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(月~金)18:00~24:00
再放送=(翌週火~土)0:00~6:00
一週30時間、月間約100枚!!演奏史譚の山崎浩太郎がおすすめするクラシック新譜をご紹介。月曜は日本人演奏家、水曜はヒストリカル録音、木曜は歌もの中心にお送りします。また、2018年1月からは、毎月第1&2水曜は「タワーレコード・オリジナル企画盤」と題して、レコード会社各社の埋もれた名盤をタワーレコードがオリジナル企画盤として復刻したディスクを紹介します。

<6月放送分のおススメ>
 レイチェル・ポッジャーの新譜は、ヴァイオリン編曲版での全曲は初録音となるバッハの無伴奏チェロ組曲(5月31日)。バッハはこのほか、サヴァール指揮のマルコ受難曲(20日)、トリオ・ツィンマーマンによるゴルトベルク変奏曲の弦楽三重奏版(21日)、俊英アラールの「鍵盤のための作品全集 Vol.2」(18・20・21日)など、ひとひねりした名演が次々登場。2月28日に89歳で亡くなったプレヴィン。70年代のロンドン交響楽団とのチャイコフスキー管弦楽曲集のSACD(12日)。夏の松本での活躍も楽しみなファビオ・ルイージ。新譜はニールセンの交響曲第5番とブルックナーの「ロマンティック」(14日)。

5月27日:ヨーロッパで活躍するチェンバロ奏者の北谷直樹がバロック・ヴァイオリンの杉田せつ子の協力を得て、現代スロヴェニアの作曲家ミルコ・ラザールの新作を取りあげた「ミルコ・ラザール作品集」。ベテラン、堤剛と小林研一郎指揮日本フィルによるシューマンのチェロ協奏曲。河村尚子が満を持して挑むベートーヴェンのピアノ・ソナタ集。ミュンヘン国際コンクールで優勝した葵トリオによる、シューベルトのピアノ三重奏曲第2番など。
5月28日:ティチアーティ指揮ベルリン・ドイツ響のブルックナーの交響曲第6番。近年の潮流となっているマーラーの交響曲の室内オーケストラ版、ストゥールゴールズとラップランド室内管による第10番が登場。第1集が好評だったカザルス四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集から、第2集は「Revelations」3枚組。
5月29日:ミュンシュとフランス国立放送管弦楽団による「1966年東京ライヴ」。ルホットカやバラノヴィチなどによる、20世紀前半のユーゴスラヴィア作品をメインとする2枚組「ユーゴスラヴィアの春」。
5月30日:キャロリン・サンプソン(ソプラノ)がオフェーリアやミニヨンなど、狂気にとらわれた女たちの歌を歌う「狂気のなかの正気」。再評価が進む19世紀ポーランドの歌劇作曲家モニューシュコの「ハルカ」を、ビオンディ指揮エウローパ・ガランテによるピリオド楽器演奏で。デブス指揮フランクフルト歌劇場によるヤナーチェクの歌劇「利口な女狐の物語」全曲。
5月31日:レイチェル・ポッジャーがヴァイオリン用に自ら編曲した、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲。ワシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルによるエニグマ変奏曲など、エルガー作品集。イヴァン・フィッシャー指揮ブダペスト祝祭管のマーラーの交響曲第7番。

