THE CLASSIC【Premium】
【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION
再放送=翌週(土)5:00~7:00
【CLASSIC LIVE SELCTION:第3週】巨匠と呼ばれる大物指揮者や人気急上昇の若手演奏家が登場する、世界中から大注目のコンサートを臨場感たっぷりにお届け。音楽評論家の奥田佳道氏によるコンサートや演奏者の解説も交えてお楽しみいただきます。学生時代はウィーンに身を置いて勉強し、現在も現地の音楽祭に足しげく通う、“ウィーン通”の奥田氏による解説で、本場ヨーロッパの一流アーティスト達の最新情報を網羅的にご紹介します。
~10月からの週末はお家でマチネ~
以前から「WORLD LIVE SELECTION」をもっと早い時間の放送にしてほしい、というお声を何度もいただいていました。この機に思い切って夕方4時からのスタートにいたします。マチネの気分でお楽しみください。
<ザルツブルク・モーツァルト週間>
10月2日/アントニーニ指揮モーツァルテウム管の三都物語「パリ」「リンツ」「プラハ」
リコーダー奏者で、イタリアの古楽オーケストラ、イル・ジャルディーノ・アルモニコの創設者でもあるジョヴァンニ・アントニーニは、バロック演奏を中心に斬新な演奏を続けてきましたが、2000年代に入ってからは指揮者としての活動にも重点を置き、レパートリーをバロック以後の古典派にも拡大しています。今回のプログラムは、モーツァルトゆかりの三都 の名を冠した3つの交響曲。パリの聴衆の好みに合わせてフランス趣味を盛り込んだ「パリ」、旅の途中で立ち寄り、わずか4日で書き上げた「リンツ」、貴族からも市民からも熱烈に歓迎され、「ドン・ジョヴァンニ」を自らの指揮で初演した「プラハ」。人生の三分の一を旅人として過ごしたモーツァルトが、あなたを旅にいざないます。 曲目はこちら
<シューベルティアーデ2015>
室内楽を中心とした人気の音楽祭「シューベルディアーデ」の2015年から、2組の演奏による三重奏曲と、2人の歌手によるシューベルトの歌曲を。
10月8日/トリオの夕べVol.1 シューベルト/ピアノ三重奏曲第2番他
まずは、ピアノ三重奏曲の響きをお楽しみください。シューベルトの晩年の作品、ピアノ三重奏曲第2番を、アーロン・ピルサン(P)、マリエラ・ハウプス(Vn)、キアン・ソルタニ(Vc)でお届けします。プログラムの前半は、1995年生まれの若手ピアニストとして注目されるアーロン・ピルサンの独奏で、イェルク・ヴィトマンの「11のユモレスク(抜粋)」ほか。 曲目はこちら
10月9日/トリオの夕べVol.2
ベートーヴェン/クラリネット三重奏曲変ホ長調Op38他
続いて登場するのは、アンドレアス・オッテンザマー(Cl)ソル・ガベッタ(Vc)デヤン・ラジッチ(P)によるトリオ。ベートーヴェンとブラームスのクラリネット三重奏曲を披露します。クラリネット界のサラブレッドとして注目を浴びるオッテンザマー、人気チェリスト、ソル・ ガベッタ、クロアチアの個性派ピアニスト、デヤン・ラジッチという豪華ソリスト陣が結集!聞きものです。 曲目はこちら
10月15日/ベンヤミン・アップル(Br)シューベルトを歌う
フィッシャー=ディースカウ最後の弟子、若手バリトン歌手ベンヤミン・アップルが歌うシューベルトをお送りします。英国BBCのラジオ3が1999年より毎年選出している、ニュー・ジェネレーション・アーティスツ「新しい世代のアーティストたち」の2014年に選出されたアップルは、SONYと専属契約を結び2017年からCDがリリースされるということも発表されています。「あこがれ」、「遥かな人に寄せる夕べの歌」ほか約20曲をお楽しみください。 曲目はこちら
10月16日/マヌエル・ヴァルザー(Br)の「冬の旅」
シューベルトが亡くなる一年前の1827年に作曲した連作歌曲集「冬の旅」。失恋した若者が、絶望と悲しみの中で街を捨てて、さすらいの旅を続けていく様子が描写されています。マヌエル・ヴァルザーのバリトンと、ヴォルフラム・リーガーによるピアノでお送りします。 曲目はこちら
<ティーレマンのザルツブルク・イースター音楽祭2016>
1967年にカラヤンが創始したザルツブルク・イースター音楽祭は、ベルリン・フィルが唯一劇場のオーケストラ・ピットに入る機会とあって人気が高く、カラヤン亡き後も継続されてきました。2013年からクリスティアン・ティーレマンが音楽監督をつとめるドレスデン・シュターツカペレがこの音楽祭を引き継いでいます。11月はサントリーホールの開館30周年を記念して、「ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN」が開催され、ティーレマンが「ラインの黄金」を振るのをはじめ、9日間にわたってこの音楽祭の真髄を披露します。ミュージックバードをお聞きの皆様は、おうちに居ながらにして2016年の音楽祭を味わってください。
10月22日/トロヤーン/シェイクスピアの4人の女たち~ソプラノと室内アンサンブルのための他 ユリアーネ・バンゼ(S)ヘルベルト・シュフ(P)シュターツカペレ・ドレスデンのメンバー
2016年は英国の偉大な劇作家・詩人、ウィリアム・シェイクスピアの没後400周年ということで、この音楽祭のプログラムもそれを意識したものになっています。今回のメインは、ドイツ・フランスを拠点として活動する作曲家マンフレード・トロヤーンの「シェイクスピアの4人の女たち~ソプラノと室内アンサンブルのための」。清楚な歌声と容姿端麗な人気ソプラノ、ユリアーネ・バンゼが、4人の女を演じます。プログラムの後半は、ヘルベルト・シュフのピアノとシュターツカペレ・ドレスデンのメンバーによる演奏で、ベートーヴェンの「ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調」をお送りします。 曲目はこちら
10月23日/ティーレマンの「オテロ」(☆60分延長 ~19:00)
ヴェルディの歌劇「オテロ」は、シェイクスピアの戯曲「オセロー」がもとになっています。全4幕、2時間半になるこの作品を、ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンの演奏でお届けします。オテロ役にホセ・クーラ(T)、デズデモナ役ドロテア・レシュマン(S)、イアーゴ役にはカルロス・アルバレス(Br)と、超一流の歌手陣が並びます。この音楽祭を率いるティーレマンが鳴らす超ド級の熱量の音楽は、まさに音の洪水! 曲目はこちら
<ウィーン・フィル定期演奏会>10月29日/ティーレマンの「悲愴」
23日に続き、ティーレマンの演奏をお楽しみください。2015年12月13日に行われたウィーン・フィル定期演奏会の模様をお届けします。プログラムのメインは、チャイコフスキーの「悲愴」。ティーレマンはワーグナー、シュトラウスなどのスペシャリストとして有名ですが、この大曲をどのように聴かせるのかご期待ください!前半は、今回の来日公演に帯同するピアニスト、イェフィム・ブロンフマンがソリストを務め、リストの「ピアノ協奏曲第2番」を演奏、パワフルな超絶技巧が魅力です。 曲目はこちら
(音源提供:オーストリア放送協会)
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。