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【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION


★2022年12月末終了 毎月第3(日)12:00~14:00
再放送=翌週(土)5:00~7:00 
【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION
マルク・ミンコフスキ
WORLD LIVE SELECTION
ジョヴァンニ・アントニーニ

WORLD LIVE SELECTION
フランソワ=グザヴィエ・ロト

WORLD LIVE SELECTION
ロベルト・トレヴィーノ

WORLD LIVE SELECTION
アリス・紗良・オット

WORLD LIVE SELECTION
マルタ・アルゲリッチ

WORLD LIVE SELECTION
ダニエル・バレンボイム

WORLD LIVE SELECTION
テオドール・クルレンツィス

【CLASSIC LIVE SELCTION:第3週】巨匠と呼ばれる大物指揮者や人気急上昇の若手演奏家が登場する、世界中から大注目のコンサートを臨場感たっぷりにお届け。音楽評論家の奥田佳道氏によるコンサートや演奏者の解説も交えてお楽しみいただきます。学生時代はウィーンに身を置いて勉強し、現在も現地の音楽祭に足しげく通う、“ウィーン通”の奥田氏による解説で、本場ヨーロッパの一流アーティスト達の最新情報を網羅的にご紹介します。



【24bit】<リスナーのリクエストによるアンコール特集>

 3月はリスナーの皆様のアンコール・リクエストによって、プログラムを組みました。ピリオド系の演奏が人気が高いのが特徴です。圧倒的人気を誇るアルゲリッチ、若手ではアリス・紗良・オット、この二人が協奏曲で登場する演奏会もリクエストの上位でした。お楽しみいただけましたら幸いです。


3月4日/マルク・ミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーブルのメンデルスゾーン「宗教改革」[モーツァルト週間2016]

 2012年から「モーツァルト週間」の芸術監督を務めるマルク・ミンコフスキが手兵レ・ミュジシャン・デュ・ルーブルを率いて登場。モーツァルト自身が愛用したヴァイオリンとヴィオラを用いた協奏交響曲に注目。そしてつがえるメンデルスゾーンは「宗教改革」の名を持つ交響曲第5番。自信熱心なルター派信者だったメンデルスゾーンがアウグスブルクの信仰告白300年祭のために作曲しましたが、間に合わず、生前は1回しか演奏されませんでした。ルター作曲のコラール『神はわがやぐら』が曲のモチーフとして使われています。2月の来日公演はオール・メンデルスゾーン・プロですが、まだメンデルスゾーンのCDはなく、放送で彼らのメンデルスゾーンを聞ける貴重な機会です。(初回放送:2016年9月17日) 曲目はこちら


3月10日/ジョヴァンニ・アントニーニ指揮モーツァルテウム管の三都物語「パリ」「リンツ」「プラハ」[モーツァルト週間2016]

 リコーダー奏者で、イタリアの古楽オーケストラ、イル・ジャルディーノ・アルモニコの創設者でもあるジョヴァンニ・アントニーニは、バロック演奏を中心に斬新な演奏を続けてきましたが、2000年代に入ってからは指揮者としての活動にも重点を置き、レパートリーをバロック以後の古典派にも拡大しています。今回のプログラムは、モーツァルトゆかりの三都の名を冠した3つの交響曲。パリの聴衆の好みに合わせてフランス趣味を盛り込んだ「パリ」、旅の途中で立ち寄り、わずか4日で書き上げた「リンツ」、貴族からも市民からも熱烈に歓迎され、「ドン・ジョヴァンニ」を自らの指揮で初演した「プラハ」。人生の三分の一を旅人として過ごしたモーツァルトが、あなたを旅にいざないます。(初回放送:2016年10月2日) 曲目はこちら


3月11日/グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクル/ロトが司るミサ[コンツェルトハウス2015/2016]~東日本大震災から7年の3.11に

 ピリオド楽器演奏団体である手兵レ・シエクルを指揮してリリースするディスクが、1作ごとに話題を呼んでいるグザヴィエ・ロト&レ・シエクルは今年6月の来日が待たれるところ。ゴセックとモーツァルトのミサ曲を指揮したウィーン・コンツェルトハウスでの演奏会をお届けします。ゴセックの大作「死者のためのミサ曲」はモーツァルトにも影響を与えたと言われる作品。東日本大震災からちょうど7年にあたるこの日、その犠牲者に捧げます。後半はモーツァルトの「戴冠ミサ」。(初回放送:2017年8月6日)  曲目はこちら


