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再放送=(翌週火~土)0:00~6:00
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一週30時間、月間約100枚!!演奏史譚の山崎浩太郎がおすすめするクラシック新譜をご紹介。月曜は日本人演奏家、水曜はヒストリカル録音、木曜は歌もの中心にお送りします。

<8月放送分のおススメ>
 ボストンとライプツィヒで、一層の飛躍が期待されるアンドリス・ネルソンス。ボストン響との新譜はブラームスの交響曲全集(4日)。60年代の名盤がSACDで甦った、セルとクリーヴランド管の全集との聴き較べも一興(16日)。
 モーツァルトなどのオペラでも活躍中のドイツのソプラノ、クリスティアーネ・カルク。新作「パルファン」(香水)は、フランス語の歌曲を俊英アフカム指揮するバンベルク響によるオーケストラ伴奏で艶やかに。(15日)。
 ミンコフスキがその才能を認めたイタリアのチェンバロ奏者、フランチェスコ・コルティ。ハイドンのチェンバロ・ソナタを、颯爽と快活に演奏(25日)。

7月31日:札幌交響楽団のシェフをつとめるマックス・ポンマー、生地ライプツィヒの大先達、バッハの管弦楽組曲。アマチュアながら意欲的な活動で話題の坂入健司郎と東京ユヴェントス・フィルによるマーラーの交響曲第3番。
8月1日:ジョン・アダムズなど近現代のオーケストラ作品を得意とする指揮者デイヴィッド・ロバートソン。シドニー交響楽団とのストラヴィンスキーの三大バレエ。ラ・フォル・ジュルネでの鮮やかな演奏が話題となったマンドリン奏者、ジュリアン・マルティノーの「ラテンの楽園」。
8月2日:20世紀を代表するフルート奏者ランパル。若き日のプラハでの録音を集めたスプラフォン録音全集2枚組。
8月3日:クナッパーツブッシュの伝説的名盤、1962年バイロイト音楽祭での「パルジファル」を、最新リマスタリングのSACDで。シングルレイヤーの強みを活かし、第1幕は107分ノーカット。
8月4日:近年は来日してくれないため、幻の大ピアニストとなりつつあるグリゴリー・ソコロフ。DGの新譜はモーツァルトのピアノ協奏曲第23番とラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。各所で大活躍のネルソンス。ボストン響の自主制作によるブラームスの交響曲全集。

8月7日:大人気のピアニスト、反田恭平。夏の全国リサイタル・ツアーに合わせて選曲した「月の光~リサイタル・ピース第1集」。オーチャードでの日本フィルとのマーラー・ツィクルスを大好評裡に終えた山田和樹。そのライヴの交響曲第4番と、スイス・ロマンド管弦楽団とのファリャ作品集。
8月8日:イブラギモヴァが第1ヴァイオリンをつとめるキアロスクーロ四重奏団のハイドンの太陽四重奏曲集後半。ギーレンの南西ドイツ放送での録音を集めた好評エディション第5集から、管弦楽のための協奏曲やピアノ協奏曲第2番など、バルトーク作品3枚。
8月9日:SACDで発売された、コンドラシン指揮RCAビクター響の1958年の名盤「ロシア管弦楽名演集」。優れた再現性で話題のUHQCDによる、カラヤン晩年の「ポピュラー・コンサート」と「ニューイヤー・コンサート」。
8月10日:ラ・フォル・ジュルネでも演奏されて話題となった、ダニエル・ロイス(指揮ローザンヌ声楽アンサンブルによるオネゲルの「ダヴィデ王」の初演版。マイヤーベーアの仏独伊各国語のオペラから、ダムラウ(ソプラノ)が歌うアリア集。
8月11日:ますます息が合ってきたティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンのコンビによるブルックナーの「ロマンティック」。ギーレンのストラヴィンスキー作品集。

