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トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ
週毎のテーマによるゲストとの対談番組。音楽家はもちろんのこと、映像作家、写真家、小説家、詩人など多岐にわたり、幅広い分野から話題の人物が登場します。したがって音楽のジャンルもその都度様々で、クラシックや現代音楽、ワールド・ミュージック、演歌まで、多種多様に紹介。スタジオ・ライブや取材構成も随時ある不定形番組です。これまでに、東京のストリート・ミュージシャンを描いた「泳ぐ楽園・東京版」でギャラクシー大賞受賞、「アジアでカラオケOK!!」で民放連賞優秀賞受賞など、数々の賞に輝いています。
<TOKYO FMでも放送中!毎週日曜AM4:30~5:00> 過去の放送内容
2月3日/山村暮鳥のうた ゲスト:大野慎矢 菅原雄大
「トラペ座」や「ママクリオ」など様々な活動をする音楽家、大野慎矢さんが14年前から続けている山村暮鳥(1884-1924)の詩に曲をつけて弾き語る活動を、初めてCDアルバム「山村暮鳥のうた」にまとめました。明治~大正時代を貧困と闘病の中で過ごしながら、キリスト教の布教活動に努める一方、詩作に励んだ暮鳥。人道的な作風を経て、晩年は温かい自然賛歌を平易な言葉で綴った彼の詩は、「おうい雲よ ゆうゆうと馬鹿にのんきそうぢゃないか~」で始まる「雲」が国語の教科書に載ったことで知る人も。大野さんの語るような歌、歌うような語りで、味わってください。代表作「雲」は大野さんのギター弾き語りと菅原雄大さんのチェロにより、スタジオ生演奏でお届けします。
2月10日/こまっちゃ8年ぶりの新譜!koma DORADOは小さな宝島
ゲスト:こまっちゃクレズマ(梅津和時、多田葉子、松井亜由美)
日本初のクレズマ・バンドとしてスタートした「ベツニ・ナンモ・クレズマー」。当番組では1994年の初CD「おめでと」の時から新宿ピットインでのライヴを取材し、ご紹介していました。19人編成という大所帯でしたが、1996年からは、「こまっちゃクレズマ」として6人編成で活動。機動力を上げて現在に至っています。この度8年ぶりの新譜「koma DORADO」をリリース。もともと東欧のユダヤ系の音楽に惹かれて始まったバンドですが、その方向性は全方位的。どんな宝物が見つかるかな!ここ掘れニャンニャン!(2月は猫の月)
2月17日/ドビュッシーの魔法の笛 ゲスト: 大嶋義実(フルーティスト)
ドビュッシーの「シリンクス」や「牧神の午後への前奏曲」などでは、フルートの響きが不思議な世界へ誘います。モーツァルトの「魔笛」でも笛は魔法の力を発揮しますが、ロマン派の時代にフルートはオーケストラの楽器の“ワン・オヴ・ゼン”な感じで、魔力が抜けちゃったんですね。その魔力を復活させたのがドビュッシー、というわけで、今回はフルーティストの大嶋義実さんに笛の魔力を語っていただきます。フルートがほかの楽器と違って、魔力を発揮できるのはなぜか?昨年、ドビュッシーの没後100年記念として京都で行われたコンサート・シリーズ「光と色彩の作曲家 クロード・ドビュッシー」から大嶋さん他の演奏によるドビュッシーの「フルートとヴィオラ、ハープのためのソナタ」を中心にお聞きいただきます。
2月24日/ドキュメンタリー映画「福島は語る」を語る
ゲスト:土井敏邦(映画監督)
来月3月11日で東日本大震災から8年。8年という歳月は、どのような変化をもたらしたのでしょうか。津波に襲われた町は、目に見える形で復興が進んでいる一方で、福島原発の事故によって起きた被害は目には見えない分、つかみどころのなさと、複雑さを抱えているように思います。様々な情報が飛び交う中、何を信じていいのか、分からなくなることも。そんな中、福島の被災者たちの声にひたすら耳を傾けたドキュメンタリー映画が完成し、3月2日から公開されます。タイトルは「福島は語る」。パレスチナなどの取材を長年続けてきたジャーナリスト、土井敏邦さんが監督・撮影・編集を手掛けました。14人の福島出身者へのインタビューで綴った2時間50分の作品です。一人一人の語る言葉と表情には、今の福島を伝えるリアルな真実があります。一人でも多くの方に見ていただきたい作品です。
●土井敏邦監督作品「福島は語る」
3月2日(土)新宿K’s cinema
3月9日(土)渋谷ユーロスペースほか全国一斉公開
2月3日の曲目 10日の曲目 17日の曲目 24日の曲目
※オンエア曲リストは放送後2週間を経過すると削除されます。ご了承ください。