122chTHE JAZZ【Premium】

ターンテーブルの夜


(月~金)23:00~24:00
ターンテーブルの夜
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ターンテーブルの夜

ターンテーブルの夜

 時がめまぐるしく進む現代、慌ただしく生きる毎日。そんな日々だからこそ輝きを増すアナログの世界・・・・。長い時を隔てたアルバムの味わいを温かなヴォーカルと共に堪能してください。
 パーソナリティが日米を股にかけて集めたヴォーカル・コレクションの中から選曲、貴重なオリジナル盤も持ち込みます。



<1月30日~2月3日/女性ヴォーカル、スタンダードを聴き比べ>

1月30日から2月3日はジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。
(2月6日~24日はアーカイブス放送となります。)
 

1月30日/The Nearness Of You
1937年に、ネッド・ワシントンの作詞、ホウギィ・カーマイケルの作曲で作られました。翌年1938年のパラマウント映画「ロマンス・イン・ザ・ダーク(Romance in the Dark)」で使われ、メトロポリタン・オペラのメゾ・ソプラノとして人気のあったグラディス・スウォースアウトが歌いました。その歌詞には、「淡い月のせいじゃないの、私をたかぶらせるのは」「それは私をぞくぞくとさせ、嬉しくもさせるの」「あぁ、どうしたらいいの あなたがそばにいるだけで」と書かれています。
●(2002) Norah Jones – Come Away With Me / 米Blue Note – BTE 32088
●(1955) Sonny Stitt – Sonny Stitt Plays / 米ROOST LP 2208
●(1957) Julie London – Make Love To Me / 米Liberty – LRP 3060
 

1月31日/Les Feuilles Mortes
1946年、ジャック・プレヴェール作詞、ジョゼフ・コズマ作曲ノポピュラーソングです。もちろんこの曲はシャンソンの名曲中の名曲です。元々はコズマによるバレエの伴奏音楽でしたが、1946年の映画 「夜の門(Les Portes de la Nuit)」の挿入歌としてプレヴェールが作詞しました。ジャック・プレヴェールの歌詞は過去の恋愛のみではなく、秋の枯葉や砂の上の足跡に託して、人生の秋を表現しています ジョニー・マーサーの英語歌詞とは随分違います。フランス語の歌詞の最後の部分は、「私を愛したあなた、あなたを愛した私」「しかし、人生は愛し合う者同士を引き離す」「そして海は、砂を洗い流す」「そして海は、砂の上の足跡を消していく」「別れた恋人の足跡」と書かれています。
●(2013) Jill Barber – Chansons / 加Outside Music – none
●(1987) Barney Wilen – French Ballads / 仏IDA Records – IDA 014
●(2011) Eva Cassidy – Simply Eva / 英Blix Street Records – G8-10199
 

2月1日/Angel Eyes
1947年に、アール・ブレントの作詞、マット・デニスの作曲のポピュラーソングです。1953年の映画「ジェニファー(Jennifer)」で紹介されました。映画の中では、マットがピアノを弾いて、歌を歌い、ピアノに合わせてアイダ・ルピノやハワード・ダフが踊っています。その歌詞には、ちょっとせつないフラれた男の心が描かれています。「言うまでもないが、私の恋はムダだ」「今夜も、天使の瞳に片想いしてしまった」「だから皆んな、飲んでくれ」「なんでも注文してくれ」「楽しんでくれ、幸せな人たちよ」「わたしを物笑いの種にすればいい」と書かれています。
●(2020) Kandace Springs – The Women Who Raised Me / 米Blue Note
●(1957) Richie Kamuca And Bill Holman – Jazz Erotica / 米HiFi Records – R 604
●(1959) Connie Russell – Don‘t Smoke In Bed / 米United Artists – UAL 3022
 

