コミュニティFMは限られた人員で運営となることから、台風シーズンや災害時の対応として
「AI機能を活用したアナウンスシステム」を活用をするケースが増えています。
時事通信社の全国ニュースを自動的に取得し、設定した時刻に放送するシステムです。
多くの台風の被害を体験したエフエム和歌山が開発し、ディレクターやアナウンサーがいなくても、定時に完全無人の生放送を実現しています。その他、局独自に入手した天気予報や自治体からのお知らせ等をテキスト原稿から放送することも可能です。
行政などがメールやFTPで発信する地域情報をAI機能を活用したアナウンスシステムによって放送するシステムです。少人数で運営を行うコミュニティFMでは、台風シーズンにはこれまで一昼夜アナウンサーが生放送を続けなくてはならないなど、極めて過酷な運営状況となっていました。
しかし、現在はAI機能のアナウンスシステムを活用し、長時間にわたって繰り返し情報発信することが可能となりました。また、このAI機能を活用したアナウンスシステムにはオリジナルの名称を付けることができ、地域のリスナーから愛称を募集する企画も実施されています。