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(月~金)18:00~24:00
再放送=(翌週火~土)0:00~6:00
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一週30時間、月間約100枚!!演奏史譚の山崎浩太郎がおすすめするクラシック新譜をご紹介。月曜は日本人演奏家、水曜はヒストリカル録音、木曜は歌もの中心にお送りします。

<特別編:上半期話題盤特集>
 第1週は今年前半に放送したなかから、特に話題となったディスクをあつめてお送りします。
6月26日:日比谷公会堂で5つのオーケストラを指揮して話題となった「井上道義/ショスタコーヴィチ:交響曲全集」から「レニングラード」。すばらしい関係にあるノットと東京交響楽団のコンビによるブルックナーの交響曲第8番。新垣隆が自らの名で発表した交響曲「連祷」。
6月27日:スペイン古楽界の次代を担うと期待されるファミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバのバッハ・アルバム。イザベル・ファウストがピリオド奏法で斬新にきかせたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集。ガーディナーとロンドン交響楽団によるメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」。
6月28日:最新リマスターのSACDハイブリッド盤による、ヒストリカルの復活。カーゾンとブリテンによるモーツァルトのピアノ協奏曲。イダ・ヘンデルとベルグルンドによるシベリウスのヴァイオリン協奏曲。クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管による「ヴォータンの告別と魔の炎の音楽」など。
6月29日:新進のメゾソプラノ、クレバッサがミンコフスキの指揮で艶やかにズボン役を歌う「オー、ボーイ!」。鬼才クルレンツィスが入念に録音した「ドン・ジョヴァンニ」。
6月30日:1月に亡くなったプレートルがシュトゥットガルト放響を指揮したブラームスの交響曲第1番。昨年の来日公演も話題となったバレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンのブルックナーの交響曲第7番と、ヤンソンス指揮バイエルン放響のマーラーの交響曲第9番。そして室内アンサンブルの時代を感じさせる、ルノー・カピュソンその他によるマーラーの交響曲第4番。

<7月放送分のおススメ>
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターに今年就任するアンドリス・ネルソンス。黄金時代の到来を予感させる、艶やかにして重厚なブルックナーの交響曲第3番(14日)。秋の初来日が楽しみな指揮者、ウラディーミル・ユロフスキ。イスラエル・フィルと演奏会形式上演したチャイコフスキーの「スペードの女王」は、充実した歌手陣による緊迫の名演(27日)。ヴァイオリンの女王、イザベル・ファウストの新作は、細やかに叙情を奏でるフランクのヴァイオリン・ソナタとショーソンのコンセール。作品と同時代のエラールをひくメルニコフなど、共演者も充実(28日)。(山崎浩太郎)

7月3日:熱狂的ファンをもつ小林研一郎が読響を指揮したブラームスの交響曲第2番。ベテラン伊藤恵のひくショパンの24の前奏曲とシューマンのクライスレリアーナ。
7月4日:昨年創立80周年を迎えたイスラエル・フィルの記念ボックス13枚組から、バーンスタイン、パレー、チェリビダッケ、アバド、ストラヴィンスキーなどの指揮で4枚。
7月5日:フォルテピアノの荒木紅などが組むトリオ・マルゴーがピリオド楽器で演奏するショパンのピアノ三重奏曲。イスラエル・フィルの記念ボックスからモントゥー、クレツキ、コンドラシン、ロストロポーヴィチなどの指揮で4枚。
7月6日:バリトンのトーマス・ハンプソンがアムステルダム・シンフォニエッタの伴奏でドイツ歌曲を歌う「タイズ・オヴ・ライフ  ~ 弦楽オーケストラ伴奏による歌曲集」。フォークト、ニールント、シュトルックマンなど豪華な歌手がエルダー指揮コンセルトヘボウ管と演奏会形式上演した「ローエングリン」全曲。
7月7日:イスラエル・フィルの記念ボックスからメータ、クーベリック、バルビローリ、バレンボイムなどの指揮で4枚。

