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(月~金)18:00~24:00
再放送=(翌週月~金)5:00~11:00
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一週30時間、月間約100枚!!演奏史譚の山崎浩太郎がおすすめするクラシック新譜をご紹介。月曜は日本人演奏家、水曜はヒストリカル録音、木曜は歌もの中心にお送りします。また、毎月第1&2水曜は「タワーレコード・オリジナル企画盤」と題して、レコード会社各社の埋もれた名盤をタワーレコードがオリジナル企画盤として復刻したディスクを紹介します。

<2月放送分のおススメ>
 ブルーノ・ワルターが遺したステレオ録音を、原テープの音質に忠実にマスタリングし、日本独自企画のハイブリッドSACDにするシリーズから、モーツァルト&ハイドン(1月29日)とベートーヴェン(2月18~20日)、それぞれの交響曲集など。メゾソプラノのバルトリの新譜「神の声」は、伝説的カストラート、ファルネッリの歌もかくやと思わせる、驚異的な超絶技巧の1枚(1月30日)。バイエルン放送交響楽団のライヴ録音シリーズから、逝去が惜しまれるマリス・ヤンソンス指揮のショスタコーヴィチの交響曲10番(1月31日)と、昨年引退したハイティンク指揮によるベートーヴェンの「合唱」(2月7日)。(山崎浩太郎)

1月27日:飯森範親と山形交響楽団によるモーツァルトの交響曲全集には含まれなかった異稿などを集めた、「モーツァルト交響曲全集 プラス」。ベテラン工藤重典(フルート)がロフェ指揮兵庫芸術文化センター管と共演したイベールのフルート協奏曲ほか。昨年90歳で没したデームスがバリトンの小松英典と共演したシューベルトの「冬の旅」。サックスの俊英、上野耕平のアルバム「アドルフに告ぐ II」
1月28日:ハッキネン指揮ヘルシンキ・バロック管がピリオド・スタイルで新たな魅力を披露する、ベートーヴェンの劇音楽「エグモント」。ボルトン指揮バーゼル響の演奏で、編曲者としても名声を博したベリオ作品を集めた2枚組「トランスフォーメーション」。
1月29日:ワルター指揮コロンビア響のステレオ録音を、新たなマスタリングでSACD化した「モーツァルト&ハイドン:交響曲集・管弦楽曲集」5枚組。
1月30日:メゾソプラノのバルトリが、伝説的カストラートのためのアリアを超絶技巧で歌う「神の声~ファリネッリのためのアリア集」。イェスティン・デイヴィスとソフィー・ベヴァン、ベイツ指揮ラ・ヌオヴァ・ムジカの清新な演奏で聴くグルックの歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」。
1月31日:ゾフィー=マユコ・フェッターがルジツカ指揮ハンブルク響と録音した、ベートーヴェン最後の、未完成のピアノ協奏曲など。昨年の逝去が惜しまれるヤンソンスがバイエルン放響と2010年に録音したショスタコーヴィチの交響曲第10番。ハーゲン四重奏団がゲルシュタインと演奏したブラームスのピアノ五重奏曲ほか。

2月3日:仙台フィルと九州交響楽団のコンサートマスターを兼務する西本幸弘、エルガーとベートーヴェンなどによる「VIOLINable ディスカバリー vol.5」。バリトンの宮本益光など、モーツァルト・シンガーズ・ジャパンがピアノ伴奏で歌うモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」全曲。川久保賜紀、遠藤真理、三浦友理枝による「ピアノ三重奏 坂本龍一曲集」。
2月4日:新鋭ロザコヴィチがスピヴァコフ指揮ロシア・ナショナル・フィルと演奏するチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ほか。女性指揮者ヴェネツィとトスカーナ管によるプッチーニ管弦楽曲集。ブルネロがチェロ・ピッコロで録音した、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲。
2月5日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。スウィトナー指揮シュターツカペレ・ドレスデンの「モーツァルト: 後期交響曲集」4枚組を、SACDの最新リマスタリングの音で。
2月6日:昨年のアーノンクール生誕90周年を記念してCD化された、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとのバッハのカンタータ集。ベルリオーズ指揮者として定評のあるジョン・ネルソンとストラスブール・フィル、ディドナートやスパイアーズほかによる「ファウストの劫罰」。コジェナーが夫ラトルのピアノや仲間と共演する「ソワレ」。
2月7日:昨年引退したハイティンクがバイエルン放響を指揮したベートーヴェンの「合唱」。ラトルとロンドン響によるブルックナーの交響曲第6番。ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ響によるアイヴズの交響曲第3番と第4番は、引用された賛美歌とともに。

