日本が誇るテクノユニット~YMO

 1978年に細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一の3人で結成されたYellow Magic Orchestra(YMO)。同年の1stアルバム『Yellow Magic Orchestra』発売当初から全米でのデビューが決定。コンピューターやシンセサイザーを大胆に駆使したサウンドを武器に、当時まだ珍しかった海外公演を敢行し、日本よりもいち早く国外で脚光を浴びることとなります。翌年、代表曲「テクノポリス」「ライディーン」を含む2ndアルバム『Solid State Survivor』はミリオンセラーを達成。真っ赤な人民服風の衣装やテクノカットなど、独自のファッションでも注目を集め、社会現象とも言うべきテクノ/ニュー・ウェイヴのムーブメントを巻き起こしました。
 その後も最先端の機器を取り入れ、実験的なサウンドに挑んだ作品『BGM』『テクノデリック』、一転して“日本語テクノ歌謡”の「君に、胸キュン。」など、常に進化を遂げる彼らのスタイルは、国内外のミュージック・シーンに多大な影響を与え続けました。
 83年には「散開」(解散)を発表しますが、93年に「再生」(再結成)。個々でのソロ活動でも高い評価を得る3人が、今年(2018年)はYMO結成から40周年を迎えました。
番組ではデビューから「散開」までの5年間に発表された7枚のオリジナルアルバムを中心にお送りします。