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東条碩夫の音楽スケッチ


(木)14:00~18:00
再放送=(土)20:00~24:00
東条碩夫の音楽スケッチ
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東条碩夫の音楽スケッチ

音楽評論家、プロデューサーの東条碩夫氏が1年ぶりの再登場!番組制作の思い出やアーティストたちとの交友録を音楽とともにお届けします。



<音楽評論家・東条碩夫氏の交友録>

5月19日/愛国と平和の音楽
第8回(5月19日放送分)は大国同士の狭間にあって、小国は昔から常に侵略され、分割され、独立を踏みにじられるという苦難の歴史を続けて来ました。しかしその中にあっても、愛国の念を音楽で表現し、闘い続けて来た国々は数多くあります。そのような例から、今回はフィンランドとチェコを取り上げます。帝政ロシアの圧力の中で、フィンランドのシベリウスが書いた「フィンランドの目覚め」(その中の1曲がのちの「フィンランディア」)。そして、ボヘミア(チェコ)のスメタナが書いた連作交響詩「わが祖国」。なお後者は、1948年のチェコの共産主義化や、1968年のワルシャワ条約機構軍の侵攻などの政治情勢の変化により、各々の生涯に大きな影響を蒙った3人のチェコ人指揮者、アンチェル、ノイマン、クーベリックの指揮で聴きます。感動的です。
 
5月26日/懐かしのウェストミンスター・レーベル番外編
第9回(5月26日放送分)は一昨年の番組でご好評をいただいた室内楽特集。「懐かしのウェストミンスター・レーベル」の番外編として、今回はオーケストラのレコードをいくつか。アルトゥール・ロジンスキが指揮するドヴォルジャークの「新世界交響曲」他と、ヘルマン・シェルヘンが指揮するベートーヴェンの「田園」およびマーラーの「巨人」などを聴いてみましょう。演奏と録音が不思議にラフだったため、1950~60年代の日本のレコード批評ではおおかた無視されていましたが、いま改めて聴いてみると、その荒っぽい演奏が実に面白いのです。

 
4月28日/ベルリオーズはもっと人気が出てもいいのに
第5回(4月28日放送分)は素晴らしい大作曲家なのに、わが国ではなぜか「幻想交響曲」以外あまり演奏されないフランス・ロマン派の巨頭エクトル・ベルリオーズを特集。「生誕200年」にあたっていた2003年にも、ほとんど無視状態にされていたとは、実に嘆かわしい話です。ベルリオーズ愛好者たる私の好みで、今回は、有名な「幻想交響曲」だけでなく、初期の「荘厳ミサ曲」や、豪壮な「レクイエム」などを取り上げてみました。最大のおすすめ聴きどころは、「ハーモニーの美しさ」です。
 
5月5日/海の響きを懐かしむ
第6回(5月5日放送分)はジャン・コクトーの有名な詩からタイトルをお借りしたこの日は、クラシック音楽が最も得意とする描写音楽の一つ、「海」に因んだ多種多様な作品を聴き比べてみましょう。海の嵐が渦巻くワーグナーの「さまよえるオランダ人」序曲、波濤と海鳥が舞うメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」、印象主義的手法の名作たるドビュッシーの「海」、全編これ海の讃歌のヴォーン・ウィリアムズの「海の交響曲」、その他多数。壮大な海の雰囲気を音楽でお楽しみください。
 
5月12日/壮年期のカラヤンは颯爽と
第7回(5月12日放送分)流麗かつ重厚壮大な音楽指向で有名だった円熟期のヘルベルト・フォン・カラヤンですが、壮年期(1950~60年代半ば、40歳~50歳代)の彼の指揮は、テンポも速めで、演奏スタイルも颯爽、しかも才気に富んでいました。今回はモノーラル録音も含め、「その頃のカラヤン」を特集。1949年のウィーン・フィルを指揮したモーツァルトの「交響曲第39番」の天馬空を行く軽快さをはじめ、60年フィルハーモニア管とのシベリウスの「第5交響曲」での追い込みの凄まじさなど。実に素晴らしいです。
 
4月28日の曲目 5月5日の曲目 12日の曲目 19日の曲目 26日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

