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東条碩夫の新スペシャル・セレクション


(月~金)14:00~18:00
再放送=(土)8:00~28:00
東条碩夫の新スペシャル・セレクション
東条碩夫の新スペシャル・セレクション
東条碩夫の新スペシャル・セレクション
東条碩夫の新スペシャル・セレクション
 音楽評論家・東条碩夫による大型プログラムが登場!クラシックのスタンダードな愉しみ方を提案します。『「新譜紹介」以来、なんと13年ぶりにレギュラー・オビ番組をやらせていただくことになりました。カンも鈍っているのではないかと少々自信がないのですが、なんとか良い番組をお届けして参りたいと思っています。担当しますのは、「東条碩夫の新スペシャル・セレクション」で、ミュージックバード開局時から2000年代初めまで自分で選曲しアナウンス原稿を書いていた毎日時間のオビ番組「スペシャル・セレクション」の新装改訂版、とでもいいましょうか。毎週月曜~金曜の週5回放送ですが、今回は月曜~木曜を「週ごと1テーマによる4回シリーズ」とし、また毎週金曜日には「日本のオーケストラを応援しよう」というシリーズをお届けいたします。』(東条)

2月1日~4日/父子対決(?)エーリヒ・クライバーとカルロス・クライバー
2月5日/日本のオーケストラ・シリーズ:大阪交響楽団
 エーリヒ・クライバー(1890~1956)とカルロス・クライバー(1930~2004)は、ともに20世紀を代表した大指揮者でした。今では子息のカルロスが「史上最後のカリスマ的指揮者」として圧倒的に有名ですが、20世紀前半のドイツでは、エーリヒの声望は極めて高いものだったと伝えられています。ベルリン国立歌劇場の音楽監督として実績を上げ、ベルクの「ヴォツェック」を初演したのも彼エーリヒでした。そしてカルロスは、偉大な父への尊敬を生涯持ち続けていたと言われています。今回は、その「父と子」の対決プログラム。ベートーヴェンの「運命」「田園」「7番」、シューベルトの「未完成」など、同一曲の連続聴き比べという方法も使います。オペラからは、エーリヒ指揮では「フィガロの結婚」(モーツァルト)と「ばらの騎士」(R・シュトラウス)、カルロス指揮では「こうもり」(J・シュトラウス)など。
 「日本のオーケストラ」には、大阪交響楽団が登場します。元音楽監督・首席指揮者の児玉宏の指揮するアッテルベリ、グラズノフ、スヴェンセン、前ミュージック・アドバイザーの外山雄三の指揮するチャイコフスキーの作品などを。

2月8日~11日/郷愁のドヴォルジャーク
2月12日/日本のオーケストラ・シリーズ:オーケストラ・アンサンブル金沢

 チェコの大作曲家ドヴォルジャーク(ドヴォルザークという発音は、だれが決めたのが判りませんが、ありえません。最近はやっと日本でも、言語の発音に近いドヴォルジャーク、あるいはドヴォジャークという表記が増えて来ているようですね)は、だれにも愛される音楽家でしょう。彼の音楽は、私たち日本人にも、不思議な懐かしさを呼び起こします。今回は、私の好みで選曲したものがかなり多いのですが、いわゆる名曲をそろえてみました。「3番」以降のすべての交響曲に、セレナード、協奏曲、スラヴ舞曲集、スラヴ狂詩曲集、「ドゥムキ―」・・・・。最終日には「アメリカ時代とその後」として、「新世界交響曲」やチェロ協奏曲、弦楽四重奏曲「アメリカ」などはもちろん、「真昼の魔女」を含む4曲の交響詩も入れました。「新世界」は、小澤征爾&ウィーン・フィルで。これは名演です。
 「日本のオーケストラ」としては、この日はオーケストラ・アンサンブル金沢の演奏を聴きましょう。初代音楽監督の岩城宏之が指揮する日本人作曲家の作品、前音楽監督による井上道義のモーツァルトなど。

