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「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」アーカイヴズ


(月~土)0:00~1:00
 音楽にジャンル分けなんかいらない!~25年間の蔵出し大放出!!
 1989年4月、東西の壁崩壊の前夜に産声を上げた音楽番組が2014年で25周年を迎えました。「音楽にジャンル分けなんかいらない!」をスローガンに60年代アングラから、フリージャズ、クラシック、現代音楽、民族音楽、ワールドミュージック、ヒップホップに街の音風景まで、ボーダレスに音・音楽を絡め取った1000回超で迎えたゲストは実に多彩。東京のストリート・ミュージシャンを取材した「泳ぐ楽園・東京版」(ギャラクシー大賞、1994)、カラオケをキーワードに東西のコミュニケーションの質の違いを明らかにした「アジアでカラオケOK!」(民放連賞優秀賞受賞、1997)など受賞作も多数。番組誕生25周年を機に、週5本のペースで蔵出し大放出します!
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25年間の蔵出し大放出!! 映画監督・若松孝二/東京街歩き
 4年前に亡くなった映画監督、若松孝二さんは4月1日がお誕生日。この日からはその出演回18回を一気にお届けします。「キャタピラー」「実録連合赤軍、浅間山荘への道程」、古くは「胎児が密猟する時」や「天使の恍惚」など60年代から50年にわたって映画を撮り続けてきた若松監督の作品は、「暴力とセックス」という2つの要素で語られることが多いのですが、その根底には、権力に刃物を突きつける反骨精神と同時に、弱者によりそう心がありました。4月21日にはミュージックバード・スペシャルとして放送されたドキュメンタリー番組「ぶどう畑の天使たち」も再放送します。栃木県足利市にある知的障害者の施設「こころみ学園」と、その園生たちがぶどうを育ててワインを作る「ココファーム・ワイナリー」を取材した番組です。そのユニークな運営をレポートするのが若松監督です。1999年に放送し、第26回放送文化基金賞ラジオ番組賞を受賞しました。世の中に切りかかるような映像表現とはまた違った顔を若松監督が見せています。

 風薫る季節、街歩きには最適です。4月22日から5月13日までの19回は、「東京街歩き」と題して、スタジオを飛び出して東京の街をお散歩したプログラムをお届けします。新宿や渋谷といった繁華街、中央線文化や地下鉄にまつわる物語、月島や浅草などの下町、ベイエリアに新しく作られた町、さらに小笠原(ここも東京都!)まで、人と音楽とが交差して街が様々な表情を見せてくれます。さあ、ご一緒に出掛けましょう!

THE AUDIOオンエア曲リスト


若松孝二≫※()内は当時の放送日と若松以外のゲスト
・4月1日(土)「エンドレス・ワルツ」(95/9/30)
・4月3日(月)唐十郎、若松孝二のラジカル・トーク(96/10/27)
・4月4日(火)新宿マッド‘98(98/1/11・唐十郎)
・4月5日(水)野に遊ぶ~蓼科に小津安二郎を訪ねて
       (98/10/18・井上和男)
・4月6日(木)風に向かって~若松孝二・中川敬のアイルランド紀行
       (98/12/6・中川敬)
・4月7日(金)オレがフーテンだった頃(99/11/14・J.A.シーザー)
・4月8日(土)「愛のコリーダ」はこうして作られた(00/12/3)
・4月10日(月)2002年の「KT」(02/6/2・阪本順治)
・4月11日(火)映画梁山泊~「夜を賭けて」公開にちなんで
       (02/11/17・金守珍、郭充良)
・4月12日(水)帰ってきた荒戸源次郎「赤目四十八瀧心中未遂」
       (03/10/12・荒戸源次郎)
・4月13日(木)「完全なる飼育」、完全なる若松孝ニ(04/9/19)
・4月14日(金)止められるか、俺たちを(05/3/6・曽我部恵一)
・4月15日(土)活弁 若松孝二物語(05/7/24・山田広野)
・4月17日(月)若松コネクション(06/2/26)
・4月18日(火)Hey You!SHINJUKUにて(06/4/9・渚ようこ)
・4月19日(水)実録「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」
       (07/11/11)
・4月20日(木)俺の映画の作り方 監督人生50年(12/3/11)
・4月21日(金)ミュージックバード・スペシャル「ぶどう畑の天使たち」
       (99/5/30)

