タイムシフトコントローラー「C-T10TM」
タイムシフトコントローラー「C-T10TM」で高音質録音が可能に!
港北ネットワークサービスが発売するタイムシフトコントローラー「C-T10TM」は、ミュージックバードチューナー「CSXiシリーズ」「C-T3000CS」「C-T5000CS」「CDT-3AFD」との接続でTEAC「SD-500HR」、TASCAM「DA-3000」をコントロール。ミュージックバードの高音質放送をそのままSDカードに長時間録音やタイマー録音できます。 ① TEAC「SD-500HR」を希望のチャンネルの希望の時間に録音開始、停止させることができます。 ② TEAC「SD-500HR」の予約録音を32 件まで設定、毎週の繰返しも設定できます。 C-T10TMの接続例 |
![]() C-T10TM ![]() SD-500HR |

◆タイムシフトコントローラー「C-T10TM」に関するお問い合わせは
港北ネットワークサービス TEL:045-507-3091
タイムシフトコントローラーの活用事例
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◆リスナーによる活用術を大公開! 都原久典さん(64歳)はリタイアした2015年にミュージックバードに加入。普段「THE AUDIO」(124ch)や「Super Legend」(126ch)を中心に高音質プログラムを楽しんでいます。1万枚を超えるCDとレコード・ライブラリーを所有し、ギターも趣味でひくという根っからの音楽ファン。「田中伊佐資のすみません、お宅のオーディオ、ナマ録させてください」にも出演予定です(2019年9月放送)。 |
![]() タイマー録音使用機器(▲クリックで拡大) ![]() タイマー録音機器接続図(▲クリックで拡大) |
MUSIC BIRDをタイマー録音する方法をネット検索すると、今回紹介する専用機器の利用以外にPCを使った方法なども紹介されています。正直、専用機器はPC利用に比べて高価になるため、機器導入を検討されている方は、必ず、自身の導入目的、機器の活用範囲など十分な比較検討をお勧めします。私は、複数の録音方法の中から、今回紹介する私の要求優先度(高音質録音>簡便性>機器汎用性>予算)に合った専用機器を選択導入しました。2019年2月までは、放送をリアルタイムに聴くだけで録音していませんでした。そして、2019年3月からMUSIC BIRD専用のタシムシフトコントローラーとデジタルレコーダーを使い始め、この経験から、利用環境、活用利点などを紹介します。
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◆録音も48KHz 24bitの高音質で! |
![]() TEAC Hi-Res Editor(無料)で分割、合成 |
タイムシフト録音の準備から再生までの基本的な手順は、次のようになります。
(1) 録音準備(機器接続確認、機器電源投入、録音用SDカード挿入)(マニュアル)
チューナー、デジタルレコーダー、タイムシフトコントローラーは、録音前から電源ON
(2) タイムシフトコントローラーの予約設定(マニュアル)(32件の予約可能)
録音チャネル、録音開始時間、録音終了時間、繰り返し有無選択
(3) タイムシフトコントローラーの予約確認(マニュアル)
(4) タイマー録音(自動予約録音)
(5) 録音SDカードの音楽ファイル(WAV/DSD)編集と保存(PC、HDD、CDR)(マニュアル)
(6) 録音音楽ファイルの再生(マニュアル)
◆自分なりの使い方で楽しみが広がる
私が感じたタイムシフトコントローラーとデジタルレコーダーの組み合わせの利点を紹介します。
●放送と同等の高音質の録音/PCM(16/24ビット、44.1~192KHz)、DSD(2.8/5.6MHz)
*私はPCM WAV/48KHz/24ビットで録音
●アーカイブ充実/全曲放送の録音保存
●録音中の制約フリー/オーディオ機器利用可能、PC不要
●快適なタイムフリー/自分の生活時間を確保(外出中、就寝中など)
高音質録音は、デジタルレコーダー SD-500HRの能力で実現できますが、MUSIC BIRDの録音だけの目的でタイムシフトコントローラーと一緒に揃えると高価です。しかし、デジタルレコーダーの汎用機能であるAD/DAコンバーターを活用することで、導入価値を広げることができました。また、専用機の利用は、同居人、家族と生活の中で、MUSIC BIRD録音中でも、ストレス無くオーディオ機器やPCが利用できる環境を提供してくれます。
タイマー録音環境での注意事項を書きます。
●録音時の機器電源ON/機器(チューナー、デジタルレコーダー、タイムシフトコントローラー)の電源は録音数分前(安全のため5分前)からONにしておくこと
*私はON/OFFは忘れがちになるため常時ON
*省エネには、小まめな電源ON/OFFが必要
●時間設定更新/タイムシフトコントローラーの時計はズレが生じるので、時々、時計を再設定すること
*私は月1回程度、時計の再設定
●LED輝度調整/機器LED輝度または寿命が気になる場合は、機器のLED輝度を下げる
(チューナー、デジタルレコーダー、タイムシフトコントローラー)
*私は輝度を最小に設定
●録音チャネル/同時刻の録音は選択チャネル1chのみ
*チューナーは1chのみ
●利用者登録/機器故障時の修理保守サービスを円滑にするため利用者登録行うこと
*故障時の迅速対応をうけるため
●録音時間目安/(例)PCM WAV
16ビット:44.1KHz 90分/1GB 48H/32GB
48KHz 85分/1GB 45H/32GB
96KHz 42分/1GB 22H/32GB
24ビット:44.1KHz 60分/1GB 32H/32GB
48KHz 55分/1GB 29H/32GB
96KHz 25分/1GB 13H/32GB
*SDカード=4~128GB
*録音時にSDカード容量が足りなくなった場合、録音停止
MUSIC BIRDは、既に何らの手段で録音されている方、または、録音したいと思っている方が多くおられると推測します。また、まだMUSIC BIRD未加入の方でも録音に興味を持たれている人もおられると思います。今回の紹介では、タイムシフトコントローラーの活用事例をまとめてみました。
録音する時、機器の詳細設定、録音したファイルの編集処理、増殖する音楽ファイルの保管などは、範囲が広くなるため、今回、省略しました。タイムシフトコントローラーとデジタルレコーダーを使ったタイマー(タイムシフト)録音を検討されている方の参考にしていただければ幸いです。
(2019年8月20日更新)
