THE CLASSIC【Premium】
【CLASSIC LIVE SELCTION】WORLD LIVE SELECTION
再放送=翌週(土)5:00~7:00
【CLASSIC LIVE SELCTION:第3週】巨匠と呼ばれる大物指揮者や人気急上昇の若手演奏家が登場する、世界中から大注目のコンサートを臨場感たっぷりにお届け。音楽評論家の奥田佳道氏によるコンサートや演奏者の解説も交えてお楽しみいただきます。学生時代はウィーンに身を置いて勉強し、現在も現地の音楽祭に足しげく通う、“ウィーン通”の奥田氏による解説で、本場ヨーロッパの一流アーティスト達の最新情報を網羅的にご紹介します。
<ムジークフェライン2013/2014>
1870年設立の「黄金のホール」を持ち、ウィーン・フィルの本拠地であるムジークフェライン。現在もその歴史は途切れることなく、毎年約800ものコンサートが開催されています。8月に引き続き、9月もムジークフェライン2013/2014シーズンの選りすぐりの室内楽とオーケストラのコンサートの模様をお届けします。
9月6日/モーツァルト讃~アンサンブル・ウィーンとパッヒンガー(Cl)
ウィーン・フィルのコンサート・ミストレス、アルベナ・ダナイローヴァ(Vn)率いるアンサンブル・ウィーンは、チェロの代わりにコントラバスを置いた異色の弦楽四重奏団。ウィーン交響楽団の首席クラリネット奏者ゲラルト・パッヒンガーを迎えて、モーツァルトのクラリネット五重奏曲を中心に、ランナーの「モーツァルティアン」、シューベルトの「高雅なワルツ」の弦楽四重奏編曲版が演奏されます。19世紀後半にウィーンで親しまれたシュランメル・ムジークを思わせるようなご当地色溢れる演奏会をお楽しみください。 曲目はこちら
9月7日/マンデルリング・クァルテット
ドイツのワイン街道沿いの街ハンバッハで生まれ育った3人のシュミット兄妹(第1、2ヴァイオリン、チェロ)を核に、すでに活動30年以上になるベテラン弦楽四重奏団、マンデルリング・クァルテット。グループ名は彼らが練習場に使っていたぶどう園跡がアーモンド(マンデル)の木に囲まれていたことにちなんでいるそうです。2005年から9年にかけてすでに全曲録音をしたショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲から、今回はショスタコーヴィチ円熟期に作曲された第9番を中心に、ベートーヴェン、メンデルスゾーンも迫力の演奏を聴かせます。 曲目はこちら
9月13日/オーケストラ・サミットⅠ
~ウェルザー=メスト&クリーヴランド管弦楽団
「オーケストラ・サミット」と題して4本のオーケストラ・コンサートを連続でお送りします。
第1夜は、2010年からウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めるフランツ・ウェルザー=メストが、2002年から音楽監督を務めるクリーヴランド管弦楽団を率いてムジークフェラインに登場。ベートーヴェンの交響曲第3番とショスタコーヴィチの交響曲第6番のあいだに、ヴォルフガング・リームの「変容5」の世界初演を挟んだプログラムです。 曲目はこちら
9月14日/オーケストラ・サミットⅡ
~ラトル&ベルリン・フィル
「オーケストラ・サミット」第二夜は、サイモン・ラトル率いるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。ブラームスの交響曲第3番、ドビュッシーの交響詩「海」に挟む現代作品は、1953年オーストリアの現代音楽作曲家ゲオルク・フリードリヒ・ハースによるオーケストラのための「暗い夢」、オーストリア初演の作品です。 曲目はこちら
9月20日/<ロリン・マゼール追悼>オーケストラ・サミットⅢ
~マゼール&ミュンヘン・フィル
7月13日に84歳で亡くなった巨匠ロリン・マゼールを偲んで、今年2月28日にムジークフェラインで行われた演奏をお送りします。彼が首席指揮者を務めるミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団と共演した曲目は、シベリウス「悲しきワルツ」にはじまり、シューマンの交響曲第4番、そしてR.シュトラウスがアルプス登山の経験を描写した「アルプス交響曲」。人生の苦難を乗り越えて頂上に到達した達成感と孤独感が表現されたこの作品をマゼールがどのように聴かせたでしょうか。心よりご冥福をお祈りいたします。 曲目はこちら
9月21日/オーケストラ・サミットⅣ
~コルネリウス・マイスター&ウィーン放送交響楽団
2010年からウィーン放送交響楽団の首席指揮者を務めるコルネリウス・マイスターは1980年ドイツのハノーファー生まれ。「オーケストラ・サミット」第四夜としてお送りするコンツェルトハウス大ホールで行われた本公演の演奏曲目は、ブラームス交響曲第4番をメインとして、フロリダ生まれの豪腕ピアニスト、ツィモン・バルトをソリストに迎えたプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番。さらにはアメリカの女性作曲家エリン・ジーの新作「マウスピース」の初演と盛りだくさんの内容です。 曲目はこちら
<ウィーン・フィル定期演奏会>
9月27日/メータ指揮サン=サーンスの「オルガン付き」
毎月最終土曜日にお送りしているウィーン・フィル定期演奏会。今月は来年2015年のウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートの指揮をとる予定とされ、ウィーン・フィルと深い信頼関係を結ぶインド・ボンベイ出身の巨匠ズービン・メータの指揮でお届けします。サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」をメインに、ブラームスの「悲劇的序曲」、シェーンベルクの室内交響曲が演奏されます。 曲目はこちら
(出演:舩木篤也 音源提供:オーストリア放送協会)
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。