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アーティスト特集

国内外の伝説アーティストの名アルバムを集め、8時間単位の大型特集で放送。ベスト盤とは一味違うオリジナルアルバムに込められたスピリットを味わってください。 これまでの特集
7月/この夏はプログレ特集!~エマーソン・レイク&パーマー
初回放送 2013年7月
再放送(随時あり)
ロックにクラシック音楽を見事に融合させたエマーソン・レイク&パーマー。
1970年、キース・エマーソン(Key)、グレッグ・レイク(B)、カール・パーマー(Dr)の3人で結成。古今のクラシック音楽を独自の解釈でロックに取り込み、当時としては斬新だったシンセサイザーを導入、ダイナミックなロック・サウンドを生み出すことに成功しました。ムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」をカバーしたライヴアルバム『Pictures at an Exhibition(展覧会の絵)』が大ヒット、エマーソンの過激なパフォーマンスも評判を呼び、世界的トップ・バンドとしての地位を確立しました。
この特集では、オリジナルアルバム、ライヴアルバムを中心に11作品をお送りします。
今月の放送スケジュールはこちら
※番組は8時間構成です。アルバム単位で放送します。
※編成の都合上、アルバム単位ではなく楽曲毎に放送する場合がございます。ご了承ください。
<SUPER LEGEND 名盤チャンネル オンエア曲リスト>
放送アルバム一覧
①
1) Emerson, Lake & Palmer
1970年発売のデビューアルバムにして不朽の名作。別々のバンドで活動していた高い音楽的才能を持つ3人が集まりEL&Pを結成。デビュー当時から話題となっていた彼らは、美しい旋律に破壊的パワーを融合させ、まさに芸術とも言うべきサウンドを生みだし、瞬く間にプログレ界の代表的存在になりました。
■収録曲
- The Barbarian
- Take A Pebble
- Knife Edge
- The Three Fates
- Tank
- Lucky Man

2) Tarkus
1971年発売。全英1位を獲得した彼らの出世作でもあり、シンセサイザーの存在・サウンドを一般的に浸透させた作品でもあります。1曲目「Tarkus」は、SFファンタジーのストーリー仕立ての曲で、7つのパートからなる20分を超える組曲。オーケストラでアレンジしたものが、NHKの大河ドラマ『平清盛』の劇中で使用されたことでも話題となりました。
■収録曲
- Tarkus
- Jeremy Bender
- Bitches Crystal
- The Only Way (Hymn)
- Infinite Space (Conclusion)
- A Time And A Place
- Are You Ready Eddy?
3) Pictures at an Exhibition(展覧会の絵)
1971年発売。デビューからわずか1年でイギリスを代表するバンドに君臨したEL&Pの初のライヴ・アルバム。表題曲「展覧会の絵」は、ムソルグスキーの同名のピアノ組曲をアレンジしたもの。息のあった演奏が楽しめる1枚です。
■収録曲
- Promenade
- The Gnome
- Promenade
- The Sage
- The Old Castle
- Blues Variation
- Promenade
- The Hut Of Baba Yaga
- The Curse Of Baba Yaga
- The Hut Of Baba Yaga
- The Great Gates Of Kiev - The End
- Nutrocker

4) Trilogy
1972年発売。美しい音、世界観を追求するEL&Pの中でも、最も美意識の高いといわれている作品。全体を通してグッレッグ・レイクの個性が強く出ており、彼の描く美しい旋律が見事に表現されています。
■収録曲
- The Endless Enigma, Part 1
- Fugue
- The Endless Enigma, Part 2
- From The Beginning
- The Sheriff
- Hoedown
- Trilogy
- Living Sin
- Abaddon's Bolero

5) Brain Salad Surgery(恐怖の頭脳改革)
1973年発売。「Karn Evil 9(悪の経典#9)」は30分を超す壮大な組曲。リズム、メロディの流れや、曲中に伏線を入れるなど、巧みな構成力は見事です。また、新型のポリフォニック・モーグ・シンセサイザーを初め、新しい機材が大幅に導入されたことも特徴として挙げられます。
■収録曲
- Jerusalem
- Toccata (An Adaptation of Ginastera's 1st Piano Concerto, 4th Movement)
- Still...You Turn Me On
- Benny The Bouncer
- Karn Evil 9: 1st Impression, Part 1
- Karn Evil 9: 1st Impression, Part 2
- Karn Evil 9: 2nd Impression
- Karn Evil 9: 3rd Impression

6) Welcome Back My Friends To The Show That Never Ends...Ladies and Gentlemen(レディース・アンド・ジェントルメン)
1974年発売、絶頂期のEL&Pのベスト盤ともいえるライヴ・アルバム。1973年~1974年にかけて開催されたワールド・ツアーの中から、ロスアンゼルス、アナハイムでの演奏を中心に収録されています。たった3人でこれだけの音が出せるのかと疑いたくなるようなサウンドには圧巻。このアルバムを発売後、一時活動を休止することになります。
■収録曲【DISC1】
- Hoedown
- Jerusalem
- Toccata
- Tarkus
- Take A Pebble (Still... You Turn Me On/Lucky Man)
■収録曲【DISC2】
- Piano Improvisations
- Take A Pebble (Conclusion)
- Jeremy Bender/The Sheriff
- Karn Evil 9

