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【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION


★2022年12月末終了 毎月第3(日)12:00~14:00
再放送=翌週(土)5:00~7:00 
【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION
アルテンベルク・トリオ
WORLD LIVE SELECTION
エンリケ・マッツォーラ
WORLD LIVE SELECTION
ファビオ・ルイージ
WORLD LIVE SELECTION
ジャスミンカ・スタンチュール
WORLD LIVE SELECTION
ユリア・フィッシャー
WORLD LIVE SELECTION
ニコラウス・アーノンクール
WORLD LIVE SELECTION
リッカルド・シャイー

【CLASSIC LIVE SELCTION:第3週】巨匠と呼ばれる大物指揮者や人気急上昇の若手演奏家が登場する、世界中から大注目のコンサートを臨場感たっぷりにお届け。音楽評論家の奥田佳道氏によるコンサートや演奏者の解説も交えてお楽しみいただきます。学生時代はウィーンに身を置いて勉強し、現在も現地の音楽祭に足しげく通う、“ウィーン通”の奥田氏による解説で、本場ヨーロッパの一流アーティスト達の最新情報を網羅的にご紹介します。



<ムジークフェライン2013/2014>

 1870年設立の「黄金のホール」を持ち、ウィーン・フィルの本拠地であるムジークフェライン。現在もその歴史は途切れることなく、毎年約800ものコンサートが開催されています。今月はムジークフェライン2013/2014シーズンの選りすぐりのコンサートの模様をお届けします。


8月2日/アルテンベルク・トリオ、ヨハネス・フリーダー(Vla)

 ウィーンの詩人、ペーター・アルテンベルクの名をとって1994年にウィーンで結成されたアルテンベルク・トリオは、2012年にヴァイオリニストのアミラン・ガンツを残し、若手実力派クリストファー・ヒンターフーバー(P)、クリストフ・シュトラートナー(Vn)にメンバー交替したばかり。ムジークフェライン昨シーズンにはこのメンバーでチクルスを行い、今シーズンもますます一体感を増してモーツァルト、ドヴォルジャークのピアノ三重奏を演奏します。ウィーン交響楽団首席奏者のヨハネス・フリーダーを加え、モーツァルトのピアノ四重奏曲も。 曲目はこちら


8月3日/笛吹きサミット~アンサンブル・ウィーン=ベルリン

 ウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席奏者が集まり1983年に結成され、その創造性の豊さから「スーパー・アンサンブル」と称される木管五重奏団アンサンブル・ウィーン=ベルリン。結成30周年を経て、ヴォルフガング・シュルツ(Fl)の死を乗り越えて、新生アンサンブルはいかなる響きを聴かせるでしょうか。木管五重奏曲の開拓者となったベートーヴェンと同時代のチェコの作曲家アントニーン・レイハの作品をはじめ、モーツァルトのコジ・ファン・トゥッテや、ベートーヴェンの弦楽五重奏の木管五重奏版を聴かせます。 曲目はこちら


8月9日/フランス・ロマン派の〈2B〉マッツォーラ指揮ウィーン交響楽団

 ウィーン交響楽団を2夜続けてお届けします。9日は、スペイン生まれイタリア育ち、ミラノに拠点を置く指揮者エンリケ・マッツォーラが、ジョルジュ・プレートルの代役としての登場です。スカラ座をはじめオペラ指揮者として活躍中のマッツォーラによるフランス・ロマン派のふたりの「B」、ビゼーとベルリオーズの交響曲をお楽しみください。 曲目はこちら


8月10日/ファビオ・ルイージ指揮ウィーン交響楽団+ジャスミンカ・スタンチュール(P)