2月15日~19日/シャルル・ミュンシュ、洗練の巨匠
 シャルル・ミュンシュ(1891~1968)には、今でもファンが多いのではないでしょうか。ボストン交響楽団の音楽監督を1962年まで務め、最晩年には━━わずか1年でしたが━━新設のパリ管弦楽団の首席指揮者を務めました。「ミュンシュ=ボストン」、「ミュンシュ=パリ管」という言葉に、私たち旧来のマニアは、言い知れぬほどの懐かしさを感じます。その彼の名演集、今回は彼の十八番たるベルリオーズの作品を中心に、サン=サーンス、ショーソンなどフランス系の作品を集め、さらに名演として知られるボストン響とのメンデルスゾーン(交響曲「春」「宗教改革」)、パリ管とのブラームス(第1交響曲)などを入れました。切れのいいダイナミックなリズム感、瑞々しく気品のある叙情性、激しい畳み込みの迫力に壮大な風格。魅力満載の演奏です。5回にわたっての特集。
(「日本のオーケストラ」は休み)

2月22日~25日/最後の専制君主的巨匠、ジョージ・セル
2月26日/日本のオーケストラ・シリーズ:神奈川フィル

 この番組の選曲のためにトスカニーニやミュンシュの指揮を久しぶりに聴き直しているうちに、「やはりあの頃の人は凄かった」という思いが一層強くなってしまいました。その勢いで、この週はジョージ・セルを特集することに。1897年生れ、ハンガリー出身で、第2次世界大戦の勃発を機にアメリカに永住、クリーヴランド管弦楽団を「オーケストラの奇蹟」と呼ばれるほど美しい完全な均衡を備えたアンサンブルに育てた指揮者セル━━1970年5月、大阪万博関連公演のために初来日した際の演奏会では、その完璧な素晴らしい演奏でファンを驚倒させました。「他のオーケストラが『これで仕上がり』と練習を止めたところからわれわれの練習が始まる」とセルが豪語していたほどの念入りなリハーサルは有名です。今回は、大阪で行なわれたリハーサル風景の録音(当時FM東京で放送したもの)でそれを実際に知ることができます(23日放送)。決して声を荒げず、あくまで紳士的に指導しながら、あれほど厳しく統率した完璧な演奏をつくりあげるのですから、やはり大変なカリスマ的な指揮者だったわけですね。プログラムは、ブラームスやモーツァルトの交響曲、その他です。特にR・シュトラウスの交響詩群は、セルでもこんなに激しい演奏をするのか、とびっくりするほどの迫力。
 「日本のオーケストラ」では、神奈川フィルの演奏を聴きます。来年春まで常任指揮者を務める川瀬賢太郎の指揮で、マーラーの「復活」他を。
(東条碩夫)
THE CLASSIC オンエア曲リスト
東条碩夫

出演:東条碩夫

音楽評論家。エフエム東京で「TDKオリジナル・コンサート」「新日本フィル・コンサート」など演奏会中継番組をはじめ、クラシック音楽番組の制作全般に携わる。1975年文化庁芸術祭ラジオ部門大賞受賞番組(武満徹「カトレーン」)制作。エフエム東京制作一課長、FM静岡制作部長、ミュージックバード編成部長等を歴任後、1992年よりフリーとして活動。著書・共著に「朝比奈隆ベートーヴェンの交響曲を語る」(音楽之友社)、「伝説のクラシック・ライヴ」(TOKYO FM出版)、「ヘルベルト・フォン・カラヤン」(同)他。「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」連載中。ブログ「東条碩夫のコンサート日記」を公開中。

東条碩夫の新スペシャル・セレクション






1月25日~28日/トスカニーニ ヴェルディのオペラを中心に
1月29日/日本のオーケストラ・シリーズ「日本センチュリー交響楽団」
◆20世紀最高の指揮者のひとり、トスカニーニに焦点を当てましょう。今回は彼の極め付き、ヴェルディのオペラ「椿姫」「仮面舞踏会」「アイーダ」「オテロ」「ファルスタッフ」の各全曲に、「リゴレット」第4幕を加え、NBC響との演奏会形式上演ライヴで聴きます。音楽を畳み込みながら頂点へ導いて行くその迫力の物凄いこと、また「歌詞=言葉がそのまま歌になる」演奏の巧みさなど、まさに恐るべき巨匠でした。他にロッシーニの序曲集やレスピーギの「ローマ3部作」も併せて。
◆「日本のオーケストラ・シリーズ」は、日本センチュリー交響楽団を特集します。高関健、小泉和裕、沼尻竜典ら歴代のシェフや首席客演指揮者の演奏に、現・首席指揮者の飯森範親の颯爽たるハイドンの交響曲集なども。