7) Works, Vol.1(ELP四部作)
前作発表後、活動休止を経て約3年ぶりのリリースとなった1977年発売の作品。こここから後期と呼ばれる時期に入ります。休止期間中にそれぞれが自身のサウンドを追及した曲をまとめたもので、半数以上がソロ作品になっています。3人で演奏した曲は「Fanfare For The Common Man(庶民のファンファーレ)」のみ。
■収録曲【DISC1】
- Piano Concerto No. 1, First Movement: 'Allegro Giojoso'
- Piano Concerto No. 1, Second Movement: 'Andante Molto Cantabile'
- Piano Concerto No. 1, Third Movement: 'Toccata Con Fuoco'
- Lend Your Love To Me Tonight
- C'est La Vie
- Hallowed Be Thy Name
- Nobody Loves You Like I Do
- Closer To Believing
■収録曲【DISC2】
- The Enemy God Dances With The Black Spirits
- L.A. Nights
- New Orleans
- Two Part Invention In D Minor
- Food For Your Soul
- Tank
- Fanfare For The Common Man
- Pirates
8) Works, Vol.2(作品第2番)
1977年発売。前作までに未収録だった楽曲が集められた作品。グレッグ・レイクの代表曲「I Believe In Father Christmas(夢みるクリスマス)」が収録されています。前期の独創的なサウンドや長編作に比べると、全体的にポップな印象を受けますが、バラエティ豊かに楽しめる1枚でもあります。
■収録曲
- Tiger In A Spotlight
- When The Apple Blossoms Bloom In The Windmills Of Your Mind I'll Be Your Valentine
- Bullfrog
- Brain Salad Surgery
- Barrelhouse Shake-Down
- Watching Over You
- So Far To Fall
- Maple Leaf Rag
- I Believe In Father Christmas
- Close But Not Touching
- Honky Tonk Train Blues
- Show Me The Way To Go Home
②
9) Love Beach
1978年発売、後期EL&P最後のオリジナル作品。ジャケットにはこれまでのイメージとはかけ離れた、青空の下で笑う3人が写っています。発売当時ファンは、作品の内容以前にジャケットに対する抵抗感が強かったと言われています。このアルバム制作中に解散を決意、発売から約1年半後の1980年に解散を発表します。
■収録曲
- All I Want Is You
- Love Beach
- Taste Of My Love
- The Gambler
- For You
- Canario
- Memoirs Of An Officer And A Gentleman

10) In Concert
1979年発売。1977年のツアー模様が収録されたライヴ・アルバム。65人編成のオーケストラをバックに行われた大規模なツアーで始まりましたが、予算の都合上、途中から3人だけの公演となってしまいます。このアルバムでは、モントリオール・オリンピック・スタジアムでのオーケストラとの贅沢な共演を味わえます。
■収録曲
- Introductory Fanfare
- Peter Gunn
- Tiger In A Spotlight
- C'est La Vie
- The Enemy God (Dances With The Black Spirits)
- Knife Edge
- Piano Concerto No.1 Third Movement: Toccata Con Fuoco
- Pictures At An Exhibition
11) Black Moon
1992年発売。ファン待望のオリジナルメンバーでの再結成が叶い、「Love Beach」から実に14年ぶりとなる作品。キース・エマーソンとグレッグ・レイクのソロ作品と、本作用に新しく作曲されたものを収録。「Romeo And Juliet」 はプロコフィエフ作曲のバレエ音楽をアレンジしたもの。
■収録曲
- Black Moon
- Paper Blood
- Affairs Of The Heart
- Romeo And Juliet
- Farewell To Arms
- Changing States
- Burning Bridges
- Close To Home
- Better Days
- Footprints In The Snow
- A Blade Of Grass

初回放送 2013年7月 再放送(随時あり)
”英国プログレの雄”キング・クリムゾン。
1968年イギリスで結成、後にプログレの金字塔と呼ばれるアルバム『In the Court of the Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)』でデビュー。商業性やブームに流されることなく、その時々において異なる方向性を打ち出し、ニュー・ウェイヴ、ヘヴィ・メタル、インダストリアル、フリー・ジャズなど様々なジャンルとの融合を試みつつ、常に独自の音楽性を追究。メンバー交代、解散、再結成を繰り返しつつも、多く名盤/名演を世に残しますが、2011年に中心メンバーであるロバート・フリップ(G)が音楽業界からの引退を表明、事実上ここで歴史の幕を閉じることになります。
しかし、孤高的な音楽スタイルと高い力量から創造されたスリリングな音楽は、いまだ多くのフォロワーを生み続けています。
2017年12月7日にのグレッグ・レイクさんが69歳で亡くなりました。ご冥福をお祈りします。12/17~21は追悼アーカイヴ放送をお送りします。
●12/17~18(0:00~8:00)/エマーソン・レイク&パーマー特集
●12/19~21(0:00~8:00)/キング・クリムゾン特集
今月の放送スケジュールはこちら
※番組は8時間構成です。アルバム単位で放送します。
※編成の都合上、アルバム単位ではなく楽曲毎に放送する場合がございます。
ご了承ください。 <SUPER LEGEND 名盤チャンネル オンエア曲リスト>
放送アルバム一覧
①

1) In The Court Of The Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)
1969年発売。デビュー作にして完璧ともいえるこの作品は、リリースから30年以上経過してもなお、現代にも影響を与え続けている究極の一枚。幾多のバンドに多大な影響を与えるヘビィでパワフルな1曲目、幻想的なサウンドでプログレの原点ともいえる4曲目、シンフォニックなサウンドが印象的な5曲目など、高い個性が感じられます。斬新なアートワークのジャケットも印象的。
■収録曲
- 21st Century Schizoid Man (Including Mirrors)
- I Talk To The Wind
- Epitaph Including March For No Reason And Tomorrow And Tomorrow
- Moonchild Including The Dream And The Illusion
- The Court Of The Crimson King (Including The Return Of The Fire Witch And The Dance Of The Puppets)

2) In The Wake Of Poseidon(ポセイドンのめざめ)
1970年発売。前作のツアー終了後に主要メンバーが3名も脱退するという危機に見舞われ、リーダーのロバート・フリップの指揮の元、オーディションを開催するなど急遽メンバー集めをすることに。メンバーが定まらず、激動の中で作られた今作ですが、イギリスではアルバム・チャートで第4位を記録、キング・クリムゾンの全アルバムの中で最高位となっています。
■収録曲
- Peace - A Beginning
- Pictures Of A City (Including 42nd At Treadmill)
- Cadence And Cascade
- In The Wake Of Poseidon (Including Libra's Theme)
- Peace - A Theme
- Cat Food
- The Devil's Triangle
- Peace - An End