2月2日/Till There Was You
1957年のブロードウェイ・ミュージカル「ミュージックマン」のためにメレディス・ウィルソンが作りました。1962年には映画化されています。ミュージカル公開後、主なところでは、1958年にソニー・ロリンズが、その後、ジーン・アモンズが、ヴォーカルでは、1961年にペギー・リーがカヴァーしています。歌詞には、「そこには音楽と素敵なバラ」「甘い香りのする夜明けと夜露の草地で教えてくれる」「愛はどこにでもあった」「だけどその歌を聴くことはなかった」「全然、聴く事はなかった」「きみに会うまでは」なんて歌ってます。愛すると世界が全く別物になっちゃうんですね。
●(1960) Peggy Lee – Latin Ala Lee! /米Capitol Records – S&P-504
●(1961) Gene Ammons – Nice An‘ Cool / 米Moodsville – MV 18
●(1959) Peggy King – Lazy Afternoon / 米Imperial – LP 9078
 

2月3日/Close Enough For Love
1979年の映画「アガサ(Ahatha)」のためにポール・ウィリアムズ作詞、ジョニー・マンデル作曲のコンビで作られました。映画は、ダスティン・ホフマンとヴァネッサ・レッドグレーヴが主演しました。邦題は「アガサ 愛の失踪事件」で、1926年12月に実際に起きた推理小説作家アガサ・クリスティの失踪事件を題材に、彼女をめぐる人間模様を描いています。映画では、ダスティン・ホフマンの「カモン・ダンス・ウィズ・ミー」のセリフの後に、ダンスと曲が始まります。その歌詞には、「あなたと私、二人だけの特別な時間」「触れ合い、分かち合う時間を持った」「出会いの夜」「私たちは賭けに勝ちました」「まだ完璧ではないけど」「でもほとんど愛と呼べる距離」と書かれています。
●(1983) Kim Parker – Good Girl / 伊Soul Note – SN 1063
●(1981) The Stan Getz Quartet – The Dolphin / 米Concord Jazz – CJ 158
●(1993) Claire Martin – Devil May Care / 英Linn Records – AKH021
 

1月30日の曲目 31日の曲目 2月1日の曲目 2日の曲目 3日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。

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<12月26日~30日/女性ヴォーカル、スタンダードを聴き比べ>

12月26日から30日はジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。
(1月6日~27日はアーカイブス放送となります。)
 

12月26日/Honeysuckle Rose
「ハニーサックル・ローズ」は、1929年アンディ・ラザフ作詞、“ファッツ”・ウォーラー作曲のスタンダードです。1929年のオフブロードウェイのレヴュー「ロード・オブ・コール(Load of Coal)」で、ダンスナンバーとして紹介されました。“ファッツ”が1934年にヴィクターに録音した「ハニーサックル・ローズ」は、1999年にグラミー殿堂賞にも選ばれています。いい香りのする素敵なお花「ハニーサックル・ローズ」を大好きな彼女にたとえて呼んでいる歌詞には、「あなたが通り過ぎたとき」「花たちはうなだれてため息をつく」「私は何故だか知ってるの」「あなたは誰より甘いから」「私だけが知っている 」「ハニーサックルのバラ」などと歌われています。
●(1978) Teresa Brewer, Earl Fatha Hines – We Love You Fats / 米Doctor Jazz – DJRX 60008
●(1956) Thelonious Monk – The Unique Thelonious Monk / 米Riverside Records – RLP-209
●(1979) Carol Sloane – Spring Is Here Take 2 / 日Lob – LDC-3008

 

12月27日/On The Sunny Side Of The Street
「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート(明るい表通りで)」は、ドロシー・フィールズ作詞、ジミー・マクヒュー作曲の1930年の曲で、ハリー・リッチマンとガートルード・ローレンスが主演したブロードウェイのミュージカル「ルー・レスリーのインターナショナル・レビュー (Lew Leslie‘s International Revue) 」で紹介されました。1930年代の世界大不況時代の人々の心を綴ったもので、歌詞には、「もし1セントも持っていなくても」「僕はロックフェラーみたいな金持ちの気分になれるんだ」「足元の砂埃は太陽で金色に輝く」「明るい表通りで」などと歌われています。
●(2022) Teresa Bright – Blue Skies / 米Aloha Got Soul – AGS-057
●(1957) Dizzy Gillespie / Sonny Stitt / Sonny Rollins – Sonny Side Up / 米Verve MG V-8262
●(1963) Ella Fitzgerald / Count Basie – Ella And Basie! / 米Verve Records – T 90028
 

