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ターンテーブルの夜


(月~金)23:00~24:00
ターンテーブルの夜
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ターンテーブルの夜

 時がめまぐるしく進む現代、慌ただしく生きる毎日。そんな日々だからこそ輝きを増すアナログの世界・・・・。長い時を隔てたアルバムの味わいを温かなヴォーカルと共に堪能してください。
 パーソナリティが日米を股にかけて集めたヴォーカル・コレクションの中から選曲、貴重なオリジナル盤も持ち込みます。

<3月29日~4月2日/現代女性ヴォーカルの源流を遡る⑯>
 3月29日から4月2日は、ジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。(4月5日~23日はアーカイブス放送となります。)
今週も、数々の名曲の中から5曲を厳選して、5日間に渡って、3種類の演奏
一つ目は、現代女性ヴォーカル
二つ目は、有名なインストゥルメント
三つ目は、オーソドックスな女性ヴォーカルや男性ヴォーカル
などをお楽しみいただきたいと思っています。
 初日の月曜日は、1937年ハワード・ディーツの作詞、アーサー・シュワルツ作曲「By Myself」。火曜日は、1937年アーヴィング・ミルズの作詞、デューク・エリントンとファン・ティゾール作曲の「Caravan」。水曜日は、1938年アイラ・ガーシュウィンの作詞、ジョージ・ガーシュウィン作曲の「Love Is Here To Stay」。木曜日は、1942年ジョニー・マーサー作詞、トランミー・ヤングとジミー・マンディ作曲の「Trav’lin’ Light」。そして週末の金曜日は、1961年のジョニー・マーサーの作詞、ミッシェル・ルグラン作曲の「Moon River」の5曲をお送りします。

3月29日/By Myself
 1937年のミュージカル・コメディー「悪魔の間」のために書かれました。ハワード・ディーツの作詞、アーサー・シュワルツの作曲です。皆さんご存知の「ユー・アンド・ザ・ナイト・アンド・ザ・ミュージック」や「アローン・トゥギャザー」を作ったコンビです。ミュージカルのなかではジャック・ブキャナンが歌っていますが、ミュージカル自体は短期間で閉幕しましたが、この「By Myself」がスタンダードとして残りました。その後、1953年の映画「ザ・バンド・ワゴン」ではフレッド・アステアが、1963年の映画「アイ・クッド・ゴー・オン・シンギング」ではジュディ・ガーランドが歌い、スタンダートとして定着しました。歌詞は、失恋した女性の再出発のようで
「一人で行く 恋愛はこれでおしまい」
「一人で行く 恋は踊りに過ぎない」
「未知なるものに立ち向かう 自分の世界を作る」
「わたしのことは誰にもわからない ひとりぼっち」
などと歌われています 健気な女性のイメージですね。
●(1993) Claire Martin ‎– Devil May Care / Linn AKH021
●(1958) Art Farmer ‎– Portrait Of Art Farmer / Contemporary C3554
●(1964) Julie London ‎– In Person At The Americana / Liberty LST 7375

3月30日/Caravan
 デューク・エリントン楽団でお馴染みのスタンダードです。作曲は、エリントン楽団のトロンボーン奏者ファン・ティゾールです この時代によくあることとして、リーダーのエリントンとの共作としてクレジットされています。作曲されて2年後の1937年にアーヴィング・ミルズによって歌詞がつけられました。キャラバンとは、もちろんアラビアなどの砂漠などでラクダなどの背中に商品を乗せた隊商のことですね エキゾチックなオリエンタリズム溢れるメロディーとキャラバン中に盛り上がる愛の予感を歌詞にしてロマンティックなムードの素敵な曲に仕上げています。歌詞の内容は、
「夜と天上には明るく輝く星たち」
「砂漠を横切ってゆっくりと進む間」
「私の愛の夢が、現実になろうとしている」
などとなっています。とてもエキゾチックでロマンティックなバラードです。
●(2020) Simone Kopmajer ‎– My Wonderland / Lucky Mojo LMR20-2
● (1985) Ben Webster ‎– At The Renaissance / Contemporary C-7646
● (1956) Nat 'King' Cole And His Trio ‎– After Midnight / Capitol W782