3) Lizard
1970年発売。前作の制作に関わったジャズ・ピアニストのキース・ティペットが、自身のグループ・メンバーを引き連れ、全面的に参加し誕生した作品。彼らの影響により、ジャズ色が強まり、クリムゾン・サウンドに大きな変化がもたらされています。
■収録曲
- Cirkus (Including Entry Of The Chameleons)
- Indoor Games
- Happy Family
- Lady Of The Dancing Water
- Lizard

4) Islands
1971年発売。前作に続き、キース・ティペット・グループをサポートメンバーに迎えて制作。ジャズ色の強い曲から始まり、ビートルズを彷彿とさせる曲、そしてシンフォニックな曲など、新たな風が吹き込まれた多彩なサウンドが楽しめます。この時期、メンバーの加入・脱退が続き、オリジナル・メンバーはフリップ一人に。
■収録曲
- Formentera Lady
- Sailor's Tale
- The Letters
- Ladies Of The Road
- Prelude: Song Of The Gulls
- Islands

5) Earthbound
1972年発売。前作発表後に行われたアメリカツアーの模様を収録したライヴ・アルバム。この音源は、コンソールからカセットテープに録音したもので、音質面で不評となり、フリップがCD化を長い間拒否していたと言われています。クリアな音ではありませんが、演奏や会場のリアルな音が伝わってくる味のある作品とも言えるでしょう。
■収録曲
- 21st Century Schizoid Man
- Peoria
- The Sailor's Tale
- Earthbound
- Groon

6) Larks' Tongues in Aspic(太陽と戦慄)
1973年発売。オリジナルメンバーが一人となってしまったキング・クリムゾン。フリップは、1972年のツアー終了後にバンドの解散を表明しますが、その後すぐに新メンバーを集めて再結成。このアルバムは、フリップの目指したサウンド"メタル・クリムゾン"が確立したと言われ、特にパーカッションのビル・ブラフォードとジェイミー・ミューアが生み出すサウンドの影響力は、この作品の要になっています。
■収録曲
- Larks Tongues' In Aspic, Part One
- Book Of Saturday
- Exiles
- Easy Money
- The Talking Drum
- Larks' Tongues In Aspic, Part Two

7) Starless And Bible Black(暗黒の世界)
1974年発売。スタジオ録音とライヴ音源を変則的に収録した作品。スタジオとライヴ、それぞれでしか出せない音を活かし組み合わせることで、サウンドをより力強く表現しました。特に4曲目「The Night Watch(夜を支配する人)」は、前半と後半でスタジオとライヴ録音が混合している異色作。
■収録曲
- The Great Deceiver
- Lament
- We'll Let You Know
- The Night Watch
- Trio
- The Mincer
- Starless And Bible Black
- Fracture

8) Red
1974年発売。フィリップの頭の中にあるヘヴィ・メタルとロックの融合が見事に表現され、自身の目指すサウンドへの方向性が定まったクオリティの高い、彼らを代表する1枚です。しかしメンバー内での音楽的なすれ違いは相変わらずで、脱退やオリジナルメンバーの復帰などの変動の中で制作。リリース後、キング・クリムゾンは1度目の解散をすることに。
■収録曲
- Red
- Fallen Angel
- One More Red Nightmare
- Providence
- Starless

9) USA
1975年発売。1974年のアメリカツアーの模様が収録されたライヴ・アルバム。音質の悪さからCD化の許可をしぶったライヴ盤「Earthbound」と比べ、この作品は当時のライヴ・アルバムの中では、郡を抜くクオリティの高さで、充実した内容になっています。
■収録曲
- Walk on ... No Pussyfooting
- Larks' Tongues in Aspic, pt.II
- Lament
- Exiles
- Asbury Park
- Easy Money
- 21st Century Schizoid Man
- Fracture
- Starless
②

10) Discipline
1981年発売。キング・クリムゾンは1974年に解散しますが、81年に再結成。実に7年ぶりのリリースとなるアルバムです。これまでに挑戦してこなかった、エスニック・ミュージックやポリリズムを取り入れ、クリムゾンにとって新たなサウンドを生み出しています。収録曲はどれもクオリティが高く、7年のブランクを感じさせません。
■収録曲
- Elephant Talk
- Frame By Frame
- Matte Kudasai
- Indiscipline
- Thela Hun Ginjeet
- The Sheltering Sky
- Discipline

11) Beat
1982年発売。1969年のデビュー以来13年間、アルバムリリースやツアーの開催ごとに脱退、加入、解散が繰り広げられてきたクリムゾンにとって、同じメンバーで2作連続制作されたアルバムは初めてのことであり、当時大変話題になりました。内容は前作からの延長線のようになっており、メンバーがリラックスしながら演奏している様子が伝わってきます。
■収録曲
- Neal And Jack And Me
- Heartbeat
- Sartori In Tangier
- Waiting Man
- Neurotica
- Two Hands
- The Howler
- Requiem

12) Three of a Perfect Pair
1984年発売。メンバーの変動もなく、軌道に乗りつつあったクリムゾンですが、今作発売後に行ったツアーを最後にバンドは長い活動休止期間に入ります。内容はレコードのA面、B面でそれぞれ異なるコンセプトで制作。A面(CDは5曲目)はポップなナンバーを、そしてB面(6曲名以降)はヘヴィなインプロヴィゼーション・ナンバーで構成されています。前作よりもより重厚感のあるサウンドが楽しめます。
■収録曲
- Three Of A Perfect Pair
- Model Man
- Sleepless
- Man With An Open Heart
- Nuages (That Which Passes, Passes Like Clouds)
- Industry
- Dig Me
- No Warning
- Larks' Tongues In Aspic Part III

