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ターンテーブルの夜


(月~金)23:00~24:00
ターンテーブルの夜
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ターンテーブルの夜

ターンテーブルの夜
 時がめまぐるしく進む現代、慌ただしく生きる毎日。そんな日々だからこそ輝きを増すアナログの世界・・・・。長い時を隔てたアルバムの味わいを温かなヴォーカルと共に堪能してください。
 パーソナリティが日米を股にかけて集めたヴォーカル・コレクションの中から選曲、貴重なオリジナル盤も持ち込みます。

<12月28日~1月1日/現代女性ヴォーカルの源流を遡る⑬>
 12月28日から1月1日は、ジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。(1月4日~29日はアーカイブス放送となります。)
 今週も、数々の名曲の中から5曲を厳選して5日間に渡って、3種類の演奏
一つ目は、現代女性ヴォーカル
二つ目は、有名なインストゥルメント
三つ目は、オーソドックスな女性ヴォーカルや男性ヴォーカル
などをお楽しみいただきたいと思っています。
1934年ヴァーノン・デューク作詞・作曲の「Autumn In New York」、1938年アーヴィング・カハルの作詞、サミー・フェイン作曲の「I‘ll Be Seeing You」、1938年ジョニー・マーサーの作詞、ハリー・ウォーレン作曲の「Jeepers Creepers」、1942年オーデン・ナッシュの作詞、クルト・ヴァイルの作曲「Speak Low」、そして、 ジャズ・ファンにはジョン・コルトレーンでお馴染み、1959年オスカー・ハマースタイン2世作詞、リチャード・ロジャース作曲の「My Favorite Things」の5曲をお送りします。

12月28日/Autumn In New York
作曲家のヴァーノン・デュークが作詞・作曲したもので、1934年のミュージカル「サムズ・アップ (Thumbs up!)」で使用されました
ヴァーノン・デュークがニューヨークに対して思っている気持ちを愛情たっぷりに表現しています ロシア革命のため祖国を離れたヴァーノン・デュークが渡米し、ジョージ・ガーシュウィンに認められてブロードウェイで活躍するようになるまで、どのような物語があったのでしょうか。作曲者ヴァーノン・デュークが自ら歌詞を付けて、祖国を思うように、ニューヨークを思う歌詞には、もちろん秋のニューヨークの美しさに魅せられた台詞が並びますが、その言葉の裏にある自身が離れざるを得なかった故郷への思いが溢れています
●(2020) Diana Krall ‎– This Dream Of You / Verve 602507445416
●(1980) Sonny Stitt & West Coast Friends ‎– Atlas Blues "Blow! & Ballade" /Atlas LA27-1007
●(1957) Ella And Louis ‎– Ella And Louis Again / Wax Time 771718

12月29日/I‘ll Be Seeing You
1938年のブロードウェイ・ミュージカル「ライト・ディス・ウェイ (Right This Way)」のために作られました。公演6年後の1944年にビング・クロスビーに歌われ、続いて、ジョー・スタッフォード、ビリー・ホリデイと歌い継がれ、1948年には同タイトルの映画「アイル・ビー・シーイング・ユー」で使われてヒット、スタンダードになりました。映画の中では、戦争に行ってしまった恋人を思う歌詞が綴られています 再び会えるかわからない恋人を思い、以前一緒に見た景色を見ながら恋人の面影を探します。
「その小さなカフェで」
「向かいの公園」
「子供用回転木馬」
「栗の木、願い事の井戸」
二人の再会を願います
●(2011) Kira Skov ‎– Memories Of Days Gone By / Stunt STULP 11181
●(1955) Tony Fruscella ‎– Tony Fruscella / Atlantic ‎– AMJY-1220
●(1960) Dinah Shore ‎– Dinah Sings, Previn Plays / Capitol ECJ-60045

12月30日/Jeepers Creepers
1938年のミュージカル・コメディ映画「ゴーイング・プレイシス (Going Places) 」のため書かれた、ジョニー・マーサー作詞、ハリー・ウォーレン作曲のスタンダードです。映画の中で、暴れ馬を手懐ずけるシーンでルイ・アームストロングが馬に向かって歌っています。
「おお、なんてことだ」
「見る者全てを虜にする」
「その瞳を一体どこで手に入れたんだ?」
「舞い上がってしまうよ」
と歌います。目の大きなサッチモが、馬の大きな瞳に向かって歌うとぴったりですし、ユーモラスです。サッチモによる初演以降、シナトラ、メル・トーメ、ボビー・トゥループなどがカヴァーしスタンダードになりました。
●(2019) Simone Kopmajer ‎– My Favorite Songs / Lucky Mojo 912004519683
●(1953) Vic Dickenson ‎– The Vic Dickenson Showcase / Vanguard ‎– VRS 8520
●(1956) Pinky Winters ‎– Lonely One / ARGO 604