6月3日:羽田健太郎の「交響曲 宇宙戦艦ヤマト」の大友直人指揮東京交響楽団による新録音。ピアノの福間洸太朗の新作は、ドビュッシー、フォーレにシャンソンのワイセンベルクによる編曲などフランス作品を集めた「France Romance」。
6月4日:クリストフ・ルセ率いるレ・タラン・リリクのF.クープラン作品の新譜を2点。「王宮のコンセール」と大作「諸国の人々」。メンバーが交代するアルテミス四重奏団がピアノのレオンスカヤと共演したショスタコーヴィチ作品集。その創立メンバーだったチェロのルンゲがゲスト参加するクレモナ四重奏団によるシューベルトの弦楽五重奏曲ほか。
6月5日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。グリュミオーがロザンタール指揮コンセール・ラムルーと共演したラロのスペイン交響曲ほか、アンチェル指揮チェコ・フィルのストラヴィンスキーやバルトークなどを、SACDの最新リマスタリングの音で。
6月6日:ヨハン・シュトラウスの「ヴェネツィアの一夜のコルンゴルト編曲版を、ブルケルト指揮グラーツ歌劇場の上演で。ボノリス指揮レアーテ音楽祭によるニーノ・ロータの「神経症患者の夜」と「2人の内気な男」。
6月7日:シュタイネッカー指揮ムジカ・セクロルムが、20世紀初頭のオーストリアの保養地での演奏を再現する「メラーンのクア・コンサート」。ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデンがサントリーホールでライヴ録音したシューマンの交響曲全集。ゲルシュタインとオラモ指揮ボストン響によるブゾーニのピアノ協奏曲。

6月10日:ジャン・チャクムルや牛田智大など、入賞者の演奏を集めた「第10回 浜松国際ピアノコンクール 2018」2枚組。川瀬賢太郎指揮神奈川フィルによる「英雄の生涯」と「シェエラザード」。ジャン・チャクムルの優勝記念録音。
6月11日:チェロのソル・ガベッタがシャマユやアントニーニ指揮バーゼル室内管と共演したシューマン作品集。アントニーニ指揮バーゼル室内管によるハイドン交響曲集「HAYDN 2032 Vol.7 - 劇場監督たち」。チェンバロのフリッシュによる.バッハの平均律クラヴィーア曲集第2巻。
6月12日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。新規マスタリングのSACDの音で、今年亡くなったプレヴィンロンドン響を指揮したチャイコフスキー作品集と、クレンペラー指揮の「ドン・ジョヴァンニ」全曲。
6月13日:ポール・マクリーシュが20世紀イギリスの戴冠式を再現した「イギリスの戴冠 1902~1953」。ペンデレツキ指揮ポーランド国立放響によるグレツキの「悲歌のシンフォニー」。バリトンのゲルハーヘルの「シューマン歌曲全集1 『問い』」。
6月14日:王子ホールでの公演シリーズも好評のポール・ルイスによるウェーバーとシューベルトのピアノ・ソナタ集。ルイージ指揮おディスクを2枚。デンマーク国立響とのニールセンの交響曲第5番と、フィルハーモニア・チューリヒとのブルックナーの「ロマンティック」。プレヴィン指揮ロンドン響による「惑星」。

6月17日:ピアノ界の重鎮山根弥生子の「20世紀音楽を弾く」。飯森範親指揮日本センチュリー響の「ハイドン:交響曲集 Vol.7」。飯守泰次郎指揮仙台フィルの「新世界より」。
6月18日:フランスの俊英鍵盤楽器奏者、バンジャマン・アラールがオルガンやチェンバロなどを使いわけて録音中の「バッハ:鍵盤のための作品全集」。作曲年代順というのが斬新な企画。第2集は「北へ」3枚組。ピリオド楽器のアニマ・エテルナ・ブリュッヘによるシューベルトの八重奏曲。エンリコ・オノフリの指揮とヴァイオリンによる新譜を2枚。アンダルシアの作品集と、作曲当時の弦の張りかたによるバルトークの「44の二重奏曲」。
6月19日:1966年のアメリカ・ライヴで、セル指揮クリーヴランド管によるドヴォルジャークとシベリウス、クーベリック指揮シカゴ響によるブルックナーの交響曲第8番。フィストゥラーリ指揮パリ音楽院管による「眠りの森の美女」。
6月20日:没後150年のベルリオーズのオラトリオ「キリストの幼時」を、アンドルー・デイヴィス指揮メルボルン響の演奏で。サヴァールとコンセール・デ・ナシオンによる、バッハの失われたマルコ受難曲の再構築版。
6月21日:強力メンバーのトリオ・ツィンマーマンによるゴルトベルク変奏曲の弦楽三重奏版。ピリスがハイティンク指揮ロンドン響と2013年に演奏した、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番。ワシリー・ペトレンコ指揮オスロ・フィルによるR.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」と「英雄の生涯」。