13) Epitaph Official Bootleg : Live in 1969(エピタフ -1969年の追憶-)
この作品は、デビュー時のオリジナル・メンバーによるライヴ録音を集めたアルバム。1969年5月のBBCセッション、12月のフィルモア・ウェスト公演までの音源が収録されています。初期の名曲や未発表曲等も収められた貴重な一枚。
■収録曲【DISC1】
- 21st Century Schizoid Man
- In The Court Of The Crimson King
- Get Thy Bearings
- Epitaph
- A Man, A City
- Epitaph
- 21st Century Schizoid Man
- Mantra
- Travel Weary Capricorn
- Improv - Travel Bleary Capricorn
- Mars
■収録曲【DISC2】
- In The Court Of The Crimson King
- Drop In
- A Man, A City
- Epitaph
- 21st. Century Schizoid Man
- Mars
■収録曲【DISC3】
- 21st Century Schizoid Man [live]
- Get Thy Bearings [live]
- In the Court of the Crimson King [live]
- Mantra [live]
- Travel Weary Capricorn [live]
- Improv (including By the Sleeping Lagoon) [live]
- Mars [live]
■収録曲【DISC4】
- 21st Century Schizoid Man
- Drop In
- Epitaph
- Get Thy Bearings
- Mantra
- Travel Weary Capricorn
- Improv
- Mars

14) The Nightwatch Live at the Amsterdam Concertgebouw November 23rd 1973(ザ・ナイトウォッチ -夜を支配した人々-)
1973年、BBC放送に出演するためアムステルダム、コンセルトヘボウで収録されたライヴの音源が入ったアルバム。このライヴへの評価はとても高く、放送後に多くの海賊版が世の中に出回るほどでした。完成度の高いパフォーマンスが楽しめる作品。
■収録曲【DISC1】
- Easy Money
- Lament
- Book of Saturday
- Fracture
- The Night Watch
- Improv: Starless & Bible Black
■収録曲【DISC2】
- Improvisation: Trio
- Exiles
- Improvisation: The Fright Watch
- The Talking Drum
- Larks' Tongues In Aspic (Part II)
- 21st Century Schizoid Man
③

15) THRAK
1995年発売。10年ぶりに活動を再開、久々のスタジオ・アルバムです。フリップの思い描く"メタル・クリムゾン"のコンセプトに、メタリックでヘヴィなサウンドが炸裂しています。1曲目「VROOM」は彼らが初めてグラミー賞にノミネートされた記念の曲。
■収録曲
- VROOOM
- Coda: Marine 475
- Dinosaur
- Walking On Air
- B'Boom
- THRAK
- Inner Garden I
- People
- Radio I
- One Time
- Radio II
- Inner Garden II
- Sex Sleep Eat Drink Dream
- VROOOM VROOOM
- VROOOM VROOOM: Coda

16) Heavy ConstruKction
2000年発売。2000年5月~6月にかけてヨーロッパで開催されたツアーの模様を完全収録したライヴ・アルバム。チーム・ワークが良好なこの時期のパフォーマンスは、個々の才能だけでなく、バンドとしての一体感が生まれています。
■収録曲【DISC1】
- Into The Frying Pan
- The ConstruKction Of Light
- ProzaKc Blues
- Improv: Munchen
- One Time
- Dinosaur
- VROOOM
- FraKctured
- The World's My Oyster Soup Kitchen Floor Wax Museum
- Improv: Bonn
■収録曲【DISC2】
- Sex Sleep Eat Drink Dream
- Improv Offenbach
- Cage
- Larks' Tongues In Aspic Part IV - Coda I Have A Dream
- Three Of A Perfect Pair
- The Deception Of The Thrush
- Heroes
■収録曲【DISC3】
- Sapir
- Blastic Rhino
- Lights Please (Part I)
- ccccSeizurecc
- Off And Back
- More (And Less)
- Beautiful Rainbow
- 7 Teas
- Tomorrow Never Knew Thela (Including Tomorrow Never Knows)
- Uboo
- The Deception Of The Thrush
- Arena Of Terror
- Lights Please (Part II)

17) The Power To Believe
2003年発売。"メタル・クリムゾン"をさらに発展させた"ヌーヴォ・メタル"をコンセプトに制作。新たなサウンドを追求したフリップは、アメリカの新鋭エンジニア、Machinesに協力を依頼。これが功を奏し、「Level Five」や「The Power To Believe III」のような名曲が誕生しました。全体を通し、ヘヴィでドラマチック、かつテクニカルなサウンドに仕上がった一枚。
■収録曲
- The Power To Believe I: A Cappela
- Level Five
- Eyes Wide Open
- Elektrik
- Facts Of Life: Intro
- Facts Of Life
- The Power To Believe II
- Dangerous Curves
- Happy With What You Have To Be Happy With
- The Power To Believe III
- The Power To Believe IV: Coda

初回放送 2013年7月 再放送(随時あり)
リリカルな音世界を追求するイエス。
1968年ロンドンにて、ジョン・アンダーソン(Vo)を中心とする5人で結成。壮大かつ緻密に構成された楽曲、さわやかなコーラス・ワーク、そして卓越した演奏技術で疾走感と躍動感を表現するという点で、プログレッシブ・ロックの中でも群を抜いた存在です。
度重なるメンバー・チェンジや活動休止、分裂、解散、再結成を繰り返しながら、現在でも活動を継続していますが、その間に在籍したメンバーは、スティーヴ・ハウ(G)、リック・ウェイクマン(Key)、パトリック・モラーツ(Key)、トレヴァー・ホーン(Vo/B)、ジェフ・タウンズ(Key)、トレヴァー・ラヴィン(G/Key/Vo)等、音楽界を牽引する錚々たる顔触れが並んでいます。
この特集では、オリジナルアルバム、ライヴアルバムを中心に20作品をお送りします。
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※番組は8時間構成です。アルバム単位で放送します。
※編成の都合上、アルバム単位ではなく楽曲毎に放送する場合がございます。
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①