3月17日/ロベルト・トレヴィーノ指揮ウィーン響、アリス・紗良・オット(P)[コンツェルトハウス2015/2016] 

 1983年生まれのアメリカの気鋭の指揮者ロベルト・トレヴィーノ。2011年ボリショイ劇場「トスカ」で大成功を収め、続く2シーズンで「トスカ」と新演出「ドン・カルロ」の指揮に起用され国際的な注目を集めました。おととしの「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016」で来日し、シンフォニア・ヴァルソヴィア、林英哲(和太鼓)らと共演しています。今回のメインプロは、ドヴォルジャークの「交響曲第7番」。プログラムの前半、リストの「ピアノ協奏曲第2番」でのソリストは、日本とドイツの血を受けたアリス・紗良・オット。近年はテレビにも多数出演をしており、その人気は高まるばかりです。(初回放送:2017年6月17日) 曲目はこちら


3月18日/アルゲリッチ&バレンボイム同郷豪華共演~ベルリン・シュターツカペレ演奏会[ムジークフェライン2015/2016] 

 世界最高の人気ピアニスト、マルタ・アルゲリッチは1941年ブエノスアイレス生まれ。そしてオペラの指揮からコンサート・ピアニストまで八面六臂の活躍を続けるダニエル・バレンボイムは1942年、ブエノスアイレス生まれ。2016年6月5日にはベルリンでアルゲリッチの75歳のお誕生日を祝うコンサートがバレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンとの共演で盛大に行われました。同郷・同世代の二人がウィーンで共演したシュターツカペレ・ベルリンの演奏会をお届けします。曲はアルゲリッチが愛してやまないベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番。1番よりも先に書かれた最初のピアノ協奏曲です。若き日のベートーヴェンの情熱が演奏からほとばしります。そして、バレンボイムとの連弾というステキなサーヴィスも!後半はエルガーの最初の交響曲である長大な交響曲第1番。(初回放送:2016年9月4日) 曲目はこちら


3月24日/テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナ ラモー/輝きの音~オペラ=バレの音楽[コンツェルトハウス2015/2016]

 2019年2月の初来日に今から期待が高まるテオドール・クルレンツィス。モーツァルトの「ダ・ポンテ三部作」に新風を吹き込み、クラシック界に一大センセーションを巻き起こしています。昨年はチャイコフスキーの「悲愴」と「ドン・ジョヴァンニ」でレコード・アカデミー賞をダブル受賞しました。1972年アテネに生まれ、サンクトペテルブルクでは名伯楽イリヤ・ムーシンに師事。2004年にシベリアのノヴォシビルスクで創設したムジカエテルナは、のちにクルレンツィスが芸術監督となったウラル山脈のふもと、ペルミのオペラ・バレエ劇場を本拠に活動しています。生き生きとした躍動感と生命力にあふれた演奏は、魔法のよう。ここではラモーのオペラ=バレの音楽をクルレンツィスが編んだプログラム。音楽が発する輝きは、目も眩むばかりです。(初回放送:2017年9月10日) 曲目はこちら


(音源提供:オーストリア放送協会)

※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。



奥田佳道

出演:奥田佳道

1962年東京生まれ。ヴァイオリンを学ぶ。ドイツ文学、西洋音楽史を専攻。ウィーン大学に留学。くらしき作陽大学講師、エリザベト音楽大学パフォーマンス・フォーラム講師を務めた。「音楽の友」「N響フィルハーモニー」などへの執筆のほか、1993年からNHK、日本テレビ、WOWOW、クラシカ・ジャパンの音楽番組に出演。1997年から2017年まで毎年「ウィーン・フィルニューイヤーコンサート」生中継(BS、FM、Eテレ)の解説を行なった。また2004年から2013年まで北九州国際音楽祭のミュージック・アドヴァイザーを務めたほか、NHK音楽祭、せんくら、日本フィル横浜定期演奏会などでプレトークを担当。現在「オペラ・ファンタスティカ」パーソナリティのひとり。ラジオ深夜便「奥田佳道のクラシックの遺伝子」「オトナのリクエストアワー」に出演中。アサヒグループ芸術文化財団音楽部門選考委員。フッペル鳥栖ピアノコンクール審査員。朝日カルチャーセンター新宿、北九州各講師。中日文化センター講師。NHK文化センター講師。著書・監修に「これがヴァイオリンの銘器だ」(音楽之友社)、「知ってるようで知らないバイオリンおもしろ雑学事典」(ヤマハ・ミュージックメディア)ほか。