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ターンテーブルの夜


(月~金)23:00~24:00
ターンテーブルの夜
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 時がめまぐるしく進む現代、慌ただしく生きる毎日。そんな日々だからこそ輝きを増すアナログの世界・・・・。長い時を隔てたアルバムの味わいを温かなヴォーカルと共に堪能してください。
 パーソナリティが日米を股にかけて集めたヴォーカル・コレクションの中から選曲、貴重なオリジナル盤も持ち込みます。

<9月27日~10月1日/女性ヴォーカル、時間を超えて聴き比べ㉒>
 9月27日から10月1日はジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。(10月4日~22日はアーカイブス放送となります。)
 今週も、三種類の演奏を聴き比べてお楽しみいただきます。初日の月曜日は、1931年、ガス・カーン作詞、マーティー・マルネック、ファド・リビングストン作曲の「アイム・スルー・ウィズ・ラブ」、火曜日は、1942年、オグデン・ナッシュ作詞、クルト・ヴァイル作曲の「スピーク・ロウ」。水曜日は、少し趣向を変えてシンガーソングライターを特集させていただきます。木曜日は1942年、コール・ポーター作詞・作曲の「イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト」。そして週末の金曜日は、1952年、エドワード・ヘイマン作詞、ヴィクター・ヤング作曲の「ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ」をお送りします。

9月27日/I’m Thru with Love
 ガス・カーンの作詞、マティ・マルネックとファド・リヴィングストンの作曲による1931年のポピュラー・ソングです。この曲が有名になったのは、みんな大好きマリリン・モンローの主演映画、1959年の「お熱いのがお好き」でマリリンがジャズシンガー「シュガー」役の歌ったからでしょうか。マリリンが演じる「シュガー」は、夢見がちで、キュートで、目が離せない雰囲気です。歌詞には、「愛してた、あなただけ、何もかも捧げたのに」「さよなら、過ぎし夏よ、恋はもう、おしまい」「凍てついたこの心を、融かす日は二度と来ない」「ほかのひとではダメだから、恋はもう、しない」なんて切ない思いが溢れています。
●(2009) Diana Krall ‎– All For You (A Dedication To The Nat King Cole Trio)
●(1959) Barney Kessel ‎– Some Like It Hot / Contemporary M 3565
●(1957) Carmen McRae ‎– After Glow / MCA MCA-3085

9月28日/Speak Low
 ドイツ人作曲家のクルト・ヴァイルは、1935年にアメリカに移住し、数多くのミュージカルやポピュラーソングを作曲しました。その中でも、本日おかけする「スピーク・ロウ」と「マック・ザ・ナイフ」は私たちにはお馴染みですね。「スピーク・ロウ」は、クルト・ヴァイルによって1943年のミュージカル「ヴィーナスの接吻」の歌として書かれ、1948年に映画化されました。歌詞は、「小さな声で私に愛をささやいて」「私待ってるから」「今すぐに」という甘く切ないラブソングです。
●(2009) Stefania Rava ‎– Send In The Clowns / 伊Dejavu djv 2000045
●(1959) Hank Mobley - Lee Morgan ‎– Peckin' Time / BLP 1574
●(1957) Chris Connor ‎– I Miss You So / Atlantic 8014

9月29日/シンガーソングライター特集
 最近の女性ヴォーカルは、大きく変わってきています。その特徴には、
1)ブルースやジャズだけでなく、ポップスやロック、フォークなど多くの音楽を融合したい
2)自分を表現するため自分自身で曲も歌詞も作り、より自分の個性を表現したい
3)編曲やプロデュースまで自分で作り上げ、時間や空間そのものを楽しんでもらいたい
などがあります。
●(2019) Lauren Desberg ‎– Out For Delivery
●(1967) Stan Getz ‎– Sweet Rain / Verve 23MJ 3027
●(2014) Anne Bisson ‎– Tales From The Treetops

9月30日/In the Still of the Night(夜の静けさ)
 コール・ポーター作詞・作曲による1937年のミュージカル映画「ロザリー」の主題歌です。この「イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト」は、コール・ポーターの曲の中でも秀逸な曲だと思いますが、エラの歌うこの曲が一番でしょうか。ジョー・スタッフォードやローズマリー・クルーニーなど多くのヴォーカルがカバーしています。素直なメロディーの曲に、「あなた」への想いが素直につづられています。歌詞には、「夜のしじまの中で」「ボクはキミを強く抱きしめる」「そう、キミをとても愛しているから」「約束するよ、キミを絶対に離しはしない」などと書かれています。
●(2008) Nicki Parrott ‎– Moon River / Venus TKJV-19194
●(1957) Art Pepper ‎– Meets The Rhythm Section / Contemporary C 3532
●(1955) Helen Merrill – Helen Merrill / EmArcy MG 36006