3月31日/ Love Is Here To Stay(愛は永遠に続く)
 ジョージ・ガーシュウィン最後の曲です。ジョージとアイラのガーシュウィン兄弟が、1938年の映画「ゴールドウィン・フォーリーズ」のために書いた曲で、映画の中ではケニー・ベイカーが歌いました。1938年の映画「ゴールドウィン・フォーリーズ」の仕事を依頼され、その仕事の途中、1937年の7月に、ジョージ・ガーシュウィンは脳腫瘍で倒れ、手術するものの、そのまま帰らぬ人となってしまいました まだ38歳という若さでした。アイラの歌詞はできあがっていましたが、ジョージの曲はまだ20小節までしかできていなかったそうです 映画の残りの音楽はヴァーノン・デュークが依頼され、ヴァーノン・デュークはピアニストのオスカー・デヴァントの助けを借りて、この曲を完成させたと言います。
歌詞の内容は、
「私達の愛は永遠だよ」
「やがてはロッキー山脈もこなごなになるかも」
「ジブラルタル海峡の岸壁も倒れちゃうかも」
「でも、私達の愛は永遠だよ」
などとなっています。甘く優しいメロディーが心にしみます。
●(2018) Tony Bennett & Diana Krall ‎– Love Is Here To Stay / Verve B0028705-01
●(1957) The Lester Young-Teddy Wilson Quartet ‎– Pres And Teddy / Verve MV 2507
●(1980) Rosemary Clooney ‎– Sings The Lyrics Of Ira Gershwin Concord CJ-112

4月1日/ Trav’lin’ Light
 ビリー・ホリディの名唱で有名ですね。ジョニー・マーサーの歌詞、トランミー・ヤングとジミー・マンディの作曲で1942年に発表されました。キャピトル・レコードのスタジオにトラミー・ヤングがガールフレンドのビリー・ホリデイを連れてきて、ヤングが書いた新しい曲にジョニー・マーサーがすぐに歌詞を付け、ビリーが歌い、録音したようです。この「Trav’lin’ Light」では、男と別れた女性が一人気ままな旅に出る様を描いています。
「私の彼が行ってしまったから」
「これからは、身軽に旅をしよう」
「彼がサヨナラを言って、私の思いまで持って行った」
「だから今日からは、身軽に旅をしよう」
とでも訳すのでしょうか。喪失感と開放感がない混ぜになったような、甘酸っぱい感傷的な歌詞ですね。
● (1994) Laird Jackson ‎– Quiet Flame / Venus TKJV-19040
● (1963) Ben Webster And Joe Zawinul ‎– Soulmates / Riverside RS 9476
● (1956) Peggy Connelly ‎– Peggy Connelly / Bethlehem BCP 53

4月2日/ Moon River
 1961年の映画「ティファニーで朝食を」の主題歌です。オードリー・ヘプバーンが窓辺で「Moon River」を歌うシーンが有名です。作詞はジョニー・マーサー、作曲はヘンリー・マンシーニで、 「ティファニーで朝食を」のオードリー・ヘプバーンのために書かれた曲だとされています。オードリー・ヘプバーンはあまり歌が得意な方ではありませんでしたが、1957年の映画「ファニー・フェース」の「ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン」と1961年の映画「ティファニーで朝食を」の「Moon River」は、オードリー・ヘプバーン自身の歌声が採用されています。有名な1964年の映画「マイ・フェア・レディ」では残念ながら吹き替えられていました。歌詞の内容は、
「放浪者となって、世界へと漕ぎ出すふたり」
「知らない世界がまだたくさんあるの」
「私たちは虹を追いかけて 曲ったところで待っている」
「大切な友達、ムーンリバーとわたし」
などとなっています。
●(2020) Melody Gardot ‎– Sunset In The Blue / Decca ‎– 2LP 0742562
●(1961) Grant Green ‎– Gooden's Corner / Music Matters MMGXF-3058
●(1963) Helen O‘Connell ‎– An Era Reborn With Helen O’connell / Cameo CEJC00079