東京街歩き≫※()内は当時の放送日とゲスト
・4月22日(土)小笠原:リンクする歌の島
       (00/10/15・宮武希、リングリンクス)
・4月24日(月)新宿アンモ・ナイト~寺山修司と歩く1995年の新宿
       (95/5/29・川村万梨阿、 安彦麻理絵 他)
・4月25日(火)浜辺のアインシュタイン、或いは天王洲のアインシュタイン
       (92/10/3・竹田賢一)
・4月26日(水)泳ぐ楽園・東京版(93/6/26・三四朗)
・4月27日(木)0メートルからのまなざし~東京水運物語
       (94/8/6・瀬戸山玄)
・4月28日(金)ぼくは散歩とラジオが好き
       (94/12/3・斎藤晴彦 他)
・4月29日(土)中央線の呪い(95/1/21・三善里沙子)
田中美登里

出演:田中美登里

ミュージックバードプロデューサー。東京芸術大学音楽学部楽理科卒。1979年アナウンサーとして、エフエム東京に入社。90年から制作部ディレクター。主な担当番組は「歌謡バラエティ」「ミュージック・タイム」「民族音楽を訪ねて」「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」「ザ・シンフォニー・ホール・フロム・ヨーロッパ」「ジェット・ストリーム」「ディア・フレンズ」「JAL CLASSIC SPECIAL ザルツブルク音楽祭」など。

25年間の蔵出し大放出!! 大里俊晴/つのだたかし
 1日からの19回は2009年11月17日に若くして亡くなった音楽学者・大里俊晴さんの回を放送します。学生時代、伝説のロックバンド「ガセネタ」、「タコ」などで山崎春美らとともに演奏活動を行った大里さんは、パリにわたって現代音楽を学び、帰国後は『ユリイカ』などを舞台に評論活動を展開しました。また、自らノイズ系のパフォーマンスを行うとともに、リュク・フェラーリなどフランスの前衛的な音楽家を積極的に日本に紹介しました。著書に自伝的小説『ガセネタの荒野』(洋泉社)。『ガセネタの荒野』の英訳がPublic Bath Pressという出版社から最近出たそうです。
 当番組には留学中から出演、フランス音楽の暗黒街や小悪魔的アイドルを紹介することに、無上の喜びを隠さずデビュー、フランスを代表する前衛シャンソン・シンガー、コレット・マニーを彼によって知った人も多いでしょう。また「諧謔とエロス」を標榜するリュック・フェラーリに大いなる共感を持っており、2003年の来日時にはインタビューも実現しました。
 変幻自在な音楽家スティーヴ・ベレスフォード、高橋悠治やシュトックハウゼン、クセナキスといった現代作曲家、アメリカの民族音楽研究者アラン・ローマックス、音楽評論家の間章(AA)など知の巨人たちの本質にも迫っています。マイナー音楽とラジオをこよなく愛した人でした。
 学生時代からノイズ系のパフォーマンスを行っていた大里さんは、教鞭と取っていた横浜国立大学で行った「田村夏樹&藤井郷子レクチャー・コンサート」では自らギター演奏を披露しています。

 1989年4月30日に産声を上げた当番組の記念すべき第1回のゲストはつのだたかしさん。3月30日のお誕生日に因んで、3月末は9回分をアンコール。団長を務めるタブラトゥーラのことを始め、ダウランドのリュート歌曲などで共演する歌手の波多野睦美さんも加わって、音楽、旅、食・・・話題は尽きません。つのださんのひょうきんぶりが炸裂してスタジオは笑いが絶えません。

