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(月~金)18:00~24:00
再放送=(翌週月~金)5:00~11:00
一週30時間、月間約100枚!!演奏史譚の山崎浩太郎がおすすめするクラシック新譜をご紹介。月曜は日本人演奏家、水曜はヒストリカル録音、木曜は歌もの中心にお送りします。また、毎月第1&2水曜は「タワーレコード・オリジナル企画盤」と題して、レコード会社各社の埋もれた名盤をタワーレコードがオリジナル企画盤として復刻したディスクを紹介します。

<7月放送分のおススメ>
 10年前に58才で亡くなったシェバノワによるショパンのピアノ作品集は、作曲家没年の1849年製エラールのピアノを用い、単独でそのピアノ曲のほぼすべてを録音した、画期的な14枚組(6~23日)。ピアノのアンスネスが指揮もかねてマーラー・チェンバー・オーケストラと共演した「モーツァルト・モメンタム1785」は、ピアノ協奏曲第20~22番などを集めた2枚組。ピアノとオーケストラの息づくような呼応と連携が生々しく美しい(20日)。ベルリン・フィルのマーラー・ボックスで鮮烈な第6番を聴かせたキリル・ペトレンコが、今度はバイエルン国立管弦楽団を指揮したマーラーの交響曲第7番(23日)。(山崎浩太郎)

6月28日:意欲的な活動に挑戦する反田恭平が自ら設立したレーベルの録音で、コロナ禍とテロ下のウィーンで録音された佐渡裕指揮トーンキュンストラー管とのプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番。同じくメンデルスゾーンの無言歌集。仲道郁代のピアノで「ドビュッシーの見たもの」。
6月29日:2019年に亡くなったマリス・ヤンソンスがバイエルン放響を指揮したブルックナーの交響曲集から、第3番と第4番「ロマンティック」。ホプキンソン・スミスによるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲のテオルボ&リュート版。
6月30日:セル指揮クリーヴランド管の最初期のステレオ録音を含む「忘れられた録音集」。シューリヒトとフランス国立放送管による、ステレオ・ライヴのベートーヴェンの交響曲集。
7月1日:マリス・ヤンソンスとバイエルン放響のブルックナーの交響曲集から第6番と第7番。ラーデマン指揮ゲヒンガー・カントライがコロナ禍に録音したバッハのマタイ受難曲。
7月2日:ワジム・グルズマンとガフィガン指揮ルツェルン交響楽団によるベートーヴェンとシュニトケのヴァイオリン協奏曲。ヤンソンスとバイエルン放響のブルックナーの交響曲集から第8番と第9番。

7月5日:新日本フィルで長く活躍したフルートの白尾彰による「バロックの協奏曲」。モダンとピリオド、双方を使いわける高田あずみとはるみ姉妹のヴァイオリン・デュオによる「2つのヴァイオリンのための作品集」。
7月6日:10年前の2011年に亡くなったタチアナ・シェバノワがエラール1849年製ピアノを用いて、ショパンのピアノ曲の大半を録音した14枚組から、ショパン若き日の作品を集めた2枚。トリオ・ワンダラーによるシューマンの室内楽作品集から、ピアノ三重奏曲3曲。
7月7日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。フルートのヨハネス・ヴァルター、ホルンのペーター・ダムなど、旧東独時代のシュターツカペレ・ドレスデンの名手たちによる、モーツァルトとR.シュトラウスの管楽器のための協奏曲集をハイブリッドSACDで。
7月8日:シェバノワの「ショパン ピアノ作品集」から2枚。ハリー・ビケット指揮イングリッシュ・コンサート、ルーシー・クロウやイェスティン・デイヴィスの歌うヘンデルの歌劇「ロデリンダ」。
7月9日:パッパーノ指揮サンタ・チェチーリア国立アカデミー管によるR.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」とブルレスケ。敏腕コンサートマスターのゴンザレス=モンハスとシャマユが独奏。トレヴィーノ指揮バスク国立管によるラヴェルの管弦楽曲集。トリオ・ワンダラーほかによるシューマンのピアノ四重奏曲とピアノ五重奏曲。