10月1日/ When I Fall in Love(恋に落ちた時)
 エドワード・ヘイマンの作詞、ヴィクター・ヤングの作曲で、1952年の映画「ワン・ミニッツ・トゥ・ゼロ」のために書かれました。その後、1957年の映画「イスタンブール」でも使われて、ナット・キング・コールが歌い、ヒットして有名になりました。歌詞には、「私が恋に落ちたらそれは永遠になります」「私は決して心を許すことはありません」「私が恋する瞬間は、あなたも同じように感じている時です」「あなたに恋をしたときです」などとなっています。純愛の歌ですね。
●(2017) Jessica Young ‎– When I Fall In Love /Venus Records VHJD-127
●(1961) The Miles Davis Quintet ‎– Steamin’ / Prestige PR 7580
●(1958) Pat Healy ‎– Just Before Dawn / World Pacific WPM-409

9月27日の曲目 28日の曲目 29日の曲目 30日の曲目 10月1日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。

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<8月30日~9月3日/現代女性ヴォーカルの源流を遡る㉑>
 8月30日から9月3日はジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。(9月6日~24日はアーカイブス放送となります。)
 今週も、三種類の演奏を聴き比べてお楽しみいただきます。初日の月曜日は、1936年、レオ・ロビン作詞、ラルフ・レインジャー作曲の「イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー」火曜日は、1937年、ネッド・ワシントン作詞、ホウギィ・カーマイケル作曲の「ザ・ニアネス・オブ・ユー」水曜日は、少し趣向を変えてシンガーソングライターを特集させていただきます。木曜日は、1942年、コール・ポーター作詞・作曲の「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」。そして週末の金曜日は、1944年、サミー・カーン作詞、ジュール・スタインの作曲の「アイ・ゲス・アイル・ハング・マイ・ティアーズ・アウト・トゥ・ドライ」をお送りします。

8月30日/If I Should Lose You
 レオ・ロビンが作詞し、ラルフ・レインジャーが作曲し、1936 年の映画「ロジータ(ランチョのバラ)」の挿入歌です。この曲は発表後すぐにはヒットにつながらなかったようで、インストルメントではチャーリー・パーカーが1950年に、ヴォーカルではキティー・ホワイトが1956年に録音して、その後スタンダードへの道を駆け上がっていきます。メロディーの美しさと共に、夢見るようなロマンティックな歌詞は、「あなたがいなくなったら」「星たちは空から落ちるでしょう」「木々の葉は萎み枯れるでしょう」「あなたがいてくれるなら」「雪降る季節にもバラの花は開き」「木枯しが吹くこともありません」と歌います。
●(2021) ELLE - Close Your Eyes /寺島レコード TYLP1095
●(1961) The Johnny Coles Quartet – The Warm Sound / Epic – ECPZ-10
●(1957) Doris Drew – Delightful Doris Drew / Mode LP # 126

8月31日/The Nearness Of You
 1937年に、ネッド・ワシントンの作詞、ホウギィ・カーマイケルの作曲で作られました 翌年1938年のパラマウント映画「ロマンス・イン・ザ・ダーク」で使われました。その後多くの歌手に歌い継がれてきましたが、ロマンティックな歌詞と洗練されたメロデイーが多くの人を引き付けているのではないでしょうか。その歌詞には、「淡い月のせいじゃないの 私をたかぶらせるのは」「それは私をぞくぞくとさせ、嬉しくもさせるの」「あぁ、どうしたらいいの あなたがそばにいるだけで」良いでしょう!心が洗われますね。
●(2020) Kandace Springs ‎– The Women Who Raised Me / Blue Note – B003159701
●(1961) Red Garland– The Nearness Of You / JAZZLAND JLP 62
●(1959) Mitzi Gaynor ‎– Mitzi / Verve POJJ-1538
 
