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【新番組】カンマー・ムジーク・コンサート~室内楽への誘い


★4月2日スタート!(金)16:00~18:00 
再放送=(日)10:00~12:00
【新番組】カンマー・ムジーク・コンサート~室内楽への誘い
【新番組】カンマー・ムジーク・コンサート~室内楽への誘い
【新番組】カンマー・ムジーク・コンサート~室内楽への誘い
アマデウス弦楽四重奏団に師事したクラリネット奏者の近藤良が、室内楽の魅力をご案内。毎回テーマを決めて、作曲家のエピソードや、その時代の文化背景などもまじえてレクチャーコンサート風に紹介します。

室内楽専門番組がスタート!
 私が日本で学んだ《音楽》と、ドイツで教わった《MUSIK》とは、あまりにも異なるもの(別物)でした。
 新たに学び直すことは大変な苦痛と苦悩を伴うものでしたが、とにかく頑張る事が出来ました。また、演奏家のすべてがコンクールを目指している訳ではなく、音楽を志す全てが高い地位を目指している訳でもありません。ただ、日本では全ての人がみんな同じ方向を向いて歩んでいるという錯覚があるように見えます。
 例えば、コンクール優勝者の演奏会に誘われたとしても、パスさせて頂くかもしれません。それは、コンクールを目標とした学び、真実を求める学びは異なる歩みだからです。誰かが「コンクールからの人だけど、良かったよ!」と聞けば《聞いてみようかな?!》とは思いますが。
 「本当の音楽の勉強がしたい!」と大学入学直後から言い続けていましたが、私には先生方は冷淡にみえました。
 ケルン音大では「同時に複数の音が鳴るとき、同じ音量で響かせて良い箇所は一つもない」と学びました。また、そのバランスについては「髪の毛一本分ほどの違いも無い」とも。つまり、それこそが演奏家のセンスと言えます。
 演奏家はそのように神経をすり減らして演奏していますが、例えばピアニカのような楽器で「和声のバランス 云々」を指摘されたなら、空しさを覚えるでしょう。
 そのような演奏家からの視点を「カンマームジーク・コンサート~室内楽への誘い~」は提案して参りたいと思います。

4月2日/室内楽は歌う 
4月9日/室内楽は語る
4月16日/室内楽は真実を目指す
4月23日/室内楽は寄り添う 

 一回目は「室内楽は歌う」と題して歌心に満ち溢れた音楽を、全てのパートが展開している様子から探ってみたいと思います。その翌週の第二回放送では「室内楽は語る」と題して、楽器を通じて語るべきものとは何か?を、カザルスとケンプによるライブ演奏をはじめ、その他多くの演奏家たちの楽器演奏を通じて聴いてまいります。更に第三回放送では、私がアマデウス弦楽四重奏団から教わった究極の教えについて、「室内楽は真実を目指す」と題して考えてみたいと思います。アマデウス弦楽四重奏団は「たんなる表面的な完成美を目指すのではなく真実を求めなさい」と語り続けました。その目指すべき真実とは如何なるものかを、皆さんと一緒に聴いてみたいと思います。四回目は「室内楽は寄り添う」です。互いに尊敬の念がなければ室内楽はなりたちません。どのようにすれば共演者に最高のパフォーマンスをさせることができるかを探って参りたいと思います。(近藤良)

4月2日の曲目 9日の曲目 16日の曲目 23日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

近藤良

出演:近藤良

クラリネット奏者。東京カンマーアカデミー代表理事。大阪芸術大学卒業。クラリネットを村井祐児氏に師事。在学中より演奏活動を開始する。先生方からの強い薦めにより、卒業と同時にケルン国立音楽大学マスタークラスに留学。F.クライン(クラリネット)教授に師事。留学中「highly gifted accomplished musician」と呼ばれ、アマデウス弦楽四重奏団の室内楽クラスへ転科を薦められる。同四重奏団チェリスト、M.ロヴェット氏からトリオ結成を呼びかけられ、M.ロヴェット氏と国内外での演奏、録音(ドイツ·シャルプラッテン・徳間ジャパン)活動を開始する。また、デトモルト音楽大学マスタークラス教授ハンス·D·クラウス氏の内弟子として、五年間無償でクラリネットの指導を受ける。室内楽奏者として、国内外での著名なアーティストとの共演により、多数のCDが国内外からリリースされている。