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(月~金)18:00~24:00
再放送=(翌週火~土)0:00~6:00
一週30時間、月間約100枚!!演奏史譚の山崎浩太郎がおすすめするクラシック新譜をご紹介。月曜は日本人演奏家、水曜はヒストリカル録音、木曜は歌もの中心にお送りします。また、2018年1月からは、毎月第1&2水曜は「タワーレコード・オリジナル企画盤」と題して、レコード会社各社の埋もれた名盤をタワーレコードがオリジナル企画盤として復刻したディスクを紹介します。

<9月放送分のおススメ>
 スイスの室内オーケストラ、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムが演奏するブラームスの交響曲全集は、ヴァイオリンから指揮に重点を移して活躍するツェートマイアー指揮の、生気に満ちた名演(6日)。生誕200年の記念年を迎えたオペレッタの王オッフェンバック。この作曲家を愛してやまない指揮者ミンコフスキの新録音は、ボルドー国立歌劇場ライヴの「ペリコール」。その流れを汲む「メリー・ウィドウ」とともにお送りします(19日)。ドイツの巨匠、「鍵盤の獅子王」バックハウス。そのステレオ録音のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を、シングルレイヤーSACDの美しい音で(24&25日)。[山崎浩太郎]

8月26日:日本フィルのソロ・チェロ奏者として活躍する辻本玲のチェロ小品集「オブリヴィオン」。上岡敏之と新日本フィルのブルックナー交響曲シリーズ、新作はヴェス編纂による1927年版という珍しいヴァージョンによる第6番。ロンドンを拠点に国際的に活躍する作曲家藤倉大の最新作品集「ざわざわ」。
8月27日:今年3月8日に91歳で亡くなった指揮者ミヒャエル・ギーレン。その放送録音を集めた「ミヒャエル・ギーレン・エディション」の新作第8集は、新ウィーン楽派の作品集12枚組。そのなかから「ペレアスとメリザンド」、「グレの歌」などシェーンベルク作品を4枚。
8月28日:昨日に続いて「ミヒャエル・ギーレン・エディション」第8集から、管弦楽のための変奏曲や「ヤコブの梯子」、協奏曲や編曲集など4枚。
8月29日:「ミヒャエル・ギーレン・エディション」第8集から、室内協奏曲やヴァイオリン協奏曲などのベルク2枚と、ウェーベルン2枚の作品集。
8月30日:89歳のフルートの名匠ペーター=ルーカス・グラーフの2018年ライヴのリサイタル。デ・フリエンド指揮ハーグ・レジデンティ管によるシューベルトの交響曲集。ヴァンスカ指揮ミネソタ管のマーラーの「巨人」。ショパンの24の前奏曲など、メジューエワの「京都リサイタル2018」。

9月2日:山崎伸子が10年間行なったチェロ・リサイタル・ライヴでの演奏を集めた、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲。読売日本交響楽団の新旧シェフによる2枚、カンブルラン指揮のベートーヴェンの交響曲第5番、ヴァイグレのブラームスの交響曲第1番ほか。
9月3日:ベルリン・フィルのメンバーを中心とするベルリン・バロック・ゾリステンがゲーベル指揮で録音したヘンデルの6つの合奏協奏曲 op.3。フランスの名手が集う管楽アンサンブル、レ・ヴァン・フランセがミヨーやジョリヴェの作品を演奏した2枚組「モダニスト」。
9月4日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。マタチッチ指揮チェコ・フィルの「英雄」。セル指揮クリーヴランド管の「グレート」。ベーム指揮ベルリン・フィルによる「モーツァルト: 協奏交響曲&セレナード集」を、SACDの音で。
9月5日:バイロイト音楽祭にデビューする新進ソプラノ、リーゼ・ダヴィドセンがサロネン指揮フィルハーモニア管をバックに歌うワーグナーとシュトラウスの作品集。1869年のウィーン国立歌劇場開場から150年を祝うORFEOのボックス・セットから、ベーム指揮による1955年の「ヴォツェック」と1965年の「エレクトラ」。
9月6日:バロック・ヴァイオリンの名手レツボールがモーツァルトのソナタを集めた「マンハイム1778」。ピアニストのロバート・レヴィンが、自ら補作したモーツァルトのピアノ三重奏曲第2番などを、ヒラリー・ハーンとアラン・ムニエの共演で演奏。ツェートマイアー指揮ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムによる、生気に満ちたブラームスの交響曲全集。