12月28日/It‘s Only A Paper Moon
「イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン」は、エドガー・イップ・ハーバーグとビリー・ローズ作詞、ハロルド・アーレン作曲で1932年に発表され、ブロードウェイの「グレイト・マグー(The Great Magoo)」 (大馬鹿者の意)で使用されました また、同年に映画「当って砕けろ(Take a Chance)」で使用されました。歌詞には、「それはただの紙の月」「段ボールの海に浮かんでいる」「でも、それは偽りの話ではないだろう」「君が僕を信じてくれるなら」などと歌われています。
●(1957) Diahann Carroll Sings Harold Arlen Songs / 米RCA Victor – LPM-1467
●(1984) J.J. Johnson + Al Grey – Things Are Getting Better All The Time / 米Pablo – 2312-141
●(1957) Mel Tormé – At The Crescendo / 米Bethlehem Records – BCP-6020
 

12月29日/You‘re Nearer
「ユーアー・ニアラー」は、ロレンツ・ハート作詞、リチャード・ロジャース作曲の作品です。1940年のミュージカル コメディ映画「トウ・メニー・ガールズ(Too Many Girls)」のためにかかれました。映画のもとになったブロードウェイ・ミュージカル「トウ・メニー・ガールズ」に、この曲はありませんでしたが、映画のために特別に書かれたそうです。歌詞には、「あなたは私の近くにいる」「私の頭が枕につくよりもっと」「より近くに」「柳と吹き付ける風よりもっと」「もっといとしく」「雨が大地に降るよりももっと」「太陽がものを成長させるように尊い」などと歌われています。
●(1987) Nancy Harrow – You‘re Nearer / 加Tono Records – TDJ-102
●(1977) Tony Bennett and Bill Evans – Together Again / 加Improv – 7117
●(1990) Carol Sloane – The Real Thing / 米Contemporary Records – C-14060
 

12月30日/Polka Dots and Moon Beams
「ポルカ・ドッツ・アンド・ムーン・ビームス(水玉模様とお月さま)」は、ジョニー・バーク作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲によりフランク・シナトラがトミー・ドーシー・オーケストラのバックで唄い1940年に録音されヒットしました。歌詞には、月夜の晩の野外でのダンスパーティーで女の子に一目惚れしたユーモラスな瞬間が描かれています。「庭でカントリー・ダンスをやってたんだ」「ドシンッ!と、誰かがぶつかってきて「あ、ごめんなさい!」っていうのさ」「ふと見ると、『ちょっと鼻が上を向いた可愛い女の子』がいて」「ドレスの水玉模様に月の光が輝いてて、僕の目がクラクラしちゃったんだよ」などと歌われています。
●(1984) Maaike Nicola – The Masquerade Is Over / 蘭IPS Records – RCS-548
●(1987) Carl Fontana – The Great Fontana / Uptown Records – UP27.28
●(1954) Sarah Vaughan – Images / 米Emarcy – MG 26005
 

12月26日の曲目 27日の曲目 28日の曲目 29日の曲目 30日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。

ターンテーブルの夜
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<11月28日~12月2日/女性ヴォーカル、スタンダードを聴き比べ>

10月31日から11月4日はジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。
(11月5日~25日はアーカイブス放送となります。)
 

11月28日/When Your Lover Has Gone
アイナー・アーロン・スワンの楽曲で、1931年のジェームズ・キャグニーの主演映画「腕の男(Blonde Crazy)」で紹介されスタンダード・ナンバーとなりました。歌詞には、「君は孤独だから、星明かりの空を思う」「君が孤独な時、美しい月光は失われる」「夜が明けても、もう二度と日が昇ることはない」「愛する人が去った時には」などと歌われています。
●(1978) Diahann Carroll – A Tribute To Ethel Waters / 米Orinda – ORC 400
●(1956) Sonny Rollins Quartet – Tenor Madness / 米Prestige – PRLP 7047
●(1958) Sue Raney – When Your Lover Has Gone / 日Capitol – TOJJ-6004
 