12月31日/Speak Low
ドイツ人作曲家のクルト・ヴァイルは、1935年にアメリカに移住し、数多くのミュージカルやポピュラーソングを作曲しました。その中でも、本日おかけする♪スピーク・ロウと♪マック・ザ・ナイフは私たちにはお馴染みですね。♪スピーク・ロウは、クルト・ヴァイルによって1943年のミュージカル「ヴィーナスの接吻(One Touch of Venus)」の歌として書かれ、1948年に映画化されました。
歌詞は、
「小さな声で私に愛をささやいて」
「私待ってるから」
「今すぐに」
という甘く切ないラブソングです。
●(2011) Tony Bennett ‎– Duets II / Columbia ‎– C 796150
●(1987) Al Cohn ‎– Rifftide / Timeless SJP 259
●(1982) Margaret Whiting ‎– Come A Little Closer / Audiophile AP-173

1月1日/My Favorite Things
ジュリー・アンドリュースが主演の映画「サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)」の中の曲です。第二次世界大戦直前、ナチスの侵略が迫るオーストリアのザルツブルクでの物語です。ジュリー・アンドリュースが主演のマリア演じ、雷が怖くてマリアの部屋に子供たちが集まった時に、その子供たちをマリア自身のベッドに寝かせ、怖いときには自分の好きな物を思い出すといいと言って歌い始めます。
歌詞は、
「バラに降る雨の雫と子猫のヒゲ」
「ピカピカの銅のヤカンにホカホカの毛糸のミトン」
「紐で括った茶色の包み紙」
「これが私のお気に入り」
と可愛らしい歌詞がつづられています。
●(2020) Sinne Eeg & The Danish Radio Big Band ‎– We've Just Begun / Stunt STULP 19131
●(1965) Grant Green ‎– Matador / Music Matters MM-BST-84442
●(1961) Mark Murphy ‎– Rah / Riverside SMJ 6064

12月28日の曲目 29日の曲目 30日の曲目 31日の曲目 1月1日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。
有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。

ターンテーブルの夜
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<11月30日~12月4日/現代女性ヴォーカルの源流を遡る⑫>
 11月30日から12月4日は、ジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。(12月7日~25日はアーカイブス放送となります。)
 今週も、数々の名曲の中から5曲を厳選して5日間に渡って、3種類の演奏
一つ目は、現代女性ヴォーカル
二つ目は、有名なインストゥルメント
三つ目は、オーソドックスな女性ヴォーカルや男性ヴォーカル
などをお楽しみいただきたいと思っています。
1912年アーニー・バーネット作曲の「My Melancholy Baby」、ガーシュウィン兄弟による「How Long Has This Been Going On?」、ロレンツ・ハートの作詞、リチャード・ロジャース作曲の「Isn‘t It Romantic?」、ジョニー・バークの作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼンの作曲の「Like Someone In Love」「It Could Happen to You」の5曲をお送りします。

11月30日/My Melancholy Baby
 ジョージ・A・ノートンとメイベル・E・ワトソンの作詞、アーニー・バーネット作曲による1912年の作品です。最初は「メランコリー」というタイトルだったそうですが、「マイ・メランコリー・ベイビー」に変えてヒットしました。一ノ月は、チャーリー・パーカーの演奏で初めて知った曲ですが、太い音色で優しく、強く歌っています。歌詞は、愛しい恋人に向けて「こっちに来て、ふさぎ込むのはやめて」「すべての不安はただの空想だよ」「どんなに雲っていてもいつか太陽の光が見えてくる」「涙にキスをするから 笑顔を見せて」などと歌っていますが、パーカーがそこで声をかけてくれたみたいなラブソングです
●(2020) Sweet Megg / Under The Moonlight - Dala 5
●(1986) Michael Weiss Quintet ‎/ Presenting Michael Weiss - Criss Cross 1022
●(1958) Mindy Carson ‎– Baby, Baby, Baby - Columbia CL 1166

