123chTHE 青春歌謡【Premium】

オリジナル盤でたどる昭和流行歌史


(土)21:00~22:00
再放送=(日)17:00~18:00
オリジナル盤でたどる昭和流行歌史
オリジナル盤でたどる昭和流行歌史
1925年に始まった昭和は63年間にわたってさまざまな世相を反映した名曲を生み出してきた。その多くはSPを含むレコード。この番組では、昭和に生まれた名曲名盤をすべてオリジナル盤で聴くという企画。当時のイコライジング再生カーブに対応したヴィンテージの真空管アンプをスタジオに持ち込み、こだわりのオーディオ再生で「オリジナルの音」を追求します。出演はオーディオ評論家で昭和流行歌のコレクター、研究者でもある篠田寛一氏。歌をうみだした文化や時代背景にも言及します。

6月3日・10日/植木等 大いに歌う
 昭和35年(1960)の暮れ、成立したばかりの第2次池田内閣は、誠に景気のいい「国民所得倍増計画」を閣議決定した。時あたかも高度経済成長期に入って6年目、景気上昇機運の高まりに加え、4年後にオリンピックの開催を控えていた世の中は、まさに〝行け行けドンドン"状態であった。選挙用に制作した自民党初のテレビCMの中で池田首相が「ウソは申しません」と公言したことも追い風になったのか、「給料が2倍になるってホントかな」と疑念を持っていた国民に「ひょっとしたら」の期待感を抱かせたのである。そんな時代、庶民の姿をいささかの皮肉を交えながら面白おかしく歌ったいわば“社会派コミックソング”が耳目を集めることになる。歌ったのは「無責任男」の異名をとる植木等。抜群の歌唱力とボードビリアンとしての非凡な才能を併せ持つ植木のヒット曲を聴く。

6月17日・24日/『もはや戦後ではない』といわれたころ
 昭和30年(1955)は、有史以来の大型景気といわれた“神武景気”の只中にあった。さらに、昭和31年(1956)年には、「もはや戦後ではない。今後の成長は近代化によって支えられる」との経済白書を経済企画庁が発表。「もはや戦後ではない」はこの年の流行語もなる。戦争終結から10年、住宅難は相変わらずであったが、衣食は足りていた。「衣食足りて礼節を知る」という諺があるが、当時の日本は「衣食足りて電化製品」だったようで、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫が「三種の神器」とマスコミで喧伝され、これら電化製品の普及に弾みがついた。そんな昭和30年~31年に流行った歌を聴く。

6月3日の曲目 10日の曲目 17日の曲目 24日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
篠田寛一

出演:篠田寛一

オーディオ評論家。昭和流行歌のコレクター、研究者。

オリジナル盤でたどる昭和流行歌史
オリジナル盤でたどる昭和流行歌史
オリジナル盤でたどる昭和流行歌史
オリジナル盤でたどる昭和流行歌史
5月6日/元歌を訪ねて その2
 わたしたちになじみの深い作品が、実は「カバー作だった」ということがある。今回は、前回の続編。ヒット作品の元歌をたどり、オリジナル盤と聞き比べるという企画でお楽しみいただく。カバー作のヒットの裏側で、涙をのんだオリジナル歌手の複雑な心境がうかがえる側面も。ルーツを知れば、ヒットの理由の一端が理解できるかも・・・。

5月13日・20日・27日/山口百恵のオリジナルシングルを全部聴いてみよう
 1970年代初頭、南沙織、天地真理、小柳ルミ子が相次いでデビュー。アイドルの先駆者として歌謡界を彩った。その後、彼女たちに追随したのが、森昌子、桜田淳子、山口百恵である。明るく屈託のない昌子、真面目で几帳面な淳子、ちょっぴり大人っぽい百恵の3人は、「花の中3トリオ」と呼ばれ、たちまちお茶の間をにぎわせる存在となった。今回はそのひとり、山口百恵のワンマンショー。デビュー盤「としごろ」から特別盤「一恵」までのオリジナルシングル、全32曲を聴く3回シリーズ。歌手として、女優として人気を博しながら、躊躇なく芸能界を退いた彼女の生きざまを映す作品の数々。それらは、多感な時代から大人へと成長する女性のドキュメンタリーそのものである。(篠田)

