コミュニティFMの経営形態としては、
メディア主導型・地元企業主導型・大学主導型・NPO法人型・自治体主導型等、様々な形態がありますが、
ここではコミュニティFMを開局するにあたっての『資本金・開局資金と助成金・補助金』を紹介します。
コミュニティFMは、当初、8千万円超の資本金による開局が主でしたが、近年は6千万円以下での開局が増加、現在では資本金6千万円未満の局が全体の7割を占めています。(2021年3月時点)地域密着メディアとして活躍するうえで、地元企業に出資してもらうことも重要となります。
送信所・演奏所をどこに置くのか、どのような放送システムを導入するのかなどにより開局資金は大きく異なりますが、一般的に開局資金は5000万~8000万円程度が必要とされています。
また、土木工事が必要な場合はさらに数千万円が必要になるケースもあります。その他、電界調査、コンサル費用等も別途必要となります。
地域の情報通信環境の強靭化を実現するため、ラジオ等の新規整備に係る予備送信所設備等、災害対策補完送信所等及び緊急地震速報設備等(緊急地震速報設備、緊急警報放送設備、緊急割込放送設備)の整備を行う地方公共団体、民間放送事業者等に対し、費用の一部が補助。
参考)放送ネットワーク整備支援事業(地上基幹放送) |総務省
平時や災害時において、国民に対する放送による迅速かつ適切な情報提供手段を確保するため、難聴解消のための中継局整備を行うラジオ放送事業者等に対し、その整備費用の一部を補助する支援事業。
地上基幹放送等の放送局等の耐災害性強化に係る対策について経費の一部を補助。
他、市町村が整備するコミュニティ放送に係る地方財政措置として
などもあります。