THE CLASSIC【Premium】
【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION
再放送=翌週(土)5:00~7:00
【CLASSIC LIVE SELCTION:第3週】巨匠と呼ばれる大物指揮者や人気急上昇の若手演奏家が登場する、世界中から大注目のコンサートを臨場感たっぷりにお届け。音楽評論家の奥田佳道氏によるコンサートや演奏者の解説も交えてお楽しみいただきます。学生時代はウィーンに身を置いて勉強し、現在も現地の音楽祭に足しげく通う、“ウィーン通”の奥田氏による解説で、本場ヨーロッパの一流アーティスト達の最新情報を網羅的にご紹介します。
<レゾナンツェン古楽音楽祭2013~空想旅行へご案内!>
かつては好事家の独占物だった古楽と呼ばれる音楽や古楽の演奏スタイルは、今や世界のクラシック界を席巻しており、20世紀の作品までもが、斬新な演奏によって手垢が洗い落とされ、新たな輝きを取り戻しています。またバロック・オペラやバロック以前の作品もおしゃれなエンタテインメントとして人気を博しています。5月はまずそんな古楽最前線の動向を知るべく、毎年1月にウィーンのコンツェルトハウスで開催される古典音楽の音楽祭、「レゾナンツェン」をご紹介します。中世から近世までのあらゆる音楽が演奏され、年ごとにテーマが設定されていますが、今年のテーマは「空想旅行」。
5月4日/トン・コープマン(Cem)の「大旅行」
4日は指揮者、鍵盤楽器奏者として活躍するオランダ人、トン・コープマンによるチェンバロ・リサイタル。「大旅行」と題し、エリザベス朝最大の作曲家バードの作品に始まり、クープラン、フローベルガー、フレスコバルディ、バッハ、ソレルなど、ヨーロッパ各地の作品を演奏します。曲目はこちら
5月5日/愛し合おうぜ!戦争はやめろ!~ラモー:「優雅なインドの国々」☆25:45まで延長
5日はラモーが作曲した歌って踊るオペラ・バレ「優雅なインドの国々」。古楽ファン注目の演目を次々に放つユーゴ・レーヌ指揮ラ・サンフォニー・デュ・マレの演奏で。舞台はトルコ、ペルー、ペルシア、アメリカですが、この作品が初演された18世紀前半、ヨーロッパ以外の国は十把一絡に「インド」と呼ばれていたのが表題の由来。当時のヨーロッパ人が持っていた世界観を音楽で表した作品を、インターネット時代に聞く面白さを味わってください。曲目はこちら
5月11日/世界をめぐろう!~ル・ポエム・アルモニークの“ヴェルサイユから紫禁城”
11日はフランス古楽界の中でも飛びぬけてハイセンスなアンサンブル、ヴァンサン・デュメストル率いるル・ポエム・アルモニークによる空想旅行。パリのヴェルサイユ宮殿から北京の紫禁城までひとっ飛び。居ながらにして旅行気分を味わえる3回です。 曲目はこちら
<シューベルティアーデ2012/イケてるアラフォー・ピアニスト>
アルプスの山々に囲まれたオーストリア、フォアアールベルク州で1976年より毎年行われている音楽祭「シューベルティアーデ」。5月後半は2012年のこの音楽祭のプログラムから、アラフォー世代の3人のピアニストたちを特集します。お楽しみに。
5月12日/レイフ・オヴェ・アンスネスが弾くベートーヴェン中期ソナタとショパン作品
12日は、1970年ノルウェー生まれ(43歳)のレイフ・オヴェ・アンスネス。現在、「ベートーヴェンへの旅」と題して4年間かけてベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を演奏するプロジェクトの最中の彼が、ベートーヴェンのソナタ第21番、22番をどのように聴かせるか、ご期待ください。曲目はこちら
5月18日/デヤン・ラジッチが弾くシューベルト晩年作品
18日は、1977年クロアチア生まれ(36歳)、クロアチアの神童と称されてきたデヤン・ラジッチ。バルトークとスカルラッティ、シューマンとブラームス、C.P.E.バッハとブリテン・・・、時間の壁を取り払って2人の音楽をひとつのプログラムに融合する「リエゾンス」というシリーズのCDを録音してきた彼が、シューベルティアーデ2012ではシューベルトの「4つの即興曲集」、ピアノ・ソナタ第21番という、深淵な晩年の作品にじっくり向かい合います。お楽しみに。曲目はこちら
5月19日/ポール・ルイスが弾くシューベルト・ピアノ・ソナタ後期3部作
19日は、1972年イギリス生まれ(41歳)のポール・ルイス。2011年から13年にかけて世界各地で行われたポール・ルイスのシューベルト・チクルス。日本では全5回にわたって王子ホールでシューベルトの後期作品が披露されました。ここでは、シューベルティアーデ2012で演奏されたピアノ・ソナタ第19、20、21番をお届けします。ポール・ルイスが歳月をかけて探求してきたシューベルトの世界を堪能ください。曲目はこちら
<ウィーン・フィル定期演奏会>
5月25日/ビシュコフ指揮ウィーン・フィルとラベック姉妹の競演
毎月最終土曜日にお届けしているウィーン・フィル定期演奏会。25日は、レニングラード生まれのセミヨン・ビシュコフによる指揮でワーグナーの「タンホイザー序曲」とチャイコフスキーの交響曲第5番。ラベック姉妹を迎えたモーツァルトの2台のピアノのための協奏曲を間にはさみます。ラベック姉妹の妹マリエルとビシュコフは夫婦。「姉妹×夫婦×ウィーン・フィル」のコラボレーションにご注目ください。曲目はこちら
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
4月6日(土)放送分の下記内容を再放送いたします。
再放送日=5月13日(月)0:00~2:00
<ケルンテンの夏2012 >
(チェコ)ミラン・トゥルコヴィッチ指揮プラハ・フィルハーモニー