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バーンスタインの時代~生誕100年記念


★12月末終了 隔週(土)18:00~22:00
再放送=翌週(土)18:00~22:00
バーンスタインの時代~生誕100年記念
バーンスタインの時代~生誕100年記念
 2018年はアメリカが生んだ偉大な音楽家レナード・バーンスタイン(1918-1990)の生誕100年に当たります。THE CLASSICでは激動の20世紀後半を生き抜いたバーンスタインの残した遺産を、時代の波と共にとらえ、1年間にわたり、特集番組を放送します。出演はミュージックバードで長年レギュラー番組を務める片山杜秀。政治思想史研究者と音楽評論家という両面から、バーンスタインの時代を立体的に読み解きます。戦争や人種・移民・宗教など激動の20世紀が孕んだ様々な社会問題が、今、世界を揺るがしています。音楽を通して社会と対峙したバーンスタインの活動に迫ることは、未来への道標となることでしょう。目からウロコのバーンスタイン像にご期待ください。自作の「ウェストサイド・ストーリー」や「キャンディード」を始め、マーラーやベートーヴェンの名演まで、ミュージックバードならではのボリューム感で、たっぷりとお楽しみいただきます。

11月24日/バーンスタインはなぜマーラー指揮者になったのか?
 今日でこそ、マーラーは交響曲作家として絶大な評価を得ていますが、バーンスタインの若い頃はそうではありませんでした。しかし戦後、バーンスタインがアメリカでのスターの座に甘んじることなく、世界に、あるいはヨーロッパに打って出ようとした時、ウクライナのユダヤ系移民の子である彼にとって、ユダヤ人であるマーラーへのシンパシーは決定的なものとなります。バーンスタインは常々、何のために指揮をするかという問いに「エクスタシーに到達するため」と答えていますが、まさにそれを象徴するマーラーの「千人の交響曲」をウィーン・フィルと、そしてベルリン・フィルとの一期一会の名演となった交響曲第9番をお届けします。[再放送=12月1日]   

11月10日/バーンスタイン・ユダヤ・イスラエル
 1946年にヨーロッパ・デビューを果たしたバーンスタインは、翌47年、イスラエル・フィルと初共演。建国期のイスラエルや中東の不安定な状況を目の当たりにし、ニューヨーク・フィルやミュージカルでの華やかなイメージとは裏腹に、シリアスな音楽家像を目指すことになります。晩年まで続いたイスラエル・フィルとの共演では自作も盛んに指揮する一方、若いころから親しんだスラヴやソヴィエトの音楽にも力を入れ、名演を残しています。「スコットランド」「ペトルーシュカ」「新世界より」などお聞きいただきます。[再放送=17日]

11月10日の曲目 24日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
片山杜秀

出演:片山杜秀

1963年生まれ。音楽評論家、政治思想史研究者。朝日新聞の「クラシック試聴室」やコンサート評、「レコード芸術」などで活躍。時代を見据える鋭い切り口はクラシック界随一。

バーンスタインの時代~生誕100年記念
バーンスタインの時代~生誕100年記念
10月27日/バーンスタイン・ヨーロッパ・ウィーン
 戦後すぐにヨーロッパ・デビューしたバーンスタインですが、ヨーロッパを代表するオーケストラといえば、ベルリン・フィルとウィーン・フィル。しかしベルリンはカラヤンの牙城でした。多民族混合エリアの首都たるウィーンは、ウクライナからのユダヤ系移民の子であるバーンスタインには水が合ったようです。バーンスタインとウィーン・フィルの共演によるモーツァルトの交響曲とピアノ協奏曲の弾きぶり、そしてシューマンの交響曲第2番でその関係を感じてください。[再放送=11月3日]

10月13日/バーンスタイン、アメリカを振る
 同時代のアメリカ音楽の偉大な解釈者としてのバーンスタインにスポットを当てます。作曲の師匠であったピストンを始め、ロイ・ハリスと彼の影響を受けた弟子にあたるウィリアム・シューマンの作品を盛んに取り上げましたが、アイヴズの発掘者として功績は特に見逃せません。今日彼の作品を享受できるのはバーンスタインのお陰。「ホリデイ・シンフォニー」、「答えのない質問」ほか。[再放送=20日]

10月13日の曲目 27日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
片山杜秀

出演:片山杜秀

1963年生まれ。音楽評論家、政治思想史研究者。朝日新聞の「クラシック試聴室」やコンサート評、「レコード芸術」などで活躍。時代を見据える鋭い切り口はクラシック界随一。

バーンスタインの時代~生誕100年記念
バーンスタインの時代~生誕100年記念
9月15日・29日/オペラを振らねば巨匠にあらず1&2
9月1日/ケネディ・ベトナム・バーンスタイン
 1日は60年代から70年代初頭にかけてのバーンスタインの作曲にスポットを当てます。
 前衛音楽の波に押されて自身の創作が停滞していた時代を経て発表した作品が、64年の「カディッシュ」と65年の「チチェスター詩篇」。無調やセリーといった前衛音楽と訣別する作品でした。更にケネディ暗殺、キューバ危機、ベトナムへの介入など、神を信じることのできないアメリカの混乱の時代に発表されたのが71年の「ミサ曲」。バーンスタインが音楽で出した答えとは?
 そしてオペラとオーケストラは指揮者の両輪というヨーロッパの伝統の中で、劇場経験もないまま、スター指揮者としてオペラに挑んでいったバーンスタイン。そのオペラ指揮者としての生き方を、15日と22日は「ファルスタッフ」「トリスタンとイゾルデ」「ばらの騎士」で検証します。[再放送=9月8日・22日・10月6日] 

9月1日の曲目 15日の曲目 29日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
片山杜秀

出演:片山杜秀

1963年生まれ。音楽評論家、政治思想史研究者。朝日新聞の「クラシック試聴室」やコンサート評、「レコード芸術」などで活躍。時代を見据える鋭い切り口はクラシック界随一。