3月29日の曲目 30日の曲目 31日の曲目 4月1日の曲目 2日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。

ターンテーブルの夜
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<3月1日~5日/現代女性ヴォーカルの源流を遡る⑮>
 3月1日から5日は、ジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。(3月8日~26日はアーカイブス放送となります。)
今週も、数々の名曲の中から5曲を厳選して、5日間に渡って、3種類の演奏
一つ目は、現代女性ヴォーカル
二つ目は、有名なインストゥルメント
三つ目は、オーソドックスな女性ヴォーカルや男性ヴォーカル
などをお楽しみいただきたいと思っています。
初日の月曜日は、1933年バーニス・ペトキアの作詞・作曲「クローズ・ユア・アイズ」、火曜日は、1944年マック・デビッドとジョーン・ホイットニーの作詞、アレックス・クレイマー作曲の「キャンディ」、水曜日は、1951年ユベール・ジロー作曲の「アンダー・パリ・スカイズ」、木曜日は、1957年ピアニストのマル・ウォルドロン作詞・作曲「ソウル・アイズ」、そして週末の金曜日は、1967年のバーグマン夫妻の作詞、ミッシェル・ルグラン作曲の「ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング」の5曲をお送りします。

3月1日/ Close Your Eyes
同名の曲が沢山ある♪クローズ・ユア・アイズですが、本日紹介する♪クローズ・ユア・アイズは、イリノイ州シカゴ生まれのソングライター、バーニス・ペトキアによって1933年に作詞・作曲にされました。もともとは、子守歌だったようですが、ヴァースが歌われなくなり、子守歌からラヴ・ソングのバラードへ変化したみたいです。歌詞の内容は、
「目を閉じて、」
「私の肩にもたれて、おやすみなさい」
「目を閉じて、」
「私もこの目を閉じるから」
などとなっています。子守歌でもバラードでも通じる素直で優しい歌詞ですね。
●(2002) Akiko ‎– Girl Talk / Verve Records ‎– UCJJ-9001
●(1959) Milt Jackson / Coleman Hawkins ‎– Bean Bags / Atlantic 1316
●(1957) Doris Day With Paul Weston ‎– Day By Night / Columbia CL 1053

3月2日/Candy
1944年にジョニー・マーサ、ジョー・スタッフォードとハイド・パイパースが歌い、ヒットしました。英語では恋人の呼び方がたくさんあります 相手によって呼び方が変わったりもしまが、「ダーリン(Darling)」、「ベイビー(Baby)」「スウィートハート(Sweetheart)」、「ハニー(Honey)」、「キューティー(Cutie)」など沢山の表現があります。本日のテーマ曲「キャンディ」も恋人の呼び方の一つです 歌詞の中では「シュガー」なども使っていますので、甘くて甘くて病気になりまそうです。そんな歌詞には
「キャンディ」
「私は恋人(シュガー)をキャンディと呼んでる」
「私はキャンディに夢中(スウィート)だから」
「キャンディも私に夢中(スウィート)だし」
などと綴られています。
●(2019) Claudia Zannoni / New Girl In Town / Venus VHJD00179
●(1958) Lee Morgan ‎– Candy / 東芝盤 Blue Note BLP 1590
●(1975) The Manhattan Transfer ‎– The Manhattan Transfer / Atlantic ‎– SD 18133

3月3日/Under Paris Skies
ジャン・アンドレ・ドレジャック の作詞、ユベール・ジロー作曲のシャンソンです。1951年の映画「巴里の空の下セーヌは流れる」の主題歌です。フランス語の歌詞は、パリの街を紹介しつつ人生を勇気づける歌の力を歌っていますが、英語の歌詞では、パリに来た御上りさんたちが、アバンチュールを楽しむようなへんてこな歌詞に変化しています。本日紹介するヴォーカルも、英語歌詞だったので英語歌詞を少し見てみますと
「見知らぬ人(旅人のこと)はご用心」
「パリの空の下には、恋の気配が漂う」
「スマートにしなくては」
「胸に恋の炎が、点かないよう」
なんてのんきな観光客向けの歌詞になっています。
●(2013) Nicki Parrott ‎– The Last Time I Saw Paris / Venus VHJD-71
●(1963) Budd Johnson ‎– French Cookin’ / Argo LP-721
●(1958) Rhonda Fleming ‎– Rhonda / Columbia CL 1080

