放送は終了しました。5秒後にジャンプします。

121chTHE CLASSIC【Premium】

【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION


★2022年12月末終了 毎月第3(日)12:00~14:00
再放送=翌週(土)5:00~7:00 
【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION
ユリアン・プレガルディエン
WORLD LIVE SELECTION
マリス・ペーターゼン
WORLD LIVE SELECTION
ヴェルナー・ギューラ
WORLD LIVE SELECTION
テオドール・クルレンツィス
WORLD LIVE SELECTION
ウラディーミル・ユロフスキ
WORLD LIVE SELECTION
レイフ=オヴェ・アンスネス
WORLD LIVE SELECTION
ヘルベルト・ブロムシュテット
WORLD LIVE SELECTION
フィリップ・ジョルダン
WORLD LIVE SELECTION
イェフィム・ブロンフマン

【CLASSIC LIVE SELCTION:第3週】巨匠と呼ばれる大物指揮者や人気急上昇の若手演奏家が登場する、世界中から大注目のコンサートを臨場感たっぷりにお届け。音楽評論家の奥田佳道氏によるコンサートや演奏者の解説も交えてお楽しみいただきます。学生時代はウィーンに身を置いて勉強し、現在も現地の音楽祭に足しげく通う、“ウィーン通”の奥田氏による解説で、本場ヨーロッパの一流アーティスト達の最新情報を網羅的にご紹介します。



【24bit】シューベルティアーデ2016/今秋来日指揮者特集

 9月の声を聴けば、秋のコンサート・シーズンへの期待がムクムク。そんな気分を盛り上げてくれる演奏会を6本ご用意しました。シューベルティアーデ2016から、シューベルトのリートの夕べを2つ、そして、今最も来日が待たれる指揮者テオドール・クルレンツィスによるラモーの音楽、今秋来日予定の人気指揮者3人、ウラディーミル・ユロフスキ、ヘルベルト・ブロムシュテット、フィリップ・ジョルダンによる豪華プログラム。気分はホールのスペシャル・シート!


<シューベルティアーデ2016>

9月3日/①ユリアン・プレガルディエン(T)シューベルトのリートの夕べ


 まずはテノールの注目株ユリアン・プレガルディエンが登場。1984年生まれの彼は、若いながら、父クリストフ同様、「マタイ受難曲」の福音史家としてシュライヤー、ダイクストラ、ヘレヴェッヘらと共演し絶賛されている他、ルセ、マルコン、ヤーコブスら古楽の巨匠と共演を重ねています。またリートの分野でも大きな成果を挙げている次世代を担うドイツの屈指の若手テノール。オール・シューベルトのプログラムで、シューベルティーアーデに乗り込みます。 曲目はこちら


9月9日/②マリス・ペーターゼン(S)&ヴェルナー・ギューラ(T)シューベルトのリートの夕べ

 シューベルトのリートから、女声、男声、デュオをマリス・ペーターゼン(S)とヴェルナー・ギューラ(T)の共演で繰り広げる魅力的なプログラム。ドイツのコロラトゥーラ・ソプラノ、マリス・ペーターゼンは、ヤーコプス指揮のハイドン『四季』や、『魔笛』のパミーナ役などで高い評価を得ていたほか、2005年にはメトロポリタン歌劇場でアルバン・ベルクのオペラ『ルル』のタイトル・ロールを熱演するなど、古典から現代作品まで幅広いレパートリーを持つ実力派。一方、気品あふれる歌声で人気のテノール歌手ヴェルナー・ギューラは古楽からロマン派まで幅広いレパートリーを持ちますが、シューベルトの歌曲は彼のもっとも得意とするところ。竪琴弾きが、ミニヨンが目の前に立ち現れます。 曲目はこちら


9月10日/テオドール・クルレンツィス指揮ムジカ・エテルナ/ラモー:輝きの音~オペラ=バレの音楽

 今最も来日が待たれる指揮者の筆頭に上がるのは、テオドール・クルレンツィスではないでしょうか。モーツァルトの「ダ・ポンテ三部作」に新風を吹き込み、クラシック界に一大センセーションを巻き起こしているのがギリシャ出身のクルレンツィス。1982年アテネに生まれ、サンクトペテルブルクでは名伯楽イリヤ・ムーシンに師事。2004年にシベリアのノヴォシビルスクで創設したムジカ・エテルナは、のちにクルレンツィスが芸術監督となったウラル山脈のふもと、ペルミのオペラ・バレエ劇場を本拠に活動しています。生き生きとした躍動感と生命力にあふれた演奏は、魔法のよう。ここではラモーのオペラ=バレの音楽をクルレンツィスが編んだプログラム。音楽が発する輝きは、目も眩むばかりです。2019年に来日との噂も! 曲目はこちら


