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【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION
再放送=翌週(土)5:00~7:00

【CLASSIC LIVE SELCTION:第3週】巨匠と呼ばれる大物指揮者や人気急上昇の若手演奏家が登場する、世界中から大注目のコンサートを臨場感たっぷりにお届け。音楽評論家の奥田佳道氏によるコンサートや演奏者の解説も交えてお楽しみいただきます。学生時代はウィーンに身を置いて勉強し、現在も現地の音楽祭に足しげく通う、“ウィーン通”の奥田氏による解説で、本場ヨーロッパの一流アーティスト達の最新情報を網羅的にご紹介します。
7月17日/ 最高峰の弦楽四重奏団シューマン・カルテット
4月から6月まではウィーン・コンツェルトハウス2021-2022シーズンからウィーンの名ホールでの演奏をピックアップしています。今月はドイツが誇る世界最高峰の弦楽四重奏団、シューマン・カルテットの演奏を楽友協会と並ぶウィーンの2大ホール、コンツェルトハウス大ホールで楽しみましょう。2007年ケルンでの結成以来、世界の名門コンクールで優勝や入賞を果たしてきたこのカルテットが演奏するのはハイドン、シューマンの弦楽四重奏曲のほか彼らのライフワークともいえるアメリカ現代音楽の先駆者、チャールズ・アイブス。生前は評価されませんでしたが同時代のシェーンベルクやストラヴィンスキーの先を行っていたと言われる彼が学生時代に発表した弦楽四重奏曲第1番、賛美歌の調べをバックグランドとする懐かしい響きがとても印象的です。(奥田佳道)[再放送=24日]
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4月から6月まではウィーン・コンツェルトハウス2021-2022シーズンからウィーンの名ホールでの演奏をピックアップしていますが、今月はチェコの若き指揮者ヤクブ・フルシャとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるスメタナ連作交響詩「わが祖国」です。フルシャは1981年生まれですから40代になったばかり、20代の頃からチェコ、ドイツ、そして日本でも素晴らしい足跡を残してきました。近年はドイツの名門バンベルク交響楽団の首席奏者としても活躍、いまや世界中から引っ張りだこの人気ぶりです。フルシャとウィーン・フィルの初共演は2019年、今後ますます増えていきそうな予感がします。ところでスメタナのこの作品とウィーン・フィルの間にはある物語が。番組ではそんな歴史エピソードもご紹介しながら、チェコの若きマエストロが紡ぎだす壮大なスメタナの音絵巻をお楽しみいただきたいと思います。(奥田佳道)[再放送=25日]
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今月は1977年生まれの若き指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダに大注目です。南米コロムビア生まれの彼は19歳でウィーン国立大学へ留学、ウロシュ・ラヨヴィチの下で指揮を学びウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団、ヒューストン交響楽団を経て2020年ウィーン交響楽団の首席指揮者に就任しました。ウィーンで学び、愛され、ふたたびこの都へ戻ってきたエストラーダとウィーン響の蜜月の始まりを象徴するプログラムは、ウィーンゆかりの「ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲」、オーケストラの色彩感が全開となる「Rコルサコフ/スペイン奇想曲」そしてジャニーヌ・ヤンセンを迎えた「ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲」です。(奥田佳道)[再放送=28日]
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