【特別篇 ~上半期話題盤】
 第5週は今年前半に放送したディスクから、特に話題となった盤を集めてお送りします。
6月24日:2008年にトッパンホールで録音された「トッパンホール・トライアングル」の音源から、岡田博美のゴルトベルク変奏曲。小澤征爾のディスク2枚と、ノット指揮東響のラフマニノフの交響曲第2番。
6月25日:マンドリンのマルティノーの協奏曲集。イザベル・ファウストとベルリン古楽アカデミーのバッハの協奏曲集。ロト指揮レ・シエクルのベルリオーズとドビュッシー。
6月26日:ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンのR.シュトラウス。フルトヴェングラーとベルリン・フィルの戦時録音集。カラヤン指揮ベルリン・フィルの1957年来日公演。リパッティとラフマニノフのピアノ。
6月27日:ロト指揮のマーラーの3番。ムーティとシカゴ響のイタリア・オペラ傑作集。平行弦ピアノによる、ドビュッシー(コンスタン編曲)の「ペレアスの印象」とリスト作品集。
6月28日:内田光子とラトル指揮ベルリン・フィルのベートーヴェンのピアノ協奏曲集。ネルソンス指揮ボストン響の「レニングラード」。イブラギモヴァ(ヴァイオリン)とティベルギアン(ピアノ)によるイザイ、フランクなど。

THE CLASSIC オンエア曲リスト


山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

<5月放送分のおススメ>
 卓越した企画力で常に瞠目させられるイザベル・ファウストの新譜は、ベルリン古楽アカデミーとのバッハのヴァイオリン協奏曲集。楽器を変えてもオリジナルと同じように楽しい大バッハならではの特性を活かした、趣向に満ちた2枚組(4月30日)。長く雌伏の時を送り、70歳近くなって花開いたイギリスのワーグナー指揮者、レジナルド・グッドオール。80歳で長年の夢をかなえた名盤「トリスタンとイゾルデ」が、久々の復活(2日)。没後150年の記念年にあわせて、面白いディスクが登場しそうなベルリオーズ。今月は「ファウストの劫罰」を、ラトル指揮ロンドン交響楽団の生彩に富んだ演奏で(24日)。

4月29日:ノット指揮東京交響楽団の新作は、澄んだ名演で大きな話題となった、サントリーホールでのラフマニノフの交響曲第2番のライヴ盤。テレビ・アニメ「ピアノの森」の主人公一ノ瀬海の演奏を集めた2枚組。実際の演奏者は俊英ピアニストなのだとか。
4月30日:ヴァイオリンのイザベル・ファウストの新作は、ベルリン古楽アカデミーと共演したバッハのヴァイオリン協奏曲集。カンタータのシンフォニアや編曲版など、凝った選曲による2枚組。ニューヨーク・フィルの音楽監督、ヴァン・ズヴェーデン指揮の「春の祭典」と「海」。3月に読響での9年間の充実した活動にピリオドを打ったカンブルランによる、昨年ライヴのマーラーの交響曲第9番。
5月1日:第1水曜日は「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。ステレオ初期にリヒテルがグラモフォンに録音した協奏曲集3枚組から2枚。クナッパーツブッシュとウィーン・フィルの伴奏でフラグスタート、ニルソン、ロンドンが歌うワーグナー作品集をSACDの音で。
5月2日:イギリスの偉大なワーグナー指揮者、グッドオールがウェールズでセッション録音した「トリスタンとイゾルデ」全曲。
5月3日:ラ・フォル・ジュルネに来日予定のアコーディオン奏者、フェリシアン・ブリュが弦楽五重奏と共演した「ル・パリ・デ・ブルッテル」。来日公演も好評だったドゥダメル指揮ロサンジェルス・フィルが「スター・ウォーズ」などの映画音楽をパワフルに奏でる2枚組「ジョン・ウィリアムズ・セレブレーション」。