7月10日:高橋悠治がパーセルから自作まで、バロックと近現代の作品をピアノでひいた「めぐる季節と散らし書き 子どもの音楽」。バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハのルター派ミサ曲第1集。
7月11日:クイケン・ファミリーによるモーツァルトのピアノ協奏曲第11~13番の弦楽四重奏伴奏版。シュタイアーとメルニコフがフォルテピアノでひくシューベルトのピアノ連弾作品集。ネーメ・ヤルヴィとエストニア国立響によるブラームスの交響曲第1番。
7月12日:ヨッフム指揮ロンドン・フィルが1976年に録音したブラームスの交響曲全集をSACDの音で。
7月13日:昨年亡くなったヘルデン・テノール、ヨハン・ボータがウィーン国立歌劇場で1999~2014年に歌ったライヴ録音による追悼盤。ルイージ指揮による、珍しいメルカダンテの歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」。
7月14日:名門の新シェフの録音を集めて。シャイーとスカラ座フィルによるイタリア・オペラの「序曲、前奏曲、間奏曲集」。ネルソンス指揮ゲヴァントハウス管によるブルックナーの交響曲第3番。ゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィルによるR.シュトラウスの「英雄の生涯」。

7月17日:桐山建志がピリオドとモダンの2種のヴァイオリンでひいたベートーヴェンのクロイツェル・ソナタ。バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハの世俗カンタータ第8集。堤剛と萩原麻未、ベテランと新鋭によるフランクのチェロ・ソナタほか。
7月18日:アイスランドの俊英、ヴィキングル・オラフソンの「フィリップ・グラス:ピアノ・ワークス」。グリンゴルツがロウヴァリとサレムクール、2人の新鋭指揮者と共演したアダムズとコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。ヨッフムがロンドン交響楽団と70年代後半に録音したベートーヴェンの交響曲全集SACDリマスターから2枚。イスラエルのピアニスト、シャイ・ウォスナーがシューベルトなどさまざまな作曲家の即興曲をひくアルバム。
7月19日:ヨッフムとロンドン交響楽団のベートーヴェンの交響曲全集から残りの交響曲6曲。ホプキンソン・スミスのリュートでイギリス作品を集めた「mad dog」。
7月20日:ヴィンマー指揮アチェントゥス・アウストリアによるフックス作品集。ガーディナーとウィーン・フィルによるレハールの「メリー・ウィドウ」。ブロードウェイ・ミュージカルの源流となったロンバーグの喜歌劇「学生王子」。
7月21日:ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管によるピリオド・スタイルのブラームスの交響曲第4番。オズボーンがモルロー指揮BBCスコティッシュ響との共演で演奏したラヴェルのピアノ協奏曲集とファリャの「スペインの庭の夜」。再評価されつつあるアメリカの「悪童」アンタイルの交響曲をストゥールゴールズ指揮BBCフィルハーモニックの演奏で。

7月24日:小山実稚恵が録音活動30周年を記念してついに録音したゴルトベルク変奏曲。千住真理子(ヴァイオリン)の「ドラマティック・ブラームス」。
7月25日:アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコによる「ハイドン2032 交響曲全集4」。ルーマニア出身のピアニスト、ルイザ・ボラクがエネスコなど珍しい作品も集めた2枚組「霊感と夢」。
7月26日:メータ指揮ウィーン・フィルのシューマンの交響曲全集。ワルターとウィーン・フィルのSP時代の「モーツァルト録音集(1936-38)」。
7月27日:ウラディーミル・ユロフスキがイスラエル・フィルを指揮して、テノールのクルコやバリトンのレイフェルクスと演奏会形式上演したチャイコフスキーの歌劇「スペードの女王」。メゾソプラノのアルケス、アッシャー・フィッシュ指揮ミュンヘン放送管弦楽団によるラヴェルの「スペインの時」。
7月28日:イザベル・ファウストがメルニコフたちと録音した話題盤、フランクのヴァイオリン・ソナタとショーソンのコンセール。ロンドン交響楽団の首席客演指揮者に就任したノセダ指揮による、強力独唱陣とのヴェルディのレクイエム。ブリュノ・コクセがピリオド楽器のレ・バッス・レユニと演奏した「Give Me Your Hand ジェミニアーニとケルトの大地」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト

山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。演奏家たちの活動とその録音を、その生涯や同時代の社会状況において捉えなおし、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『名指揮者列伝』(以上アルファベータ)、『クライバーが讃え、ショルティが恐れた男』(キングインターナショナル)、訳書にジョン・カルショー著『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