9月9日:武久源造がチェンバロで第1巻、 フォルテピアノで第2巻を6曲ずつ録音してきた適正律(平均律)クラヴィーア曲集の完結編。渡邉康雄が独奏と指揮を兼ねてオーケストラ・アンサンブル金沢と共演したベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番と「皇帝」。櫻田亮(テノール)と西山まりえ(バロック・ハープ)による「あなたはすべて私のものだった -17世紀イタリアの恋歌-」。
9月10日:フランスのピリオド楽器弦楽四重奏団、カンビーニ=パリ四重奏団の新録音で、ライヴリー(フォルテピアノ)とのショパンのピアノ協奏曲集、5曲からなるグノーの弦楽四重奏曲全集。スティーヴ・ライヒとコリン・カリー・グループによるライヒのパーカッション作品集。
9月11日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。マタチッチ指揮チェコ・フィルによるブルックナーの交響曲集のSACD盤。ライヒと音楽家たちによるドラミングほか。
9月12日:先週に続いてORFEOの「ウィーン国立歌劇場創立150年記念BOX」から、カラヤンの指揮で、1962年の「フィデリオ」と1977年の「フィガロの結婚」。
9月13日:読売日本交響楽団への客演でも大好評だったジョヴァンニ・アントニーニ。リコーダーと指揮を兼ねて手兵イル・ジャルディーノ・アルモニコと共演した「理性の死」。評価を着実に高めるフルシャとバンベルク響による、ブラームスの交響曲第3番とドヴォルジャークの交響曲第8番。ユロフスキ(指揮)ロンドン・フィルによるマーラーの交響曲第4番。

9月16日:鈴木雅明によるバッハのオルガン作品集第3集。名曲と日本の作品を組みあわせたバッティストーニと東京フィルのシリーズ最新作は、ベートーヴェンの交響曲第5番と吉松隆のサイバーバード協奏曲。いずみシンフォニエッタ大阪ほかによる西村朗の作品集。高橋アキのピアノでフェルドマンのバニータ・マーカスのために。
9月17日:来日公演も好評だった大野和士とバルセロナ響のコンビのアルバム「ピカソとバレエ」は、ファリャやストラヴィンスキーなど、ピカソが美術を担当したバレエ音楽をあつめたもの。ドゥネーヴ指揮コンセルトヘボウ管によるオネゲルの「火刑台上のジャンヌ・ダルク」。
9月18日:ヒストリカル特集。1954~57年、EMI最初期のステレオ録音を集めた1枚。クナッパーツブッシュとウィーン・フィル、バックハウスによる1954年スイスでのベートーヴェン演奏会など。
9月19日:「ウィーン国立歌劇場創立150年記念BOX」から、1988年のアバド指揮の豪華キャストによるロッシーニの歌劇「ランスへの旅」。ミンコフスキの指揮で、生誕200年のオッフェンバックの「ペリコール」。パリを舞台したレハールの「メリー・ウィドウ」を、ヨアナ・マルヴィッツ指揮フランクフルト歌劇場のライヴで。
9月20日:ドゥダメル指揮ウィーン・フィルの「サマーナイト・コンサート2019」のテーマは、バーンスタインやガーシュウィンなど、北米の作曲家たち。ダウスゴー指揮BBCスコティッシュ響による剛毅なシベリウスのクレルヴォ交響曲。ブロムシュテット指揮バンベルク響によるマーラーの交響曲第9番。

9月23日:西山まりえ(チェンバロ)によるバッハのトッカータ集。N響のヴァイオリン奏者、齋藤真知亜率いるマティアス・ストリングスによるシェーンベルクの浄夜とブラームスの弦楽六重奏曲第1番。鈴木秀美とオーケストラ・リベラ・クラシカ、佐藤俊介のヴァイオリンによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲など。
9月24日:ドイツの往年の巨匠ピアニスト、バックハウスがステレオ録音したベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。世界初のシングルレイヤーSACDで、2日間にわけてご紹介。第1巻は第1番~第17番。
9月25日:シングルレイヤーSACDによるバックハウスのステレオ録音のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集から、第2巻は第18番~第32番(第29番のみモノラル)。
9月26日:ショルティとシカゴ響が1986年から89年にかけて録音したベートーヴェンの交響曲全集から、第1番~第8番。
9月27日:ショルティとシカゴ響によるベートーヴェンの「合唱」。ピリオド楽器のミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック管による、メンデルスゾーンの弦楽のためのシンフォニア第3集。イギリスの新進ソプラノ、ローワン・ピアースがリチャード・エガーのチェンバロなどとの共演で歌うパーセル歌曲集「恋人たちが気にするのは」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト


山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

<8月放送分のおススメ>
 バロック・オペラや歌曲で素敵なアルバムを世に送りだしたソプラノ歌手ピオーの新譜は、ピリオド楽器の管弦楽伴奏による、匂いたつようなフランス近代歌曲集(1日)。今年秋に日本でも開催されるロンドンの音楽祭、BBCプロムス。聴衆の熱狂的な喝采と歓声に沸く最終夜、「ザ・ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス」の1969年から72年にかけての模様を、コリン・デイヴィス指揮BBC響によるライヴ盤で(21日)。マンゼ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルがモダンなセンスと充実した演奏で完成させたヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集から、完結編となる第5集、「南極交響曲」と第9番(23日)。

7月29日:シリンクスフルートアンサンブルによる、フルート合奏版の「展覧会の絵」ほか。ラザレフが日本フィルを指揮して熱い演奏を聴かせるショスタコーヴィチの交響曲第12番「1917年」と第15番。
7月30日:福田進一によるギター編曲版のバッハ作品集6巻は、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番など。サヴァール指揮ル・コンセール・デ・ナシオンがモーツァルト最後の3つの交響曲を演奏する「交響曲による遺言」。フィリップ・ジョルダン指揮ウィーン響によるベートーヴェンの交響曲第6番「田園」と第8番。
7月31日:1966年のカラヤン&ベルリン・フィル来日公演のステレオ録音で、札幌、岡山、松山&福岡、東京でのライヴ。
8月1日:サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)がショーヴァン率いるピリオド楽器オーケストラ、ル・コンセール・ド・ラ・ロージュをバックに近代フランス歌曲を歌うアルバム「恋の相手は…」。オーベールのオペラ・コーミク「水の精」を、ジャンヌ・クルソー(ソプラノ)ほかの歌で。
8月2日:パーヴォ・ヤルヴィの新譜SACDを2枚。フランクフルト放響とのブルックナー:交響曲第3番と、N響とのバルトーク作品集。キーシンとエマーソン弦楽四重奏団が共演した2枚組「ニューヨーク・コンサート」。

8月5日:朝比奈隆が東京都交響楽団と1997~2001年にライヴ録音した「ブルックナー:交響曲選集」シングルレイヤーSACD2枚組から、第5番と2種の第7番。
8月6日:ミヒャエル・ザンデルリンクがドレスデン・フィルと完成したショスタコーヴィチの交響曲全集11枚組から、第1番~第6番の3枚。新鋭鍵盤楽器奏者、ジュスタン・テイラー率いるピリオド・アンサンブル、ル・コンソートのアルバム「7つのパーティキュル」。
8月7日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。ハイブリッドSACDによるワルター指揮ウィーン・フィルの「大地の歌」、フィストゥラーリ指揮コンセルトヘボウ管による「白鳥の湖」抜粹。
8月8日:ベッリーニと同時代の作曲家ヴァッカイによる歌劇「ジュリエッタとロメーオ」。両大戦間のユダヤ人作曲家の弦楽四重奏曲にユダヤ訛りのドイツ語の歌を交えたエルサレム四重奏団のアルバム「イディッシュ・カバレット」。
8月9日:フランスのヴェテラン、ケフェレックによるモーツァルトのピアノ・ソナタ集。ミヒャエル・ザンデルリンクとドレスデン・フィルのショスタコーヴィチの交響曲全集から、第7番と第8番。オラモ指揮BBC響による「レンミンカイネン」組曲ほかのシベリウス作品集。

8月12日:朝比奈隆と東京都交響楽団の「ブルックナー:交響曲選集」シングルレイヤーSACD2枚組から、第8番と第9番。高橋悠治の新譜2枚。ピアノ・ソロによる「ことばのない詩集」と、竹田恵子の歌と共演した「竹田恵子 オペラひとりっ切り」。
8月13日:ミヒャエル・ザンデルリンクとドレスデン・フィルのショスタコーヴィチの交響曲全集11枚組から、第9番~第12番の3枚。ミシェル・ダルベルト(ピアノ)が韓国のノブース四重奏団と共演したピアノ五重奏曲ほか、フランク作品集。
8月14日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。クレンペラー指揮のSACDで、オイストラフとのブラームスのヴァイオリン協奏曲と幻想交響曲。グリュミオー最後の録音となった、クリーン(ピアノ)との「モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ集」4枚組から、後半2枚。
8月15日:ドニゼッティ初期の歌劇「ケニルワース城のエリザベッタ」を、プラットとレミージョの歌、フリッツァの指揮で。テノールのボータのウィーン国立歌劇場でのライヴ録音を集めた、「イタリア・オペラ・アリア集」2枚組。
8月16日:ファジル・サイの自作を集めた「ピアノ・ソロ2」。オラモ指揮オストロボスニア室内管による「ロシアの仮面舞踏会」。ミヒャエル・ザンデルリンクとドレスデン・フィルのショスタコーヴィチの交響曲全集から、第13番~第15番の3枚。

