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【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION


★2022年12月末終了 毎月第3(日)12:00~14:00
再放送=翌週(土)5:00~7:00 
【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION
ジョヴァンニ・アントニーニ
WORLD LIVE SELECTION
アーロン・ピルサン

WORLD LIVE SELECTION
マリエラ・ハウプス

WORLD LIVE SELECTION
アンドレアス・オッテンザマー

WORLD LIVE SELECTION
ソル・ガベッタ

WORLD LIVE SELECTION
マヌエル・ヴァルザー

WORLD LIVE SELECTION
ユリアーネ・バンゼ

WORLD LIVE SELECTION
ヘルベルト・シュフ

WORLD LIVE SELECTION
ヴェルディの歌劇「オテロ」

WORLD LIVE SELECTION
クリスティアン・ティーレマン

【CLASSIC LIVE SELCTION:第3週】巨匠と呼ばれる大物指揮者や人気急上昇の若手演奏家が登場する、世界中から大注目のコンサートを臨場感たっぷりにお届け。音楽評論家の奥田佳道氏によるコンサートや演奏者の解説も交えてお楽しみいただきます。学生時代はウィーンに身を置いて勉強し、現在も現地の音楽祭に足しげく通う、“ウィーン通”の奥田氏による解説で、本場ヨーロッパの一流アーティスト達の最新情報を網羅的にご紹介します。



~10月からの週末はお家でマチネ~

 以前から「WORLD LIVE SELECTION」をもっと早い時間の放送にしてほしい、というお声を何度もいただいていました。この機に思い切って夕方4時からのスタートにいたします。マチネの気分でお楽しみください。


<ザルツブルク・モーツァルト週間>

10月2日/アントニーニ指揮モーツァルテウム管の三都物語「パリ」「リンツ」「プラハ」


 リコーダー奏者で、イタリアの古楽オーケストラ、イル・ジャルディーノ・アルモニコの創設者でもあるジョヴァンニ・アントニーニは、バロック演奏を中心に斬新な演奏を続けてきましたが、2000年代に入ってからは指揮者としての活動にも重点を置き、レパートリーをバロック以後の古典派にも拡大しています。今回のプログラムは、モーツァルトゆかりの三都 の名を冠した3つの交響曲。パリの聴衆の好みに合わせてフランス趣味を盛り込んだ「パリ」、旅の途中で立ち寄り、わずか4日で書き上げた「リンツ」、貴族からも市民からも熱烈に歓迎され、「ドン・ジョヴァンニ」を自らの指揮で初演した「プラハ」。人生の三分の一を旅人として過ごしたモーツァルトが、あなたを旅にいざないます。 曲目はこちら


<シューベルティアーデ2015>

 室内楽を中心とした人気の音楽祭「シューベルディアーデ」の2015年から、2組の演奏による三重奏曲と、2人の歌手によるシューベルトの歌曲を。

10月8日/トリオの夕べVol.1 シューベルト/ピアノ三重奏曲第2番他

 まずは、ピアノ三重奏曲の響きをお楽しみください。シューベルトの晩年の作品、ピアノ三重奏曲第2番を、アーロン・ピルサン(P)、マリエラ・ハウプス(Vn)、キアン・ソルタニ(Vc)でお届けします。プログラムの前半は、1995年生まれの若手ピアニストとして注目されるアーロン・ピルサンの独奏で、イェルク・ヴィトマンの「11のユモレスク(抜粋)」ほか。 曲目はこちら


10月9日/トリオの夕べVol.2 

ベートーヴェン/クラリネット三重奏曲変ホ長調Op38他 


 続いて登場するのは、アンドレアス・オッテンザマー(Cl)ソル・ガベッタ(Vc)デヤン・ラジッチ(P)によるトリオ。ベートーヴェンとブラームスのクラリネット三重奏曲を披露します。クラリネット界のサラブレッドとして注目を浴びるオッテンザマー、人気チェリスト、ソル・ ガベッタ、クロアチアの個性派ピアニスト、デヤン・ラジッチという豪華ソリスト陣が結集!聞きものです。 曲目はこちら


10月15日/ベンヤミン・アップル(Br)シューベルトを歌う

 フィッシャー=ディースカウ最後の弟子、若手バリトン歌手ベンヤミン・アップルが歌うシューベルトをお送りします。英国BBCのラジオ3が1999年より毎年選出している、ニュー・ジェネレーション・アーティスツ「新しい世代のアーティストたち」の2014年に選出されたアップルは、SONYと専属契約を結び2017年からCDがリリースされるということも発表されています。「あこがれ」、「遥かな人に寄せる夕べの歌」ほか約20曲をお楽しみください。 曲目はこちら