12月1日/ How Long Has This Been Going On?(いつの頃から)
 ガーシュウィン兄弟の傑作の一つです 彼らの数多い名曲の中でも、最高作と評する人もいるほど素晴らしい歌曲です。もともとは1927年のミュージカル「ファニー・フェース」の挿入歌として書かれたものですが、上演の間際に別の曲に差し替えられ、お蔵入りになってしまった曲です。その「ファニー・フェース」が、1957年にオードリー・ヘプバーンとフレッド・アステアの主演で「パリの恋人」として映画化されたとき、劇中でヘプバーン自らこの曲を歌うことになりました。ある日突然、自分が恋をしていることに気づき、「いつからこんなことになったの」と恋の不思議を歌ったものです。「教えて いつの頃からこんな風になったのか」「この背筋に走るスリル 心のときめき」「言葉に出来ない お願い 聞いて まるで天国に昇るよう」「コロンブスが新世界を発見したとき こんな気持ちだったのかしら」「お願い もう一度キスして… 」
●(2015) Lyn Stanley / Interludes - A.T.Music LLC 3104
●(1957) Frank Rosolino Quintet - Mode LP 107
●(1957) Fred Astaire, Audrey Hepburn / Funny Face - Verve MGV-15001

12月2日/Isn‘t It Romantic?
 ローレンツ・ハートの作詞、リチャード・ロジャースの作曲による作品で、1932年の映画「ラヴ・ミー・トゥナイト」で歌われました。その後、1954年のビリー・ワイルダー監督の「麗しのサブリナ」で使われていました。♪イズント・イット・ロマンティック? は、「麗しのサブリナ」では女性を口説くときの音楽と、主人公サブリナの純粋な愛の気持ちを表す音楽の2面を表現しています。歌詞は、「ロマンチックじゃない?」の言葉に続いて、色々な情景が描かれていきます。「夢で聴く事ができる夜の調べ」「夜に、こんな風にただ若返ったりする?」「歌われるどのメロディも恋人のキスの様」「じきに私は、素敵な少女に出合うのさ」「月夜の晩に、彼女が作ってくれるオニオン・スープ」など、あなたのロマンティックはどんな情景でしょうか。
●(2019) Alexandra Shakina / Mood Indigo - Venus VHJD-162
●(1953) Chet Baker Quartet - Pacific Jazz ‎PJ LP 3
●(1955) Mel Torme / It‘s A Blue World - Bethlehem BCP 34

12月3日/Like Someone In Love
 ジョニー・バークの作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼンの作曲による詩情豊かな美しい名曲です。1944年の西部劇コメディ映画「ユーコンのベル」でダイナ・ショアが歌い、翌年ビング・クロスビーが歌ってヒットして、ジャズ・スタンダードとして定着しました歌詞は、「星を見つめたり」「ギターを聴いたり」「翼があるように歩いたり」「まるで恋している人みたい」などと、あなたが近くにいる乙女に小さな恋の炎が燃えあがるような、甘く切ないセリフがつづられています。
●(2003) Simone ‎/ Moonlight Serenade - Venus TKJV 19134
●(1984) Steve Grossman ‎/ Way Out East - Vol. 2 - Red VPA 183
●(1958) Blossom Dearie ‎/ Give Him The Ooh-La-La – Verve MV 2036

12月4日/It Could Happen to You
 1944年のロマンティック・コメディ映画「イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー」のためにジョニー・バークの作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼンの作曲で作られました。歌詞は、とっても難しくてよくわからないのですが、あなたに起こるかもしれない変なこと綴られています。「心の中を隠してしまったり、夜見た夢も内緒にしてしまったり」「誰かがためいきをついただけで転んでしまったり」「春なのに眠れなかったり、教会の鐘が鳴ったら走ってみたり」やはり良く分かりませんね。
●(2018) Holly Cole ‎/ Holly - Rumpus Room T&M 1055
●(1957) The Poll Winners – Stereo(Contemporary) S 7010
●(1957) Lurlean Hunter ‎– Night Life - RCA ‎– RJL-2700

11月30日の曲目 12月1日の曲目 2日の曲目 3日の曲目 4日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。