<伝説のFM東京ライヴ>
 TOKYO FMが未だFM東京という呼称だった1970~80年代前半の時代、「TDKオリジナルコンサート」をはじめとするクラシックの演奏会ライヴ番組が編成されていました。名匠たちの来日演奏会や国内音楽家の演奏会が毎週放送され、当時のエア・チェック・ファン人気の的になったものです。その放送番組のいくつかはCD化されました。今回は3週にわたり、それらを大特集します。

12月28日~12月31日/伝説のFM東京ライヴ(1)
1月1日/日本のオーケストラ・シリーズ「読売日本交響楽団」

◆第1週は、伝説的なカラヤンとベルリン・フィルの普門館ベートーヴェン交響曲ツィクルス(77年)を中心に、ベームとウィーン・フィルの東京公演本番とリハーサル風景(同)。いっぽう、シェリングの演奏するバッハの「ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」(76年)とフルニエのバッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲連続演奏(72年)は、いずれも演奏者自らの解説入りです。デビュー後間もない、最初期のメンバーによる東京クヮルテットの帰国演奏会ライヴ(73年)も懐かしいのでは。
◆「日本のオーケストラ・シリーズ」は、わが国オケ界の雄、読響の登場。アルブレヒト、スクロヴァチェフスキ、カンブルランらの指揮に、ロジェストヴェンスキーの指揮するブルックナーの「第5交響曲」(シャルク改訂版)の豪演も。

1月4日~7日/伝説のFM東京ライヴ(2)
1月8日/日本のオーケストラ・シリーズ「東京フィルハーモニー交響楽団」

◆TOKYO FMが「FM東京」だった時代のライヴ放送プログラムをCD化したシリーズ第2週。まず、シュワルツコップの来日リサイタル(72年)は、番組のゲスト出演録音も含んだ貴重な記録です。全盛期のフィッシャー=ディースカウの来日リサイタル(74年)のシューマン・プログラムも必聴でしょう。ノイマンとチェコ・フィルのスメタナ「わが祖国」(同)は、FM東京の聴取者無料招待公開録音での熱狂的なライヴ。コンビとしての初来日だったザンデルリンクとシュターツカペレ・ドレスデン(73年)とテンシュテットとロンドン・フィル(84年)は、ともにエア・チェック・ファンを沸かせたものでした。他に、スウィトナーとシュターツカペレ・ベルリン(78年)のあたたかいモーツァルト「3大交響曲」も。
◆「日本のオーケストラ・シリーズ」では、バッティストーニ指揮する東京フィルの演奏をお楽しみ下さい。「春の祭典」の沸騰する録音もありますが、武満徹、黛敏郎、伊福部昭など法人作曲家の作品での演奏もすこぶる見事。

1月11日~14日/伝説のFM東京ライヴ(3)
1月15日/日本のオーケストラ・シリーズ「九州交響楽団」

◆TOKYO FMが「FM東京」だった時代のライヴ放送プログラムをCD化したシリーズ、第3週では、まずベネデッティ=ミケランジェリの来日リサイタル(73年)のラヴェルやショパンが聴きものです。チェリビダッケとミュンヘン・フィル(86年)のブルックナー(第5番)やシューマン(第4番)も、独特の柔らかい音色を見事に捉えた録音とともにお薦め。当時人気を呼んだオッコ・カムと渡邊暁雄の指揮によるヘルシンキ・フィルのシベリウス交響曲ツィクルス(82年)も懐かしいプログラムでしょう。圧巻はバルシャイとモスクワ室内管によるショスタコーヴィチの「死者の歌」日本初演(75年)のライヴ。
◆「日本のオーケストラ・シリーズ」には九州交響楽団が登場。小泉和裕指揮のマーラー「千人の交響曲」、秋山和慶指揮のチャイコフスキー「マンフレッド交響曲」などの名演を。