9月1日/シンガーソングライター特集
 最近の女性ヴォーカルは、大きく変わってきています。その特徴には、
1)ブルースやジャズだけでなく、ポップスやロック、フォークなど多くの音楽を融合したい。
2)自分を表現するため自分自身で曲も歌詞も作り、より自分の個性を表現したい。
3)編曲やプロデュースまで自分で作り上げ、時間や空間そのものを楽しんでもらいたい。
などがあります。 
●(2012) Amy Antin – Just For The Record /ドイツMeyer Records – No. 179
●(1964) Hank Mobley – No Room For Squares / 東芝Blue Note BST 84149
●(2018) Lisa Ekdahl ‎– More Of The Good / ヨーロッパ・Sony Music – 19075878941

9月2日/You'd Be So Nice To Come Home To
 コール・ポーターの作詞・作曲で、ブロードウェイの舞台裏を描く1943年のコメディ-映画「サムシング・トゥ・シャウト・アバウト」のために書かれました。1943年というと第二次世界大戦真っ盛り、この歌詞の意味が当時の人たちに実感を持って受け入れられたと思います。戦争で離ればなれになった恋人や家族を想う気持ちをストレートに歌っています。人を愛するのに理由など要りません、貴方が居てくれるだけでいいと思うのは純粋な愛の気持ちです。歌詞には、「あなたが帰りを待っていてくれたらとても素敵」「暖炉の傍に貴方がいれば、とても嬉しい」「星の下で冬に凍て付こうと」「八月の月が燃え上がるような下でも」「貴方が居てくれればとても素敵、貴方は楽園のよう」と歌っています。
●(2008) Nicki Parrott ‎– Moon River / Venus TKJV-19194
●(1957) Art Pepper ‎– Meets The Rhythm Section / Contemporary C 3532
●(1955) Helen Merrill – Helen Merrill / EmArcy MG 36006

9月3日/ I Guess I'll Hang My Tears Out To Dry
 サミー・カーンの作詞、ジュール・スタインの作曲によるもので、1944年のミュージカル「グラッド・トゥー・シー・ユー」ために書かれました。この曲は、ミュージカルの翌年1945年にダイナ・ショアのレコードがヒットし、スタンダード・ナンバーになりました。失恋の涙を、自分が立ち直るためにも、友達に悟られないためにも、早く乾かさなくてはというトーチ・ソングです。歌詞のヴァースでは、「私が恋している人はとてもハンサムなの」「だから、頭痛の種になるのも当たり前でしょうけど」「夜のとばりが降りる頃になると」「自由の女神が感じている寂しさがよくわかるわ」と歌います。
●(1991) Carol Kidd – I'm Glad We Met / Linn Records – AKH017
●(1962) Dexter Gordon ‎– Go! / Blue Note BLP 4112
●(1956) Beverly Kenney – Come Swing With Me / Roost TOJJ-5916

8月30日の曲目 31日の曲目 9月1日の曲目 2日の曲目 3日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。

ターンテーブルの夜
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<7月26日~7月30日/現代女性ヴォーカルの源流を遡る⑳>
7月26日から7月30日はジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。(8月2日~27日はアーカイブス放送となります。)
今週も、三種類の演奏を聴き比べてお楽しみいただきます。月曜日は、1931年、ハーマン・ハプフェルドの作詞・作曲「As Time Goes By」。火曜日は、1934年、イップ・ハーバーグの作詞、アーサー・シュワルツの作曲「Then I‘ll Be Tired Of You」。水曜日は、少し趣向を変えてシンガーソングライターを特集させていただきます。木曜日は、1956年のレナード・フェザーの作詞、ベニー・ゴルソンの作曲「Whisper Not」。そして金曜日は、1967年、ジョージ・ダグラスの作詞、ジョージ・デヴィッド・ワイスの作曲「What A Wonderful World」をお送りします。

7月26日/ As Time Goes By
 1931年のミュージカル「エブリボディーズ・ウェルカム」のために書かれました。1942年の映画「カサブランカ」のなかで、イングリッド・バーグマンがピアニストのサムにハミングでお願いをし、サムことドゥーリー・ウィルソンが歌います。イングリッド・バーグマンの美しさも素敵ですが、「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」の美しいメロディーに痺れます。不変の愛を語る歌詞は、「そして恋人同士は求め合い」「愛している といつの時代も囁き合う」「だから信じることができるのさ」「この先どんな未来が待ち受けていようとも」「時が流れようとも」などと書かれています。
●(2017) Viktoria Tolstoy ‎– Meet Me At The Movies / ACT 9827-1
●(1986) Dexter Gordon ‎– The Other Side Of Round Midnight / Blue Note ‎– BT 85135
●(1986) Helen Merrill ‎– Music Makers / Owl OWL 044

