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特集で聴く 山之内正のハイレゾ・セレクション


(土)16:00~20:00
翌週再放送
特集で聴く 山之内正のハイレゾ・セレクション
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演奏も録音も、超優秀アルバムをハイレゾで。この番組では、これまでにリリースされたタイトルや新着タイトルなど、山之内氏がこれまでに試聴してきた膨大な音源の中から、演奏面・録音面で優れた音源を厳選し、特集に沿ってご紹介していきます。ハイレゾ音源の聴き方や優秀録音に選んだポイント、特集に沿った音源の楽しみ方など、山之内氏の解説を交えながら、「ハイレゾ」の聴き方を多角的に捉えていきます。ハイレゾ入門の方にも是非お聞きいただきたい番組です。

6月8日・22日/楽器別に聴くピアノの録音
 今月のテーマは「楽器別に聴くピアノの録音」、2回に渡ってお送りします。最近はモダンピアノだけでなく、ヴィンテージピアノやフォルテピアノを弾き分ける演奏家も多く、またメーカーによる音色の違いに注目が集まったり、ピアノの世界でも楽器の特性をもっと作品に反映させようという意識が高くなっています。違う楽器による同曲の聴き比べなども含めて、楽器に注目したアルバムを2回に渡ってお送りします。[再放送=6月15日・29日]

[①スタインウェイ、A・ヴァルター製フォルテピアノ、F・ブロードマン製フォルテピアノ]
 ゴットリープ・ヴァリッシュによるモダンピアノの代表、スタインウェイによるハイドン。クリアな音色と響きの豊かさでは随一のメーカーによるピアノでハイドンのソナタをお届け。LINNレーベルによる録音もそれを存分に伝えてくれます。後半はフォルテピアノを2点。まずはロナルド・ブラウティハムによるA・ヴァルター製フォルテピアノによるベートーヴェンの変奏曲集。これはベートーヴェンのピアノ独奏曲全集のVol.12にあたるもの。変奏曲は楽器の特性を聴くのに最適な楽曲でもあり、教会での録音もその響きを一層豊かに捉えています。最後はアンドラーシュ・シフによる演奏で。シューベルトの作品はまさしくフォルテピアノで奏でられることでその真価を知ることができる作曲家。ここではピアノ・ソナタ第18番他を、1820年のF・ブロードマン製の楽器で。シフ自身が所有するというヴィンテージのフォルテピアノらしい優しい音色が魅力です。

[②C・グラーフ製フォルテピアノ、ベーゼンドルファー、プレイエル、ベヒシュタイン]
 2回目は巨匠、パウル・バドゥラ=スコダのシューベルトから。ここでは第21番のピアノ・ソナタを3種の楽器で楽章を聴き比べるという趣向です。まず第1楽章はコンラート・グラーフ製のフォルテピアノ。第2楽章はスタインウェイ、そして第3、4楽章はベーゼンドルファー。同じ奏者でもこれだけ音色が変わるという、面白さを体験できます。続いては日本人ピアニスト2人による演奏。まずは横山幸雄によるプレイエルで弾くショパン作品。これは彼が完成させたショパン作品全集からのベスト盤。お馴染みの名曲をショパンが愛した楽器メーカー、プレイエルで。最後は福間洸太朗の弾くベヒシュタインでアルバム〈フランス・ロマンス〉。ドイツのメーカーでありながらその透明度の高い音色と音の立ち上がりの良さでフランスの作曲家にも愛された楽器。福間洸太朗の優雅な感性とも相まって極上のフランス音楽を堪能できます。ありきたりでない選曲もまた魅力。自身の編曲によるラヴェルの「ラ・ヴァルス」、サティの「ジュ・トゥ・ヴ」など、華やかなアレンジで。またワイセンベルクの珍しい作品も必聴。

6月8日の曲目 22日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

山之内正

出演:山之内正

オーディオ評論家。神奈川県横浜市出身。東京都立大学理学部卒。在学時は原子物理学を専攻する。出版社勤務を経て、音楽の勉強のためドイツで1年間過ごす。帰国後より、デジタルAVやホームシアター分野の専門誌を中心に執筆。趣味の枠を越えてクラシック音楽の知識も深く、その視点はオーディオ機器の評論にも反映されている。近著:「目指せ!耳の達人」(共著、音楽之友社)、「ネットオーディオ入門」(講談社ブルーバックス)など。

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5月11日・25日/北欧の空気〜録音と音楽の両面から
 初夏の空気を思わせる北欧の音楽。その響きの透明度の高さには独特の爽やかさが漂います。高音質のレーベルも数多く、またそうしたレーベルには自国の作曲家の作品や演奏家も参加しています。トータルで北欧の音楽の魅力を味わう今月。季節的にもぴったりなそんな音源をレーベル、作品、演奏家と様々な観点か選んでお送りします。[再放送=5月18日・6月1日]