3月4日/Soul Eyes
ジャズ・ピアニストのマル・ウォルドロンが作詞・作曲したバラードです。マルは、テナーサックス奏者のジョン・コルトレーンを念頭に置いてこの曲を書いたそうです。歌詞は、1981年にドイツ・ミュンヘンでマルがローリー・アントニオ-リに会い、手書きの歌詞を書いて渡したものです。その歌詞は、一ノ月には難しすぎますが
「魂があると聞いた」
「魂は目に映る」
「あなたの目をみて真実をしる」
などと歌いながら、優しい言葉が綴られています。
●(2016) Kandace Springs ‎– Soul Eyes / Blue Note B002518801
●(1962) The John Coltrane Quartette ‎– Coltrane / Impulse! A-21
●(1976) Karin Krog - Archie Shepp ‎– Hi-Fly / Compendium FIDARDO 2

3月5日/You Must Believe In Spring
1967年のフランスのミュージカル映画「ロシュフォールの恋人たち」の挿入曲です。作曲はお馴染みミッシェル・ルグラン、元のフランス語の歌詞♪シャンソン・ドゥ・マクサンス(マクサンスの唄)ですが、英語タイトル・歌詞では大変身です。歌詞は、春と恋を表裏にしたセリフが続きます。
You must believe in Spring 「春を信じているということ」
You must believe in love  「愛を信じるということ」
You must believe in Spring and love 「春を信じること、そして愛を信じることを」
などと、心に余韻が残る詩的な世界が拡がります。
●(2020) Sarah McKenzie ‎– Secrets Of My Heart / 寺島レコード TYLP1080
●(1981) Bill Evans ‎– You Must Believe In Spring / Warner P-10967W
●(1986) Sheila Jordan ‎– The Crossing / BlackHawk ALZ-28009

3月1日の曲目 2日の曲目 3日の曲目 4日の曲目 5日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。

ターンテーブルの夜
ターンテーブルの夜

ターンテーブルの夜

ターンテーブルの夜

ターンテーブルの夜
<2月1日~5日/現代女性ヴォーカルの源流を遡る⑭>
 2月1日から5日は、ジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。(2月8日~26日はアーカイブス放送となります。)
 今週も、数々の名曲の中から5曲を厳選して5日間に渡って、3種類の演奏
一つ目は、現代女性ヴォーカル
二つ目は、有名なインストゥルメント
三つ目は、オーソドックスな女性ヴォーカルや男性ヴォーカル
などをお楽しみいただきたいと思っています。
初日の月曜日は、1927年ガーシュウィン兄弟の作詞・作曲「ス・ワンダフル」、1929年アンディ・ラザフの作詞、ドン・ランデル作曲の「ジー・ベイビー、エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー」、1938年マクスウェル・アンダーソンの作詞、クルト・ヴァイル作曲の「セプテンバー・ソング」、1940年コール・ポーター作詞・作曲の「アイ・コンセントレイト・オン・ユー」、1954年のバート・ハワード作詞・作曲の「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」の5曲をお送りします。

2月1日/ 'S Wonderful
 ス・ワンダフル、とても良い曲ですね 「なんて素敵なの」とかの意味でしょうか。♪ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン?と共に1927年のミュージカル「ファニー・フェイス」の中の1曲です。もちろんガーシュウィン兄弟の作詞・作曲です。歌詞の内容は、
「素敵だわ、なんて素晴らしいんでしょう」
「あなたが私を愛してくれるなんて!」
「とても素敵よ、まるで天国のようだわ」
「見ているだけでも好きになっちゃうわ」
などとなっています とてもシンプルで分かりやすい歌ですね。
●(1999) Stacey Kent ‎– Let Yourself Go: Celebrating Fred Astaire / Grooveland ‎– GLS 106
●(1985) Spike Robinson With Eddie Thompson Trio ‎– At Chesters / HEP 2028
●(1955) Helen Merrill ‎– Helen Merrill / EmArcy 195J-7 (MG-36006)

