コラム「ミュージックバードってオーディオだ!」
<雑誌に書かせてもらえない、ここだけのオーディオ・トピックス>
ミュージックバード出演中の3名のオーディオ評論家が綴るオーディオ的視点コラム! バックナンバー
第55回/聴けなくなって初めてわかるミュージックバードのメリット [村井裕弥]
近日中にマンションの外壁工事が始まるから、ベランダのプランターなどを大幅整理。各種パラボラアンテナも撤去した。そのため、数日前からミュージックバードが受信できないという深刻な事態におちいっている。 |
![]() 外壁工事始まる! いつまで続くのか・・・ |
○ 木曜日の「オーディオって音楽だ!」
○ 金曜日の「ジャズ・サウンド大爆発!オレのはらわたをエグっておくれ」
○ 土曜日の「アナログ・サウンド大爆発!オレの音ミゾをほじっておくれ」
この3本が聴けないのは、本当につらい! 同業者である鈴木裕さん・田中伊佐資さんが今いったい何を感じているのか、何に燃えているのかがわからないから、ソナーなしで潜航している気分。世界から閉ざされ、軟禁されている気分。
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誤解されそうなので、ハッキリ書いておくが、筆者は何もミュージックバードに「心地よいBGM」を求めているのではない。ひとことで言うと、「自分の感性に鋤・鍬を入れてほしい」「死角をカバーしてほしい」。そんな気持ちで聴いているのだ。 |
では、121ch(THE CLASSIC)はどうだろう。もちろんこちらにも同じメリットがあるが、「大作をラストまでノンストップで聴けること」のほうがよりありがたいのではないか。 |
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そうやってワーグナーの超大作やベートーヴェンの交響曲全集を聴き通したのは皆よい思い出だが、今年に入ってからは、クレンペラー指揮荘厳ミサ、ドイツ・レクイエム、「大地の歌」3本立て(曲間アナウンスもなし)が強く心に残る。もちろんすべてCDは持っているが、この3曲を通しで聴こうという根性はない。「それがどうした!?」という方もいらっしゃろうが、通しで聴いて初めて気付かされることもたくさんあるのだ。 |
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【新刊「これだ!オーディオ術2 格闘編」8月22日発売!】 8月、2冊目の単行本『これだ!オーディオ術2 格闘篇』(青弓社)を出すことになりました。5年前に出した初単行本では、「オーディオは、買い物で終わる趣味じゃない」を強くアピールし、「2009年まで、自分がオーディオとどう取り組んできたか」をレポートしましたが、その基本線は変わらぬものの、今回は ○ アナログ再生にどう取り組んできたか ○ 少しでもアナログに近い音を再生するため、何をしてきたか について書いています。 要するに、この5年間何をやってきたかのドキュメンタリーですね。 |
○ PCオーディオとの出会い
○ 英語にもパソコンにも弱い人間が、ネットワーク・プレーヤーの初期設定にチャレンジ
など、前著より皆さまのお役に立てる内容が多いのではと思います。
あと、オーディオ誌でない媒体に書いたアクセサリー記事等も転載。読み物としても、実用書としても通用する内容を目指しました。まずは書店で手に取ってみてください。(村井)
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