1) Yes(イエス・ファースト・アルバム)
1969年発売。1968年、イギリスのイングランドにて結成されたイエスは、アメリカの名門レーベル『アトランティック・レコード』と契約を交わした、イギリスの初めてのバンドになりました。そして生まれたのがこのデビュー・アルバムになります。
■収録曲
- Beyond And Before
- I See You
- Yesterday And Today
- Looking Around
- Harold Land
- Every Little Thing
- Sweetness
- Survival

2) Time and a Word(時間と言葉)
1970年発売。オーケストラを取り入れシンフォニック・ロックに挑戦、新境地を開拓した作品。ハモンドオルガン とギターが冴えわたり、イエス・サウンドの出発点となる1枚です。浮遊感のある不思議な世界が繰り広げられています。
■収録曲
- No Opportunity Necessary, No Experience Needed
- Then
- Everydays
- Sweet Dreams
- The Prophet
- Clear Days
- Astral Traveller
- Time And A Word

3) The Yes Album(イエス・サード・アルバム)
1971年発売。デビュー作から今作で、イエス・サウンドの基礎は完成します。新ギタリストの存在により、これまでと比べ全体の躍動感が増し、ひとつひとつの音が繊細かつ複雑に表現されています。
■収録曲
- Yours Is No Disgrace
- The Clap
- Starship Trooper
- I've Seen All Good People
- A Venture
- Perpetual Change

4) Fragile(こわれもの)
1971年発売。一人一人に高いレベルを求める彼らは、メンバー交代経て、この作品から黄金期と呼ばれるメンバー構成となります(ジョン・アンダーソン(Vo)、スティーヴ・ハウ(G)、クリス・スクワイア(B)、ビル・ブラッフォード(Dr)、リック・ウェイクマン(Key))。このアルバムでは5人それぞれのソロ曲が収録されており、演奏技術の高さがうかがえます。レコーディングには、デヴィッド・ボウイ、T.レックス、ブラック・サバスなどのアーティストが参加。
■収録曲
- Roundabout
- Cans And Brahms
- We Have Heaven
- South Side Of The Sky
- Five Per Cent For Nothing
- Long Distance Runaround
- The Fish (Schindleria Praematurus)
- Mood For A Day
- Heart Of The Sunrise

5) Close to the Edge(危機)
1972年発売。18分を超える壮大な組曲「Close to the Edge」をはじめ、全部で3曲しか収録されていません。しかし、深海をさまようような奥深い世界から、天国、宇宙を幻想的にかつ破壊的に表現されるこのアルバムは、イエスがプログレ界の頂点に立ったといっても過言ではない作品です。このアルバムの完成間際、ビル・ブルーフォードはバンドを脱退。そしてキング・クリムゾンへ加入するという出来事もありました。
■収録曲
- Close To The Edge
- And You And I
- Siberian Khatru

6) Tales from Topographic Oceans(海洋地形学の物語)
1973年発売。前作に続き収録曲4曲という大作。驚異的な演奏力と独創的なサウンドで独自の路線を確立した彼らは、70年代前半のバンド界において最強の存在に成長します。しかし、アンダーソンとハウの2人が中心となって生み出したサウンドはとても難解なものになり、バンド内に音楽的方向性に歪みが生じることに。
■収録曲【DISC1】
- The Revealing Science Of God (Dance Of The Dawn)
- The Remembering (High The Memory)
■収録曲【DISC2】
- The Ancient (Giants Under the Sun)
- Ritual (Nous Sommes Du Soleil)
7) Relayer
1974年発売。主張が強く攻撃的なプレイをする新メンバー、パトリック・モラーツ(Key)のおかげで、停滞ぎみだったイエスは勢いを取り戻します。特に「The Gates Of Delirium(錯乱の扉)」は、彼らの本領が発揮された20分を超す大作。
■収録曲
- The Gates Of Delirium
- Sound Chaser
- To Be Over

8) Going for the One(究極)
1977年発売。モラーツは前作のみでまさかの脱退。代わりにウェイクマンが復活し、元のメンバーで活動を再開することになりますが、サウンド的にはこれまでのイエスとは少し違うような印象を受けます。アンダーソンが”究極のイエス”と語る5曲目「Awaken(悟りの境地 )」は必聴。
■収録曲
- Going For The One
- Turn Of The Century
- Parallels
- Wonderous Stories
- Awaken

9) Tormato
イエス結成10周年となった1978年の作品。これまでのような攻撃的な曲はなく、楽曲のコンパクト化をより推し進め、歌詞のテーマも身近で手軽なものを多く取り上げたポップなアルバム。
■収録曲
- A. Future Times / B. Rejoice
- Don't Kill The Whale
- Madrigal
- Release, Release
- Arriving UFO
- Circus Of Heaven
- Onward
- On The Silent Wings Of Freedom
②

10) Drama
1980年発売。バンドの中核だったジョン・アンダーソンがまさかの脱退。残されたメンバーは解散を決意しますが、バグルスのトレヴァー・ホーン(Vo)とジェフ・ダウンズ(Key)を新メンバーに迎えて制作されました。ニュー・ウェイヴ的アプローチへの歩み寄りを図った作品。
■収録曲
- Machine Messiah
- White Car
- Does It Really Happen?
- Into The Lens
- Run Through The Light
- Tempus Fugit

11) 90125(ロンリー・ハート)
1983年発売。これまでイエスが築いてきたサウンドではなく、ポップな印象は拭えませんが、80年代の彼らにとって商業的な成功を収めた作品。ジョン・アンダーソンが復帰するなど、メンバー交代やサウンドの変化など、紆余曲折する中で生み出された様子がうかがえます。
■収録曲
- Owner Of A Lonely Heart
- Hold On
- It Can Happen
- Changes
- Cinema
- Leave It
- Our Song
- City Of Love
- Hearts

12) Big Generator
1987年発売。前作から約3年のブランクを経て、新加入したトレヴァー・ラビン(G/Vo/Key)が中心となって制作。そのため彼の個性が存分に感じられる作品になっています。
■収録曲
- Rhythm Of Love
- Big Generator
- Shoot High Aim Low
- Almost Like Love
- Love Will Find A Way
- Final Eyes
- I'm Running
- Holy Lamb