8月19日:飯森範親指揮日本センチュリー響によるハイドンの交響曲集から、第60番「うかつ者」と第54番。好調の続く広上淳一と京都市響によるラフマニノフの交響曲第2番。
8月20日:リットン指揮ベルゲン・フィルによるエニグマ変奏曲 と組曲「惑星」。トリオ・ワンダラーによるラフマニノフの悲しみの三重奏曲ほか。リントゥ指揮フィンランド放送管によるB.A.ツィンマーマン作品集。
8月21日:コリン・デイヴィス指揮BBC響による「ザ・ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス1969・1971・1972ハイライツ」の熱狂的なライヴ録音2枚組。セル指揮クリーヴランド管によるチャイコフスキーの交響曲第4番の1968年ライヴ。
8月22日:チェロのヤン・フォーグラーとギターのエスケリネンによるアルバム「ソングブック」。バッハがグラウンの受難オラトリオを改作した「誰だ、エドムから来るのは」。
8月23日:ヤンソンス指揮バイエルン放響によるシューマンの交響曲第1番「春」とシューベルトの交響曲第3番。マンゼ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルによるヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集の完結編、「南極交響曲」と第9番。ジャズ・ピアノのキース・ジャレットが1987年にライヴ録音したバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻。

THE CLASSIC オンエア曲リスト

山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

<7月放送分のおススメ>
 新鮮な響きを聴かせるフランソワ=グザヴィエ・ロト指揮のマーラー・シリーズ第3弾は、音詩「巨人」。現在の交響曲第1番となる前の版の再現。ピリオド楽器オーケストラのレ・シエクルを起用した、ベルリオーズの影響を強く感じさせる響きなど、新たな音世界が展開(5日)。ついに登場した、カラヤンとベルリン・フィルによる1966年来日公演のステレオ・ライヴ。ベートーヴェン交響曲連続演奏会(17日)、ブラームスの交響曲第1番とブルックナーの交響曲第8番など(24日)。フランスの合唱団アンサンブル・エデスが澄明に歌う、フォーレのレクイエムとプーランクの「人間の顔」(18日)。

7月1日:1987年、読売日本交響楽団に客演したマゼールによる、マーラーの「復活」交響曲の強烈な演奏。東京音大出身、コープマンなどにも教えを受けたチェンバロ奏者、鈴木理賀によるバッハのパルティータ全曲。
7月2日:作曲家としても名声を高めるサロネン。最新作のチェロ協奏曲を、ヨーヨー・マの独奏と自ら指揮するロス・フィルの演奏で。現代音楽を得意とするフランスのディオティマ四重奏団による、昨年の日本公演でも絶賛されたバルトークの弦楽四重奏曲全集。
7月3日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。ブロムシュテットがシュターツカペレ・ドレスデンと1970年代末に録音したベートーヴェンの交響曲全集、最新リマスタリングのSACDから、1~6番の3枚。モントゥーがボストン響を指揮して最晩年にステレオ・ライヴ録音したエニグマ変奏曲ほか。
7月4日:テノールのユリアン・プレガルディエンがブリュトナーのピリオド・ピアノをひくル・サージュと共演した、シューマン夫妻の歌曲集。ヘンデル初期の傑作歌劇「リナルド」を、ナポリ上演用にレーオが編曲した版を、レミージョなどの歌とルイージの指揮で。
7月5日:ベザイデンホウトとエラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラによるメンデルスゾーン作品集。ロト指揮レ・シエクルが19世紀末の響きを再現するマーラーの「巨人」。来日公演も好評のネルソンス指揮ゲヴァントハウス管によるブルックナーの第6&9番。ベルチャ四重奏団によるヤナーチェクとリゲティ。