ターンテーブルの夜
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ターンテーブルの夜

ターンテーブルの夜

ターンテーブルの夜
<10月26日~30日/現代女性ヴォーカルの源流を遡る⑪>
 10月26日から30日は、ジャズ・レコード・コレクターの有吉純さんがパーソナリティを務めます。(11月2日~27日はアーカイブス放送となります。)
 今週も、数々の名曲の中から5曲を厳選して、5日間に渡って、3種類の演奏
一つ目は、現代女性ヴォーカル
二つ目は、有名なインストゥルメント
三つ目は、オーソドックスな女性ヴォーカルや男性ヴォーカル
などをお楽しみいただきたいと思っています。
1929年にキューバ生まれのニロ・メデンレスが作曲の「グリーン・アイズ」、1935年ロレンツ・ハートの作詞、リチャード・ロジャース作曲の「リトル・ガール・ブルー」、1949年のマット・デニスの作曲、最初にフランク・シナトラをフィーチャーした、トミー・ドーシー楽団の演奏で有名な「エヴリシング・ハプンス・トゥ・ミー」、1954年、ミッシェル・ルグランが作曲したシャンソンにジョニー・マーサーがブロッサム・ディアリーのために英語の歌詞をつけた「ワンス・アポン・ア・サマータイム」、そして1956年のミュージカル「マイ・フェア・レディ」で使用された「ウドゥント・イット・ビー・ラブリー(素敵じゃない?)」の5曲をお送りします。

10月26日/Green Eyes
 1929年にキューバ生まれのニロ・メデンレスが作曲し、アドルフォ・ウトレラがスペイン語の歌詞をつけました。1941年そのキューバの曲をジミー・ドーシー楽団が演奏し、ヴォーカルのボブ・エバリーとヘレン・オコネルのデュエットで大ヒット。ボブ・エバリーが歌う♪グリーン・アイズは、「柔らかな光を放つあなたの緑の瞳」「甘い夜を約束するあなたの瞳」「緑の瞳が私の夢を叶えてくれる」と歌えば、ヘレン・オコネルが「柔らかな光を放つ緑の瞳」「甘い夜を約束する目」「緑の瞳......愛してる」と受けます ソフトできれいなメロディーが二人の会話を綴ります。
●Nicki Parrott ‎– Papa Loves Mambo / Venus VHJD-151
●Lou Donaldson ‎– Light-Foot / Blue Note BN 4053
●Helen O‘Connell ‎– Green Eyes/ Vik LX-1093

10月27日/ Little Girl Blue
 作曲はリチャード・ロジャース、作詞はロレンツ・ハートのコンビの作品です サーカスを舞台にしたミュージカル「ジャンボ」のために作られました。この曲、やはりニーナ・シモンの1956年のデビュー・アルバム「リトル・ガール・ブルー」にとどめを刺すんでしょうか? 歌詞は、そこにいる「少女」にスポットを点てて、切々と歌います。「座ったまま頭の上に落ちてくる 雨粒を数えてごらん」「数えられるのは 自分の上に落ちる 雨粒だけ」そして、大人になろうとしている少女の胸の痛みを慰めて「だれかこの少女を励ます やさしい少年を連れてきて」と歌います ちょっと不思議な歌詞のブルー・バラードブルーな気持ちを持ってしっとり歌うメロディは静かで、そして美しい。
●Diana Krall ‎– From This Moment On / Universal Music ‎– 602547376893
●Chet Baker & Paul Bley ‎– Diane
●Clora Bryant ‎– Gal With A Horn / Mode LP-106

10月28日/Everything Happens To Me
 マット・デニスの名曲です。マット・デニスは、ジョー・スタッフォードと共に1940年にトミー・ドーシー楽団にコンポーザー兼アレンジャ-として雇われました。早速、その年にトム・アデアの作詞、マット・デニスの作曲により♪エヴリシング・ハプンス・トゥ・ミーは作られ、フランク・シナトラをフィーチャーしてトミー・ドーシー楽団によってレコーディングされました。ゴルフの予定を入れたら雨、トランプ・ゲームでエ―スで勝負しても負ける、とんでもなくついていない「僕」が、恋の力でこの不運も断ち切れると思ったのに「エヴリシング・ハプンス・トゥ・ミー(僕にはどんなことでも起こる)」という内容のちょっとコミカルで切ない失恋ソングです。歌詞は悲しく切ないですが、メロディはメジャーで美しく、サビもドラマティックで最高です。
●Claire Martin ‎– The Waiting Game / Linn AKH 018
●Duke Jordan ‎– Flight To Denmark / SteepleChase RJ-6004
●Rosemary Clooney ‎– Here‘s To My Lady / Concord Jazz CJ-81