10月16日/マヌエル・ヴァルザー(Br)の「冬の旅」

 シューベルトが亡くなる一年前の1827年に作曲した連作歌曲集「冬の旅」。失恋した若者が、絶望と悲しみの中で街を捨てて、さすらいの旅を続けていく様子が描写されています。マヌエル・ヴァルザーのバリトンと、ヴォルフラム・リーガーによるピアノでお送りします。 曲目はこちら


<ティーレマンのザルツブルク・イースター音楽祭2016>

 1967年にカラヤンが創始したザルツブルク・イースター音楽祭は、ベルリン・フィルが唯一劇場のオーケストラ・ピットに入る機会とあって人気が高く、カラヤン亡き後も継続されてきました。2013年からクリスティアン・ティーレマンが音楽監督をつとめるドレスデン・シュターツカペレがこの音楽祭を引き継いでいます。11月はサントリーホールの開館30周年を記念して、「ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN」が開催され、ティーレマンが「ラインの黄金」を振るのをはじめ、9日間にわたってこの音楽祭の真髄を披露します。ミュージックバードをお聞きの皆様は、おうちに居ながらにして2016年の音楽祭を味わってください。


10月22日/トロヤーン/シェイクスピアの4人の女たち~ソプラノと室内アンサンブルのための他 ユリアーネ・バンゼ(S)ヘルベルト・シュフ(P)シュターツカペレ・ドレスデンのメンバー

 2016年は英国の偉大な劇作家・詩人、ウィリアム・シェイクスピアの没後400周年ということで、この音楽祭のプログラムもそれを意識したものになっています。今回のメインは、ドイツ・フランスを拠点として活動する作曲家マンフレード・トロヤーンの「シェイクスピアの4人の女たち~ソプラノと室内アンサンブルのための」。清楚な歌声と容姿端麗な人気ソプラノ、ユリアーネ・バンゼが、4人の女を演じます。プログラムの後半は、ヘルベルト・シュフのピアノとシュターツカペレ・ドレスデンのメンバーによる演奏で、ベートーヴェンの「ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調」をお送りします。 曲目はこちら


10月23日/ティーレマンの「オテロ」(☆60分延長 ~19:00)

 ヴェルディの歌劇「オテロ」は、シェイクスピアの戯曲「オセロー」がもとになっています。全4幕、2時間半になるこの作品を、ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンの演奏でお届けします。オテロ役にホセ・クーラ(T)、デズデモナ役ドロテア・レシュマン(S)、イアーゴ役にはカルロス・アルバレス(Br)と、超一流の歌手陣が並びます。この音楽祭を率いるティーレマンが鳴らす超ド級の熱量の音楽は、まさに音の洪水! 曲目はこちら


<ウィーン・フィル定期演奏会>10月29日/ティーレマンの「悲愴」

 23日に続き、ティーレマンの演奏をお楽しみください。2015年12月13日に行われたウィーン・フィル定期演奏会の模様をお届けします。プログラムのメインは、チャイコフスキーの「悲愴」。ティーレマンはワーグナー、シュトラウスなどのスペシャリストとして有名ですが、この大曲をどのように聴かせるのかご期待ください!前半は、今回の来日公演に帯同するピアニスト、イェフィム・ブロンフマンがソリストを務め、リストの「ピアノ協奏曲第2番」を演奏、パワフルな超絶技巧が魅力です。 曲目はこちら


(音源提供:オーストリア放送協会)

※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。



奥田佳道

出演:奥田佳道

1962年東京生まれ。ヴァイオリンを学ぶ。ドイツ文学、西洋音楽史を専攻。ウィーン大学に留学。くらしき作陽大学講師、エリザベト音楽大学パフォーマンス・フォーラム講師を務めた。「音楽の友」「N響フィルハーモニー」などへの執筆のほか、1993年からNHK、日本テレビ、WOWOW、クラシカ・ジャパンの音楽番組に出演。1997年から2017年まで毎年「ウィーン・フィルニューイヤーコンサート」生中継(BS、FM、Eテレ)の解説を行なった。また2004年から2013年まで北九州国際音楽祭のミュージック・アドヴァイザーを務めたほか、NHK音楽祭、せんくら、日本フィル横浜定期演奏会などでプレトークを担当。現在「オペラ・ファンタスティカ」パーソナリティのひとり。ラジオ深夜便「奥田佳道のクラシックの遺伝子」「オトナのリクエストアワー」に出演中。アサヒグループ芸術文化財団音楽部門選考委員。フッペル鳥栖ピアノコンクール審査員。朝日カルチャーセンター新宿、北九州各講師。中日文化センター講師。NHK文化センター講師。著書・監修に「これがヴァイオリンの銘器だ」(音楽之友社)、「知ってるようで知らないバイオリンおもしろ雑学事典」(ヤマハ・ミュージックメディア)ほか。