 10日は、前日とガラリと変わった東欧色の濃いプログラム。セルビアのピアニスト、ジャスミンカ・スタンチュールをソリストに迎え、後期ロマン派時代のスロヴァキア生まれの作曲家フランツ・シュミットの「管弦楽伴奏付きピアノのための幻想曲」が初演されます。この作品は歌劇「ノートル・ダム」の間奏曲の元となった曲といわれています。後半はマーラーの交響曲第9番。シュミットは、マーラーが芸術監督を務めていたウィーン宮廷歌劇場管弦楽団にチェリストとして入団していたそうです。ウィーン作曲界の宿命に思いを馳せる一夜。(※20分延長 24:20まで) 曲目はこちら


8月16日/超絶ユリア・フィッシャー(Vn)

 メニューイン国際コンクールほか数々の国際コンクールを総なめにした1983年生まれのヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャーのリサイタル。共演はミラナ・チェルニャフスカ(P)。タルティーニ「悪魔のトリル」、メンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタ、そしてサラサーテといった作品が並ぶ超絶プログラムです。現代的ヴィルトゥオーゾ演奏とはいかに?  曲目はこちら


8月23日/アーノンクールによるベートーヴェン新解釈

 アーノンクールとウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの演奏を2夜連続でお送りします。23日は、ベートーヴェンの交響曲第1番と第3番「英雄」。アーノンクールのベートーヴェンといえば、モダン楽器オーケストラとアーノンクールの時代考証を合わせたことでセンセーショナルな話題となったヨーロッパ管弦楽団との全集(1990年録音)といえるでしょう。あれから年月を経て、84歳の誕生日を迎えたアーノンクールが、彼の手兵の古楽器オーケストラ、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとともに奏でるベートーヴェン最新アップデートの演奏、必聴です! 曲目はこちら


8月24日/アーノンクールのJ. S. バッハ「マタイ受難曲」

 長年にわたりJ.S.バッハ「マタイ受難曲」に取り組み、1970年、1985年、2000年と3回の録音を残して来たアーノンクールとウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの円熟の演奏。エヴァンゲリストはミヒャエル・シャーデ(T)。ほかにフローリアン・ベッシュ(Br)クリスティーネ・シェーファー(S)マルティナ・ヤンコヴァ(S)ベルナルダ・フィンク(A)エリーザベト・フォン・マグヌス(A)マウロ・ペーター(T)ジェラルド・フィンリー(B)クリスティアン・イムラー(B)といったスター歌手たちも登場します。(※1時間延長 25:00まで) 曲目はこちら


<ウィーン・フィル定期演奏会>

8月30日/リッカルド・シャイー指揮ブル6


 各地の重要ポストを歴任し、現在ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターを務め、2017年には故郷ミラノ・スカラ座の音楽監督就任が予定されているリッカルド・シャイーによる指揮でお届けします。シベリウスの交響詩「フィンランディア」に続き、ソリストにレオニダス・カヴァコスを迎えたシベリウスのヴァイオリン協奏曲。カヴァコスにとっては記念すべきウィーン・フィル定期演奏会デビューとなります。後半にはブルックナーの交響曲第6番をたっぷりとお楽しみください。 曲目はこちら


(出演:舩木篤也 音源提供:オーストリア放送協会)

※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。



奥田佳道

出演:奥田佳道

1962年東京生まれ。ヴァイオリンを学ぶ。ドイツ文学、西洋音楽史を専攻。ウィーン大学に留学。くらしき作陽大学講師、エリザベト音楽大学パフォーマンス・フォーラム講師を務めた。「音楽の友」「N響フィルハーモニー」などへの執筆のほか、1993年からNHK、日本テレビ、WOWOW、クラシカ・ジャパンの音楽番組に出演。1997年から2017年まで毎年「ウィーン・フィルニューイヤーコンサート」生中継(BS、FM、Eテレ)の解説を行なった。また2004年から2013年まで北九州国際音楽祭のミュージック・アドヴァイザーを務めたほか、NHK音楽祭、せんくら、日本フィル横浜定期演奏会などでプレトークを担当。現在「オペラ・ファンタスティカ」パーソナリティのひとり。ラジオ深夜便「奥田佳道のクラシックの遺伝子」「オトナのリクエストアワー」に出演中。アサヒグループ芸術文化財団音楽部門選考委員。フッペル鳥栖ピアノコンクール審査員。朝日カルチャーセンター新宿、北九州各講師。中日文化センター講師。NHK文化センター講師。著書・監修に「これがヴァイオリンの銘器だ」(音楽之友社)、「知ってるようで知らないバイオリンおもしろ雑学事典」(ヤマハ・ミュージックメディア)ほか。

