴェンのソナタほか。準・メルクル指揮トーンキュンストラー管によるR.シュトラウス作品集。テツラフとリントゥ指揮フィンランド放響による辛口のバルトークのヴァイオリン協奏曲集。
8月15日:セラフィン指揮ローマ歌劇場管によるロッシーニの序曲集。ギレリスの「ザ・ロスト・レコーディングズ」から1975、78、79年のブラームスやリスト、ショパン、モーツァルト、ラヴェルなどのリサイタル3枚。
8月16日:ハープのエマニュエル・セイソンがヴォーチェ四重奏団と共演してポーの「赤子病の仮面」にインスパイアされた作品などを集めた「バラード・イン・レッド」。バイロイト音楽祭のライヴで、ペーター・シュナイダーの指揮、スミスとテオリンが2009年に歌った「トリスタンとイゾルデ」。
8月17日:チョン・キョンファの新録音、「フォーレ&フランク:ヴァイオリン・ソナタ集 他」。山田和樹(指揮) モンテカルロ・フィルの幻想交響曲。ユロフスキ指揮ロンドン・フィルのRシュトラウス作品集。メンバー交代で再出発のアンサンブル、フィルハーモニクスによる「ボヘミアン・ラプソディ~イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」。

8月20日:インキネン指揮日本フィルによるブラームスの交響曲第1番。塚谷水無子がピアノでひいたブゾーニ編曲のゴルトベルク変奏曲。高橋悠治(ピアノ)による「余韻と手移り」
8月21日:サントリーホールの小ホールでの全曲演奏会も好評だった、スペインのカザルス四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集vol.1「インヴェンションズ」3枚組。アメリカの若きヴィオラ奏者デイヴィッド・アーロン・カーペンターによる、ドヴォルジャークやバルトーク、ウォルトンの協奏曲集。
8月22日:ハルモニア・ムンディのドビュッシー新録音シリーズから、メルニコフが歴史的ピアノでひく前奏曲集第2巻と、エラス=カサド指揮フィルハーモニア管による交響詩「海」ほか。ウンジャン指揮トロント響によるヴォーン・ウィリアムズ作品集。高橋アキが現代作品を集めた2枚組「ピアノ・トランスフィギュレーション」。
8月23日:25日が100歳の誕生日となるバーンスタイン。そのピアノ演奏を集めた「レナード・バーンスタイン~ザ・ピアニスト」から4枚と、晩年の歌劇「静かな場所」の室内オーケストラ版を、ケント・ナガノ指揮モントリオール響ほかの演奏で。
8月24日:バーンスタインのピアノ演奏を集めた「レナード・バーンスタイン~ザ・ピアニスト」11枚組から、モーツァルトやベートーヴェン、ラヴェルのピアノ協奏曲のひきぶりなど6枚。

THE CLASSIC オンエア曲リスト


山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

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<7月放送分のおススメ>
 1983年ロンドン生まれの俊英ティチアーティがスコットランド室内管と録音したブラームスの交響曲全集は、ピリオド・スタイルによる清新な名演(6日)。11日の「タワーレコード・オリジナル企画盤」の大先輩ボールトとの比較も楽しい。生誕100年のバーンスタイン。ネゼ=セガン指揮によるミサ曲と、1971年に1か月違いで初演されたロイド・ウェバーの「ジーザス・クライスト・スーパースター」を、最新録音で続けてご紹介(12日)。創立150周年のチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団が歴代のライヴを集めた14枚組はケンペ、ジンマン、ハイティンク、サロネンなど、豪華な指揮者陣がききもの(17~20日)。(山崎)