<今秋来日指揮者特集>

9月16日/①ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロシア国立交響楽団のショスタコーヴィチ第8番


 ここから3回は今秋来日が予定されている指揮者の演奏会をお届けします。

 まずは10月に首席指揮者を務めるロンドン・フィルと来日するウラディーミル・ユロフスキ。ゲルギエフに「新しいムラヴィンスキー」と呼ばれたユロフスキは1972年生まれ。すでにオペラ指揮者としてゆるぎない名声を確立していますが、ラフマニノフやチャイコフスキーのコンサート・レパートリーでもオーラ漂う演奏が聴衆を魅了しています。ここでは2011年からシェフを務めるロシア国立交響楽団(前のソヴィエト国立交響楽団)を指揮しています。アンスネスをソリストに迎えては、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番というレア曲。メインはショスタコーヴィチの交響曲第8番、ムラヴィンスキーがこのオーケストラで1943年に初演した曲に挑みます。 曲目はこちら


9月17日/②ヘルベルト・ブロムシュテット指揮バンベルク交響楽団の「未完成」とブル7

 2番手は11月に名誉カペルマイスターを務めるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と来日するヘルベルト・ブロムシュテット。今年90才を迎えた巨匠は、驚くべき精神的密度を持って指揮活動を続けています。ここでは名誉指揮者を務めるバンベルク交響楽団を指揮しての「未完成」とブルックナーの交響曲第7番。ドイツ・オーストリア音楽の神髄をお届けします。 曲目はこちら


9月23日/③フィリップ・ジョルダン指揮ウィーン交響楽団のチャイコフスキー

 最後にお届けするのは鮮烈な演奏で人気のマエストロ、フィリップ・ジョルダン。11月から12月にかけて、首席指揮者を務めるウィーン交響楽団と来日します。ジョルダンは現在42才。パリ・オペラ座の音楽監督も務め、ヨーロッパでもっとも精力的に活動する若手です。3シーズン目を迎えたウィーン響とは、目下ベートーヴェンのツィクルスに取り組んでいます。この日のプログラムはチャイコフスキー。イェフィム・ブロンフマン(P)を迎えてピアノ協奏曲第2番、そして「くるみ割り人形」の第2幕。本格的な日本公演は初めてというジョルダンの実力のほどをご堪能あれ。 曲目はこちら


(音源提供:オーストリア放送協会)

※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。



奥田佳道

出演:奥田佳道

1962年東京生まれ。ヴァイオリンを学ぶ。ドイツ文学、西洋音楽史を専攻。ウィーン大学に留学。くらしき作陽大学講師、エリザベト音楽大学パフォーマンス・フォーラム講師を務めた。「音楽の友」「N響フィルハーモニー」などへの執筆のほか、1993年からNHK、日本テレビ、WOWOW、クラシカ・ジャパンの音楽番組に出演。1997年から2017年まで毎年「ウィーン・フィルニューイヤーコンサート」生中継(BS、FM、Eテレ)の解説を行なった。また2004年から2013年まで北九州国際音楽祭のミュージック・アドヴァイザーを務めたほか、NHK音楽祭、せんくら、日本フィル横浜定期演奏会などでプレトークを担当。現在「オペラ・ファンタスティカ」パーソナリティのひとり。ラジオ深夜便「奥田佳道のクラシックの遺伝子」「オトナのリクエストアワー」に出演中。アサヒグループ芸術文化財団音楽部門選考委員。フッペル鳥栖ピアノコンクール審査員。朝日カルチャーセンター新宿、北九州各講師。中日文化センター講師。NHK文化センター講師。著書・監修に「これがヴァイオリンの銘器だ」(音楽之友社)、「知ってるようで知らないバイオリンおもしろ雑学事典」(ヤマハ・ミュージックメディア)ほか。