7月27日/Then I‘ll Be Tired Of You
 1934年にイップ・ハーバーグの作詞、アーサー・シュワルツの作曲によるポピュラーソングです。1934年にフレディー・マーティンのオーケストラでエルマー・フレッドキャップが歌い、その後、ヴォーカルでは、ペギー・リーやエラ・フィツジェラルドなど多くのヴォ―カリストが歌っています。インストゥルメントではジョン・コルトレーンが演奏したものが有名ですネ。ありえないことを並べて愛の深さを歌う歌詞は「星がきらめくことに飽きたら」「私が夢見ることに飽きたら」「風が吹くことに飽きたら」「草が生い茂るのに飽きたら」「そしたらあなたに飽きるでしょう」と歌います。
●(1984) Carol Kidd ‎– Carol Kidd / Linn Records ‎– AKH 297
●(1960) Coleman Hawkins ‎– At Ease / Moodsville ‎– MVLP 7
●(1958) Ethel Ennis ‎– Have You Forgotten? / Capitol T-1078

7月28日/シンガーソングライター特集
 先月に引き続きスタンダードを演奏していないアルバムを3枚集めてみました。最近の女性ヴォーカルは、旧来型のヴォーカルと大きく変わってきています。その特徴の一つ目に、ブルースやジャズだけでなく、ポップスやロック、そのほか多くの音楽を聴いて育ってきている。二つ目は、スタンダードも好きだが、より自分を表現するため曲も歌詞も自身で作り、より自分の個性を表現したい。そして、三つ目が、歌の良し悪しだけでなく、編曲やプロデュースまで自分が作り上げて時間や空間そのものを楽しんでもらいたい。と言ったような特徴があります。
●(2015) Twin Danger ‎– Twin Danger / Decca ‎– BOO22500-01
●(1959) The Amazing Bud Powell ‎– The Scene Changes, Vol. 5 / Blue Note BLP 4009
●(2018) Mimi Terris ‎– Den Stora Skalan / Calibrated CALILP005

7月29日/Whisper Not
 1956年に発表されてすぐにジャズ・ミュージシャンらに受け入れられ、50代後半にはいくつかのインストゥルメンタルによるアルバムが録音されています。さらにその後、ジャズ評論家のレナード・フェザーが詩をつけてからは,すぐにボーカリスト達にも取り上げられるようになりました。レナード・フェザーによる詩は、一度破局してしまった恋人たちがよりを戻し永遠の愛を誓う、といった内容になっています。「私たちのハーモニーは失われてしまったけれど」「あなたは許してくれたし、私も忘れたわ」「昔のケンカのことを口にするのはやめて」「もうケンカはしないって、分かってるでしょ」
●(2012) Sally Night ‎– Love For Sale / Venus VHJD-67
●(1961) The Oscar Peterson Trio ‎– The Trio : Live From Chicago / Verve V-8420
●(1962) Anita O'Day & The Three Sounds / Verve V-8514

7月30日/What A Wonderful World
「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」は、プロデューサーのボブ・シールのペンネームですが、ジョージ・ダグラスとジョージ・デヴィッド・ワイスが作詞作曲した1967年のヒット曲です。当時の泥沼化したベトナム戦争への嘆きからこの歌詞が書かれました。そして、当時66才になっていた晩年のルイ・アームストロングが歌い、ヒットしました。歌詞は分り易い言葉で書かれています。日常の何気ない光景が改めて素晴らしいことと表現しています。「私には緑の木々が見える」「私には青い空が見える」「虹の色彩」「私は赤ちゃんたちの泣き声が聞こえる」こんな日常の何気ない光景が改めて素晴らしいことと表現しています。
●(2020) Kat Edmonson ‎– Dreamers Do / Spinnerette ‎– SR-2001
●(1989) George Adams ‎– Nightingale / Blue Note ‎– B1-91984
●(2012) Stacey Kent ‎– Breakfast On The Morning Tram / Pure Pleasure PPAN BST50161

7月26日の曲目 27日の曲目 28日の曲目 29日の曲目 30日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。