7月12日:今年81歳となる小林研一郎が日本フィルを指揮したチャイコフスキーの交響曲第1&4番の最新ライヴ。多紗於里によるシューベルトのピアノ・ソナタ第20&21番。
7月13日:シェバノワのショパンのピアノ作品集から6枚目と7枚目。ワシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルによるツェムリンスキーの「人魚姫」とシュレーカーの「王女の誕生日」。イブラギモヴァが満を持して録音したパガニーニの24のカプリス。
7月14日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。2019年に没したミヒャエル・ギーレンが自ら選んだ、マーラーの交響曲第3、5、6番を新マスタリングのSACDの音で。クレンペラー指揮ギュルツェニヒ管による1956年のモーツァルト演奏会。
7月15日:タワーレコードのハイブリッドSACDで、コンヴィチュニー指揮シュターツカペレ・ベルリン、ホップ、グリュンマーなどによるワーグナーの「タンホイザー」、マタチッチの指揮、シュヴァルツコップやヴェヒターなどによるレハールの「メリー・ウィドウ」。
7月16日:トマス・アデス指揮ブリテン・シンフォニアによるベートーヴェンの交響曲全集完結篇。パレー指揮フランス国立管による1975年ライヴのフランクの交響曲など。

7月19日:飯森範親指揮日本センチュリー響のSACDを3枚。ハイドンの交響曲集、周防亮介独奏のチャイコフスキーとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、ソプラノの梅津 碧のアルバム「メルヘン」。
7月20日:シェバノワによるショパンのピアノ作品集から10枚目と11枚目。アンスネスがマーラー・チェンバー・オーケストラと協奏曲などを演奏した「モーツァルト・モメンタム1785」。ミナーシ指揮アンサンブル・レゾナンツによるペルゴレージのスターバト・マーテル。
7月21日:コンドラシン指揮モスクワ・フィルの初来日公演を集めた「コンドラシン来日公演集成1967」5枚組。
7月22日:ニケ指揮ル・コンセール・スピリチュエルがヴェルサイユ宮殿で上演したモーツァルトの「魔笛」フランス語版。クリーガー指揮ベルリン・オペラグループ、ソプラノのババジャニアンなどによるマスカーニの歌劇「イリス」。
7月23日:シェバノワによるショパンのピアノ作品集から、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラと共演した協奏曲など。エッシェンバッハ指揮ベルリン・コンツェルトハウス管による、「魔弾の射手」初演100周年記念のウェーバー演奏会。キリル・ペトレンコがバイエルン国立管弦楽団を指揮したマーラーの交響曲第7番。ベルリン古楽アカデミーによるモーツァルトのセレナード第11番と第10番「グラン・パルティータ」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト

山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

<6月放送分のおススメ>
 つねに話題作を提供してくれるコパチンスカヤの新譜は、歌手と指揮を兼ねた「月に憑かれたピエロ」、ヴァイオリンでの幻想曲やワルツ編曲など、世紀末の青白い炎がゆらぐようなシェーンベルクを中心とした1枚(8日)。ティーレマンとウィーン・フィルによる好評のブルックナーの交響曲シリーズ第2弾は、昨年11月の来日公演直後に無観客で演奏した第3番(11日)。仏ハルモニア・ムンディならではのユニークなベートーヴェン・シリーズの新作は、ロト指揮レ・シエクルによる交響曲第3番「英雄」。ナポレオンを意識した作品をフランスの音楽家たちがピリオド楽器で生き生きと演奏(25日)。(山崎浩太郎)