≪大里俊晴≫※()内は当時の放送日と大里以外のゲスト
・3月1日(水)愛と狂気の間に(92/3/28)
・3月2日(木)フレンチ・ポップス、禁断の果実たち(94/2/26)
・3月3日(金)ミュージカル・カメレオン
        ~スティーヴ・ベレスフォード初来日
       (94/11/5・スティーヴ・ベレスフォード)
・3月4日(土)ヨシマツ音楽探偵団
        ~ショスタコーヴィチの暗号大作戦
       (95/6/1・堀川桂、吉松隆)
・3月6日(月)シャンソンも濡れる街角(95/6/24)
・3月7日(火)空想音楽図鑑[1]天国篇(95/7/22・岩本晃市郎)
・3月8日(水)空想音楽図鑑[2]地獄篇(95/7/29・岩本晃市郎)
・3月9日(木)録音の快楽
       ~「リスボン物語」をめぐって
       (95/9/23・柳川 真法)
・3月10日(金)ウソンコはイヤだ!
        ~駿河台、吉祥寺フリー・ミュージック・スペース
       (95/12/9・小野寺明佳、佐藤隆史、ソノダサトシ)
・3月11日(土)ドクトル大里の電子音楽のススメ(97/3/23)
・3月13日(月)過激にしてリリカルな20世紀
        ~アンサンブル・モデルン来日にちなんで
       (98/8/23)
・3月14日(火)シブヤ系をブッ飛ばせ!裏フランスの世界(99/10/31)
・3月15日(水)クセナキスの雲にのって/追悼特集(01/3/11)
・3月16日(木)諧謔とエロス(03/11/23・リュック・フェラーリ)
・3月17日(金)高橋悠治、ゴルトベルク再び(04/10/31・高橋悠治)
・3月18日(土)シュトックハウゼンの「宇宙・音楽・心」
        ~第21回東京の夏音楽祭2005(05/6/5)
・3月20日(月)AA(06/12/10・青山真治)
・3月21日(火)アラン・ローマックス/アメリカン・ルーツ・ミュージックの探求
       (07/12/16)
・3月22日(水)田村夏樹&藤井郷子レクチャー・コンサート
       (08/12/14・田村夏樹・藤井郷子)

≪つのだたかし≫※()内は当時の放送日と、つのだ以外のゲスト
・3月23日(木)ワン!ダフル 60(06/3/12・波多野睦美)
・3月24日(金)今歌いたい歌/南に帰る(07/7/1・アリエル・アッセルボーン)
・3月25日(土)2008年は自転車に乗って/タブラトゥーラの「新しい自転車」
       (08/1/27・波多野睦美)
・3月27日(月)コラーゲン・ヴォイス~声でお肌に潤いを(09/4/26)
・3月28日(火)歌はことばから始まる(12/5/6・石丸幹二)
・3月29日(水)流れすぎよ わが涙
        ~生誕450年のジョン・ダウランド
       (13/8/18)
・3月30日(木)時空を超えて放浪中
        ~タブラトゥーラ結団30周年記念 
        前篇(14/6/8) 後篇(14/6/15)
・3月31日(金)リクエストだよ タブラトゥーラ!(16/7/10・磯田秀人)


THE AUDIOオンエア曲リスト

田中美登里

出演:田中美登里

ミュージックバードプロデューサー。東京芸術大学音楽学部楽理科卒。1979年アナウンサーとして、エフエム東京に入社。90年から制作部ディレクター。主な担当番組は「歌謡バラエティ」「ミュージック・タイム」「民族音楽を訪ねて」「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」「ザ・シンフォニー・ホール・フロム・ヨーロッパ」「ジェット・ストリーム」「ディア・フレンズ」「JAL CLASSIC SPECIAL ザルツブルク音楽祭」など。

「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」アーカイヴズ
ゲスト出演してくださった時のピエール・バルーさん(左。右はあつこ夫人)
「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」アーカイヴズ
吉松隆
「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」アーカイヴズ
舩山隆



「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」アーカイヴズ
キング・クリムゾンのアルバム「21世紀の精神正常者たち」の真似をする荒井英治さん!
25年間の蔵出し大放出!!~追悼 ピエール・バルー
 2月はまずクラシック音楽を取り上げた回を集めてみました。1日から8日の7回は“脱ゲンダイオンガク”を名乗る作曲家、吉松隆さんの回。ラジオの構成作家顔負けの物語を紡いで独自の世界を表現します。そういえばグレン・グールドも自分で録音テープを編集するほど、ラジオにのめりこんでいましたね。
 続いて、伊福部昭に取りつかれた男(失礼!)木部与巴仁さんによる伊福部昭論。ゴジラの先生、伊福部昭さんへのインタビューも貴重なもの。(9日&10日)
 SPコレクター、クリストファー・N・野澤さんの回は、中野のご自宅を訪問。SPをご自慢の蓄音機の名器クレデンザーで鳴らしてくださったのを、マイクで録音するという取材でした。2万枚を超す膨大なコレクションは野澤さんの死後、東京藝大に寄贈されましたが、藝大ではこれらを保存するべく、クラウドファンディングで資金を募っているそうです。
 13日からの6回は音楽学者・評論家の舩山隆さんの回。難解と思われがちな現代音楽を花鳥風月や宇宙の事象を軸に聴いてみよう、という新しい試み。そして1996年に亡くなった作曲家、武満徹の死去直後に放送した番組と、没後20年に放送した番組が並びます。(命日は2月20日)
 そして、昨年12月28日に亡くなったシンガーソングライター、詩人、俳優、音楽プロデューサーのピエール・バルーさんを偲んで、その出演回5回をアンコール放送します。映画「男と女」の制作資金になればと立ち上げたレーベル「サラヴァ・レコード」の設立から50年。妥協することなく自身の信じる音楽を世に送り続けてきた彼の哲学が語られます。
 さらに2月25日はカナダのサロン・ミュージック・グループ「カルテット・ジェラート」のスタジオ・ライヴ。多彩なレパートリー、斬新な楽器編成、そしてアイディアにみちた編曲と洒落た演奏が魅力です。
 27日と28日はヴァイオリニスト、荒井英治さんの回をアンコール。オーケストラのコンサート・マスターを長く務めてきた荒井さんですが、プログレが大好き。第1ヴァイオリンを務めるモルゴーア・クァルテットはショスタコーヴィチを演奏するために結成されましたが、キング・クリムゾンやピンク・フロイドの作品にも挑戦!演奏だけでなく、語りも熱い!