13) Union(結晶)
1991年発売。前作リリース後、アンダーソンが2度目の脱退。新しいバンド(ABWH)を結成しますが、このバンドが「イエス」を名乗り訴訟沙汰となる始末に。結局、和解をした2つのバンドは統合し、全盛期といわれる時代のメンバー中心の8人組で再スタートします。8人全員で演奏した曲がない作品ですが、分裂していたイエスが再びひとつとなったという点でファンにとっては待望の作品となりました。
■収録曲
- I Would Have Waited Forever
- Shock To The System
- Masquerade
- Lift Me Up
- Without Hope You Cannot Start The Day
- Saving My Heart
- Miracle Of Life
- Silent Talking
- The More We Live - Let Go
- Angkor Wat
- Dangerous (Look in the Light of What You're Searching For)
- Holding On
- Evensong
- Take The Water To The Mountain

14) Talk
1994年発売。前作で8人組で再スタートしたのも束の間、メンバー交代やレコード会社との揉め事は続き、このアルバムは「90125(ロンリー・ハート)」時代の5人で制作されました。5曲目「Walls」にはスーパートランプのロジャー・ホジソンがボーカルとして参加。
■収録曲
- The Calling
- I Am Waiting
- Real Love
- State Of Play
- Walls
- Where Will You Be
- Endless Dream (a.Silent Spring (Instrumental) b.Talk c.Endless Dream)
- The Calling (Special Version)

15) Keys to Ascension
1996年発売。「Tales From Topographic Oceans(海洋地形学の物語)」や「Going For The One(究極)」を作り上げた、全盛期のメンバーが再結集して制作。1996年3月に行われたリクエスト・ライヴの音源と、新曲2曲が含まれています。時代を超え集結したメンバーの演奏は、若かりし頃のエネルギッシュで勢いのあるサウンドとはまた一味違った良さがあります。
■収録曲【DISC1】
- Siberian Khatru
- The Revealing Science Of God
- America
- Onward
- Awaken
■収録曲【DISC2】
- Roundabout
- Starship Trooper
- Be the One
- That, That is
③

16) Keys to Ascension 2
1997年発売。前作の続編となる作品で、ライヴ音源と新曲5曲を収録。妥協を許さない全盛期に活躍したメンバー達、その時代を越えても発揮される人並み外れた個性と才能が感じられる作品です。
■収録曲【DISC1】
- I've Seen All Good People (Live)
- Going For The One (Live)
- Time And A Word
- Close To The Edge
- Turn Of The Century
- And You And I
■収録曲【DISC2】
- Mind Drive
- Foot Prints
- Bring Me To The Power
- Children Of Light: A.Children Of Light/B. Lifeline
- Sign Language

17) Open your eyes
1997年発売。クリス・スクワイアが中心となって制作されたアルバム。唯一バンドを離れたことがないクリスの個性が発揮された自信作です。レコーディングには、TOTOのスティーヴ・ポーカロ、後にイエスのメンバーとなるイゴール・コロシェフがゲストで参加。
■収録曲
- New State Of Mind
- Open Your Eyes
- Universal Garden
- No Way We Can Lose
- Fortune Seller
- Man In The Moon
- Wonderlove
- From The Balcony
- Love Shine
- Somehow.....Someday
- The Solution

18) The Ladder
1999年発売。エアロスミスやボン・ジョヴィで有名なブルース・フェアバーンがプロデュース、彼にとって遺作となったアルバムです。全体的にポップな印象を受けますが、所々にイエスらしさが表現されている作品です。
■収録曲
- Homeworld (The Ladder)
- It Will Be A Good Day (The River)
- Lightning Strikes
- Can I
- Face To Face
- If Only You Knew
- To Be Alive (Hep Yadda)
- Finally
- The Messenger
- New Language
- Nine Voices (Longwalker)

19) Magnification
2001年発売。前作後も脱退が続き、専任キーボード不在の時期に制作されました。そのため、キーボードが担当するサウンド部分をオーケストラを起用してカバー、壮大な作品に仕上がりました。
■収録曲
- Magnification
- Spirit Of Survival
- Don't Go
- Give Love Each Day
- Can You Imagine
- We Agree
- Soft As A Dove
- Dreamtime
- In The Presence Of
- Time Is Time
- Long Distance Runaround

20) Fly From Here
2011年発売、10年ぶりのスタジオ作品。プロデューサーには「Drama」に参加していたバグルスの2人、トレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズを迎えて制作されました。アルバムタイトルにもなっている組曲「Fly From Here」は、「Drama」の頃に出来上がっていた曲が基になっていると言われており、全体的を通し「Drama」の延長線のような作品となっています。
■収録曲
- Fly From Here - Overture
- Fly From Here Pt I - We Can Fly
- Fly From Here Pt II - Sad Night At The Airfield
- Fly From Here Pt III - Madman At The Screens
- Fly From Here Pt IV - Bumpy Ride
- Fly From Here Pt V - We Can Fry Reprise
- The Man You Always Wanted Me To Be
- Life On A Film Set
- Hour Of Need
- Solitaire
- Into The Storm

初回放送 2013年7月 再放送(随時あり)
寓話的な世界観を荘厳なサウンドで表現するジェネシス。
1967年結成。初期は、奇抜な衣装をまとったピーター・ゲイブリエル(Vo)を中心とする演劇的なステージングや、複雑でシンフォニックな音作り、寓話的な歌詞世界を特徴とし、英国ならではの気品と牧歌性の強い作品を多く残しました。80年代に入ると、ゲイブリエル脱退後ドラマーだったフィル・コリンズがヴォーカルをとり、ポップでシンプルな音楽スタイルに転向。これまでとは異なる方向性を辿りますが、時代と共に進化を続け、世界的なポップバンドとして高い人気を誇っています。
この特集では、オリジナルアルバム、ライヴアルバムを中心に17作品をお送りします。
今月の放送スケジュールはこちら
※番組は8時間構成です。アルバム単位で放送します。
※編成の都合上、アルバム単位ではなく楽曲毎に放送する場合がございます。
ご了承ください。 <SUPER LEGEND 名盤チャンネル オンエア曲リスト>
放送アルバム一覧
①