8月14日:ロシアで学ぶピアニスト、松田華音の「展覧会の絵」。交響曲第10番「次の時代のために」ほか、池辺晋一郎のオーケストラ作品集。ロック・バンド「くるり」で活躍する岸田繁の交響曲第一番。
8月15日:ミヒャエル・ザンデルリンクとドレスデン・フィルのベートーヴェンとショスタコーヴィチのシリーズ、「英雄」と第10番。ソプラノのクリスティアーネ・カルクがアフカム指揮バンベルク響をバックにフランス語歌曲を艶やかに歌う「パルファン」。
8月16日:セルとクリーヴランド管が60年代に録音したブラームスの交響曲全集を、新マスタリングのハイブリッドSACDの音で。ホロヴィッツがそのセルの指揮で1953年にライヴ録音したチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番ほか。
8月17日:カウンターテナーのテリー・ウェイが、古楽器サルテリオなどを伴奏に歌うベネデット・マルチェロほかの「主よ、われを守りたまえ」。ボストリッジとギター奏者のスーフェイ・ヤンによる「Songs From Our Ancestors」。生誕250年のテレマンの「愛らしい平和よ、聖なる信仰よ」をゲーベルの指揮で。
8月18日:圧倒的なテクニックを誇るピアニスト、ヴォロドスの「プレイズ・ブラームス」。クルト・ザンデルリンクと北ドイツ放響のマーラーの交響曲第9番。ブラビンズ指揮BBCスコティッシュ響によるウォルトン作品集。

8月21日:このところ日本で充実した演奏を聴ける機会の増えたショスタコーヴィチの交響曲。ノット指揮東京交響楽団の第10番と、井上道義指揮大フィルの第11番。
8月22日:ロシア出身でコンセルトヘボウ管の首席をつとめるオーボエ奏者、オグリンチュク。ネルソンス指揮コンセルトヘボウ管との共演でオーボエ協奏曲など、R. シュトラウス作品集。パパヴラミ(ヴァイオリン)とゲルナー(ピアノ)、実力派2人によるフォーレとフランクのヴァイオリン・ソナタ。
8月23日:「貧民窟の天才」などという異名で知られたピアニスト、ニレジハージ。1972のライヴ録音2枚組。マルティノンとフランス国立放送管、フェラス、ハイドシェック、トルトゥリエによるベートーヴェンの三重協奏曲。モントゥーとコンセルトヘボウ管によるワーグナー作品集ライヴ。
8月24日:クレオベリー率いるケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団ほかによるバッハのヨハネ受難曲を、SACDの音で。バート・ヴィルトバートのロッシーニ音楽祭ライヴの歌劇「ブルゴーニュのアデライーデ」全曲。
8月25日:若き名手フランチェスコ・コルティのひくハイドンのチェンバロ・ソナタ集。非ドイツ系のブルックナーの交響曲演奏を2曲。ラトル指揮オーストラリア・ワールド・オーケストラによる第8番と、ムーティ指揮シカゴ響による第9番。

THE CLASSIC オンエア曲リスト

山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。演奏家たちの活動とその録音を、その生涯や同時代の社会状況において捉えなおし、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『名指揮者列伝』(以上アルファベータ)、『クライバーが讃え、ショルティが恐れた男』(キングインターナショナル)、訳書にジョン・カルショー著『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

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<7月放送分のおススメ>
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターに今年就任するアンドリス・ネルソンス。黄金時代の到来を予感させる、艶やかにして重厚なブルックナーの交響曲第3番(14日)。秋の初来日が楽しみな指揮者、ウラディーミル・ユロフスキ。イスラエル・フィルと演奏会形式上演したチャイコフスキーの「スペードの女王」は、充実した歌手陣による緊迫の名演(27日)。ヴァイオリンの女王、イザベル・ファウストの新作は、細やかに叙情を奏でるフランクのヴァイオリン・ソナタとショーソンのコンセール。作品と同時代のエラールをひくメルニコフなど、共演者も充実(28日)。(山崎浩太郎)

7月3日:熱狂的ファンをもつ小林研一郎が読響を指揮したブラームスの交響曲第2番。ベテラン伊藤恵のひくショパンの24の前奏曲とシューマンのクライスレリアーナ。
7月4日:昨年創立80周年を迎えたイスラエル・フィルの記念ボックス13枚組から、バーンスタイン、パレー、チェリビダッケ、アバド、ストラヴィンスキーなどの指揮で4枚。
7月5日:フォルテピアノの荒木紅などが組むトリオ・マルゴーがピリオド楽器で演奏するショパンのピアノ三重奏曲。イスラエル・フィルの記念ボックスからモントゥー、クレツキ、コンドラシン、ロストロポーヴィチなどの指揮で4枚。
7月6日:バリトンのトーマス・ハンプソンがアムステルダム・シンフォニエッタの伴奏でドイツ歌曲を歌う「タイズ・オヴ・ライフ  ~ 弦楽オーケストラ伴奏による歌曲集」。フォークト、ニールント、シュトルックマンなど豪華な歌手がエルダー指揮コンセルトヘボウ管と演奏会形式上演した「ローエングリン」全曲。
7月7日:イスラエル・フィルの記念ボックスからメータ、クーベリック、バルビローリ、バレンボイムなどの指揮で4枚。

