BUSINESS

from 営業スタッフから

コミュニティ&ネットワーク部ネットワーク担当部長吉村 仁

営業インタビュー

北海道から沖縄まで、全国で活躍するコミュニティFM

私はコミュニティ&ネットワーク部を統括する立場で、コミュニティFM局に関わる営業業務に携わっています。営業業務には大きく分けて二つの軸があります。

一つは、2021年11月現在全国に337局あるコミュニティFM局様にMUSIC BIRDのコミュニティFM局様向け専用番組配信サービスをご契約頂きご活用頂くことです。可聴人口規模による月額定額制で、24時間365日制作配信している番組を自由にご利用できるサービスとなっています。北は北海道・稚内市の「FMわっぴ~」様から、南は沖縄・石垣島の「FMいしがきサンサンラジオ」様まで多くのコミュニティFM局様にご利用いただいています。

もう一つは、MUSIC BIRDの制作番組に対し、自社又は各地のコミュニティFM局様と協業して提供スポンサーを募る、いわゆる広告営業事業です。たとえば、人気番組の一つに毎週土曜13時から生放送で展開する『あの頃青春グラフィティ』があります。この番組は多い時には月2回ほど、地元コミュニティFM局様を通じて地元自治体や地元企業などからの依頼を受け、全国各地へ出張放送も行います。その地域のイベントやお祭りなどを全国のリスナーにPRできる場としてご活用いただいています。

ラジオの出張放送で、観光誘致や移住促進等の地域活性化を

私は新卒でTOKYO FMに入社し、その後一度株式会社リクルートでの業務経験を経てラジオの世界に戻ってきました。

これまでに印象に残っている業務の1つは、2013年に開港した新石垣島空港の1周年を記念して、地元のFMいしがきサンサンラジオ様とコラボし、「アフタヌーンパラダイス」という番組を平日2時間、5日間に渡り連日石垣島から全国へ向け生放送をしたことです。6月で本州は梅雨時ですが、石垣島は先に梅雨が明けとても気候の良い時期でした。パーソナリティであるアーティストの方々も、石垣島のスタジオから日替わりで生放送、放送後ホテルのラウンジでミニコンサートを実施し、石垣島に来られたお客様には生ライブも楽しんで頂きました。このスペシャルウィークにはパーソナリティのファンだけでなく多くの方が、沖縄本島だけでなく東京など遠方からも多く石垣島に訪れ盛り上がりました。

コミュニティFM局様を通じて観光誘致が実現でき、市長を始め島民の皆様から全国のリスナーの方々までとても喜んで頂けたのを覚えています。これをきっかけに、地域発の全国放送にて地域活性に取り組む流れが活発化しました。私自身、コミュニティFMの可能性を強く実感できた仕事でした。

高まる防災意識への期待に応える

日本には1700以上の自治体(市区町村)があると言われています。その全てにコミュニティFM局を作ることは難しいかもしれませんが、地域の防災ラジオ局という側面でもまだまだ非常に伸びしろがあると思っています。

我々も、時代に対応した新しいラジオの形に挑戦すべく、「Radimo(レディモ)」という防災通知機能付きラジオアプリを2020年7月からリリースしました。このアプリがあれば、例えば東京にいながら北海道函館市や広島県福山市の放送が聞けます。エリアフリーで各地の放送を聴くことができるうえに、Radimo(レディモ)は災害時にテキストにて地域のための有益な情報をPUSH通知により受け取れるのが最大の特長です。また、災害時は1分1秒を争いますので、地上波放送との遅延が数秒程度しかないことにもこだわりました。自然災害の多い日本においては、防災ラジオ局としてもコミュニティFMに期待する声が益々高まっています。実際、2021年7月に発生した熱海土砂災害では、「エフエム熱海湯河原」様の放送が地元でも非常に活躍しました。

やはり日常的に聞かれている放送局でなければ災害時に力を発揮できませんので、日常生活のなかで、地域の皆さんに近い距離で聴かれるラジオ局になっていく必要があります。そのために普段から興味関心をもっていただける地域情報の発信と質の高い番組作りが大事になると考えています。

ラジオをきっかけに地域に注目が集まる

コミュニティFMの主役は、もちろん各地のコミュニティFM局の皆様です。当社はサービスを通じていかにお役に立てるか、徹底した黒子の立場にあるものと考えています。単に番組を配信しご利用頂くだけでなく、各地のラジオ経営が安定し、いざという時に防災ラジオ局としても活躍されるよう、いわゆる「ヒト・モノ・おカネ」の経営の根幹においてもお役に立てるサービスを目指しています。

ラジオは昔からあるメディアではありますが、地域に密着するコミュニティFMの存在意義と価値は日々増していて新たな可能性を感じています。番組を聞いた人が地元や地域に興味を持ち、IターンUターンをするという事例も増えてきました。

私はこの仕事を通じて、自分の地元だけでなく、これまで関わったことのない全国の地域を対象に仕事ができることに大きな喜びを感じています。今後は各地域の抱える課題により向き合い、一緒に考え手を取りあい、もっともっと繋がり、全国の地域が更に活性化する一助を少しでも担えることができればと思います。

我々にお手伝いできることが、
きっとあります。

わたしたちは地域の課題解決に役立つソリューションとコミュニティFMの情報を提供しています。
是非この機会に気軽にお問合せください。

PHILOSOPHY

私たちの地域への想い
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