7月2日:ラザレフ&日本フィルのコンビで、十八番のショスタコーヴィチ:交響曲第5番。小林美恵が満を持して録音した、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲。冨田勲の学生時代からの初期作品をあつめた「MISSING LINK of TOMITA」。
7月3日:ミュンヘン・フィルの自主製作盤で、ティーレマンが珍しくマーラーを指揮した歌曲集「少年の魔法の角笛」より(バリトン独唱はフォッレ)と、交響曲第10番のアダージョ。アルゲリッチがトリフォノフの師、ババヤンと共演した「プロコフィエフ・フォー・トゥー」。そのアルゲリッチのルガーノ・フェスティヴァル・ベスト2枚組。
7月4日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。SACDによる復刻を中心に、ミルシテインが70年代にDGに録音したブラームス、チャイコフスキー、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲集ほか。カラヤン(指揮) ウィーン・フィルのブラームスの交響曲第1番。ニルソンとコレッリの黄金コンビによるプッチーニの「トゥーランドット」全曲など。
7月5日:ヴェルディ前半の名作として再評価される歌劇「ルイーザ・ミラー」を、レベカやマグリなどの歌、レプシッチ指揮のミュンヘン放送管の演奏で。イタリアとドイツの血を引く作曲家ヴォルフ=フェラーリの歌劇「四人の田舎者」を、ヴァシリー・ペトレンコの指揮で。
7月6日:ドイツの老練ピアニスト、ペーター・レーゼルの「レーゼル・プレイズ・バッハ」。ティチアーティの清新な指揮が光るスコットランド室内管とのブラームスの交響曲全集。ウィスペルウェイ(チェロ)とジャコメッティ(ピアノ)によるシューベルトとブラームスの二重奏曲集。

7月9日:昨年のハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝し、注目を集める現在19歳のピアニスト、藤田真央のアルバム「passage」。佐渡裕指揮トーンキュンストラー管によるショスタコーヴィチの交響曲第5番。カザルスの愛弟子、平井丈一朗の傘寿記念のチェロ演奏会。
7月10日:ベルリン・フィルハーモニー金管アンサンブルによるバローグの「ブレーメンの金管音楽隊」。ナレーションも楽員による日本語版。アダムズの作品集を2枚。ウンジャン指揮スコティッシュ・ナショナル管による「アブソルート・ジェスト」と、ジョセフォウィッツとロバートソン指揮セントルイス響によるヴァイオリン協奏曲。
7月11日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。ボールト指揮ロンドン・フィルほかのブラームスの交響曲全集のSACDによる復刻。モリーニとロジンスキ指揮ロイヤル・フィルによるチャイコフスキーとブラームスのヴァイオリン協奏曲。
7月12日:ガッティ(ヴァイオリン)とアレッサンドリーニ(チェンバロ)によるバッハの異稿&希少作品集。没後100年のバーンスタインの問題作「ミサ曲」と、同時期に初演されたロックミュージカルの金字塔「ジーザス・クライスト・スーパースター」。
7月13日:ブルックナーの交響曲を3点。ゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィルによる第1番と第3番。ヤンソンス指揮バイエルン放響によるSACDの第8番。ラ・マルカ(チェロ)とドゥ・ラ・サール(ピアノ)、フランスの俊英2人による「パリ=モスクワ」。

7月16日:ピアノのメジューエワの4枚組「日本デビュー20周年記念リサイタル」から、
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集。上岡敏之と新日本フィルによるレーガー、ニールセン、ツェムリンスキー作品集。波多野睦美(声)、栃尾克樹(サックス)、高橋悠治(ピアノ)による高橋悠治作品集「風ぐるま2」。
7月17日:貴重なライヴ録音をあつめた14枚組「チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 創立150年記念エディション」から、ケンペ、ブリュッヘン、エッシェンバッハ、アンドレーエなどの指揮による4枚。
7月18日:トーンハレ管弦楽団の「創立150年記念エディション」からアルブレヒト、若杉弘、ジンマン、ハイティンクなどによる5枚。
7月19日:メジューエワの4枚組「日本デビュー20周年記念リサイタル」からショパン、ラフマニノフの2枚。トーンハレ管弦楽団の「創立150年記念エディション」からノット、マゼール、ブロムシュテットの2枚。ボストリッジ(テノール)のシューベルト歌曲集。
7月20日:ヴァイオリンのフシュヌレ、エベーヌ四重奏団のチェロ奏者メルランなど、フランスの優れた若手によるフォーレの室内楽作品集。トーンハレ管弦楽団の「創立150年記念エディション」からデュトワ、サロネン、ブランギエ、カンブルランなどの指揮で3枚。