1) From Genesis To Revelation(創世記)
1969年発売のデビュー作。プログレッシブ・ロックと言うより、どちらかというとアコースティックでポップな印象を受けますが、18歳とは思えないピーター・ガブリエルの完成された歌声には驚き。
■収録曲
- Where The Sour Turns To Sweet
- In the Beginning
- Fireside Song
- The Serpent
- Am I Very Wrong?
- In the Wilderness
- The Conqueror
- In Hiding
- One Day
- Window
- In Limbo
- Silent Sun

2) Trespass(侵入)
1970年発売。70年代の彼らの音楽性が確立した作品。今作からプログレッシブ・ロックを取り入れ始め、前作に比べガブリエルの歌い回しや独特な声質に磨きがかかっているのが感じられます。アンソニー・フィリップス(G)の個性も存分に発揮され、繊細で味わいのある音が楽しめます。
■収録曲
- Looking For Someone
- White Mountain
- Visions Of Angels
- Stagnation
- Dusk
- The Knife

3) Nursery Cryme(怪奇骨董音楽箱)
1971年発売、ジェネシス黄金期の傑作。今作から、70年代の彼らの全盛期を支える2人、スティーヴ・ハケット(G)とフィル・コリンズ(Dr)が加入。それにより、ガブリエルの派手なパフォーマンスや、複雑な曲や演奏テクニックを披露するなど、バンドの方向性に変化が生じ始めました。
■収録曲
- The Musical Box
- For Absent Friends
- The Return Of The Giant Hogweed
- Seven Stones
- Harold The Barrel
- Harlequin
- The Fountain Of Salmacis

4) Foxtrot
1972年発売。黄金期メンバー5人で制作された、ジェネシス最重要アルバム。トニー・バンクスのキーボードが宇宙空間のように響き渡る1曲目「Watcher Of The Skies」や、ドラマチックかつセンチメンタルに様々な顔を見せる組曲「Supper's Ready」など、彼らの音楽的成長を感じさせる一枚です。
■収録曲
- Watcher Of The Skies
- Time Table
- Get 'Em Out By Friday
- Can-Utility And The Coastliners
- Horizons
- Supper's Ready

5) Selling England By The Pound(月影の騎士)
1973年発売。ガブリエルがクラシカルに歌い上げ、ギターとキーボードのエネルギッシュなソロに繋がる流れが芸術的な1曲目「Dancing With The Moonlight Knight」は必聴。また、4曲目「More Fool Me」はフィル・コリンズのヴォーカルが初めてフューチャーされた曲。
■収録曲
- Dancing With The Moonlight Knight
- I Know What I Like (In Your Wardrobe)
- Firth Of Fifth
- More Fool Me
- The Battle Of Epping Forest
- After The Ordeal
- The Cinema Show
- Aisle Of Plenty

6) The Lamb Lies Down On Broadway(眩惑のブロードウェイ)
1974年発売。ピーター・ガブリエルが在籍した最後の作品であり、ジェネシス史上最高傑作と名高い一枚。ラエルという少年を主人公にした不思議な冒険物語を基にしたコンセプト・アルバムであり、ガブリエルの描くシュールでリアリスティックな世界観と、抜群の構成力は圧巻。
■収録曲【DISC1】
- The Lamb Lies Down On Broadway
- Fly On A Windshield
- Broadway Melody Of 1974
- Cuckoo Cocoon
- In The Cage
- The Grand Parade Of Lifeless Packaging
- Back In N.Y.C.
- Hairless Heart
- Counting Out Time
- Carpet Crawlers
- The Chamber Of 32 Doors
■収録曲【DISC2】
- Lilywhite Lilith
- The Waiting Room
- Anyway
- Here Comes The Supernatural Anaesthetist
- The Lamia
- Silent Sorrow In Empty Boats
- The Colony Of Slippermen (The Arrival/A Visit To The Doktor/Raven)
- Ravine
- The Light Dies Down On Broadway
- Riding The Scree
- In The Rapids
- It
②

7) A Trick Of The Tail
1976年発売。前作発表後、バンドの象徴であったピーター・ガブリエルが突然脱退し、ドラムのフィル・コリンズがヴォーカルを担当することに。バンドの危機を迎えた時期にもかかわらず、複雑ながら芯の通った名曲が揃っており、転換期を迎えたジェネシスの新たなサウンドが楽しめます。
■収録曲
- Dance On A Volcano
- Entangled
- Squonk
- Mad Man Moon
- Robbery, Assault And Battery
- Ripples
- A Trick Of The Tail
- Los Endos

8) Wind & Wuthering(静寂の嵐)
1977年発売。ドラマティックでシンフォニックなキーボードサウンドが強く出ていますが、流行を意識してか、随所にポップな部分が垣間見れる作品。これまでの哀愁感を漂わせるサウンドを大切にしていたスティーヴ・ハケットは、バンドが取り入れるポップ路線に抵抗し、このアルバムを最後に脱退。
■収録曲
- Eleventh Earl Of Mar
- One For The Vine
- Your Own Special Way
- Wot Gorilla?
- All In A Mouse's Night
- Blood On The Rooftops
- Unquiet Slumber For The Sleepers...
- ...In That Quiet Earth
- Afterglow

