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ステレオ時代presents あの頃をプレイバック!温故知新オーディオ歴史館


隔週火曜10:00~11:00
再放送=火曜21:00~22:00
ステレオ時代presents あの頃をプレイバック!温故知新オーディオ歴史館
合研ラボ・合田健介氏(左)牧野茂雄(右)
ステレオ時代presents あの頃をプレイバック!温故知新オーディオ歴史館
ステレオ時代presents あの頃をプレイバック!温故知新オーディオ歴史館
ステレオ時代

 オーディオ・ブーム―あの頃の“Fun(楽しさ)&Fan(熱狂)”を!
 このいわば「ステレオ時代」に、驚きとともに登場したモノやブーム、そしてそれを創ったヒト(メーカー)をフィーチャーし、世界でも独自の発展を遂げた日本のオーディオ史をファン目線で楽しく追っていきます。スタジオには懐かしい機器や幻のメディアも登場、当時の音を聴けば昔オーディオ少年だったあなたも、きっとあの頃のワクワクを取り戻すはず!この番組は雑誌『ステレオ時代』とのコラボレーションでお届けします。



10月22日/合研ラボのフォノイコを聴く・前編

 合田健介氏主宰の合研ラボはフォノイコライザーの製造販売を行うガレージメーカーだ。ことし7月で設立10年を迎えた。富士写真フィルムに技術者として勤務されていた合田氏の専門は化学。電気回路は独学であり、さまざまなオーディオアンプを手作りしてきた経験から合研ラボを開設した。フォノイコラーザーの出荷合計は2,700台にのぼり、ほぼ毎日1台を手作りで仕上げている。スタジオに合田氏をお招きし、合研ラボの現行製品を聴き込んだ。カートリッジは古いビクターの4チャンネル用4MD-1X、定番のデンオンDL-103、工房ルミエールのモノ機などを使う。[再放送=29日]


11月5日/合研ラボのフォノイコを聴く・後編

 後編のスタートは、合研ラボ初のプリメインアンプを鳴らした。フォノイコはもちろん合研ラボ。最大8Wの小さなアンプだが、密閉型低能率のハーベスHL-P3をきちんとドライブした。MC対応フォノイコに工房ルミエールの新型モノMCを組み合わせてモノラル版をかけたときのグルーヴ感が心地よい。果たしてマイクを通したオンエアでこれが伝わるか……。それと、合研ラボ初期製品のNF型フォノイコだ。オペアンプではなくトランジスターのディスクリートで組んだNF型はじつにキレがいい。オーディオテクニカの廉価版VM型が活き活きと鳴った。[再放送=12日]


11月19日/テクニクスSL-1200MkVIIの実力は?

 テクニクスがことし発売したSL-1200MkVIIを未開封のままスタジオに持ち込んで組み立て「生まれたて」の音を出す。ついでにスタジオ備品のSL-1200 MkIVと聴き比べ。世代は変わってもテクニクス的な端正な音は変わらない。もう一台、ことし販売終了したTEACの TN-100。実売1万2000円ほどの廉価版でフォノイコライザー内臓というお手軽仕様ながら、出て来た音は侮れない。あのころ流行った機材の中古を「安さ」で買うか、それとも保証付きの新品を買うか……SL-1200にこういう選択肢が出て来たことを喜びながら、古い曲を古いカートリッジでプレイバック。[再放送=26日]


10月22日の曲目 11月5日の曲目

※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。


牧野茂雄

出演:牧野茂雄

1958年、東京の下町生まれ。新聞記者、雑誌編集長を経てフリージャーナリストに。自動車分野を中心に活動するが、カメラ、オーディオ、飛行機、鉄道、船など機械モノ全般が大好き、オーディオ機器ではとくに「回転するもの」を愛し。テープレコーダーとアナログプレーヤーのファン。2012年暮れに創刊された『ステレオ時代』のメインライターとして、念願だったオーディオ雑誌の仕事に携わる。

生島昇

出演:生島昇

1970年代に田園コロシアムのライブアンダーザスカイでジャズに目覚め、FMエアチェックとナマロクに熱中。そのままオーディオの樹海に迷い込む。フリーペーパー「レコードがある暮らし」編集長。JazzTOKYO RECORDSレーベル元主宰。「季刊アナログ」(音元出版)、「月刊ステレオ」(音楽之友社)、「ステレオ時代」等で時々お手伝いしています。