[①Alba、Ondine、Daphne、2L]
 フィンランドのレーベルAlbaからカレフ・ユリウスのオーボエと指揮でバロックのオーボエ協奏曲集「愛しいオーボエ協奏曲」を。続いてもフィンランドのレーベルOndineからノルウェーの名チェリスト、トゥルルス・モルクとハンヌ・リントゥ指揮タンペレ・フィルとの共演でエネスコの作品。モルクと番組解説の山之内さんとのエピソードも披露。Daphneはスウェーデンのレーベル。このレーベルの主催者は収録されている作曲家ウッデーンの息子でもあるビョーン・ウッデーン。ここではその父オーケの室内楽作品をウプサラ・チェンバー・ソロイスツのメンバーたちの演奏で。最後はハイレゾ音源の草分け的存在とも言えるレーベル2L。ノルウェーの高音質レーベルです。中でも合唱の録音は評判。ここでもそんなアルネセンの「マニフィカト」をお届け。教会の残響も豊かに捉えつつ、細部も鮮やかな音をお楽しみください。

[②BIS、Proprius、2L」
 2回目はこれぞ北欧の代表レーベルともいうべきBISから。スウェーデンのレーベルです。タイトル数も多く、優れたアーティストを起用することでも知られます。ここでは大御所ヘルベルト・ブロムシュテット指揮エーテボリ交響楽団の演奏でステンハンマルの交響曲第2番他。続いても同じBIS音源。スウェーデンを代表する名歌手、アンネ・ソフィー・フォン・オッターのアルバム「シンプル・ソング」。バーンスタインのミサ曲からの「シンプル・ソング」を冒頭に、R.シュトラウスやペルト、メシアン、ミュージカルナンバーまで様々な曲をピックアップしているこのアルバム。このセンスもオッターらしいですが、彼女のルーツでもある教会で録音されているというのも注目。PropriusはBISと同じスウェーデンのレーベル。メゾソプラノ、イヴォンヌ・フックスとギタリスト、イェオリ・グリヤスによるブリテンの歌曲などをお届け。この録音もスウェーデンの教会での録音。最後は前回に引き続き2Lレーベル。同じアルバムからヤイロの「ツンドラ」と「普遍者の歌」の2曲をトロンハイム・ソロイスツとニーダロス大聖堂少女合唱団で。

5月11日の曲目 25日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

山之内正

出演:山之内正

オーディオ評論家。神奈川県横浜市出身。東京都立大学理学部卒。在学時は原子物理学を専攻する。出版社勤務を経て、音楽の勉強のためドイツで1年間過ごす。帰国後より、デジタルAVやホームシアター分野の専門誌を中心に執筆。趣味の枠を越えてクラシック音楽の知識も深く、その視点はオーディオ機器の評論にも反映されている。近著:「目指せ!耳の達人」(共著、音楽之友社)、「ネットオーディオ入門」(講談社ブルーバックス)など。

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4月13日・27日/リマスタリングで蘇る音 
 「リマスタリングで蘇る音」をテーマに、2回に渡ってお送りします。過去の演奏をリマスタリングすることで、より一層その音源の持つ魅力が増す、ということがあります。特にハイレゾ音源はその精緻な音の一つ一つ、またホールの響きなども再現できるようになっています。そんなリマスタリングによる名演の優秀録音をお送りします。[再放送=4月20日・5月4日]

[①フルニエのバッハ無伴奏チェロ組曲他]
 まずは往年の名録音、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲をピエール・フルニエの演奏でお送りします。言わずと知れた名盤でもあったこの音源をハイレゾで聴くとどうなるか、じっくりと耳を傾けてみましょう。続いてもシェリングの演奏するベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲と弦の響き。オケはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。最後はオケの録音でルドルフ・ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンの演奏するストラヴィンスキー「火の鳥」とブリテンの「シンフォニア・ダ・レクイエム」。オケとホールの豊かな音響についても聴きどころを山之内正が解説します。

[②アルゲリッチ&アバドのプロコフィエフ他]
 2回目は昔懐かしいジャケット写真もかっこいい名盤から。アルゲリッチとアバドの若き日の名演をお聴きいただきます。何度も再発されている音源ではあってもハイレゾのリマスタリングは一味違います。カリスマ的人気を博したチェリビダッケの指揮。生前は自身の録音発売を認めなかったチェリビダッケ。それもあって死後たくさんのライヴ録音が発表されることで、彼の演奏の真価もより明らかに。リマスタリングの本領発揮でもあります。最後はこれぞ名盤。カラヤンとベルリン・フィルによるマーラーの交響曲第5番他。この時代のベルリン・フィルの音や、当時録音会場としてよく使われたイエスキリスト教会の響きなど、懐かしい響きも残しつつリマスタリングされた音源をお楽しみ下さい。

4月13日の曲目 27日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。


山之内正

出演:山之内正

オーディオ評論家。神奈川県横浜市出身。東京都立大学理学部卒。在学時は原子物理学を専攻する。出版社勤務を経て、音楽の勉強のためドイツで1年間過ごす。帰国後より、デジタルAVやホームシアター分野の専門誌を中心に執筆。趣味の枠を越えてクラシック音楽の知識も深く、その視点はオーディオ機器の評論にも反映されている。近著:「目指せ!耳の達人」(共著、音楽之友社)、「ネットオーディオ入門」(講談社ブルーバックス)など。