5月31日:コロナ禍で大編成作品の演奏が少なくなるなかで果敢に行なわれた、高関健と東京シティ・フィルによるブルックナーの交響曲第8番。舘野泉が1991年に録音した名盤、シューベルトのピアノ・ソナタ第18~21番の復活。
6月1日:マゼールがイタリアのトスカニーニ・フィルを指揮して2008年に野外の古代劇場でライヴ録音したベートーヴェンの交響曲全集から、第1~6番。
6月2日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。ウィーン・フィルの名コンサートマスターとして活躍したヘッツェルのひくバルトークのヴァイオリン協奏曲集。ザンデルリンク指揮によるフランクやブルックナーの交響曲と、マルティノン指揮の幻想交響曲をSACDの音で。
6月3日:1970年のベートーヴェン生誕200年祭の年にウィーンで録音された歌劇「レオノーレ」は、ジョーンズ、キング、アダムと重量級の歌手の歌がききもの。ガット弦を用いたリヒター・アンサンブルによる新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲集。
6月4日:名手ギル・シャハムがジェイコブセン指揮ザ・ナイツと録音したベートーヴェンとブラームスのヴァイオリン協奏曲。実力派のデンマーク弦楽四重奏団がベートーヴェンの後期とバルトークなどを組み合わせたアルバム「PRISM III」。

6月7日:バンドネオンの俊英、三浦一馬がクラシックのアーティストと共演した生誕100年のピアソラ作品集「ブエノスアイレス午前零時」。朴葵姫(ギター)のデビュー10周年記念盤「Le Depart」。
6月8日:ヴァイオリンの鬼才、コパチンスカヤが語り役もつとめた「月に憑かれたピエロ」など、新ウィーン楽派作品集。新鋭チェロ奏者フェランデスがコジュヒンと共演したロシアとスペインの作品集。
6月9日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。シルヴェストリが3つのオーケストラと共演したドヴォルジャークの交響曲集と、マルティノン指揮フランス国立放送管弦楽団によるサン=サーンス、フローラン・シュミット、オネゲル、ベルリオーズの録音をSACDの音で。
6月10日:シューベルトの歌曲集を2枚、新星シュエン(バリトン)が歌う「美しき水車小屋の娘」とディドナート(メゾソプラノ)による「冬の旅」。ギーレン指揮ウィーン放響によるマーラーの「嘆きの歌」、1990年のライヴ。
6月11日:フラメンコ・ギターの名手カニサレスによるロドリーゴ作品集。ティーレマン指揮ウィーン・フィルによるブルックナーの交響曲シリーズ第2弾となる第3番。ダウスゴー指揮BBCスコティッシュ響によるバルトークの「中国の不思議な役人」など。

6月14日:田中希代子が1965年にクラウンレコードへセッション録音した小品集。佐渡 裕指揮トーンキュンストラー管によるブルックナーの交響曲第8番。近藤伸子がピアノでひくバッハのフーガの技法。
6月15日:1月の来日公演も好評だったジュスタン・テイラーの「ラモーの一族」。ピリオド楽器のショヴァン指揮コンセール・ド・ラ・ローグによるハイドンの交響曲第84&86番と「スターバト・マーテル」。
6月16日:クーベリックが9つの交響楽団とDGに録音したベートーヴェンの交響曲全集のSACDから、第1~7番。
6月17日:ピルザンがピアノでひいたバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻。ナチスによって命を落とした作曲家シュルホフの歌劇「炎」を、ベルトラン・ド・ビリーの指揮で。
6月18日:フランスの名手が集うレ・ヴァン・フランセによるヒンデミットの管楽器のためのソナタ集。スワルテ(ヴァイオリン)とヴィリアンクール(ピアノ)がフォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番など、生誕150年のプルースト主催のコンサートを再現した1枚。ブロムシュテット指揮ゲヴァントハウス管によるブラームスの交響曲第2番。メータ指揮ミュンヘン・フィルほかによるハイドンのオラトリオ「天地創造」。

6月21日:朝比奈隆指揮大阪フィルが1994&95年にライヴ録音したブラームスの交響曲全集とシューマンの交響曲第3番「ライン」を、SACDの音でお送りします。
6月22日:ムローヴァがフォルテピアノのビートソンと録音したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集。ダウスゴーとスウェーデン室内管がバッハのブランデンブルク協奏曲と新作を組み合わせた「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」。
6月23日:眞木利一と朝比奈隆指揮関西交響楽団が1949年に放送録音したショパンのピアノ協奏曲第1番。クーベリックとバイエルン放響の1965年初来日公演のライヴで、新登場のブルックナーの交響曲第8番と「田園」、そして新マスタリングのバルトークやフランクなど。
6月24日:ドセ率いるアンサンブル・コレスポンダンスが若きルイ14世の豪華な音楽界を再現した「夜の王のバレ」の拡大版。トゥルネ指揮ラ・シャペル・アルモニークによるラモーの「優雅なインドの国々」(1761年版)。
6月25日:ロト指揮レ・シエクルによるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」。パーヴォ・ヤルヴィ指揮トーンハレ管によるチャイコフスキーの交響曲第2&4番。新マスタリングによるクーベリック指揮チェコ・フィルの「わが祖国」日本ライヴ。