2月10日:仙台国際音楽コンクールのピアノ部門で優勝したチェ・ヒョンロクが広上淳一指揮仙台フィルと演奏した、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番など。絶好調の尾高忠明と大阪フィルによるブラームスの交響曲第1番。小菅優の「Four Elements」シリーズの「Vol.2: Fire」。
2月11日:ハリー・クリストファーズとアメリカのヘンデル&ハイドン・ソサエティによるハイドン:ハルモニー・ミサほか。ラングレー指揮シンシナティ響による、ガーシュウィンのパリのアメリカ人のノーカット校訂版、
ヴァレーズアメリカの原典版など。広田智之(オーボエ)と大萩康司(ギター)のアルバム「ケルト・スピリッツ」。
2月12日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。ハイティンクが1970年代にコンセルトヘボウ管と録音したドビュッシーの管弦楽曲集。新規マスタリングのSACDの音で、同じコンビのブルックナーの交響曲第7番。アルゲリッチとデュトワ指揮ロイヤル・フィルによるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。
2月13日:ソプラノの小林沙羅のアルバム「日本の詩」。ロベルト・アバド指揮のパルマでのライヴで、ヴェルディが「イル・トロヴァトーレ」をパリ・オペラ座で上演するためにバレエ音楽を加えたフランス語版「ル・トルヴェール」。フランス期待のテノール、ベルンハイムのアリア集。
2月14日:昨年の来日公演も好評だったヤノフスキ指揮ケルンWDR響によるベートーヴェンの交響曲第5番と「田園」。ユロフスキー指揮ロシア国立アカデミー管によるチャイコフスキーの「くるみ割り人形」全曲。ノセダ指揮ロンドン響のショスタコーヴィチの交響曲第4番。

2月17日:仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門第2位のシャノン・リーが、コンクールで高関健指揮仙台フィルと共演したバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番ほか。佐渡裕指揮トーンキュンストラー管によるマーラーの「復活」。
2月18日:ヘーデンボルク兄弟のトリオで、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲「幽霊」と第6番。ワルター指揮コロンビア響のSACD「ベートーヴェン:交響曲全集 ヴァイオリン協奏曲」から2枚。
2月19日:ワルター指揮コロンビア響のSACD「ベートーヴェン:交響曲全集 ヴァイオリン協奏曲」から交響曲第4~9番ほか。
2月20日:ラファエル・ピション指揮のピグマリオンがモーツァルトのオペラなどを再構成した2枚組アルバム「モーツァルト:自由!」。ネシュリング指揮カリアリ歌劇場の上演で、アルゼンチン出身のゴメスの歌劇「ロ・スキアーヴォ」全曲。
2月21日:ラルス・フォークトがロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りしたブラームスのピアノ協奏曲第1番ほか。アラン・ギルバートが率いることになったNDRエルプフィルとのブルックナーの交響曲第7番。来日公演でも生き生きとした演奏が話題となった、アレクサンドル・タローによるフランス・バロックの作品集「ヴェルサイユ」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト

山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

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<1月放送分のおススメ>
 2018年6月に87歳で亡くなった名指揮者ロジェストヴェンスキーが、最晩年に読売日本交響楽団と遺した演奏から、チャイコフスキーの三大バレエ名曲選とブルックナーの交響曲第5番(シャルク版)、ショスタコーヴィチ交響曲第10番。遅いテンポに込められる陶酔と、陰惨なユーモア(6・10日)。1,987年ロシア生まれ、ドイツで大活躍するイゴール・レヴィットが、鋭敏な感性と敏捷なタッチで完成させたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(7・10・14・15・16日)。バルビローリの歌に満ちた指揮とレナータ・スコットの劇的な歌唱が光る1966年録音の名盤「蝶々夫人」を、最新マスタリングのSACDの音で(16日)。(山崎浩太郎)

1月6日:始まりは、池袋の東京芸術劇場に設置されたパイプオルガンの多彩な響きを楽しめるアルバム「超絶サウンド!芸劇オルガン」。2018年に亡くなった巨匠、ロジェストヴェンスキーが読売日本交響楽団を指揮したライヴから、「チャイコフスキー 三大バレエ名曲選」とブルックナーの交響曲第5番(シャルク版)。豊嶋泰嗣と中野振一郎のデュオでJ.S.バッハのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全曲。
1月7日:ヴァイオリニストのヴァイトハースがチェロのホルヌング、マンゼ指揮NDR放送フィルと共演したシューマンのヴァイオリン協奏曲とブラームスの二重協奏曲。ガーディナーとロンドン響によるシューマンの交響曲第4番と第2番。イゴール・レヴィットが完成したベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集から、初期の7曲。
1月8日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。昨年引退したハイティンク指揮のビゼーとコダーイ、そして武満徹。スプラフォン原盤のバルビローリとコンヴィチュニーがチェコ・フィルを指揮した2枚。コンヴィチュニー生涯最後の録音で、ゲヴァントハウス管とのブラームスの交響曲第1番ほか。
1月9日:坂入健司郎率いるアマチュアの東京ユヴェントス・フィルによる、ベートーヴェンの交響曲第5番ほか。1963年の伝説的なベルリン・ドイツ・オペラ来日公演から、ベーム指揮の「フィデリオ」と「フィガロの結婚」。
1月10日:高水準の演奏で定評のあるハンヌ・リントゥとフィンランド放響によるシベリウスのクレルヴォ交響曲。ロジェストヴェンスキーと読響によるショスタコーヴィチの交響曲第10番。レヴィットによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集から、第8~15番。

1月13日:有田正広がフラウト・トラヴェルソとフルートの2種で録音したテレマンの12のファンタジー。三浦文彰とロトエフ指揮チャイコフスキー響によるショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番。川上昌裕と飯森範親指揮日本センチュリー響によるカプースチンのピアノ協奏曲第5番ほか。
1月14日:ベルリン・フィルが自主制作した9枚組のブルックナーの交響曲全集から、小澤征爾指揮の第1番とパーヴォ・ヤルヴィの第2番。レヴィットによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集から、第16~23番。
1月15日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。アシュケナージとハイティンク指揮コンセルトヘボウ管によるラフマニノフのピアノ協奏曲全集。カイルベルト指揮ベルリン・フィル、ショックやグリュンマーの歌う「魔弾の射手」全曲。
1月16日:レナータ・スコットがバルビローリ指揮ローマ歌劇場とセッション録音した「蝶々夫人」全曲。バリトンのオリーマンスとジャコメッティのピアノによるシューベルトの「冬の旅」。
1月17日:ベルリン・フィルのブルックナーの交響曲全集から、ブロムシュテット指揮の第3番と、ハイティンクの第4&5番。上野真による「ブラームス:ピアノ作品集第1集」。