7月23日:日本作品の演奏に意欲を燃やすアマチュアのオーケストラ・ニッポニカが、鈴木秀美の指揮で演奏した芥川也寸志の交響曲 第1番と交響三章。生誕110周年の朝比奈隆が1997年に新日本フィルと演奏した「英雄」。
7月24日:ハルモニア・ムンディの新譜から、日本でも人気の高いアーティストによるハイドン作品集を2枚。ポール・ルイスによるピアノ・ソナタと、トリオ・ヴァンダラーによるピアノ三重奏曲集。アンデルシェフスキとベルチャ四重奏団、凄腕の共演によるショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲。
7月25日:テンシュテットが1992年にロンドン・フィルを指揮したストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」と「火の鳥」組曲。クナッパーツブッシュ指揮ケルン放響によるブルックナーの交響曲第7番。リパッティやホロヴィッツの希少な未発表録音を含む「録音されたピアニズムのランドマーク第1集」。
7月26日:圧倒的な歌唱力と技巧で人気を誇るカウンターテナーのファジョーリのヘンデルのアリア集。フュシュとデュボワなどが歌い、フランス国立リール管弦楽団が演奏するビゼーの歌劇「真珠採り」。サンドリーヌ・ピオーの歌曲アルバム三部作の完結編「シメール」。
7月27日:ヴァイオリンのイザベル・ファウストがフライブルク・バロック管のメンバーとピリオド楽器で演奏するシューベルトの八重奏曲。フルシャ指揮ベルリン放響によるコダーイとバルトークの管弦楽のための協奏曲。エマニュエル・パユが無伴奏のフルートでテレマンから現代曲までを奏でる2枚組「SOLO」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト



山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

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<6月放送分のおススメ>
 来日公演の「春の祭典」の期待も高まるフランソワ=グザヴィエ・ロトとレ・シエクル。新作はピリオド楽器の謙虚な響きが美しい「マ・メール・ロワ」ほかのラヴェル作品集(1日)。冴えた技巧で現代を代表するピアニスト、ピエール=ロラン・エマールがついに録音したメシアンの大作「鳥のカタログ」全曲3枚組SACD(12日)。ベルリン・フィル・レコーディングスの新作は、ラトル時代最後の日本公演を中心とする5枚組SACD「アジア・ツアー2017~ライヴ・フロム・サントリーホール」。2日間の公演の完全収録で、ユジャ・ワンもバルトークの協奏曲で登場(15日)。

5月28日:大ベテラン、山根弥生子の「ショパンを弾く Vol. 3」。飯森範親と日本センチュリー響のハイドン交響曲シリーズから「奇蹟」など4曲。小林研一郎指揮ロンドン・フィルの重量感ある「春の祭典」と「火の鳥」組曲。
5月29日:バス歌手のジャン=クリストフ・グロッフェ率いるピリオド楽器アンサンブル「テレーム」がシューベルトとジャヌカン作品を組み合わせた「妄想の友情」。フランスの俊英ヴァイオリニスト、ギヨーム・シレムが妹のマリー・シレム(ヴィオラ)などと共演するシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」と幻想曲。スイスのローザンヌ室内管弦楽団の創設75周年ボックス7枚組から2枚。
5月30日:スイスのローザンヌ室内管弦楽団の創設75周年ボックス7枚組から、アルミン・ジョルダンなど歴代のシェフによるライヴ録音5枚。
5月31日:ハリー・ビケットとイングリッシュ・コンサートのウィグモア・ホール・ライヴで、パーセルなどの作品集。再評価が進むマイアベーアのイタリア時代の作品から、ばら戦争を舞台とする「アンジュのマルゲリータ」をファビオ・ルイージの指揮で。
6月1日:来日間近のロトとレ・シエクルによる「マ・メール・ロワ」ほかラヴェル作品集。ルノー・カピュソンとロト指揮ロンドン響によるバルトークのヴァイオリン協奏曲集。チェロのオフェリー・ガイヤールを中心にR.シュトラウス作品集。