5月6日:吉野直子自らのレーベルからのリサイタル盤第4集は、武満、サティなどの作品集。フランスとドイツで学んだ島田彩乃によるブラームスのピアノ作品集。カントロフと上田晴子のデュオによる「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 vol.3」。
5月7日:ベルリン・フィルの首席クラリネット、アンドレアス・オッテンザマーがウェーバーやメンデルスゾーンの作品をユジャ・ワンやヤンソンス指揮ベルリン・フィルとの共演で演奏した「ブルー・アワー」。ゴーティエ・カピュソンとハイティンク指揮ヨーロッパ室内管によるシューマンのチェロ協奏曲。チョン・ミョンフン指揮ソウル・フィルによるサン=サーンスの「オルガン付」。
5月8日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。クレンペラー指揮フィルハーモニア管によるモーツァルトの交響曲集を、最新マスタリングのSACDの音で。
5月9日:オフェリー・ガイヤールとプルチネッラによる、チェロ協奏曲やスターバト・マーテルなどボッケリーニ作品集2枚組。コルンゴルトの耽美的歌劇「ヘリアーネの奇跡」を、ボロン指揮フライブルク歌劇場のライヴで。
5月10日:父を継いでウィーン・フィルの首席クラリネットをつとめるダニエル・オッテンザマーの「バラ色の人生~フランス・クラリネット音模様」。クリスティアン・ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデンによるヴェルディのレクイエム。ラン・ランが愛奏曲を集めた2枚組「ピアノ・ブック  デラックス・エディション」。

5月13日:テレビ・アニメ「ピアノの森」から、主人公の友人雨宮修平の演奏を、髙木竜馬ほかのピアノで。鈴木雅明が久しぶりにチェンバロ独奏で録音したバッハのイギリス組曲全曲。
5月14日:サラステ指揮ケルンWDR響による充実感のあるベートーヴェンの交響曲全集から2枚。テノールのボストリッジがモルロー指揮シアトル響と録音したベルリオーズ、ラヴェル、ドビュッシーの歌曲集。
5月15日:初CD化となるヴォルフ指揮パリ音楽院管のチャイコフスキーの交響曲第4番。オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団の「1967年東京ライヴ」。リパッティのブザンソン告別リサイタルの放送局所有の新音源によるCD。
5月16日:メジューエワがエラールのピアノをひくドビュッシー作品集、「びわ湖ホール・リサイタル2018」。カンブルラン指揮読売日本交響楽団によるメシアンの歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」を、シングルレイヤーのSACDの音で。
5月17日:ベザイデンホウトがフォルテピアノでひくハイドンのソナタ集。イブラギモヴァとティベルギアンのデュオでイザイの「悲劇的な詩」、フランクのヴァイオリン・ソナタなど。サラステ指揮ケルンWDR響によるベートーヴェンの交響曲全集から3枚。

5月20日:「ピアノの森」から主人公のライヴァル、パン・ウェイの演奏をニュウニュウのピアノで。小泉和裕指揮九州交響楽団ほかによるマーラーの「千人の交響曲」。
5月21日:ベネズエラの指揮者でフルトヴェングラーを信奉するチバスがベネズエラ響を指揮したブルックナーの交響曲集。フランスの俊英ギタリスト、ロスフェルダーが弦楽四重奏やソプラノと共演した「CARNETS DE VOYAGE ~旅のアルバム」。
5月22日:セルとクリーヴランド管のライヴで、ゼルキン独奏のブラームスのピアノ協奏曲第1番とマーラーの交響曲第4番。カラヤンが1963年にウィーンで録音したビゼーの「カルメン」を、シングルレイヤーSACDの音で。
5月23日:カラビツ指揮のワイマール国民劇場によるリストの未完の歌劇「サルダナパール」。マリオッティ指揮トリノ・レッジョ劇場によるヴェルディの歌劇「第1回十字軍のロンバルディア人」。シュプレンガー指揮ボン・ベートーヴェン管弦楽団によるピアソラのオペリータ「ブエノスアイレスのマリア」。
5月24日:フランス期待の若手チェリスト、モローがメルラン指揮オーケストラ・レ・フォース・マジュールと録音した、オッフェンバックとグルダのチェロ協奏曲。ラトル指揮ロンドン響による、没後150年のベルリオーズの劇的物語「ファウストの劫罰」。ネーメ・ヤルヴィ指揮エストニア国立響による「フランスのバレエ音楽集」。

