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★2022年12月末終了(月~金)18:00~24:00
再放送=(翌週月~金)5:00~11:00
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一週30時間、月間約100枚!!演奏史譚の山崎浩太郎がおすすめするクラシック新譜をご紹介。月曜は日本人演奏家、水曜はヒストリカル録音、木曜は歌もの中心にお送りします。また、毎月第1&2水曜は「タワーレコード・オリジナル企画盤」と題して、レコード会社各社の埋もれた名盤をタワーレコードがオリジナル企画盤として復刻したディスクを紹介します。



<10月放送分のおススメ>

 先月からの「ウィーン国立歌劇場創立150年記念BOX」は、オペラ9本を収めた豪華版。ウェルザー=メストの「トリスタンとイゾルデ」、ネルソンスの「エフゲニー・オネーギン」など(3、10、17、24日)。チェロのウィスペルウェイとピアノのジャコメッティの「シューベルト&ブラームス:デュオ作品全集」の完結編は、ヴァイオリン・ソナタも原調でひく。F.A.E.ソナタのスケルツォでのしめくくりもお見事(11日)。久々の来日公演も大好評だったイタリアのチェロ奏者&作曲家のソッリマ。「クランデスティン・ナイト・イン・ローマ」は、ハイドンのチェロ協奏曲や自作で聴衆を熱狂させるライヴ(15日)。


9月30日:ウィーンのトーンキュンストラー管のシェフとして、順調なリリースを続ける佐渡裕。新譜はRIAS室内合唱団などと共演したハイドンの大作「天地創造」。

10月1日:ミヒャエル・ザンデルリンクとドレスデン・フィルによるアルバム「運命&革命」は、ベートーヴェンとショスタコーヴィチによる2つの交響曲第5番。ウィーン・フィルの若手メンバーが結成したウィーン・ニコライ弦楽四重奏団は、輝かしい伝統を引き継ぐ団体。かれらによるベートーヴェンの「ラズモフスキー」3曲。

10月2日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。名手ゲルト・ザイフェルトがカラヤン指揮 ベルリン・フィルとサンモリッツで録音したモーツァルトのホルン協奏曲集と、セル指揮クリーヴランド管によるワーグナーの管弦楽曲集2枚組をSACDの音で。新規マスタリングによるフィストゥラーリ指揮オランダ放送フィルの「白鳥の湖」全曲。

10月3日:タワーレコード・オリジナル企画盤のSACDによるシッパーズ指揮、コレッリが歌う「イル・トロヴァトーレ」全曲。22枚組「ウィーン国立歌劇場創立150年記念BOX」から、ウェルザー=メスト指揮の「トリスタンとイゾルデ」全曲。

10月4日:チェンバロのエスファハニによる.バッハのトッカータ集。オーボエのアルブレヒト・マイヤーのアルバム「楽園への憧れ」。来日公演も好評だった大野和士指揮バルセロナ響によるマーラーの交響曲第5番と、ショスタコーヴィチの交響曲第10番。


10月7日:セントラル愛知響の常任指揮者に就任した角田鋼亮による、ラフマニノフの交響曲第2番。前橋汀子が満を持して再録音した、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲。

10月8日:イーヴォ・ポゴレリチ久々の録音は、ベートーヴェンとラフマニノフのピアノ・ソナタ集。ピンク・フロイドの元メンバー、ロジャー・ウォーターズの語りによるストラヴィンスキーの「兵士の物語」。

10月9日:タワーレコード・オリジナル企画盤特集。アルゲリッチとロストロポーヴィチ指揮ワシントン・ナショナル響によるシューマンとショパンのピアノ協奏曲、セルとクリーヴランド管によるモーツァルトの交響曲集をSACDの音で。

10月10日:「ウィーン国立歌劇場創立150年記念BOX」から、ネルソンス指揮、ネトレプコとホロストフスキーが歌う「エフゲニ・オネーギン」。新規マスタリングのSACDによるレヴァイン指揮、スコットとクラウスが歌う「ラ・ボエーム」。

10月11日:ジョルダン指揮ウィーン響による、没後150年のベルリオーズの幻想交響曲と「レリオ」。ヴァイオリンのムターとジョン・ウィリアムズ指揮によるアルバム「アクロス・ザ・スターズ」。ウィスペルウェイ(チェロ)とジャコメッティ(ピアノ)によるシューベルト&ブラームスのデュオ作品全集の完結編。


10月14日:タワーレコードのオリジナル企画盤から、朝比奈隆指揮大阪フィルのシングルレイヤーSACD2枚組の1枚目、マーラーの「千人の交響曲」やシベリウスの交響曲第2番など、3時間20分を一気に。

10月15日:バロック・ヴァイオリンの名手ティボー・ノアリとレ・ザクサンによる「バッハと仲間たち」。トロンボーンのバウスフィールドによるラフマニノフ作品集。久々の来日公演が大好評だったチェロのソッリマによるライヴ盤「クランデスティン・ナイト・イン・ローマ」。

10月16日:ギターのディアス、ピアノのリヒテルが若きムーティ指揮のフィレンツェ五月祭管と演奏する協奏曲集。カラヤン指揮ウィーン・フィルのシングルレイヤーSACDによる、デッカ録音のハイドン、ベートーヴェン、ブラームスの交響曲集。

10月17日:「ウィーン国立歌劇場創立150年記念BOX」から、ティーレマン指揮の「ナクソス島のアリアドネ」と、ロペス=コボス指揮によるヴェルディの「仮面舞踏会」。

10月18日:絶好調のイブラギモヴァとティベルギアンのデュオによるブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集。サロネン指揮ウィーン・フィルの2018年ザルツブルクでのライヴで、バルトークの「中国の不思議な役人」。パーヴォ・ヤルヴィ指揮N響によるワーグナーの「ニーベルングの指環」管弦楽曲集。


10月21日:タワーレコードのオリジナル企画盤から、朝比奈隆指揮大阪フィルのシングルレイヤーSACD2枚組の2枚目、ショスタコーヴィチの交響曲やフルトヴェングラーの交響曲第2番など。

10月22日:ビシュコフ指揮チェコ・フィルの7枚組「ザ・チャイコフスキー・プロジェクト」から、4曲の交響曲など。

10月23日:カラヤン指揮ウィーン・フィルのシングルレイヤーSACDによる、デッカ録音のグリーグ、アダン、チャイコフスキーの三大バレエ抜粹など。

10月24日:ジュゼップ・ポンス指揮BBC響ほかによるグラナドスの歌劇「ゴイェスカス」全曲。「ウィーン国立歌劇場創立150年記念BOX」から、歴代の名歌手によるアリア集2枚組。ボストリッジが作曲家アデスと共演して再録音した「冬の旅」。

10月25日:メジューエワが再録音したベートーヴェンの「ワルトシュタイン」と「熱情」ソナタほか。ビシュコフ指揮チェコ・フィルの7枚組「ザ・チャイコフスキー・プロジェクト」から2曲の交響曲と、ゲルシュタイン独奏によるピアノ協奏曲集。


THE CLASSIC オンエア曲リスト



山崎浩太郎

出演:山崎浩太郎

1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿。著書に『クラシック・ヒストリカル108』『演奏史譚 1954/55 クラシック音楽の黄金の日日』(以上アルファベータ)、訳書にジョン・カルショー『ニーベルングの指環』『レコードはまっすぐに』(以上学習研究社)などがある。