6月4日:純度の高い響きで評価される長岡京室内アンサンブルのグリーグの組曲「ホルベアの時代」ほか。名古屋フィルと神奈川フィルが川瀬賢太郎の指揮で熱い合同演奏を繰り広げるショスタコーヴィチの「レニングラード」。フランスの管楽器メーカー、ビュッフェ・クランポンの日本法人設立50周年の記念コンサート2枚組。
6月5日:ベートーヴェンが使用していたフォルテピアノ用の音響補強装置を用いて最後の3つのソナタを演奏する「Inside The Hearing Machine」。イギリスのヴィオラ奏者ローレンス・パワーがマンゼ指揮ベルゲン・フィルと演奏するベルリオーズの「イタリアのハロルド」ほか。1988年生まれの女性チェロ奏者、カミーユ・トマによるサン=サーンスのチェロ協奏曲第1番ほか。サラステ指揮ケルンWDR響によるブラームスの交響曲第4番。
6月6日:タワーレコード・オリジナル企画盤。シェルヘン指揮ウィーン国立歌劇場管による序曲集。SACDによる最新リマスタリングでモントゥー指揮ロンドン響のブラームスの交響曲第2番、バックハウスとイッセルシュテット指揮ウィーン・フィルによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。
6月7日:ファソリス指揮イ・バロッキスティと、ファジョーリ(カウンターテナー)、レージネヴァ(ソプラノ)によるヴィヴァルディの宗教曲集。マイアベーアのパリ時代のグランドオペラの代表作の一つ「預言者」を、オズボーン(テノール)やコルネッティ(メゾソプラノ)の歌で。
6月8日:パユ(フルート)、ルルー(オーボエ)、メイエ(クラリネット)など名手が集う管楽アンサンブル、レ・ヴァン・フランセ。ダンツィ、モーツァルト、ドヴィエンヌ、プレイエルによる協奏交響曲集。来日公演も絶賛されたコリン・カリー・グループによるライヒの代表作「ドラミング」最新録音。

6月11日:N響往年のライヴ録音シリーズから、1964年のシルヴェストリ指揮によるベートーヴェン、ショスタコーヴィチ、ベルリオーズの交響曲など。カウンターテナーの青木洋也が歌うトスティ歌曲集。
6月12日:ヴァイオリンのダニエル・ホープがチューリッヒ室内管と共演してモーツァルトとその同時代の作品を演奏する「ジャーニー・トゥ・モーツァルト」。フランス国立管とその新シェフ、クリヴィヌによる「海」などドビュッシー作品集。現代を代表する名手、エマールによるメシアンの大作「鳥のカタログ」全曲をSACDの音で。
6月13日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。ウエスミンスター原盤のヤニグロによるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲。コンサートホール原盤のミュンシュ指揮フランス国立放送管によるビゼー、ドビュッシーなどの作品を、新リマスタリングによるSACDの音で。
6月14日:ロストロポーヴィチが1980年にフィレンツェでヌッチ、ヴィシネフスカヤ、ゲッダなとの名歌手と上演したチャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」全曲。古楽アンサンブルのラウテン・カンパニーがビーバーとピアソラの作品を時代を超えて交互に演奏する「ミステリオ」。
6月15日:コパチンスカヤとレスチェンコ(レシチェンコ)のデュオがプーランクやバルトークを演奏したアルバム「Deux」。ラトル&ベルリン・フィルの昨年のサントリーホール公演をライヴ録音した「アジア・ツアー2017」5枚組を、SACDの音で。