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<6月放送分のおススメ>
 ウィーン国立歌劇場に主演する最初の日本人カウンターテナーとなった藤木大地。デビュー・アルバム「死んだ男の残したものは」はギターなどとの共演で、自然で澄んだ美しい歌声と日本語を堪能できる1枚(5月29日)。ロト(指揮)レ・シエクルによるラヴェルの「ダフニスとクロエ」は、初演当時の楽器を用いた、清新な響きによる新鮮な音楽(6月2日)。バロック・ヴァイオリンの名手から指揮者としての活躍の場を広げるアンドルー・マンゼ。ロイヤル・リヴァプール・フィルを指揮したヴォーン・ウィリアムズの「田園交響曲」は、第1次世界大戦の破壊と殺戮への、静かな抗議の音楽(20日)。 (山崎浩太郎)

5月29日:美しい歌声で話題のカウンターテナー、藤木大地のデビュー・アルバム「死んだ男の残したものは」。エリシュカが大フィルを指揮したドヴォルジャークのスターバト・マーテル。そしてN響と共演した日本の名手たちのシリーズから、園田高弘のブラームスとシューマンのピアノ協奏曲。
5月30日:日本での全曲ツィクルスも話題となったウィーンのピリオド・オーケストラ、ハーゼルベック指揮のウィーン・アカデミー管による《合唱》とリストのファウスト交響曲。オーストラリアのピリオド室内楽団、アイアンウッドによるブラームス作品集。
5月31日:今年没後30年のヨッフムがコンセルトヘボウ管と60年代に録音したベートーヴェンの交響曲全集から6曲。
6月1日:ソプラノのカタリーナ・クレーガーが歌うアルマ・マーラーの歌曲集。カウフマンが一人でバリトンのパートまで歌った、ノット指揮ウィーン・フィルとの《大地の歌》。ヨッフムのベートーヴェンの交響曲全集から3曲。
6月2日:カピュソン兄弟やクレメンス・ハーゲンなど、豪華なメンバーによるブラームスの弦楽六重奏曲集。ロト指揮レ・シエクルがピリオド楽器を用いて初演当時の響きの再現に挑むラヴェルの「ダフニスとクロエ」全曲。ドイツの若き名手モーザーのひくエルガーのチェロ協奏曲ほか。

6月5日:20世紀後半のN響の公演を彩った日本の名ソリストのシリーズから、ピアノ安川加寿子のモーツァルト、ダンディ、ラヴェル。フルートの吉田雅夫のモーツァルトと尾高、ホルンの千葉馨によるR.シュトラウス。
6月6日:マゼールが1980年から83年までウィーン・フィルとライヴ録音したニューイヤー・コンサート4枚組から、1980年。ヴィオラの俊英タメスティによる「ベル・カント~ヴィオラの声」。1923年生れの大ベテラン、メナヘム・プレスラーがアメリカのパシフィカ弦楽四重奏団と共演したブラームスのピアノ五重奏曲。
6月7日:クリップスがウィーン・フィルとデッカにステレオ録音したセットから、ブラームスの交響曲第1番やシューベルトの「未完成」など。クレンペラーがスイスで録音したシェーンベルク:室内交響曲第1番ほか、そして1971年の生涯最後の演奏会ライヴ。
6月8日:1815年、ウィーン会議の最中につくられたノイコムの「ルイ16世追悼のためのレクイエム」。エーリヒ・クライバー指揮ウィーン・フィルの名盤「フィガロの結婚」を、最新のSACDの音で。
6月9日:ビシュコフ指揮ウィーン・フィルによるシュミットの交響曲第2番。ライヴではなくセッション録音というのが現代では珍しい。イギリスの中堅、リチャード・エガーのチェンバロによる意欲的なバッハのパルティータ全曲。

6月12日:佐渡裕指揮トーンキュンストラー管によるシベリウスの交響曲第2番。堀米ゆず子がケーゲルやブロムシュテットなどが指揮するN響と共演した、シベリウスやドヴォルジャークのヴァイオリン協奏曲集。
6月13日:来日公演も好評だったフランスの俊英チェンバロ奏者、ジャン・ロンドーによるバッハ一族のチェンバロ協奏曲集。ユロフスキ指揮ロンドン・フィルによる「エロイカ」。
6月14日:ケルテスがウィーン・フィルとデッカに録音した名盤、シューベルト交響曲全集4枚組。
6月15日:アルトのマリー=ニコル・ルミューが歌うロッシーニのオペラ・アリア集。シュトライトやゴーヴァンがローレル指揮ル・セルクル・ド・ラルモニーの演奏でライヴ録音したモーツァルトの「皇帝ティートの慈悲」。サヴァールによる「モンセラートの朱い本」。
6月16日:ジョルダン指揮パリ国立オペラ座管による「展覧会の絵」。1月に亡くなったプレートルが1995年にシュトゥットガルト放響を指揮した「ロマンティック」。ヴァンスカ指揮ミネソタ管弦楽団による、シベリウスの「クレルヴォ」と「フィンランディア」。