1月20日:ミニマルやポスト・ミニマルを紹介する久石譲指揮フューチャー・オーケストラの「ミュージック・フューチャーIV」。N響で活躍するオーボエの池田昭子が福田進一のギターと共演したアルバム「白鳥の歌」。
1月21日:俊英リュカ・ドゥバルグがピアノで録音した4枚組「スカルラッティ・ソナタ(全52曲)」から1枚目。日本公演も好評だった宮田大とダウスゴー指揮BBCスコティッシュ響によるエルガーのチェロ協奏曲。ダウスゴー指揮シアトル響によるR.シュトラウスのアルプス交響曲。ベルリン・フィルのブルックナーの交響曲全集から、故ヤンソンス指揮の第6番と、ティーレマンの第7番。
1月22日:クレンペラー指揮バイエルン放響によるハイドンの「時計」とブラームスの交響曲第4番。1963年のベルリン・ドイツ・オペラ来日公演から、ベーム指揮の「合唱」とホルライザーの「ヴォツェック」全曲日本初演。
1月23日:ベルリン・フィルのブルックナーの交響曲全集から、メータ指揮の第8番。1963年のベルリン・ドイツ・オペラ来日公演から、初発売となるマゼール指揮の「トリスタンとイゾルデ」全曲日本初演。
1月24日:フォルテピアノのブラウティハムとウィレンズ指揮ケルン・アカデミーによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。ベルリン・フィルのブルックナーの交響曲全集から、ラトル指揮の第9番4楽章版の再録音。ニケ指揮リエージュ・フィルによるフランクの「贖罪」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト


山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

【特別編】発表!2019年度第57回「レコード・アカデミー賞」
12月30日(月)~1月3日(金)18:00~24:00
再放送=1月6日(月)~10日(金)5:00~11:00

<大賞は古典四重奏団のショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全集>
 年末年始の1週間は毎年恒例、音楽之友社選定「レコード・アカデミー賞」の特集です。今年は日本の演奏家が活躍し、古典四重奏団のショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集が大賞を、佐藤俊介によるバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲が大賞銀賞を、それぞれ獲得しました。このほか、各部門の受賞ディスクやノミネート盤をまとめて放送します。(山崎浩太郎)

12月30日:特別部門の特別賞を受賞した久石譲指揮の「ベートーヴェン/交響曲全集」から第7番と第8番。大賞に輝いた室内楽曲部門の古典四重奏団による「ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲全集」から第1~9番。
12月31日:管弦楽曲部門に選ばれた大野和士とバルセロナ響の「ピカソとバレエ」。大賞・室内楽曲部門の古典四重奏団による「ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲全集」から第10~15番。
1月1日:音楽史部門受賞のグランドラヴォアが歌うマショーのノートル・ダム・ミサ。大賞銀賞を獲得した器楽曲部門の佐藤俊介の「J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲」。管弦楽曲部門にノミネートされた、ヤノフスキ指揮ケルンWDR響によるヒンデミット作品集。
1月2日:声楽曲部門受賞のユリアン・プレガルディエンが歌う「シューマン夫妻の歌曲」。協奏曲部門のアルブレヒト・マイヤー(オーボエ)の「楽園への憧れ」。現代曲部門の「藤倉 大:ざわざわ」。特別部門の録音に選ばれたオラモ&BBC響によるシベリウス作品集。特別部門の企画・制作の「アファナシエフ/テスタメント」から1枚。
1月3日:交響曲部門にノミネートされた、ネルソンス指揮ゲヴァントハウス管によるブルックナーの交響曲第9番。オペラ部門受賞のルセとレ・タラン・リリクによるサリエリの歌劇「タラール」。特別部門の吹奏楽/管・打楽器に選ばれた「アメリカ海兵隊バンド/ライヴ・イン・ジャパン」。

12月30日の曲目 31日の曲目 1日の曲目 2日の曲目 3日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。


山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

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<12月放送分のおススメ>
 別府などでの活動で日本ともなじみが深いアルゲリッチ。昨年ハンブルクで開催された音楽祭での、豪華な友人たちとのライヴをたっぷりと収録した7枚組(3・5・6日)。ベルリオーズ・イヤーの話題盤。ロトとレ・シエクルが近年の研究と実績を踏まえて再録音した、幻想交響曲(6日)。生誕250年のベートーヴェン・イヤーを来年に控え、DGが満を持して発売した交響曲全集とピアノ協奏曲全集。前者はウィーン・フィルがネルソンスの指揮者で、後者はリシエツキが指揮者なしのアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズと共演。現代を代表するセットとなるか(24・26・27日)。(山崎浩太郎)