≪吉松隆≫※()内は当時の放送日と吉松以外のゲスト
・2月1日(水)お正月だからゴールドベルクでも聴いてみよう(95/1/7・岡崎増雄)
・2月2日(木)銀河鉄道シンフォニー~共振する賢治とシベリウス(95/3/4)
・2月3日(金)ヨシマツ音楽探偵団~ショスタコーヴィチの暗号大作戦
       (95/6/10・堀川桂/大里俊晴)
・2月4日(土)火の鳥からテラへ(96/6/29・藤岡幸夫)
・2月6日(月)サチオとタカシのクラシック自由時間(00/4/16・藤岡幸夫)
・2月7日(火)吉松隆の思考回路(07/8/19・)
・2月8日(水)オーケストラ未来形(10/2/14・中野翔太)

≪木部与巴仁≫※()内は当時の放送日
・2月9日(木)伊福部昭 音楽家の誕生(97/9/7)
・2月10日(金)銀幕の調べ~伊福部昭の映画音楽(97/11/16)

≪クリストファー・N・野澤≫※()内は当時の放送日
・2月11日(土)ニッポン・プリマドンナ物語(96/3/30)

≪舩山隆≫※()内は当時の放送日
・2月13日(月)ハッピー・ニュー・イヤーズ(耳)・シリーズVol.1“鳥”(92/5/23)
・2月14日(火)ハッピー・ニュー・イヤーズ・シリーズVol.2“水” (92/7/25)
・2月15日(水)ハッピー・ニュー・イヤーズ・シリーズVol.3“月” (92/9/26)
・2月16日(木)ハッピー・ニュー・イヤーズ・シリーズVol.4“風” (92/11/28)
・2月17日(金)音の河のほとりで~追悼 武満徹(96/2/24)
・2月18日(土)音の河のほとりで再び/武満徹没後20年記念(16/2/14)

≪ピエール・バルー≫※()内は当時の放送日とピエール以外のゲスト
・2月20日(月)サ・ヴァ、サ・ヴィアン(06/9/10・アツコ・バルー)
・2月21日(火)サラヴァ・レコードの40年(06/9/17・アツコ・バルー)
・2月22日(水)森の記憶/ピエール・バルー デビュー50周年
       (12/6/17・アツコ・バルー)
・2月23日(木)サラヴァの50年~それは「男と女」から始まった        
        前篇:サラヴァの50年
        (16/10/23・アツコ・バルー)
・2月24日(金)サラヴァの50年~それは「男と女」から始まった 
        後篇:日本との関わり~そして、いつも旅人
        (16/10/30・アツコ・バルー)

≪カルテット・ジェラート≫※()内は当時の放送日
・2月25日(土)カナディアン・ジェラートを召し上がれ(97/3/2)

≪荒井英治≫※()内は当時の放送日
・2月27日(月)弦の誘惑Vol.2~クラシックはロックに学べ!(12/6/10)
・2月28日(火)原子心母の危機(14/6/1)

THE AUDIOオンエア曲リスト
田中美登里

出演:田中美登里

ミュージックバードプロデューサー。東京芸術大学音楽学部楽理科卒。1979年アナウンサーとして、エフエム東京に入社。90年から制作部ディレクター。主な担当番組は「歌謡バラエティ」「ミュージック・タイム」「民族音楽を訪ねて」「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」「ザ・シンフォニー・ホール・フロム・ヨーロッパ」「ジェット・ストリーム」「ディア・フレンズ」「JAL CLASSIC SPECIAL ザルツブルク音楽祭」など。