6月19日:中村紘子が岩城宏之指揮N響と60年代に遺したチャイコフスキー、ショパン、矢代秋雄のピアノ協奏曲集。山田一雄指揮神奈川フィルのマーラーの交響曲第4番、朝比奈隆指揮新日本フィルのベートーヴェン「フィデリオ」の音楽。
6月20日:メジューエワによるショパンのポロネーズ集。ピリオド楽器のアントン・シュテックによる、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の初稿復元版。マンゼ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルによる、ヴォーン・ウィリアムズの田園交響曲と第4番の美しい演奏。
6月21日:ギレリスがマゼール指揮ニュー・フィルハーモニア管と1972年に録音したチャイコフスキーのピアノ協奏曲全集と、スヴェトラーノフ指揮のロシア管弦楽曲集を、新規マスタリングのSACDの音で。
6月22日:ようやく発売されたミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル=グルノーブルによるバッハのヨハネ受難曲。ミッコ・フランク指揮フランス放送フィル、ドゥヴィエルやゴーヴァンが歌うラヴェルの「子供と魔法」とドビュッシーの「放蕩息子」。
6月23日:スペインの若き名手ペリアネスによるシューベルトのピアノ・ソナタ第21番と第13番。ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団によるマタイ受難曲、待望の再録音。ヨーヨー・マがカントリー音楽の名手と演奏する「バッハ:トリオ」。

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山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。演奏家たちの活動とその録音を、その生涯や同時代の社会状況において捉えなおし、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『名指揮者列伝』(以上アルファベータ)、『クライバーが讃え、ショルティが恐れた男』(キングインターナショナル)、訳書にジョン・カルショー著『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

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<5月放送分のおススメ>
 カリスマ指揮者と一糸乱れず従う大オーケストラ、という20世紀的な価値観とは別のところで、アンサンブルでつくる音楽の喜びを味わえるのが、2011年ザルツブルク音楽祭のマーラーの交響曲第4番の室内アンサンブル版。ルノー・カピュソン、タメスティなどスター揃い(5日)。名手が集う合奏の喜びでは、フェルシュトマン、クリンガー、ベルチャ四重奏団などが参加したメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲も素晴らしい。現代はアンサンブルの時代なのか(19日)。「井上道義/ショスタコーヴィチ:交響曲全集」は、2007年に日比谷公会堂で開催された演奏会シリーズの、ホットなドキュメント(15~26日)。(山崎浩太郎)

5月1日:昨年没した、2人の音楽家のディスクをお送りします。まずは7月に亡くなった中村紘子。生涯最後の協奏曲演奏となったモーツァルトのピアノ協奏曲第24番を2種収録した「中村紘子 フォーエバー」。続いて5月に亡くなった冨田勲の遺作、「ドクター・コッペリウス」の半年後の初演ライヴ。武久源造がチェンバロとフォルテピアノで演奏する、バッハの適正律クラヴィーア曲集。平均律ではなく適正律というのがポイント。
5月2日:日本公演も話題となったイヴラギモヴァ(ヴァイオリン)とティベルギアン(ピアノ)のデュオによる、「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集第3集」。ダニエル・ホープがヴィヴァルディの「四季」と新たな四季に挑む「フォー・シーズンズ」。
5月3日:ベームとウィーン・フィルが1974~80年に録音したモーツァルトの交響曲集を、最新リマスタリングのSACDの音で。
5月4日:昨年の「東京・春・音楽祭」の「ジークフリート」で聴衆を感激させたテノールのアンドレアス・シャーガーが歌曲を歌う「Singen will ich, Lieder singen」。トレーケルとシュヴァネヴィルムスの主役コンビでハンス・グラーフがヒューストンで演奏会形式上演した、ベルクの「ヴォツェック」。
5月5日:御喜美江がアコーディオンでひくバッハの平均律クラヴィーア曲集。ルノー・カピュソンを中心に、オールスター・アンサンブルが演奏するマーラーの交響曲第4番のアンサンブル編曲版。ブニアティシヴィリがパーヴォ・ヤルヴィ&チェコ・フィルをバックにひくラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と第3番。