11月25日:昭和戦後の日本に活躍したピアニスト、田中希代子がラジオ番組「新日鉄アワー」に遺したステレオ録音から、モーツァルトとスカルラッティ、ベートーヴェンとシューマンのソナタ集とシューマンの2枚。90才を迎えた間宮芳生のオペラ「ニホンザル・スキトオリメ」53年ぶりの再演を、オーケストラ・ニッポニカの演奏で。
11月26日:SACDで新たに発売されるブルーノ・ワルターのステレオ録音全集から聞きどころをあつめた、「ベスト・オブ・ブルーノ・ワルター」。フランスのアルト歌手ルミューがオーケストラ伴奏で歌うエルガー、ショーソン、ジョンシエールの海にちなむ歌曲集。
11月27日:田中希代子によるショパンのピアノ・ソナタ第2番ほか。ホーレンシュタインがベネズエラ響を指揮した、マーラーの「巨人」やブルックナーの交響曲第3番など、ステレオを含む1950年代のライヴ録音4枚組。
11月28日:田中希代子によるショパンの24の前奏曲ほか。クリスティ率いるレザール・フロリサンがヨンチェヴァ、リンゼイ、ドゥストゥラックなどの一流歌手とザルツブルクで上演したモンテヴェルディの歌劇「ポッペアの戴冠」全曲。
11月29日:来日公演も大好評だったティチアーティとベルリン・ドイツ響によるドビュッシーの夜想曲とデュリュフレのレクイエム、テツラフ独奏のベートーヴェンとシベリウスのヴァイオリン協奏曲。フランスのエマニュエル・ベルトランが完成させた、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲。

12月2日:鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンが、ミサ・ソレムニスに続いて録音した、ピリオド楽器によるベートーヴェンの「合唱」。チャイコフスキー・コンクールで2位に入賞して時の人となった藤田真央によるショパンのスケルツォと即興曲集。
12月3日:アルゲリッチがそれまでのルガーノに代わってドイツのハンブルクで開催した「「アルゲリッチ・ウィズ・フレンズ」7枚組のライヴ・ボックスから、十八番のショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番など3枚。ワシリー・ペトレンコ指揮オスロ・フィルのR.シュトラウス・シリーズから、「ドン・キホーテ」と「ドン・ファン」など。
12月4日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。エディト・パイネマンによるドヴォルジャークとストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲、クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管によるマーラーの交響曲第7番と第9番に「大地の歌」を、新規マスターのSACDの音で。
12月5日:「アルゲリッチ・ウィズ・フレンズ2018 ハンブルク・ライヴ」から2枚。バロックと古典派のオペラで充実した演奏を続ける、ルセとレ・タラン・リリクによるサリエリの歌劇「タラール」全曲。
12月6日:ロト指揮レ・シエクルが万全を期して再録音した幻想交響曲は、ベルリオーズ・イヤーにふさわしい話題盤。グリンゴルツがグエリーニ指揮プラハ・フィルハーモニアと演奏した、ドヴォルジャークのヴァイオリン協奏曲ほか。「アルゲリッチ・ウィズ・フレンズ2018 ハンブルク・ライヴ」から2枚。