【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION
ロリン・マゼール

【追悼~ロリン・マゼール】

 世界的な指揮者で、ニューヨーク・フィルハーモニックなど数々の名門オーケストラを率いたロリン・マゼール氏が7月13日に84歳で亡くなりました。心からご冥福をお祈りいたします。

 1930年、パリで生まれたアメリカ人のマゼール氏は、幼少時より音楽的才能を開花させ、8歳で指揮者として初舞台を務めます。若くしてアメリカの主要なオーケストラを指揮した後、ベルリン・ドイツ・オペラ芸術監督兼首席指揮者、ウィーン国立歌劇場音楽総監督、クリーブランド管弦楽団音楽監督、バイエルン放送交響楽団の首席指揮者などを歴任。2002年にはニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任し、同フィルを率いた北朝鮮・平壌公演は世界中の注目を集めました。

 日本では1963年以降何度も来日しており、2011年東日本大震災後の東京交響楽団との公演、2013年ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団との来日公演などは記憶に新しいところ。また、マゼール氏は後進の育成にも努め、7月には世界の若手音楽家を育てる国際教育音楽祭「PMF」(札幌市)に参加予定でしたが、健康上の理由で来日を見合わせていました。

 THE CLASSICチャンネルでは、マゼール氏が遺した数々の名演を紹介、偉大なる巨匠を偲びます。


ニューディスク・ナビ 8月20日(水)・22日(金)18:00~24:00 

・ラヴェル&ムソルグスキー:ボレロ~ラヴェル管弦楽曲集

・マーラー:交響曲第4番~第6番

・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ノーヴァク版)

・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ノーヴァク版)

・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集


WORLD LIVE SELECTION 9月20日(土)22:00~24:00

ロリン・マゼール指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 ・シベリウス/悲しきワルツOp44/1

 ・シューマン/交響曲第4番ニ短調Op120

 ・R.シュトラウス/アルプス交響曲Op64

(2014年2月28日ウィーン、ムジークフェライン大ホールでのライヴ録音)



奥田佳道

出演:奥田佳道

1962年東京生まれ。ヴァイオリンを学ぶ。ドイツ文学、西洋音楽史を専攻。ウィーン大学に留学。くらしき作陽大学講師、エリザベト音楽大学パフォーマンス・フォーラム講師を務めた。「音楽の友」「N響フィルハーモニー」などへの執筆のほか、1993年からNHK、日本テレビ、WOWOW、クラシカ・ジャパンの音楽番組に出演。1997年から2017年まで毎年「ウィーン・フィルニューイヤーコンサート」生中継(BS、FM、Eテレ)の解説を行なった。また2004年から2013年まで北九州国際音楽祭のミュージック・アドヴァイザーを務めたほか、NHK音楽祭、せんくら、日本フィル横浜定期演奏会などでプレトークを担当。現在「オペラ・ファンタスティカ」パーソナリティのひとり。ラジオ深夜便「奥田佳道のクラシックの遺伝子」「オトナのリクエストアワー」に出演中。アサヒグループ芸術文化財団音楽部門選考委員。フッペル鳥栖ピアノコンクール審査員。朝日カルチャーセンター新宿、北九州各講師。中日文化センター講師。NHK文化センター講師。著書・監修に「これがヴァイオリンの銘器だ」(音楽之友社)、「知ってるようで知らないバイオリンおもしろ雑学事典」(ヤマハ・ミュージックメディア)ほか。