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Jazz In Applause


(金)22:00~23:00
再放送=(土)13:00~14:00
Jazz In Applause
Jazz In Applause
ジャズが歴史上ただ一度ポピュラー・ミュージックのトップ・ランナーの位置に立った「Swing Age」と呼ばれた時代(1930年~1945年)。「Jazz In Applause」(ジャズ・イン・アプロウズ=歓呼のジャズ)は、そんな時代を彷彿とさせるゴージャスな時間をお届します。

9月/デューク・エリントン特集~60年代前半の名演
 8月31日は、エリントンと息子世代のモダン・ジャズメンと共演作が話題となった1962年の作品を。当時モダンジャズ界の闘士と目されたチャールズ・ミンガス、マックス・ローチとのトリオ演奏『マネー・ジャングル』。エリントンのセシル・テイラーもかくやと思われる攻撃的なピアノ。それに挑みかかるミンガスのベース、ローチのドラムス。ピアニスト、エリントン当時63歳の飽くなき前進意欲が壮絶である。
 9月7日は、『マネー・ジャングル』録音から10日も置かず、ジョン・コルトレーンと共演してインパルス・レーベルに録音した『デューク・エリントン・アンド・ジョン・コルトレーン』を。マイルス・デイヴィス・クインテットから独立し『コルトレーン』『バラード』等の話題作を録音したばかりのコルトレーン。さしもの俊英も大物の前では慎重にすぎてエリントンの微苦笑を誘ったといわれるが「イン・ア・センティメンタル・ムード」など、二人の共演は美の極致。
 14日・21日は、フランク・シナトラのリプリーズと契約していた1963年当時の、ビッグバンド時代の人気楽団のテーマ曲集や当時のヒット曲を。ライオネル・ハンプトンの「ミッドナイト・サン」、ウディー・ハーマンの「ウッドチョッパーズ・ボール」。そしてビートルズの「オール・マイ・ラヴィン」等々。ここでも自慢の楽団員を駆使、いずれもエリントン・サウンドにしてしまう手並みの鮮やかさが際立つ。
 そして28日もリプリーズ作品から『アフロ・ボッサ』を聴く。南米アフリカンの音楽に共感を寄せるエリントンのエキゾティシズムが聴きものだ。(小針)

8月31日の曲目 9月7日の曲目 14日の曲目 21日の曲目 28日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

小針俊郎

出演:小針俊郎

ジャズ・プロデューサー。1948年横浜生まれ。中学生時代からジャズを聴き始めて50年になる。FM東京在職中は番組プロデューサーとして「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」をはじめとする数多くのジャズ番組の制作を手がける。現在はジャズ専門のCDレーベルの経営に関わる一方、「ジャズ批評」などジャズ専門誌でジャズ・ジャーナリストとしても活躍中。

桃井 まり

出演:桃井 まり

14歳でステージデビュー。1985年まで、株式会社東映 映像事業部所属・東映アニメーションコール第2期生リーダー「歌のおねえさん」 として、通算約200本以上のステージをこなす。1984年、東映主催ミュージックコンテスト全国大会にて 特別歌唱賞を受賞。1999年よりジャズ・スタンダード・ポップスなどの、音楽活動を開始。現在は、スタンダードジャズを中心にパーティーやレストランバー・イベントなどに出演するかたわら、病院や高齢者施設などでのボランティア演奏なども積極的に行っている。2010年、ホテル西洋銀座カウントダウンパーティーでの歌唱が、「前田憲男とウインドブレイカーズ」の事実上のリーダーでもある、ジャズ界の大物プロデューサー・稲垣次郎氏の目に留まり、2011年7月・2012年8月に 稲垣次郎プロデュースにより、名門ジャズスポット「スイートベイジルSTB139」に出演。2012年2月には、出身地でもある船橋市の宮本三百人劇場にて、日本のジャズ界を代表する二大巨匠、前田憲男氏・佐藤允彦氏との共演を果たし、そのエモ―ショナルかつジャズフィーフィーリング溢れるボイシングが称賛された。2012年11月、東京FMホールにて行われた 日本ジャズ協会21主催「第2回ジャズマラソン21」にて雪村いづみ氏・ミッキーカーチス氏らと共演や、「第7回渋谷音楽祭」にて東急百貨店本店前での屋外コンサートに出演した。スピード感溢れるスタンダードだけでなく、特に心に響くアンニュイなジャズバラードは多くのファンを魅了している。優しく語りかけるように歌う日本語のナンバーも、持ち味のひとつにもなっている。