THE CLASSIC オンエア曲リスト

山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

<5月放送分のおススメ>
 下野竜也と広島交響楽団の「藤倉大:Akiko's Piano」は、被爆者遺愛のピアノにちなむ藤倉大の協奏曲初演をメインとするライヴで、ピアノは萩原麻未(3日)。下野と広響は、ブルックナーの「ロマンティック」も演奏(24日)。ブーレーズ指揮N響の「トリスタンとイゾルデ」全曲は、1967年大阪国際フェスティバルに招かれたバイロイト音楽祭のライヴで、ヴィントガッセン、ニルソン、ホッターと主役も超豪華(19日)。時代の波に乗る指揮者エラス=カサドの新作は、パリ管弦楽団を指揮した「春の祭典」。イザベル・ファウストとのエトヴェシュのヴァイオリン協奏曲「アルハンブラ」初録音もききもの(28日)。(山崎浩太郎)

5月3日:下野竜也指揮広島交響楽団が昨年8月6日に行なった平和祈念コンサートのライヴ録音で、萩原麻未独奏で初演された藤倉大のピアノ協奏曲第4番「Akiko's Piano」、藤村実穂子が歌うマーラーの「亡き子をしのぶ歌」など。小菅優の4部作「Four Elements」の第3作「Wind」。
5月4日:フェドセーエフ指揮チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラによるチャイコフスキーの「悲愴」。インバル指揮SWR交響楽団によるショスタコーヴィチの交響曲第11番「1905年」。
5月5日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。ピアノの「ヨウラ・ギュラーの芸術 1895-1980」。クレツキ指揮チェコ・フィルのベートーヴェン:交響曲全集から第1~8番を新マスタリングのSACDの音で。
5月6日:現代曲に強いマルッキ指揮ヘルシンキ・フィル、ヴェレシュなどの歌でバルトークの「青ひげ公の城」。ニケ指揮ル・コンセール・スピリチュエルによる救出オペラの傑作、グレトリの「獅子心王リシャール」。
5月7日:エシュヴェ指揮トーンキュンストラー管がワルツなどを演奏した「ニューイヤー・コンサート」。ルノー・カピュソンとラトル指揮ロンドン響によるエルガーのヴァイオリン協奏曲。俊英ロウヴァリ指揮フィルハーモニア管によるプロコフィエフの交響曲第5番。

5月10日:藤原亜美と長尾洋史によるドビュッシーのピアノ・デュオ作品集。クァルテット・エクセルシオによるベートーヴェンの弦楽四重奏曲シリーズから、第10番と第14番。児玉桃と小澤征爾指揮水戸室内管弦楽団による細川俊夫の「月夜の蓮」とモーツァルトのピアノ協奏曲第23番。
5月11日:ピリオド楽器によるベートーヴェン。フォン・デア・ゴルツ指揮フライブルク・バロック・オーケストラによる交響曲第7番と「プロメテウスの創造物」全曲。シリル・ユヴェのフォルテピアノによるソナタ集。
5月12日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。ザイフェルト、コッホ、ライスターとブランディス弦楽四重奏団、ベルリン・フィルのメンバーによるモーツァルトの木管楽器のための室内楽作品集。クレンペラー指揮フィルハーモニア管のシューベルトとフランクの交響曲集をSACDの音で。
5月13日:サヴァール指揮ル・コンセール・デ・ナシオンほかによるバッハのクリスマス・オラトリオ。ロバート・キング指揮キングズ・コンソートによるパーセルのロイヤル・オード集。
5月14日:フルシャ指揮バンベルク響によるマーラーの交響曲第4番。ラトル指揮ロンドン響によるラフマニノフの交響曲第2番。ピオー(ソプラノ)の歌うR.シュトラウスの「4つの最後の歌」ほか。