9) Seconds Out(眩惑のスーパー・ライブ)
1977年発売。スティーヴ・ハケット脱退前の4人組ジェネシスが行ったライヴを収録したアルバム。10曲目「Cinema Show」は、ゲスト参加したビル・ブラッフォードがドラムを担当。一つの作品の中で、ビル・ブラッフォードとフィル・コリンズのドラムを聴き比べられる貴重な一枚。この作品を最後に、70年代ジェネシスはプログレッシブ・ロック・サウンドに幕を閉じることに。
■収録曲【DISC1】
- Squonk
- The Carpet Crawl
- Robbery, Assault & Battery
- Afterglow
- Firth Of Fifth
- I Know What I Like
- The Lamb Lies Down On Broadway
- The Musical Box [Closing Section]
■収録曲【DISC2】
- Supper's Ready
- Cinema Show
- Dance On A Volcano
- Los Endos

10) And Then There Were Three(そして3人が残った)
1978年発売。アルバムタイトル通り3人になってしまったジェネシスは、結束力を高め、新たなサウンドを開拓します。これまでのようなプログレの要素なく、ポップさが前面に押し出されたサウンドは、時代のニーズに見事にマッチ。シングルカットされた「Follow You Follow Me」は大ヒットし、アルバム自体も過去最高のセールスを記録しました。
■収録曲
- Down And Out
- Undertow
- Ballad Of Big
- Snowbound
- Burning Rope
- Deep In The Motherlode
- Many Too Many
- Scenes From A Night's Dream
- Say It's Alright Joe
- The Lady Lies
- Follow You Follow Me

11) Duke
1980年発売、初の全英1位獲得作品。前作の商業的成功を経て、この作品もポップ路線を意識して制作。サウンドやリズムはよりシンプルになり、全体的に聴きやすいメロディーの楽曲が収録されています。プログレとは離れた路線を進み始めましたが、わかりやすさと聴きやすさで新たなファン層を獲得。ここからワールド・ワイドなグループへと大きく前進します。
■収録曲
- Behind The Lines
- Duchess
- Guide Vocal
- Man Of Our Times
- Misunderstanding
- Heathaze
- Turn It On Again
- Alone Tonight
- Cul-De-Sac
- Please Don't Ask
- Duke's Travels
- Duke's End
12) Abacab
1981年発売。リズムを単純化させるなど、多くの人に聴いてもらえて、わかりやすいサウンド作りを目指した作品。結果として大ヒットを記録、勢いに乗ったジェネシスはより一層ポピュラー・バンドの道を歩み始めます。
■収録曲
- Abacab
- No Reply At All
- Me And Sarah Jane
- Keep It Dark
- Dodo / Lurker
- Who Dunnit?
- Man On The Corner
- Like It Or Not
- Another Record

13) Three Sides Live
1982年発売。1981年に開催されたアバカブ・ツアーでの音源と、同年9月に開催されたフランス公演での音源が収録されたライヴ・アルバム。収録曲の多くはスティーヴ・ハケットが脱退してからのもので、ガブリエル時代の曲は「Misunderstanding」のみ。プログレからポップ路線へとサウンド面で大きく変化をしたジェネシスですが、ライヴ・パフォーマンスは以前と変わらず、むしろより進化が感じられます。
■収録曲【DISC1】
- Turn It On Again
- Dodo
- Abacab
- Behind The Lines
- Duchess
- Me And Sarah Jane
- Follow You Follow Me
■収録曲【DISC2】
- Misunderstanding
- In the Cage
- Afterglow
- One for the Vine
- Fountain of Salmacis
- It/Watcher of the Skies
③

14) Genesis
1983年発売。前作「Abacab」がアメリカ指向で作られたのに対し、この作品ではフィル・コリンズのポップなヴォーカルを前面に活かし、ブリティッシュ的なメロディー・ラインを意識して制作。アルバム自体も大ヒットしましたが、シングル・カットされた「Mama」「That's All」「Illegal Alien」も好調なセールスを記録。
■収録曲
- Mama
- That's All
- Home By The Sea
- Second Home By The Sea
- Illegal Alien
- Taking It All Too Hard
- Just A Job To Do
- Silver Rainbow
- It's Gonna Get Better

15) Invisible Touch
前作から3年ぶりとなる1986年の発売。10分を超える「Domino」のような大作を収録していますが、すでにプログレ・バンドとしての面影はなく、フィル・コリンズ率いるポップ・ロック・バンドとしてのイメージが定着。時代に合った楽曲を生み出す才能に長けた彼らは、このアルバムで数々のヒット曲を生み出し、初の全米1位を獲得。ジェネシス史上最大のヒット作となりました。
■収録曲
- Invisible Touch
- Tonight, Tonight, Tonight
- Land Of Confusion
- In Too Deep
- Anything She Does
- Domino
- Throwing It All Away
- The Brazilian

16) We Can't Dance
前作から5年ぶり、1991年発売の作品。シングル・ヒットを意識したポップな楽曲も含まれていますが、一方で、70年代のプログレ・サウンドに原点回帰したかのような、スケールの大きいドラマティックな展開の楽曲も収録されています。彼らが歩んできた過去と現在のサウンドが融合した一枚。
■収録曲
- No Son Of Mine
- Jesus He Knows Me
- Driving The Last Spike
- I Can't Dance
- Never A Time
- Dreaming While You Sleep
- Tell Me Why
- Living Forever
- Hold On My Heart
- Way Of The World
- Since I Lost You
- Fading Lights

17) Calling All Stations
6年ぶりとなる1997年の作品。前作発売後にフィル・コリンズが脱退し、元スティルト・スキンの若きヴォーカリスト、レイ・ウィルソンが新たに加入。トニー・バンクス指揮の元、ジェネシスらしい哀愁漂うサウンドに、レイ・ウィルソンの真っ直ぐなヴォーカルが見事にマッチし、新生ジェネシスが誕生しました。ポップな感じを残しつつも、ヘビーさとハードさを加えた新たな一面を見せています。
■収録曲
- Calling All Stations
- Congo
- Shipwrecked
- Alien Afternoon
- Not About Us
- If That's What You Need
- The Dividing Line
- Uncertain Weather
- Small Talk
- There Must Be Some Other Way
- One Man's Fool