1月18日~21日/想い出の朝比奈隆
1月22日/日本のオーケストラ・シリーズ「関西フィルハーモニー管弦楽団」

◆今年が没後20年に当たる朝比奈隆の重厚壮大な豪演から、新日本フィルを指揮したベートーヴェン交響曲全曲ツィクルス(88~89年)のライヴ録音を中心に聴きましょう。大阪フィルとのブラームス交響曲全集(95年)、北ドイツ放送響との「アルプス交響曲」(90年)も入ります。新日本フィルを指揮した77年のブルックナー「8番」は私が収録担当でしたが、舞台裏に迷い込んだネコの声が混じる珍録音でした。
 なお、前記の新日本フィルとのベートーヴェン演奏に即し、私が朝比奈氏にインタヴュ―してまとめた「朝比奈隆 ベートーヴェンの交響曲を語る」(旧版は音楽之友社刊)が、12月に中央公論新社から文庫本で再刊されました。ミュージックバードでは、番組にご感想をお寄せ下さった方10名に抽選で同書を差し上げます。申し込みは番組まで。(詳しくは下記をご覧ください)
◆「日本のオーケストラ・シリーズ」には、関西フィルが登場します。藤岡幸夫指揮のシベリウス、飯守泰次郎指揮のブラームス。それに、朝比奈隆がたった1回、同フィルに客演した貴重な演奏会ライヴも。そこでのシューマンの「第4交響曲」が稀代の名演です。
(東条碩夫)
【「朝比奈隆 ベートーヴェンの交響曲を語る」プレゼント!】
東条碩夫氏著書の再刊を記念して抽選で10名にプレゼント。
<応募方法>
 ①郵便番号・ご住所 ②お名前
 ③年齢 ④番組への感想
 を明記の上、下記アドレスまでご応募ください。
 bangumi@musicbird.co.jp
 件名「新スペシャル・セレクション プレゼント」係まで。(締切:1月31日)
 発表は発送をもって代えさせていただきます。

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東条碩夫

出演:東条碩夫

音楽評論家。エフエム東京で「TDKオリジナル・コンサート」「新日本フィル・コンサート」など演奏会中継番組をはじめ、クラシック音楽番組の制作全般に携わる。1975年文化庁芸術祭ラジオ部門大賞受賞番組(武満徹「カトレーン」)制作。エフエム東京制作一課長、FM静岡制作部長、ミュージックバード編成部長等を歴任後、1992年よりフリーとして活動。著書・共著に「朝比奈隆ベートーヴェンの交響曲を語る」(音楽之友社)、「伝説のクラシック・ライヴ」(TOKYO FM出版)、「ヘルベルト・フォン・カラヤン」(同)他。「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」連載中。ブログ「東条碩夫のコンサート日記」を公開中。

東条碩夫の新スペシャル・セレクション










11月30日~12月3日/ロシアの輝き
12月4日/日本のオーケストラ・シリーズ 「サイトウ・キネン・オーケストラ」
 「中央アジアの草原にて」「だったん人の踊り」「禿山の一夜」━━といったロシアの民族的色彩の強い作品は、ひと昔前にはポピュラー名曲の代表格的存在だったものですが、最近は何となく肩身の狭い存在に追いやられてしまったようです。今回はそれら懐かしい「ロシア臭さ」の名曲を集めてみました。もちろん、小品だけではなく、「展覧会の絵」「シェエラザード」のような長い曲、「イーゴリ公」と「ボリス・ゴドゥノフ」などのオペラも入れます。特にこの2曲のオペラは、今では顧みられなくなった華麗なリムスキー=コルサコフ版(前者はグラズノフの手も加わっている)で、しかもあのシャリアピン・スタイルを受け継いだボリス・クリストフの凄味ある歌唱で、というのが、意図的にレトロな選曲のミソ。久しぶりに聴くと、なかなかいいものです。
 「日本のオーケストラ」は、超弩級オケのサイトウ・キネン・オーケストラ。小澤征爾と、ダニエル・ハーディングの指揮で聴きます。