7月10日:高橋悠治がパーセルから自作まで、バロックと近現代の作品をピアノでひいた「めぐる季節と散らし書き 子どもの音楽」。バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハのルター派ミサ曲第1集。
7月11日:クイケン・ファミリーによるモーツァルトのピアノ協奏曲第11~13番の弦楽四重奏伴奏版。シュタイアーとメルニコフがフォルテピアノでひくシューベルトのピアノ連弾作品集。ネーメ・ヤルヴィとエストニア国立響によるブラームスの交響曲第1番。
7月12日:ヨッフム指揮ロンドン・フィルが1976年に録音したブラームスの交響曲全集をSACDの音で。
7月13日:昨年亡くなったヘルデン・テノール、ヨハン・ボータがウィーン国立歌劇場で1999~2014年に歌ったライヴ録音による追悼盤。ルイージ指揮による、珍しいメルカダンテの歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」。
7月14日:名門の新シェフの録音を集めて。シャイーとスカラ座フィルによるイタリア・オペラの「序曲、前奏曲、間奏曲集」。ネルソンス指揮ゲヴァントハウス管によるブルックナーの交響曲第3番。ゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィルによるR.シュトラウスの「英雄の生涯」。

7月17日:桐山建志がピリオドとモダンの2種のヴァイオリンでひいたベートーヴェンのクロイツェル・ソナタ。バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハの世俗カンタータ第8集。堤剛と萩原麻未、ベテランと新鋭によるフランクのチェロ・ソナタほか。
7月18日:アイスランドの俊英、ヴィキングル・オラフソンの「フィリップ・グラス:ピアノ・ワークス」。グリンゴルツがロウヴァリとサレムクール、2人の新鋭指揮者と共演したアダムズとコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。ヨッフムがロンドン交響楽団と70年代後半に録音したベートーヴェンの交響曲全集SACDリマスターから2枚。イスラエルのピアニスト、シャイ・ウォスナーがシューベルトなどさまざまな作曲家の即興曲をひくアルバム。
7月19日:ヨッフムとロンドン交響楽団のベートーヴェンの交響曲全集から残りの交響曲6曲。ホプキンソン・スミスのリュートでイギリス作品を集めた「mad dog」。
7月20日:ヴィンマー指揮アチェントゥス・アウストリアによるフックス作品集。ガーディナーとウィーン・フィルによるレハールの「メリー・ウィドウ」。ブロードウェイ・ミュージカルの源流となったロンバーグの喜歌劇「学生王子」。
7月21日:ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管によるピリオド・スタイルのブラームスの交響曲第4番。オズボーンがモルロー指揮BBCスコティッシュ響との共演で演奏したラヴェルのピアノ協奏曲集とファリャの「スペインの庭の夜」。再評価されつつあるアメリカの「悪童」アンタイルの交響曲をストゥールゴールズ指揮BBCフィルハーモニックの演奏で。

7月24日:小山実稚恵が録音活動30周年を記念してついに録音したゴルトベルク変奏曲。千住真理子(ヴァイオリン)の「ドラマティック・ブラームス」。
7月25日:アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコによる「ハイドン2032 交響曲全集4」。ルーマニア出身のピアニスト、ルイザ・ボラクがエネスコなど珍しい作品も集めた2枚組「霊感と夢」。
7月26日:メータ指揮ウィーン・フィルのシューマンの交響曲全集。ワルターとウィーン・フィルのSP時代の「モーツァルト録音集(1936-38)」。
7月27日:ウラディーミル・ユロフスキがイスラエル・フィルを指揮して、テノールのクルコやバリトンのレイフェルクスと演奏会形式上演したチャイコフスキーの歌劇「スペードの女王」。メゾソプラノのアルケス、アッシャー・フィッシュ指揮ミュンヘン放送管弦楽団によるラヴェルの「スペインの時」。
7月28日:イザベル・ファウストがメルニコフたちと録音した話題盤、フランクのヴァイオリン・ソナタとショーソンのコンセール。ロンドン交響楽団の首席客演指揮者に就任したノセダ指揮による、強力独唱陣とのヴェルディのレクイエム。ブリュノ・コクセがピリオド楽器のレ・バッス・レユニと演奏した「Give Me Your Hand ジェミニアーニとケルトの大地」。