THE CLASSIC オンエア曲リスト




山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。

<4月放送分のおススメ>
 ドビュッシーの傑作歌劇をコンスタンがピアノ連弾伴奏版に編曲・短縮した「ペレアスの印象」は、平行弦ピアノ独特の透明で拡がりのある音色と人声のバランスが美しく、新たな音世界をひらくもの(4日)。2017年のラ・フォル・ジュルネで来日、大評判となったマンドリン奏者のジュリアン・マルティノー。待望の新作はアレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノとの共演で、この楽器の魅力を再認識させる協奏曲集「Come una volta」(16日)。ロトとケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のマーラーの交響曲第3番は、優美で叙情的な響きでこの作品の新たな魅力を教えてくれる快演(26日)。(山崎浩太郎)

4月1日:フランスで学んだ若手ピアニスト、酒井有彩が飯森範親&日本センチュリー響と共演したラヴェルのピアノ協奏曲ほか。朝比奈隆が大阪フィルと1977年にビクターに録音した「ベートーヴェン:交響曲全集、ミサ曲集」から、第1~第5番。シングルレイヤーSACDによる長時間収録。
4月2日:パーヴォ・ヤルヴィがhr交響と録音した交響曲「画家マティス」など、お気に入りのヒンデミット作品集。意欲的な指揮ぶりが話題のロウヴァリ指揮エーテボリ響によるシベリウスの交響曲第1番と「エン・サガ」。ヴァイオリンのロレンツォ・ガットがジュリアン・リベールの平行弦ピアノと共演したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集。平行弦ピアノ誕生のきっかけを作ったバレンボイムの「ON MY NEW PIANO」。
4月3日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。チェンバロのコープマンの初期録音を集めた「コープマン・ソロ・レコーディングス・オン・フィリップス」から2枚。最新リマスタリングのシングルレイヤーSACDで朝比奈隆の「ベートーヴェン:交響曲全集、ミサ曲集」から、第6~第9番。8種ある全集の2つめにあたるもの。
4月4日:スピネットとミヒールスが平行弦ピアノを用いて録音したドビュッシーの牧神の午後への前奏曲、コンスタンによる「ペレアスとメリザンド」の縮小版など。豊麗なサウドで後期ロマン派の系譜を受け継いだガルの歌劇「夜の歌」。
4月5日:イギリスのエリアス弦楽四重奏団がウィグモア・ホールでライヴ録音した「ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集から第5集。ジョルダン指揮ウィーン響によるベートーヴェンの交響曲第2番と第7番。没後150年のベルリオーズの「ロメオとジュリエット」をティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ響のSACDの音で。ファンベッケフォールトが平行弦ピアノの澄んだ音で聴かせるリスト作品集。

4月8日:俊英反田恭平がスラドコフスキー指揮ロシア・ナショナル管と録音した、お得意のラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。パーヴォ・ヤルヴィ指揮N響によるマーラーの交響曲第6番「悲劇的」。
4月9日:指揮者として絶好調のマンゼ。新作はハノーファー北ドイツ放送フィルとのモーツァルトの交響曲第40番&「ジュピター」。1987年生れの新鋭ヨエル・ガムゾウが自ら補完・指揮したマーラーの交響曲第10番。
4月10日:「タワーレコード・オリジナル企画盤」特集。ベームとウィーン・フィルの「新世界より」。フリッチャイ指揮ベルリン・フィルによるベートーヴェンの交響曲第5番と第7番。朝比奈隆指揮大阪フィルによるベートーヴェンのミサ曲などを、最新リマスタリングのSACDの音で。
4月11日:日本でも人気の高い若手ソプラノ、アンナ・ルチア・リヒターのシューベルト歌曲集。1955年に英デッカがベオグラードでステレオ録音したロシア・オペラのシリーズから、バラノヴィチ指揮のリムスキー=コルサコフの「雪娘」。
4月12日:エッセールとジュードがプレイエル製対面ピアノを用い、自ら編曲・演奏した幻想交響曲。好調のネルソンス&ボストン響によるショスタコーヴィチ・シリーズから、交響曲第6番と「レニングラード」ほか。演奏機会の増えてきたルトスワフスキの交響曲から第1番と第4番を、リントゥ指揮フィンランド放響の演奏で。