5月6日の曲目 13日の曲目 20日の曲目 27日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

【SPレコードコンサートのお知らせ】 ※終了しました
富士レコード社主催のSPレコードコンサートはこの日で17回目、今回のテーマは「デュエット集・・・二人で唄えば、なお楽し」と題して戦前のデュエット流行歌を篠田さんのコレクションから聴いていきます。昭和4年の「蒲田行進曲」から「二人は若い」「もしも月給が上がったら」「裏町人生」ほか昭和18年の「勘太郎月夜唄」まで。英国製ヴォイトのコーナーホーンの電気再生と名機クレデンザの蓄音機再生で楽しみます。

<富士レコード社主催 第17回:SPレコードコンサート>
流行歌・戦前篇 その3 『デュエット集・・・二人で唄えば、なお楽し』

日時:平成29年4月30日(日)午後3時30分開 (3時開場・6時頃終演)
場所:神田古書センター7階「イベントスペース・ほんのまち」
入場無料・50 名様(事前に無料入場券を配布。富士レコード社古書センター9 階へお申込みください。)

選  曲・解説:篠田寛一(しのだひろかず)氏
使用蓄音機:米国製手巻蓄音機ヴィクトローラ「クレデンザ」
スピーカー:英国製ヴォイト・ドメスティックコーナーホーン
主催:富士レコード社 神田神保町古書センター9階
お問い合わせ:TEL03-3264-8546

篠田寛一

出演:篠田寛一

オーディオ評論家。昭和流行歌のコレクター、研究者。

オリジナル盤でたどる昭和流行歌史
オリジナル盤でたどる昭和流行歌史
オリジナル盤でたどる昭和流行歌史
4月1日・8日/戦後の混乱から復興期の流行歌集
 太平洋戦争終結直後から続いていた混乱もようやく収束に向かい出し、世の中はだいぶ落ち着きを取り戻しつつあった。流行歌の世界では、ブギウギが大流行。中でも笠置シズ子が大活躍。いくつもの作品でヒットを飛ばし〝ブギの女王"といわれる一方、霧島 昇や二葉あき子といったベテランに混じり、平野愛子や竹山逸郎などのニューフェースも活躍するなど何かと話題豊富な時期でもあった。2回にわたり、昭和23年から24年の前半にかけてヒットした流行歌を中心に聴く。

4月15日・22日/天才少女歌手が現れたころ
 ブギウギの人気が相変わらずの時代、巷では笠置シズ子の「東京ブギウギ」や市丸姐さんの「三味線ブギウギ」が流れていた昭和24年から25年。彗星のように現れたのが、美空ひばりである。「東京ブギウギ」をはじめ、菊池章子の「星の流れに」を歌い、大人たちを驚かせた少女は、やがてコロムビアの専属歌手となり、天賦の才能を発揮する。天才少女歌手誕生の時期に、どんな作品が流行したのか。美空ひばりの初期の作品と合わせ、彼女の存在に戦々恐々とした(?)、歌手の作品を聴く。

4月29日/元歌を訪ねて
 太平洋戦争中、日本軍の南方最大基地があったラバウルを撤退するとき、兵隊たちが口ずさんだといわれる「ラバウル小唄」、五木ひろしのヒットナンバー「浜昼顔」・・・これらはすべて替え歌、もしくはリバイバルソングである。今回は、ヒット作品の元歌をたどり、オリジナル盤と聞き比べるという企画もの。ルーツを知れば、ヒットの理由の一端が理解できるかも・・・。(篠田)

4月1日の曲目 8日の曲目 15日の曲目 22日の曲目 29日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
篠田寛一

出演:篠田寛一

オーディオ評論家。昭和流行歌のコレクター、研究者。