11月29日/Prelude to a Kiss
1938年にデューク・エリントンが作曲し、アーヴィン・ゴードンとアーヴィン・ミルズが作詞したバラード曲です。1930年代後半、スウィング・ジャズは絶頂期にあり、エリントン・オーケストラは、その名声と芸術性で、多くの野心的な作品にチャレンジしています。クラシック音楽のようなメロディと半音階的なハーモニーを重視した「プレリュード・トゥ・ア・キス」はその代表作になります。歌詞には、「シンプルなメロディーだけど」「なんの魅力もないし、十分とはいえないけど」「あなたはそれをシンフォニーに変えてくれる」「シューベルトの曲をガーシュウィンのように」などと歌われています。
●(1979) Nancy Harrow – Anything Goes / 米Audiophile – AP-142
●(1960) Bobby Timmons – This Here Is Bobby Timmons / 米Riverside – RLP 1164
●(1958) Jeri Southern – A Prelude To A Kiss / 日Decca – MVJJ-30053
 

11月30日/All or Nothing at All
1939年の曲で、作詞はジャック・ローレンス、作曲はアーサー・アルトマンです。この曲は映画やミュージカルの挿入曲ではなく。当時ハリー・ジェイムス楽団の専属シンガーとしてデビューしたばかりだったフランク・シナトラが歌いましたがさほどヒットせず、1943年になって大ヒットしました。「すべてが手に入らないのならば何もない方がまし」 表現を反対にすると「中途半端な愛など欲しくない」という熱烈なラブ・ソングの歌詞には、「オール・オア・ナッシング・アット・オール」「中途半端な愛なんて、私には魅力的じゃない」「あなたの心が私に屈しないのなら」「何もないほうがましだ」などと歌われています。
●(2000) Patricia Barber – Nightclub / 米Premonition Records – 90749
●(1963) John Coltrane Quartet – Ballads / 米Impulse! – AS-32
●(1964) Sue Childs – Introducing / 日SSJ – XQAM-4004
 

12月1日/Will You Still Be Mine
トム・アデアの作詞、マット・デニスの作曲で1940年に発表されたポピュラー・ソングです。翌年にはトミー・ドーシー・オーケストラがコニー・ヘインズと録音しましたが、第2次世界大戦のため発売は1944年になりました。歌詞は、難しすぎて一ノ月にはうまく訳せないのですが…「この慣れ親しんだ世界が終わったとき」「愛が秘密の輝きを失ったとき」「恋人たちが戦いの呼び出しに耳を貸さなくなったとき」「あなたはまだ私のものですか」などと歌われています。
●(1981) Rosemary Clooney – With Love / 米Concord Jazz – CJ-144
●(1965) The Kenny Burrell Trio – A Night At The Vanguard / 米Argo – LP-655
●(1956) Jaye P. Morgan With Hugo Winterhalter‘s Orchestra / 日RCA Italiana – BVJJ-2842
 

12月2日/I Remember You
1941年に発表されたポピュラー・ソングです。ヴィクター・シャーツィンガーが作曲し、ジョニー・マーサーが作詞しました。この曲は、1941年にジミー・ドーシーによって録音され、その後、フランク・アイフィールド、グレン・キャンベルなどにカバーされています。歌詞には、「私の人生が終わるとき」「天使が私に時めいたことを思い出すように尋ねたら」「その時、私は彼らに「あなたを覚えています」と言うだろう」などと歌われています。
●(1980) Karin Krog / R.Mitchell / W.Marsh – I Remember You / 日Swedisc – SJ27-5003
●(1989) Frank Strazzeri Trio – I Remember You / 西Fresh Sound Records – FSR-118
●(1963) Julie London – The End Of The World / 米Liberty – LRP-3300
 

11月28日の曲目 29日の曲目 30日の曲目 12月1日の曲目 2日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。