放送局を運営するのにかかせない、制作・技術・営業部門。
ここではコミュニティFMを開局するにあたっての『運営体制』をご紹介します。
一般的には役員、ボランティアスタッフを除き、少人数の社員5名程度(営業2名、制作・技術2名・総務1名)で運営しています。
重要な放送機器を扱う技術面に明るい人材、放送内容・編成内容を担当する制作スタッフ、スポンサーを獲得する営業、財務管理の経理は安定した運営に最低限必要な人員と言えます。
多くのコミュニティFMは、ボランティアスタッフがパーソナリティとして活躍しています。地域の力を発揮し、安定した放送を運営するにはボランティアの組織化も重要です。地域市民を登録制の「市民パーソナリティ」として150人が参加するラジオ局や、地域の学生が番組の制作やパーソナリティを務めるなど、さまざまなケースがあります。
災害時など「いざという時」に備えて、営業・制作・技術などの役割に関係なく、社員が自らパーソナリティとして情報を伝える準備や心構えをしておくことも大切です。シフト勤務などの人員配置をあらかじめ検討しておく必要があります。