7月8日:アマオケながら、大きな注目を集める坂入健司郎指揮の東京ユヴェントス・フィル。昨年のライヴから、ブルックナーと交響曲第9番とマーラーの「千人の交響曲」。日本を代表するギタリスト、荘村清志の新録音「シャコンヌ」。
7月9日:チャイコフスキー・コンクール優勝で話題のピアニスト、アレクサンドル・カントロフが父のジャン=ジャック・カントロフと共演したサン=サーンスのピアノ協奏曲集。今年もGWに盛大に行われたラ・フォル・ジュルネ。今年のナントでのライヴ録音集と、カマリーナ(ソプラノ)とエロー(ピアノ)のデュオによる「出会い~フランス歌曲集」。
7月10日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集は、ブロムシュテットとシュターツカペレ・ドレスデンのベートーヴェンの交響曲全集から7~9番。ルツェルン音楽祭のライヴで、セル指揮のドヴォルジャークの交響曲第8番とブラームスの交響曲第1番。
7月11日:ファリャの舞台用作品を2枚。ジル=オルドネス指揮パースペクティヴ・アンサンブルによる「恋は魔術師」(オリジナル版)と「ペドロ親方の人形芝居」、メナ指揮BBCフィルとエレーラ(メゾソプラノ)、マチャド(テノール)が歌う歌劇「はかなき人生」。ムーティが1972年にフィレンツェで指揮したヴェルディの歌劇「アッティラ」。
7月12日:100年前のエラールを用いたベートーヴェンのピアノ協奏曲が好評だったエキルベイ指揮インスラ・オーケストラによる、合唱幻想曲と三重協奏曲。キリル・ペトレンコとベルリン・フィルによる待望の新譜、チャイコフスキーの「悲愴」。シフがフォルテピアノでひくシューベルトの19盤と20番のソナタ。

7月15日:福島章恭を合唱指揮者に迎えて、実力と評価を高めている大阪フィルハーモニー合唱団。バッハゆかりの聖トーマス教会でライヴ録音したミサ曲ロ短調。
7月16日:ベンダ指揮プラハ・シンフォニアによる「モーツァルト vs サリエリ」2枚組。スペインの音楽家が組んだブラームス・プロジェクトによるブラームスのピアノ四重奏曲集。
7月17日:カラヤンとベルリン・フィルが1966年に東京文化会館で行なった、「ベートーヴェン交響曲連続演奏会」ステレオ録音5枚組を一気に。
7月18日:生誕200年のオッフェンバックの作品から、グリフィス指揮フランクフルト・ブランデンブルク国立管による序曲集と、フランスの新鋭ジョディ・ドヴォ(ソプラノ)が歌うコロラトゥーラ・アリア集。ロマーノ指揮アンサンブル・エデスが澄んだ響きで歌うフォーレのレクィエム(1893年版)とプーランクの「人間の顔」。
7月19日:オフェーリアを想わせるジャケットも話題の、ブニアティシヴィリのシューベルト作品集。ユロフスキ指揮ロンドン・フィルによるラフマニノフの「死の島」 と交響曲第1番。生誕100年のヴァインベルグ作品から、グラジニーテ=ティーラ指揮の交響曲集と、クレーメルによる24の前奏曲(ヴァイオリン版)。

7月22日:朝比奈隆指揮大阪フィルが1979年と80年にビクターに録音したブラームスの交響曲全集を、シングルレイヤーSACD1枚で一気に。
7月23日:カピュソンがダヴィッド・フレイ(ピアノ)と共演したバッハのヴァイオリン・ソナタ集。2つの室内アンサンブルによる、マーラーの交響曲第4番と「子供の不思議な角笛」。
7月24日:レニングラード・フィルがガウク指揮で初来日した1958年の日比谷公会堂ライヴで、チャイコフスキーの「悲愴」。カラヤンとベルリン・フィルの1966年日本公演から、ブラームスの交響曲第1番とブルックナーの交響曲第8番。
7月25日:大活躍のフランスのバリトン、ステファヌ・ドゥグーによるパリのテアトル・アテネでの歌曲リサイタル。ベルニウス指揮シュトゥットガルト室内合唱団ほかによるベートーヴェンのミサ・ソレムニス。
7月26日:昨年の第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで優勝したトマシュ・リッテルの、コンクールでのライヴ録音集。N響への客演でもおなじみのベテラン、スラットキンの新譜2組。リヨン管とのベルリオーズの「ロメオとジュリエット」と、デトロイト響とのコープランドの「グローグ」と「ビリー・ザ・キッド」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト
山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。