東条碩夫

出演:東条碩夫

音楽評論家。エフエム東京で「TDKオリジナル・コンサート」「新日本フィル・コンサート」など演奏会中継番組をはじめ、クラシック音楽番組の制作全般に携わる。1975年文化庁芸術祭ラジオ部門大賞受賞番組(武満徹「カトレーン」)制作。エフエム東京制作一課長、FM静岡制作部長、ミュージックバード編成部長等を歴任後、1992年よりフリーとして活動。著書・共著に「朝比奈隆ベートーヴェンの交響曲を語る」(音楽之友社)、「伝説のクラシック・ライヴ」(TOKYO FM出版)、「ヘルベルト・フォン・カラヤン」(同)他。「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」連載中。ブログ「東条碩夫のコンサート日記」を公開中。

東条碩夫の音楽スケッチ
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東条碩夫の音楽スケッチ
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<音楽評論家・東条碩夫氏の交友録>

3月31日/千変万化の巨匠マゼール
4月7日/わが永遠のワーグナー
4月14日/故・菅野沖彦氏の思い出・ステレオサウンド コラム 推薦盤
4月21日/悪役の本領

 

1年ぶりにまたお耳にかかることになりました。毎週木曜日の午後2時から(再放送は土曜日夜8時から)の4時間番組です。今回は番組タイトルも少し柔らかめ(?)で、エッセイ的なニュアンスも含んでいますので、いわゆる「解説」ではなく、私自身の主観や好悪なども出させていただきましょう。

 

第1回(3月31日放送)は、私にとって取材の機会の多かった指揮者の一人、ロリン・マゼールを、その思い出などを交えて取り上げます。若い頃の颯爽と歯切れのいい演奏と、晩年の重厚雄大で「矯め」の利いた演奏を比較、かつ指揮者だけでなく作曲家・ヴァイオリニストとしても凄腕を見せた彼の千変万化の容(かたち)を聴いてみましょう。

 

第2回(4月7日放送)のテーマは、私の最も好きな作曲家の一人、ワーグナーです。ホッタ―、二ルソン、クナッパーツブッシュなど、意図的に古い録音と演奏家に登場してもらいますが、これは最新録音の多い「ニューディスク・ナビ」との競合を避ける意味もあります。

 

第3回(4月14日放送)は、ちょっと趣向を変えて、「オーディオ・ファイル」でおなじみの故・菅野沖彦氏の思い出と、同番組のタイアップ企画でもあり、現在も続いている季刊雑誌「ステレオサウンド」コラムへの私の推薦盤とを併せて構成します。あの番組の最初の十数年間は、私がディレクターとしてキューを振っていたのですから━━。

 

第4回(4月21日放送)は、更に趣向を変えて、「悪役の本領」。オペラに登場する悪漢、悪女たちを取り上げます。ヒーローやヒロインが映えるのは、悪役あってこそ、と言われます。ここでは「トスカ」のスカルピア、「オテロ」のヤーゴ、マクベス夫人などのような正真正銘の悪役、あるいは「後宮よりの逃走」のオスミンのような愛される悪役、そして悪役かどうかは解釈によって分かれるサロメ、ドン・ジョヴァンニなど。多種多様な悪役の魅力をお楽しみください。(東条)

 

 

3月3日の曲目 4月7日の曲目 4月14日の曲目 4月21日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。

東条碩夫

出演:東条碩夫

音楽評論家。エフエム東京で「TDKオリジナル・コンサート」「新日本フィル・コンサート」など演奏会中継番組をはじめ、クラシック音楽番組の制作全般に携わる。1975年文化庁芸術祭ラジオ部門大賞受賞番組(武満徹「カトレーン」)制作。エフエム東京制作一課長、FM静岡制作部長、ミュージックバード編成部長等を歴任後、1992年よりフリーとして活動。著書・共著に「朝比奈隆ベートーヴェンの交響曲を語る」(音楽之友社)、「伝説のクラシック・ライヴ」(TOKYO FM出版)、「ヘルベルト・フォン・カラヤン」(同)他。「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」連載中。ブログ「東条碩夫のコンサート日記」を公開中。