12月7日~10日/バッハ 宗教音楽を中心に
12月11日/日本のオーケストラ・シリーズ 「仙台フィル」

 バッハの宗教音楽は、聴き手がキリスト教徒であるか否かを問わず、その深く強い精神力で人の心をとりこにしてしまいます。今回は「クリスマス・オラトリオ」「ヨハネ受難曲」「マタイ受難曲」「ロ短調ミサ」の「バッハ4大宗教曲」をカール・リヒター、ヘレヴェッヘらの指揮で聴きましょう。なお「ロ短調ミサ」は、重厚無比なクレンペラーの指揮で━━今どきクレンペラーのバッハなどに注目する人はおられないでしょうが、そこがこのセレクションの天邪鬼なところです。巨匠の遅いテンポに辟易なさる方もおられるかも。「宗教音楽を中心に」と申し上げているので、それ以外のジャンルの曲も入ります。リヒター指揮の「管弦楽組曲集」「ブランデンブルク協奏曲集」、グレン・グールドの最初の「ゴルトベルク変奏曲」。懐かしいマリー=クレール・アランのオルガンも。
 「日本のオーケストラ」は、東北の雄、仙台フィルの演奏。フランスの香りをこのオケに植え込んだパスカル・ヴェロの指揮で。

12月14日~17日/巨匠対決!2人のヴィルヘルム ケンプとバックハウス
12月18日/日本のオーケストラ・シリーズ 「東京シティ・フィル」

 巨匠ヴィルヘルム・ケンプと、巨匠ヴィルヘルム・バックハウス。後者の方が11歳年長ですが、ともに勝るとも劣らぬドイツの超大ピアニストです。1950~60年代には、ベートーヴェンの協奏曲やソナタの演奏をめぐって、「どちらがいい」とか、みんなであれこれ比較して議論したりしたものでした。今回は「番組の禁じ手」を多用して、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲と、一部のピアノ・ソナタを、2人それぞれの演奏で続けて聴いてみる、ということにします。なおケンプのベートーヴェンは、選曲者の好みで、すべて「旧盤」(モノーラル)を使います。そのためバックハウスの方も、ソナタはモノーラル盤で聴くことにしました。もちろんベートーヴェン以外の作品の名盤もたくさん揃えましたので、往年の大巨匠の名演にひとしきり浸って下さい。2人の日本公演ライヴ(上田仁指揮東京響との協演)もあります。
 「日本のオーケストラ」は、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の登場です。飯守泰次郎が常任指揮者だった時代の演奏を特集。ブルックナーやチャイコフスキーです。

12月21日~24日/ドイツ・ロマン派オペラの真髄
12月25日/日本のオーケストラ・シリーズ 「京都市交響楽団」

 19世紀の欧州音楽界を席巻した「ドイツ・ロマン派オペラ」ですが、その名声のわりには、後世に残る「不滅の名作」の数は多くありません。結局、ワーグナーひとりがその黄金期を創っていた、ということになるのでしょう。今回は、ドイツ・ロマン派オペラに灯を点じた画期的な名作、ウェーバーの「魔弾の射手」と、そのストリームを締め括った感のあるフンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」のほかはワーグナーの作品ばかり(「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」「ローエングリン」など)ですが、ミステリアスで壮大な音楽に浸れることと思います。
 「日本のオーケストラ」は、広上淳一の指揮のもと、今や国内屈指の演奏水準を誇る楽団となった京都市交響楽団。

【今後の予告】
かつて東京FMの番組「TDKオリジナルコンサート」などで放送され、その後CD化され発売されたカラヤン、ベーム、シェリング、フルニエ、シュワルツコップ、フィッシャー=ディースカウ、ミケランジェリ、ザンデルリンク、チェリビダッケなどのライヴを、3週48時間にわたる大特集でお送りします。ご期待下さい。(東条碩夫)

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東条碩夫

出演:東条碩夫

音楽評論家。エフエム東京で「TDKオリジナル・コンサート」「新日本フィル・コンサート」など演奏会中継番組をはじめ、クラシック音楽番組の制作全般に携わる。1975年文化庁芸術祭ラジオ部門大賞受賞番組(武満徹「カトレーン」)制作。エフエム東京制作一課長、FM静岡制作部長、ミュージックバード編成部長等を歴任後、1992年よりフリーとして活動。著書・共著に「朝比奈隆ベートーヴェンの交響曲を語る」(音楽之友社)、「伝説のクラシック・ライヴ」(TOKYO FM出版)、「ヘルベルト・フォン・カラヤン」(同)他。「モーストリー・クラシック」に「東条碩夫の音楽巡礼記」連載中。ブログ「東条碩夫のコンサート日記」を公開中。