10月29日/ Once Upon a Summertime
 原曲は1954年ミッシェル・ルグランが作曲したシャンソン♪リラの花 (La Valse des Lilas) で、ジョニー・マーサーが友人のブロッサム・ディアリーのために英語の歌詞をつけました。「あの夏の日をあなたは覚えているかしら」「小さな花屋さんに寄って、鮮やかなワスレナグサの花束を買ってもらったわ」「ちょうど今日のような夏の日で、私たちは笑いながら楽しい午後を過ごした」「あれから冬が来ては去って行くけれど、夕暮れの鐘が鳴るといつも思い出す」「あの夏の日にあなたが愛してくれたことを」しみじみチャーミングな歌詞ですね。ブロッサム・ディアリーにあまりにぴったりなので、ビックリします。
● Eden Atwood ‎– Waves: The Bossa Nova Session / Groove Note GRV1012-1
● Chet Baker ‎– Once Upon A Summertime / Artists House GP-3175
● Monica Zetterlund / Bill Evans ‎– Waltz For Debby / Philips UCCU-5036

10月30日/ Wouldn‘t It Be Loverly?(素敵じゃない?)
 1956年のミュージカル「マイ・フェア・レディ」で使用され、ジュリー・アンドリュースがヒロインのエリザを演じて歌いました その後、1964年に作品が映画化され、オードリー・ヘプバーンがキャスティングされました。「マイ・フェア・レディ」は、♪踊り明かそう、♪ほんの少し運が良けりゃ、♪時間通りに教会へなど、楽しい分かりやすい曲が並びます。イライザという花売り娘が、お金持ちになった自分を想像してひどい訛りで歌うのが、この♪ウドゥント・イット・ビー・ラブリー(素敵じゃない?)です。「どっかに一部屋欲しいねえ」「あたいが食うチョコがたっぷりあってね」なんて可愛いじゃないですか。
●Diana Panton Trio + 1 ‎– Pink / Ewise Digital Multimedia EW-112688
●Shelly Manne & His Friends ‎– My Fair Lady / Contemporary C3527
●Shirley Horn ‎– Shirley Horn With Horns / Mercury ‎– SR 60835

10月26日の曲目 27日の曲目 28日の曲目 29日の曲目 30日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

有吉純

出演:有吉純

レコード・コレクター。
「世の中には、ジャズを『聴く人』と『(演奏)する人』がいますが、私の場合は、『しつこく聴く人』です。14歳でワーデル・グレイのプレステッジ盤を聴いて、ジャズに開眼して以来、ズ~~っと聴き続けています。長いから偉いわけではありませんが、瞬間、瞬間、素晴らしい音楽を聴いていて、振り返るとそのすべてがジャズだったというだけです。
私のジャズの楽しみ方は、①安らぎ・癒し系、②エネルギー系(元気)、③テンション系(緊張感)に暗黙の分類をしながら聴いています。体調や気分に合わせて3つのジャンルでいつも感動させてもらっています。
ミュージシャンでは、ボーカルのジュリー・ロンドン、ダイアナ・クラール、インストのデクスター・ゴードン、アート・ペッパーなどオーソドックスなミュージシャンが大好きです。
そんな私が聞き続けてきたジャズをオリジナル盤を中心に一緒に楽しんでいただければ幸いです。
ジャズの神様に感謝。」

武田清一

出演:武田清一

1970年代にフォークグループ「日暮し」の一員で「いにしえ」という大ヒットを残した武田氏は、アナログレコードの大ファンで、ジャズヴォーカルを中心に3000枚を越えるコレクションの持ち主です。自宅では二つのオーディオを音楽によって使い分け、CDでは得られないアナログサウンドを楽しんでいます。

上原 昇

出演:上原 昇

横浜在住。ジャズを聴き始めたのはハタチの頃から、地元『ちぐさ』によく通いエヴァンスやコニッツなど”白人系”ジャズに酔いしれる。もう一つ『ジャズ批評』から多くを学び、その恩返しをと。ヴォーカル(主に白人系)やボサ・ノヴァ(サンバではない)に神経を集中する日々。中途半端なコレクションはしてないつもり。

茂木亮

出演:茂木亮

1960年5月札幌出身、ピアニスト、スティーヴ・キューンのマニア、完全コレクター(自分が生まれたとき、キューンはコルトレーン4のメンバーだった)で、ジャズ批評誌などにキューン関連の情報を発信している。中野新橋のジャズ喫茶・ジニアスに20年以上通い続け、リスナー、レコード・コレクターとしての極意(?)を習得。高田敬三氏主催の「ボーカルを楽しむ会」では、年に一度ほど例会の案内係を担当。