<特別編:上半期話題盤特集>
 第1週は今年前半に放送したなかから、特に話題となったディスクをあつめてお送りします。
6月26日:日比谷公会堂で5つのオーケストラを指揮して話題となった「井上道義/ショスタコーヴィチ:交響曲全集」から「レニングラード」。すばらしい関係にあるノットと東京交響楽団のコンビによるブルックナーの交響曲第8番。新垣隆が自らの名で発表した交響曲「連祷」。
6月27日:スペイン古楽界の次代を担うと期待されるファミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバのバッハ・アルバム。イザベル・ファウストがピリオド奏法で斬新にきかせたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集。ガーディナーとロンドン交響楽団によるメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」。
6月28日:最新リマスターのSACDハイブリッド盤による、ヒストリカルの復活。カーゾンとブリテンによるモーツァルトのピアノ協奏曲。イダ・ヘンデルとベルグルンドによるシベリウスのヴァイオリン協奏曲。クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管による「ヴォータンの告別と魔の炎の音楽」など。
6月29日:新進のメゾソプラノ、クレバッサがミンコフスキの指揮で艶やかにズボン役を歌う「オー、ボーイ!」。鬼才クルレンツィスが入念に録音した「ドン・ジョヴァンニ」。
6月30日:1月に亡くなったプレートルがシュトゥットガルト放響を指揮したブラームスの交響曲第1番。昨年の来日公演も話題となったバレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンのブルックナーの交響曲第7番と、ヤンソンス指揮バイエルン放響のマーラーの交響曲第9番。そして室内アンサンブルの時代を感じさせる、ルノー・カピュソンその他によるマーラーの交響曲第4番。

THE CLASSIC オンエア曲リスト

山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。演奏家たちの活動とその録音を、その生涯や同時代の社会状況において捉えなおし、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『名指揮者列伝』(以上アルファベータ)、『クライバーが讃え、ショルティが恐れた男』(キングインターナショナル)、訳書にジョン・カルショー著『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

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<6月放送分のおススメ>
 ウィーン国立歌劇場に主演する最初の日本人カウンターテナーとなった藤木大地。デビュー・アルバム「死んだ男の残したものは」はギターなどとの共演で、自然で澄んだ美しい歌声と日本語を堪能できる1枚(5月29日)。ロト(指揮)レ・シエクルによるラヴェルの「ダフニスとクロエ」は、初演当時の楽器を用いた、清新な響きによる新鮮な音楽(6月2日)。バロック・ヴァイオリンの名手から指揮者としての活躍の場を広げるアンドルー・マンゼ。ロイヤル・リヴァプール・フィルを指揮したヴォーン・ウィリアムズの「田園交響曲」は、第1次世界大戦の破壊と殺戮への、静かな抗議の音楽(20日)。 (山崎浩太郎)

5月29日:美しい歌声で話題のカウンターテナー、藤木大地のデビュー・アルバム「死んだ男の残したものは」。エリシュカが大フィルを指揮したドヴォルジャークのスターバト・マーテル。そしてN響と共演した日本の名手たちのシリーズから、園田高弘のブラームスとシューマンのピアノ協奏曲。
5月30日:日本での全曲ツィクルスも話題となったウィーンのピリオド・オーケストラ、ハーゼルベック指揮のウィーン・アカデミー管による《合唱》とリストのファウスト交響曲。オーストラリアのピリオド室内楽団、アイアンウッドによるブラームス作品集。
5月31日:今年没後30年のヨッフムがコンセルトヘボウ管と60年代に録音したベートーヴェンの交響曲全集から6曲。
6月1日:ソプラノのカタリーナ・クレーガーが歌うアルマ・マーラーの歌曲集。カウフマンが一人でバリトンのパートまで歌った、ノット指揮ウィーン・フィルとの《大地の歌》。ヨッフムのベートーヴェンの交響曲全集から3曲。
6月2日:カピュソン兄弟やクレメンス・ハーゲンなど、豪華なメンバーによるブラームスの弦楽六重奏曲集。ロト指揮レ・シエクルがピリオド楽器を用いて初演当時の響きの再現に挑むラヴェルの「ダフニスとクロエ」全曲。ドイツの若き名手モーザーのひくエルガーのチェロ協奏曲ほか。