6月18日:2016年モントリオール国際音楽コンクールで第1位を獲得したヴァイオリニスト、辻彩奈によるシベリウスのヴァイオリン協奏曲ほか。佐渡裕指揮トーンキュンストラー管によるチャイコフスキーや芥川也寸志の弦楽合奏のための作品集。ピアノの河村尚子による24の前奏曲などショパン作品集。
6月19日:1985年生まれのフランスの鍵盤楽器奏者、バンジャマン・アラールが開始した壮大なプロジェクト「バッハ:鍵盤のための作品全集」。年代別に収録するシリーズから、第1巻3枚の初めの2枚。1987年生まれのハスキル・コンクールの覇者アダム・ラルームラルームが山田和樹指揮ベルリン放響と録音したブラームスのピアノ協奏曲全集。
6月20日:チェリビダッケが1966年にシュターツカペレ・ベルリンを指揮したブラームスの交響曲第4番ほかのライヴ。ベームがウィーン国立歌劇場を率いて1954年に行なったロンドン訪問から、クンツ、ゼーフリートなどによる「フィガロの結婚」全曲。
6月21日:ボストリッジ(テノール)のウィグモア・ホールでのシューベルト歌曲リサイタル第3集。16世紀の尼僧院でのミサを再現した、ティブルティナ・アンサンブルによる「わたしは美しいものを見た」。史上最古の女性作曲家によるオペラ、フランチェスカ・カッチーニの「ルッジェーロの救出」全曲。
6月22日:ウィグモア・ホールでのエリアス弦楽四重奏団による「ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集」から第4集。パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルによるブラームスの交響曲第1番。ネルソンス指揮ゲヴァントハウス管によるブルックナー・シリーズから第7番。ピアノのコジュヒンと山田和樹指揮スイス・ロマンド管によるラヴェルとガーシュウィンのピアノ協奏曲集をSACDの音で。

<6月25日~29日/ニューディスク・ナビ特別篇~上半期話題盤>
 第5週は今年前半に放送したなかから、特に話題となったディスクをあつめてお送りします。
6月25日:吉野直子がハープ以外の楽器のためにつくられた名曲の編曲をあつめた「ハープ・リサイタル3」。2年前の実演も絶賛された鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによるベートーヴェンのミサ・ソレムニス。昨年亡くなったスクロヴァチェフスキが2004年にN響を指揮した「英雄」など。
6月26日:メルニコフが時代の異なる4つの楽器を用いてシューベルトからストラヴィンスキーまで、ピアノの難曲を演奏した1枚。ピリオド楽器のシュトリンツル指揮ムジカ・フロレアによる「新世界より」。イザベル・ファウストとベザイデンホウトによるバッハの「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ」全曲。
6月27日:タワーレコード・オリジナル企画盤から、ベームとウィーン・フィル往年の名手によるモーツァルトの管楽器のための協奏曲集。クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルと、ヨッフム指揮シュターツカペレ・ドレスデンによるヴァージョンの異なるブルックナーの交響曲 第5番。
6月28日:ゴルトベルク変奏曲の編曲を2種、アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノによる「ヴァリエーションズ・オン・ヴァリエーションズ」と、パダムによる「16人の声とバロック・アンサンブルのための再作曲」。バリトンのオチョア、マイヤー指揮によるシューベルトの「冬の旅」のバリトン、合唱とピアノ版。アンサンブル・レゾナンツのバッハのクリスマス・オラトリオ室内アンサンブル版。ハニガン(ソプラノ&指揮)の「クレイジー・ガール・クレイジー」。
6月29日:ヴァイオリンのカピュソン、フルートのパユなどフランスの名手によるドビュッシーの「ソナタ&トリオ」。バティアシュヴィリとネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管によるプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲集。ネルソンス指揮ゲヴァントハウス管の「ロマンティック」。イッサーリスの「戦時のチェロ」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト


山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。