12月9日:東京交響楽団のコンサートマスター、水谷晃がTAIRIKUと共演した、バッハやサラサーテの白熱ライヴ。稲島早織と大石真裕のデュオによるドヴォルジャークの後期三大交響曲(作曲者自身によるピアノ連弾版)。
12月10日:七條恵子が1802年製のフォルテピアノで、「テンペスト」や「月光」など同時期のベートーヴェンの作品をひいた1枚。名手レフラーがベルリン古楽アカデミーと共演したC.P.E.バッハのオーボエ協奏曲集。生誕200年のオッフェンバックの序曲とバレエ曲2枚。
12月11日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。スークがチェコ・フィルと共演したベートーヴェンとドヴォルジャークのヴァイオリン協奏曲。シューリヒト指揮ウィーン・フィルのブルックナー交響曲集3枚組のSACDほか。
12月12日:ウェーバーの歌劇全曲の新録音を2本。ヤノフスキ指揮hr交響楽団がシャーガーやダヴィドセンなどを主役に録音した「魔弾の射手」と、トリンクス指揮ウィーン放響ほかによる「オイリアンテ」。
12月13日:新鋭ぞろいの東京六人組によるシューマンとブラームスの室内楽編曲。スラットキンとフランス国立リヨン管によるラヴェル・シリーズの新作は、デュモンとのピアノ協奏曲集など。同じ作曲家の交響曲全集の録音が高く評価されたマンゼ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルによる、ヴォーン・ウィリアムズ作品集。

12月16日:上岡敏之(指揮)新日本フィルによるワーグナー作品集。ギターの大萩康司が自ら設立したレーベルで制作した、波多野睦美の朗読と歌によるカステルヌオーヴォ=テデスコの名作「プラテーロとわたし」。
12月17日:フリードリヒ・グルダの1960年代シュトゥットガルトでのリサイタル・ライヴを中心とする7枚組から、ベートーヴェンとモーツァルトのソナタなど2枚。昨年のN響との共演が好評だったヘンゲルブロックとバルタザール=ノイマン合唱団による、シューベルトのスターバト・マーテルとシューマンのミサ曲。
12月18日:ヒストリカル特集。グルダのベートーヴェンのソナタほか。セル指揮クリーヴランド管のSACDによるシューマンの交響曲全集。
12月19日:先週に続くウェーバーの歌劇全曲録音で、ホフシュテッター指揮ギーセン・フィルハーモニー管ほかによる「オベロン」。グルダのひくベートーヴェンのソナタとドビュッシー2枚。
12月20日:グルダの79年のライヴで、バッハとモーツァルト、そして自作。日本に熱狂的ファンをもつポリャンスキー指揮ロシア国立響による、チャイコフスキーの「1812年」とショスタコーヴィチの交響曲第5番の日本ライヴ。トリフォノフがネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管と録音したラフマニノフのピアノ協奏曲第1番と第3番ほか。

12月23日:堤剛と萩原麻未のデュオによる、ラフマニノフのチェロ・ソナタとベートーヴェンのチェロ・ソナタ第4番。佐渡裕指揮トーンキュンストラー管によるマーラーの交響曲第5番。
12月24日:来年のベートーヴェン生誕250年に向けてDGが新規録音した、リシエツキと指揮者なしのアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズによるピアノ協奏曲全集と、ネルソンス指揮ウィーン・フィルの交響曲全集から、2枚ずつ。
12月25日:ヒストリカルの放送音源のCD化を中心に。フランソワの1965年のパリ・ライヴで、初登場となるリストのピアノ・ソナタなど。早世したドイツの女性チェリスト、アニア・タウアーによる放送ライヴ集。ザンデルリング指揮フランス国立管のシューマンとブラームス。マルティノン指揮シカゴ響によるマーラー。
12月26日:ケント・ナガノ(指揮エーテボリ響がツィムバリュクを外題役に録音した、ムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(1869年原典版)。ガッティ(指揮コンセルトヘボウ管とビストレムその他の歌で、シュトラウスの「サロメ」全曲。
12月27日:メジューエワのメンデルスゾーン作品集。ネルソンス指揮ウィーン・フィルのベートーヴェンの交響曲全集から、後半の3曲。ヤンソンス指揮バイエルン放響による「レニングラード」。渡辺玲子のヴァイオリン・ソナタ集「poetry」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト

山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。