6月5日:20世紀後半のN響の公演を彩った日本の名ソリストのシリーズから、ピアノ安川加寿子のモーツァルト、ダンディ、ラヴェル。フルートの吉田雅夫のモーツァルトと尾高、ホルンの千葉馨によるR.シュトラウス。
6月6日:マゼールが1980年から83年までウィーン・フィルとライヴ録音したニューイヤー・コンサート4枚組から、1980年。ヴィオラの俊英タメスティによる「ベル・カント~ヴィオラの声」。1923年生れの大ベテラン、メナヘム・プレスラーがアメリカのパシフィカ弦楽四重奏団と共演したブラームスのピアノ五重奏曲。
6月7日:クリップスがウィーン・フィルとデッカにステレオ録音したセットから、ブラームスの交響曲第1番やシューベルトの「未完成」など。クレンペラーがスイスで録音したシェーンベルク:室内交響曲第1番ほか、そして1971年の生涯最後の演奏会ライヴ。
6月8日:1815年、ウィーン会議の最中につくられたノイコムの「ルイ16世追悼のためのレクイエム」。エーリヒ・クライバー指揮ウィーン・フィルの名盤「フィガロの結婚」を、最新のSACDの音で。
6月9日:ビシュコフ指揮ウィーン・フィルによるシュミットの交響曲第2番。ライヴではなくセッション録音というのが現代では珍しい。イギリスの中堅、リチャード・エガーのチェンバロによる意欲的なバッハのパルティータ全曲。

6月12日:佐渡裕指揮トーンキュンストラー管によるシベリウスの交響曲第2番。堀米ゆず子がケーゲルやブロムシュテットなどが指揮するN響と共演した、シベリウスやドヴォルジャークのヴァイオリン協奏曲集。
6月13日:来日公演も好評だったフランスの俊英チェンバロ奏者、ジャン・ロンドーによるバッハ一族のチェンバロ協奏曲集。ユロフスキ指揮ロンドン・フィルによる「エロイカ」。
6月14日:ケルテスがウィーン・フィルとデッカに録音した名盤、シューベルト交響曲全集4枚組。
6月15日:アルトのマリー=ニコル・ルミューが歌うロッシーニのオペラ・アリア集。シュトライトやゴーヴァンがローレル指揮ル・セルクル・ド・ラルモニーの演奏でライヴ録音したモーツァルトの「皇帝ティートの慈悲」。サヴァールによる「モンセラートの朱い本」。
6月16日:ジョルダン指揮パリ国立オペラ座管による「展覧会の絵」。1月に亡くなったプレートルが1995年にシュトゥットガルト放響を指揮した「ロマンティック」。ヴァンスカ指揮ミネソタ管弦楽団による、シベリウスの「クレルヴォ」と「フィンランディア」。

6月19日:中村紘子が岩城宏之指揮N響と60年代に遺したチャイコフスキー、ショパン、矢代秋雄のピアノ協奏曲集。山田一雄指揮神奈川フィルのマーラーの交響曲第4番、朝比奈隆指揮新日本フィルのベートーヴェン「フィデリオ」の音楽。
6月20日:メジューエワによるショパンのポロネーズ集。ピリオド楽器のアントン・シュテックによる、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の初稿復元版。マンゼ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルによる、ヴォーン・ウィリアムズの田園交響曲と第4番の美しい演奏。
6月21日:ギレリスがマゼール指揮ニュー・フィルハーモニア管と1972年に録音したチャイコフスキーのピアノ協奏曲全集と、スヴェトラーノフ指揮のロシア管弦楽曲集を、新規マスタリングのSACDの音で。
6月22日:ようやく発売されたミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル=グルノーブルによるバッハのヨハネ受難曲。ミッコ・フランク指揮フランス放送フィル、ドゥヴィエルやゴーヴァンが歌うラヴェルの「子供と魔法」とドビュッシーの「放蕩息子」。
6月23日:スペインの若き名手ペリアネスによるシューベルトのピアノ・ソナタ第21番と第13番。ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団によるマタイ受難曲、待望の再録音。ヨーヨー・マがカントリー音楽の名手と演奏する「バッハ:トリオ」。

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山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。演奏家たちの活動とその録音を、その生涯や同時代の社会状況において捉えなおし、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『名指揮者列伝』(以上アルファベータ)、『クライバーが讃え、ショルティが恐れた男』(キングインターナショナル)、訳書にジョン・カルショー著『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。