Jazz In Applause
8月/デューク・エリントン特集~50年代末から60年代前半の名演
 8月から9月の2ケ月間はデューク・エリントンの1950年末から60年代前半の名演をお届けする。
 8月3日は、エリントンが挑戦した映画サウンドトラックを紹介。オットー・プレミンジャー監督の「或る殺人」。主役のジェイムズ・スチュワート扮する弁護士が、依頼人の無罪を勝ち取るサスペンスフルな法廷劇だ。エリントンは釣り好きの弁護士の個性、法廷での検事との論争など、ドラマティックな作曲でグラミー賞サウンドトラック部門を獲得した。
 10日は、1960年5月から6月にかけて、自楽団のためにアレンジした二人のクラシック作曲家の作品を。チャイコフスキーのバレエ曲『くるみ割り人形』と、グリークがイプセンの戯曲『ペール・ギュント』のために作曲した劇付随音楽(管弦楽版)。古典名曲に対しビリー・ストレイホーンとともにジャズ化アレンジをほどこしたエリントンの腕の冴えが聴きどころ。
 17日は、上掲作品とほぼ並行して制作していた、自作の新アレンジ版アルバム。『ピアノ・イン・ザ・バックグラウンド』と題された本作は、エリントン史上最もモダンなものであり。60年代黄金時代の開幕を告げる傑作となった。 
 そして24日は、ジャズ史上エリントンと並び常に最高のビッグバンドと称賛されてきたカウント・ベイシーとの出会い。コロムビアのテオ・マセロはこの両雄の初めての共演アルバム『ファースト・タイム』を企画した。両楽団のレパートリーを持ち寄り「A列車で行こう」他に新アレンジをほどこした。総勢31人、ベイシー側のサッド・ジョーンズ、フランク・フォスター、ソニー・ペイン。エリントン側のポール・ゴンザルヴェス、ジイー・ハミルトン、ジョニー・ホッジス他。そして両巨頭のピアノの応酬が興味深い。(小針)

8月3日の曲目 10日の曲目 17日の曲目 24日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

小針俊郎

出演:小針俊郎

ジャズ・プロデューサー。1948年横浜生まれ。中学生時代からジャズを聴き始めて50年になる。FM東京在職中は番組プロデューサーとして「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」をはじめとする数多くのジャズ番組の制作を手がける。現在はジャズ専門のCDレーベルの経営に関わる一方、「ジャズ批評」などジャズ専門誌でジャズ・ジャーナリストとしても活躍中。

桃井 まり

出演:桃井 まり

14歳でステージデビュー。1985年まで、株式会社東映 映像事業部所属・東映アニメーションコール第2期生リーダー「歌のおねえさん」 として、通算約200本以上のステージをこなす。1984年、東映主催ミュージックコンテスト全国大会にて 特別歌唱賞を受賞。1999年よりジャズ・スタンダード・ポップスなどの、音楽活動を開始。現在は、スタンダードジャズを中心にパーティーやレストランバー・イベントなどに出演するかたわら、病院や高齢者施設などでのボランティア演奏なども積極的に行っている。2010年、ホテル西洋銀座カウントダウンパーティーでの歌唱が、「前田憲男とウインドブレイカーズ」の事実上のリーダーでもある、ジャズ界の大物プロデューサー・稲垣次郎氏の目に留まり、2011年7月・2012年8月に 稲垣次郎プロデュースにより、名門ジャズスポット「スイートベイジルSTB139」に出演。2012年2月には、出身地でもある船橋市の宮本三百人劇場にて、日本のジャズ界を代表する二大巨匠、前田憲男氏・佐藤允彦氏との共演を果たし、そのエモ―ショナルかつジャズフィーフィーリング溢れるボイシングが称賛された。2012年11月、東京FMホールにて行われた 日本ジャズ協会21主催「第2回ジャズマラソン21」にて雪村いづみ氏・ミッキーカーチス氏らと共演や、「第7回渋谷音楽祭」にて東急百貨店本店前での屋外コンサートに出演した。スピード感溢れるスタンダードだけでなく、特に心に響くアンニュイなジャズバラードは多くのファンを魅了している。優しく語りかけるように歌う日本語のナンバーも、持ち味のひとつにもなっている。