4月15日:ベテラン、藤井一興のピアノで「クープランからクープランの墓へ~愛奏曲集」。上岡敏之指揮新日本フィルの新譜、ブルックナーの交響曲第9番のSACD。
4月16日:ラ・フォル・ジュルネで2年前に来日して話題となったマンドリン奏者、ジュリアン・マルティノーがアレッサンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノと共演したヴィヴァルディやカラーチェのマンドリン協奏曲集。フルシャ指揮バンベルク響によるブラームスとドヴォルジャークの交響曲シリーズ第1弾、前者の第4番と後者の「新世界より」。ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)が東西の民族楽器と共演したアルバム「遊牧の民」。
4月17日:バーンスタインがイスラエル・フィルと共演した「未発表録音集 1957-1974」5枚組。マーラーの交響曲第3番、シューマンの交響曲第2番、自作の交響曲第3番「カディッシュ」の世界初演ライヴなど。
4月18日:東京・春・音楽祭でもおなじみのメゾソプラノ、エリーザベト・クールマンの歌曲アルバム。シャイー指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団と合唱団による、ヴェルディなど13人の作曲家共作の「ロッシーニのためのミサ曲」。デッカのベオグラード・シリーズから、ダノン指揮のグリンカの歌劇「イワン・スサーニン(皇帝に捧げた命)」。
4月19日:俊英ピアニスト、リシエツキがオルフェウス室内管弦楽団と共演したメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集ほか。ノセダ指揮のSACDを2枚。ロンドン響とのチャイコフスキーの交響曲第4番と「展覧会の絵」、トリノ王立歌劇場管とのマーラーの交響曲第9番。ヴァイオリンのフシュヌレを中心とするフランスの若手による、ブラームスのクラリネットを交えた室内楽作品集。

4月22日:飯森範親指揮日本センチュリー響によるハイドンの交響曲シリーズから第6集。広上淳一指揮広島交響楽団によるベートーヴェンの交響曲第9番。
4月23日:アファナシエフが未録音曲を中心に一気に録音したSACD6枚組「テスタメント/私の愛する音楽~ハイドンからプロコフィエフへ~」から、ハイドン、ベートーヴェン、シューベルトの3枚。エベーヌ四重奏団のヴィオラから指揮者に転じたヘルツォークがアンサンブル・アッパッショナートと録音した「モーツァルト:最後の3つの交響曲集」。
4月24日:アファナシエフのシューマンに続いて、その師のギレリスがセル指揮クリーヴランド管と1966年に演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番のライヴ。シャーンドル・ヴェーグの1948~57年の放送録音をあつめた「THE CHAMBER MUSICIAN」2枚組。
4月25日:アファナシエフの6枚組からフランス作品とプロコフィエフの2枚。アーノンクールがザルツブルク音楽祭で演奏したハイドンの珍しいオラトリオ「トビアの帰還」。
4月26日:リュビモフとパシチェンコの師弟コンビによるフォルテピアノで、「デュセック:2台のピアノのための協奏曲と室内楽曲集」。ロト指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるマーラー・シリーズから、交響曲第3番。ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデンによるメタモルフォーゼンなど、R.シュトラウスの初期と晩年の作品集。

THE CLASSIC オンエア曲リスト

山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。