コラム「ミュージックバードってオーディオだ!」
<雑誌に書かせてもらえない、ここだけのオーディオ・トピックス>
ミュージックバード出演中の3名のオーディオ評論家が綴るオーディオ的視点コラム! バックナンバー
第72回/大滝詠一のカセット・テープを聴いて、ちょっぴり胸キュンになった1月 [田中伊佐資]
●1月×日/恒例となっている「ジャズ批評」の「ジャズオーディオ・ディスク大賞」選考会が「メグ」で開かれる。
各選考委員がノミネートした作品を並べ、それを聴きまくり採点するという会だが、
過去8年間の金賞・銀賞はほぼすべてピアノ・トリオが受賞している。まるでピアノ・トリオ愛好会主催みたいで、
なんだかなあという気分は山盛りにあり、いい加減その風習を終わらせたいと切望している
(つまりぼくは逆の意味で偏向がある採点をしている)。しかし、その空気は変わらないのでたぶん今年も同じことになるのだろう。
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オヤイデの単線とAETのプラグで作った電源ケーブル フランク・シナトラ「In the Wee Small Hours」 |
(左から)澤村信、牧野茂雄、田中伊佐資 (2月21日・28日オンエア) 大滝詠一「A Long Vacation」 |
特にシナトラの『イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ』を聴いてみて、こんなにシナトラっていいんだと実は初めて、
この大スターの大スターたる所以を知る。 |
●1月×日/「diskunion JazzTOKYO」生島昇店長の自宅を取材(オーディオ・アクセサリー)。
生島さんとは音ミゾのゲストとして出てもらって以来、仕事のような遊びのような付き合いが続いているが、
かなり音にもこだわっている様子なので、遂に自宅を訪問することができた。
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エクスクルーシヴのスピーカー2252を中心とした生島さんのシステム |
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