5月8日:鈴木雅明によるバッハのオルガン作品集第2集。絶好調の広上淳一と京都市響のコンビの「ジュピター」と「ツァラトゥストラはかく語りき」。重鎮安田謙一郎の20~21世紀の無伴奏チェロ作品集。
5月9日:マンフレート・ホーネック指揮ウィーン交響楽団による「ウィーンの春2016」ライヴ。ピリオド楽器のウィレンズ指揮ケルン・アカデミーによるモーツァルトの「ポストホルン」と「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。2年前に亡くなったアルド・チッコリーニの、最後の来日直前のフランスでのリサイタル。
5月10日:没後30年のヨッフム。愛娘と共演したベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番 とモーツァルトのピアノ協奏曲第14番など。
5月11日:没後450年のモンテヴェルディ。そのミサ・イン・イッロ・テンポレを中心とする「モンテヴェルディの鏡」。メゾソプラノのアン・ハレンベリがルセ指揮レ・タラン・リリクと伝説のカストラートの十八番を歌う「ファリネッリ ア・ポートレート」。
5月12日:ワシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルのエルガーの交響曲第2番。クレーメルとクレメラータ・バルティカによるヴァインベルクの室内交響曲集。話題の女性指揮者ミルガ・グラジニーテ=ティーラも参加。チッコリーニが2013年に録音した、素敵な「ワルツ選集」。

5月15日:新日本フィルの音楽監督に就任した上岡敏之。このコンビによるR.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」と「英雄の生涯」。井上道義がサンクト・ペテルブルク響など6つのオーケストラと2007年に日比谷公会堂で敢行したショスタコーヴィチの交響曲全曲チクルスから、1~3番。
5月16日:井上道義のショスタコーヴィチ、4~6番。日本で演奏されて絶賛されたライヒのテヒリームと、アダムズの劇的交響曲「シェヘラザード.2」。
5月17日:マルクジンスキーが1961年に日比谷公会堂で行なったショパン・リサイタルのステレオ・ライヴ。同じ日比谷公会堂での井上道義指揮のショスタコーヴィチ、7&8番。
5月18日:カウンターテナーのジャルスキーがサルトリオ、モンテヴェルディ、ロッシの3人が作曲したオルフェオを歌う「オルフェオの物語」。アルトのシュトゥッツマンの「シューベルト:三大歌曲集」。
5月19日:ブレハッチ(ピアノ)のバッハ・リサイタル。アムランがユロフスキ指揮ロンドン・フィルと演奏する難曲2つ、メトネルのピアノ協奏曲第2番とラフマニノフの第3番。パーヴォ・ヤルヴィとフィルハーモニア管によるニールセン作品集。ヴァイオリンのリザ・フェルシュトマンを中心に名手が集ったメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲。

5月22日:モーツァルトの交響曲全集をライヴ録音した飯森範親と山形交響楽団。その最初と最後の演奏会から、「レ・プティ・リアン」ほか。選集に引き続いて井上道義指揮のショスタコーヴィチ全集から、9~12番。
5月23日:フォルテピアノのスホーンデルヴィルトが小アンサンブルのクリストフォリと演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲「ジュノム」ほか。イギリスのナッシュ・アンサンブルによるブルッフの弦楽五重奏曲と八重奏曲。
5月24日:没後30年のヨッフムと、フルトヴェングラー、ワルターの王道特集。
5月25日:メンコボーニとカンタール・ロンターノが教会で演奏したモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」。来日公演も大好評だったナタリー・デセイ(ソプラノ)とカサール(ピアノ)のデュオによるシューベルトの歌曲集。
5月26日:アンデルシェフスキがモーツァルトとシューマンの幻想曲をひく「ファンタジー」。ネゼ=セガン指揮ロンドン・フィルのドヴォルジャークの交響曲第6&7番。ノットとバンベルク交響楽団、テノールとバリトンによるマーラーの「大地の歌」。井上道義のショスタコーヴィチ:交響曲全集から、日比谷公会堂が無期限閉館となる直前に演奏された15番。

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山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。演奏家たちの活動とその録音を、その生涯や同時代の社会状況において捉えなおし、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『名指揮者列伝』(以上アルファベータ)、『クライバーが讃え、ショルティが恐れた男』(キングインターナショナル)、訳書にジョン・カルショー著『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。