5月17日:NHK交響楽団と往年の巨匠との共演。フルネ指揮のフォーレのレクイエム。マルティノン指揮によるプロコフィエフとストラヴィンスキー。
5月18日:ウェルバー指揮BBCフィルによるベン=ハイム作品集。イッサーリスのチェロで、フォーレやフランクなど生誕150年のプルーストのサロンで演奏された作品を集めた1枚。
5月19日:マッケラスがロンドン響などを指揮してステレオ初期に録音した2枚組名曲集「カレイドスコープ」。1967年の大阪国際フェスティバルで上演されたブーレーズ指揮、ニルソンとヴィントガッセンが歌う「トリスタンとイゾルデ」全曲。
5月20日:ロランス・エキルベイが初演200年の「魔弾の射手」の聞きどころを演奏した「魔弾の射手プロジェクト」。ソプラノのキャロリン・サンプソンがシューマンを歌う「女性のためのアルバム」。パーセルとヘンデルを結ぶ世代のイギリスの作曲家エクルズの歌劇「セメレー」。
5月21日:メジューエワによるモーツァルト作品集。ノセダ指揮ロンドン響によるショスタコーヴィチの交響曲第9&10番。クレーメルとガッティ指揮ゲヴァントハウス管によるヴァインベルクのヴァイオリン協奏曲。

5月24日:中野振一郎によるF.クープランのクラヴサン曲全集第1巻2枚組。下野竜也指揮広島響によるブルックナーの「ロマンティック」。
5月25日:名手が顔をそろえたルツェルン祝祭管弦楽団のソリストたちによるモーツァルトのディヴェルティメント第11番とベートーヴェンの七重奏曲。フランク・ペーター・ツィンマーマンとヘルムヒェンによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5~7番。
5月26日:Altusがこれまでに発売したウィーン・フィルのライヴ録音を新たにマスタリングした4枚組。ベーム、ワルター、クリュイタンスの指揮。
5月27日:ドゥセとアンサンブル・コレスポンダンスがブクステフーデやシュッツの作品を演奏した2枚組「七つの言葉とイエスの四肢」。ジョナサン・コーエン指揮アルカンジェロによるヘンデルのブロッケス受難曲。
5月28日:クルレンツィス指揮ムジカエテルナによるベートーヴェンの交響曲第7番。ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ響とギル・シャハムによるベルクのヴァイオリン協奏曲ほか。エラス=カサド指揮パリ管による「春の祭典」と、イザベル・ファウスト独奏のエトヴェシュのヴァイオリン協奏曲第3番「アルハンブラ」。

<特別編~オランダのマーラー・フェスト>
 4月最後の週は、オランダ放送が自主制作した一般発売されていない貴重なCDボックスから、ゲルギエフ指揮のライヴとハイティンク、アバドなどによるマーラーの交響曲全集をお送りします。(山崎浩太郎)

4月26日:ゲルギエフがロッテルダム・フィルを指揮した演奏を集めた「20 YEARS GERGIEV LIVE」と「GERGIEV FESTIVAL LIVE」から、チャイコフスキーとシベリウスの交響曲など。
4月27日:1995年にアムステルダムで行なわれた大規模なマーラー祭から、シャイーとハイティンクがコンセルトヘボウ管を指揮した「巨人」と「復活」ほか。
4月28日:ハイティンク指揮ウィーン・フィルによるマーラーの交響曲第3番、ムーティ指揮ウィーン・フィルの第4番など。
4月29日:アバド指揮ベルリン・フィルのマーラーの交響曲第5番、ハイティンク指揮ベルリン・フィルの第6番「悲劇的」、ラトル指揮ウィーン・フィルの第7番など。
4月30日:シャイー指揮コンセルトヘボウ管のマーラーの交響曲第8番、アバド指揮ベルリン・フィルの第9番、ハイティンク指揮グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラによる「大地の歌」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト
山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。