2月2日/Gee Baby, Ain’t I Good To You
 アンディ・ラザフ作詞、ドン・レッドマン作曲による1929年の作品で、ミュージカルでも映画音楽でもありません。普通のポップスです。歌詞の内容は、
「君にやさしくしたのは、愛がぼくにそうさせたんだ」
「ぼくは君にとっていい人だろ」
「クリスマスには毛皮のコートを買ってあげだし」
「ダイヤモンドの指輪もね」
などというもの 正直言って鼻につきますが、古き良き時代のアメリカのおおらかな歌詞です
●(2012) Andrea Motis, Joan Chamorro ‎– Feeling Good / Jazz to Jazz ‎– JJ15002-LP
●(1961) Stanley Turrentine With The Three Sounds ‎– Blue Hour / Blue Note BLP 4057
●(1956) Peggy Lee ‎– Black Coffee / MCA VIM-4501

2月3日/September Song
 1938年のブロードウェイ・ミュージカル「ニッカボッカ・ホリデー」の挿入歌で、クルト・ワイルの作曲、マックスウェル・アンダーソンの作詞です。曲のタイトルは「九月の歌」ですが、歌詞の内容は、
「九月、十一月」
「そして、この数少ない輝く日々」
「私はあなたと一緒に過ごしたい」
「輝く日々を君と過ごしたい」
などというもの 九月は明るい夏が終る季節の変わり目、人が無意識に感じるセンチメンタルな感情を人生に照らして表現しています。
●(2020) Rita Payés ‎– In New York / Venus VHJD-163
●(1966) Zoot Sims ‎– Waiting Game / Impulse! ‎– AS-9131
●(1986) Mel Tormé - Rob McConnell And The Boss Brass / Concord Jazz ‎– CJ-306

2月4日/ I Concentrate on You
 1940年のMGM映画「ブロードウェイ・メロディ」のシリーズ第四弾として公開されましたフレッド・アステア主演で、タップ・ダンサーのエレノア・パウエルと共演しています。もちろん作詞・作曲は、コール・ポーターです。歌詞は、
「どんなに冬の風が冷たく、強くなったとしても」
「あなたへの熱い気持ちは変わらない」
「ブルースだけが私のたった一つの歌になっても」
「とにかく私はあなたに夢中なの」
などと書かれています
●(2020) Callum Au, Claire Martin ‎– Songs And Stories / Stunt STULP 20061
●(1961) J.J. Johnson & Kai Winding ‎– The Great Kai & J. J. / Impulse! ‎– A1
●(1956) Ella Fitzgerald ‎– Sings The Cole Porter Songbook / Verve MGV-4001-2

2月5日/Fly Me to the Moon
 1954年に、作詞家・作曲家のバート・ハワードによって作られました 当時、この時の曲のタイトルは ♪イン・アザー・ワーズ(In Other Words)でした。1962年になり♪フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンとタイトルが変わり、1964年にフランク・シナトラがカバーして爆発的なヒットとなりました。1964年と言えば、東京オリンピックもありましたが、衛星放送の技術が確立し、ケネディ大統領の暗殺事件が衛星放送された年です やはり「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」が相応しいですね。歌詞は、
「私を月に連れて行って、沢山の星の中で遊ばせて」
「木星と火星の春の様子を見てみてみたい」
「言い換えると、私の手をつかんで」
「言い換えると、ダーリン、私にキスして」
分かりやすい、ストレートな歌詞が60年代ですね。
●(2011) Diana Panton ‎– If The Moon Turns Green / EastWest EW-112698
●(1962) Roy Haynes Quartet ‎– Out Of The Afternoon / Impulse! AS-23
●(1987) Greetje Kauffeld ‎– The Song Is You / Munich BM 150258

2月1日の曲目 2日の曲目 3日の曲目 4日の曲目 5日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。